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聞いている相手を惹きつける「話し上手」になる方法とは?

聞いている相手を惹きつける「話し上手」になる方法とは?

「人と話すのが苦手」「聞いている相手を惹きつける力を身に着けたい」と思われている方はいませんか?

話を聞いていると思わず引き込まれてしまうような「話し上手な人」が、あなたの周りにもいると思います。

しかし、具体的にどうすれば話し上手になれるのか、わからない人も多いでしょう。

本記事では、話し上手な人と話し下手な人との違いと、話し上手になるためのポイントをお伝えします。

話し上手と話し下手、その差は「視点」にある

話し上手な人と話し下手な人の、最も大きな差は「誰のために話しているか」という「視点」にあります。

話し下手な人は、話をする際に意識が「自分」に向く傾向があります。「うまく話そう」「失敗したくない」など、「自分がどうあるべきか」に意識が集中してしまうのです。相手のことにまで意識が回らないため、会話がギクシャクしたり、空回りしてしまいます。

一方、話が上手な人は、意識が「相手」に向いています。自分がしている話が「相手にとって役立つのか」「相手にとって面白い話題なのか」を常に気にしながら話をします。「あなたにとって役立つ話題を届けたい」という「視点」に立って話をしているのです。

話し上手になるための、5つのポイント

話し上手な人は、視点を相手に向けたうえで、話題と話の聞きやすさに気を配ります。以下の5つのポイントに注意して話をしています。

1.よい「聞き手」になる
2. 話すときは笑顔で、表情豊かに
3.前向きな表現を選ぶ
4.起承転結の流れを意識して話す
5. 話す「間」と「スピード」をコントロールする

以下、話し上手な人の特徴をそれぞれ説明していきます。

1.よい「聞き手」になる

話し上手な人は、相手が聞きたいことを話すために、相手の興味関心を聞き出します。相手が好きなことや知りたいことなど、興味関心を示す「ツボ」を聞き出したうえで、相手の「ツボ」を押さえた話をします。

誰だって、興味がないことを一方的に長々と話されたら退屈です。しかし、好きなことや知りたいことを話されたら、興味を持って聞き入りますよね。

よく「話し上手は聞き上手」と言いますが、まず相手の話を聞き出した上で話をするため、聞き手にとって面白い、説得力のある話をすることができるのです。

2.話すときは笑顔で、表情豊かに

メラビアンの法則(※)にもあるように、人は話している内容よりも見た目や声のトーンなどに影響を受けると言われています。話の内容よりも、まずは見た目が重要です。

どんなに面白い話でも、無表情で抑揚なく話されたら、聞いていて楽しくないですよね。

話し上手な人は、相手に「笑顔で話しかける」ことで、話に集中しやすい環境を提供します。ときには身振り手振りなどを取り入れながら生き生きと表情豊かに話を進め、聞き手に「楽しそう」だと感じさせ、話に聞き入らせるのです。

(※)メラビアンの法則とは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念。話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験に基づいて「言語情報:7%」「聴覚情報:38%」「視覚情報:55%」と数値化しています。

メラビアンの法則
言語情報:7%
聴覚情報:38%
視覚情報:55%

3.前向きな表現を選ぶ

話し上手な人は、ネガティブな内容の話であっても、前向きな表現を選んで使うことで、話が聞き手にとって嫌な印象で終わらないよう配慮します。

たとえば「嫌い」という場合は「得意ではない」、「やりたくない」という場合は「〇〇(別のもの)が得意です」などと言い換えるのです。

4.起承転結の流れを意識して話す

話し上手な人は、話の流れ、起承転結を意識して話を進めます。

起承転結を意識すると、ストーリー仕立てでテンポよく話を進められるため、相手に何を伝えたいのかが明確になります。

慣れるまでは、自分の体験した具体的なエピソードを、会話に取り入れてみてください。頭の中でシーンを思い浮かべながら話すことが、起承転結を意識してストーリー仕立てで話すことの練習になります。

5.話す「間」と「スピード」をコントロールする

話し上手な人は、発言後に相手の反応を確認し、理解しているかどうかを確かめながら話をしています。

会話の切れ間にひと呼吸「間」を置き、聞き手が情報を整理できているかどうか確認します。相手が難しい表情をしていたら、情報の整理が追いついていない証拠です。間を多めに取ったり、例え話を入れたりして、話を理解するのを助けます。

また、話すスピードを相手に合わせてコントロールするのも大切です。相手は自分のペースに合わせて話をしてくれるので聞いていて心地よく感じます。理解しやすいペースで話してもらえるため、親近感も湧いて「もっと話を聞きたい」と思うようになります。

話し上手な人は「役立つ話題を届けたい」という姿勢で話す

話し上手な人と下手な人の差は「誰のために話しているか」という「視点」にあります。大切なのは会話のテクニックや話題の多さではありません。

意識を相手に向け、「あなたに役立つ話題を届けたい」「あなたに話を気持ちよく聞いて欲しい」という姿勢で話しかければ、たとえあなたの話し方が拙くても、相手は好感を持ってくれます。

本記事でお伝えした5つのポイントは、相手にとって聞きやすく話すためのポイントです。あなたの姿勢が相手に伝われば、相手もあなたの話を真剣に聞いてくれるようになりますよ。

PROFILE

HIDE

元大手広告会社で人事部長を経験。新卒・中途の採用から人事制度設計、労務管理まで人事業務全般を手がける。現在はその前職での経験を活かし、各種就職・転職セミナーの企画運営から企業の採用広報の企画設計等、幅広く活動中。

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