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看護師もフリーランスの時代!スキルや経験値を生かして収入アップ!

看護師もフリーランスの時代!スキルや経験値を生かして収入アップ!

世間では、時間や場所に縛られない「フリーランス」という働き方を選ぶ人が増えています。看護師の中にも「自由な働き方をしたいなあ」と思っている人はいるでしょうが、「せっかく国家資格を取ったのに、転職するのも…」と、諦めている人も多いかもしれません。しかし、最近ではフリーランスとして働く看護師も増えています。看護師がフリーランスになる方法や働き方、仕事の探し方について解説します。

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フリーランスの看護師とは

会社に雇用されない「フリーランス」という働き方が注目されています。フリーランスにはライターやデザイナーなどの職種が多いものの、実はフリーランスの看護師も増えつつあります。

フリーランスの看護師とは、病院やクリニック、保育園や介護施設などに雇用されずに働く看護師のことです。「フリーランスナース」と呼ばれることもあります。

看護師を雇用する施設では看護師の人手不足になりやすいこと、そもそも看護師の職業人口そのものが少ないことから、フリーランスの看護師は、「医療・福祉業界の人手不足問題」を解決する存在として、注目を集めています。

フリーランスの看護師の年収は?

「令和4年賃金構造基本統計調」によると、事業所の規模により異なりますが看護師の現金給与額の平均は約330万円~377万円です。「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によると日本人の平均年収は311万円なので、看護師は平均よりもやや多くの年収を得ていることになります。

では、雇用されずに働くフリーランスの看護師はどのくらいの年収なのでしょうか。フリーランスとして活躍している看護師たちの話を聞いてもピンからキリまでです。

フリーランスは一人ひとり働き方やスキルが異なり、それによって年収も大きく変わります。一概に「フリーランスになれば年収はことのくらいになる」とはいえませんが、フリーランスになることは、高収入を目指すための選択肢のひとつになるでしょう。

「令和4年賃金構造基本統計調査」(e-Stat)

「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」(厚生労働省)
※リンクの遷移先はPDFファイルです。ダウンロードに大量の通信費がかかる可能性があります

フリーランスの看護師になる3つのメリット

看護師に限らず、どんな職種でも、フリーランスになる最大のメリットは「自由な働き方ができること」といえます。では、自由な働き方とは、具体的にどんな働き方なのでしょうか。フリーランスとして生きる3つのメリットを紹介します。

【フリーランスの看護師になるメリット】
・時間や場所に縛られずに働ける
・人間関係に悩まされることが少ない
・経験値や収入アップが見込める

メリット1.時間や場所に縛られずに働ける

フリーランスの看護師になる1つ目のメリットは、「時間や場所に縛られずに働ける」ことです。フリーランスの看護師は、さまざまな病院やクリニックなどに非常勤で勤めたり、訪問看護を主軸に働いたりします。中には、看護師経験を活かして単発の仕事や資料作成などで在宅ワークをする人もいます。

働く時間や場所、方法を自分で決められるため、夜勤を控えたい人や自分にとって生きやすい生活リズムをつくりたい人、家族となかなか時間が合わないことに悩んでいる人におすすめです。

メリット2.人間関係に悩まされることが少ない

フリーランスの看護師になる2つ目のメリットは、「人間関係に悩まされることが少ない」ことです。フリーランスは特定の企業や施設に雇用されない、つまり1つの職場に縛られないため、「職場の人間関係と、それにまつわるトラブル」に巻き込まれにくい傾向にあります。

単発の仕事や在宅ワークのみのフリーランス看護師になれば、「継続した人間関係」や「リアルな場での人間関係」も発生しません。

メリット3.経験値や収入アップが見込める

フリーランスの看護師になる3つ目のメリットは、「仕事や収入アップの幅が広がる」ことです。フリーランスはいろいろな企業や施設で働けるため、経験する内容も範囲も広がります。スキルや実務経験が充実すれば収入アップも狙いやすいでしょう。

また、普段は特定のクリニックで働きながら、休日やオフタイムに副業をする人もいます。「休日だけフリーランス」のような働き方をすれば、収入源と稼働時間が増えた分、収入も上がります。

フリーランスの看護師になる3つのデメリット

看護師に限らず、フリーランスになれば「自由な働き方」ができるようになります。ただ、「自由であること」には、それなりの責任やリスクも伴います。フリーランスになることにはデメリットもあることを踏まえ、「自分に向いているのか」「本当にフリーランスという働き方でいいのか」をよく考えましょう。

【フリーランスの看護師になるデメリット】
・看護以外の仕事もしなければならない
・社会的な保障や信用が弱い
・忙しくなる可能性がある

デメリット1.看護以外の仕事もしなければならない

フリーランスの看護師になる1つ目のデメリットは、「看護以外の仕事もしなければならない」ことです。医療機関や福祉施設などに勤めていれば、看護や介護・保育などの「実務」に集中できます。事務作業や接客・営業といった仕事はほかの人たちがしてくれるからです。

しかし、フリーランスの場合は自分で何でもこなさなくてはなりません。仕事をもらうための営業活動、確定申告とそのための記帳などの作業も自分で行います。

これらの作業時間が実務に加わるため、稼働時間が増えることもあるでしょう。ただ、「フリーランスならではの、さまざまな経験が積める」ことは、メリットともいえます。

デメリット2.社会的な保障や信用が弱い

フリーランスの看護師になる2つ目のデメリットは、「社会的な保障や信用が弱い」ことです。フリーランスになるということは、個人事業主になるということです。個人事業主は被雇用者に比べ、社会的な保障も信用も弱く、事業が軌道に乗るまではさまざまな面で苦労するでしょう。

例えば、フリーランスは会社員に比べ、クレジットカードやローンの審査に通りにくい傾向にあります。健康保険は「国民健康保険」ですし、年金も厚生年金ではなく、国民年金になります。もちろん、有給休暇やボーナスもありません。

ただ、これらのデメリットは、「開業届と確定申告をきちんと申請すること」と「個人年金制度を利用すること」でカバーできます。

開業届と確定申告をきちんと申請し続け、個人事業主として安定した収入があることを証明できれば、クレジットカードやローンの審査にも通りやすくなっていくでしょう。iDeCo((個人型確定拠出年金))やNISA(少額投資非課税制度)などを活用すれば、老後の不安も和らぐでしょう。

iDeCoは、自分で掛金、運用方法を選んで掛金を運用する私的年金制度です。掛金とその運用益を給付掛金、運用益、給付を受け取るときに、税制上の優遇措置があります。自分にあった運用が選べるので詳細を確認し、検討しましょう。

NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入した株式や投資信託などの金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。NISAには、成年が利用できる一般NISA・つみたてNISA、未成年が利用できるジュニアNISAの3種類があります。それぞれ年間の金融商品の購入範囲、対象となる金融商品の種類、非課税保有期間が異なるので詳細を確認し、検討しましょう。

iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)

NISA特設ウェブサイト(金融庁)

デメリット3.忙しくなる可能性がある

フリーランスの看護師になる3つ目のデメリットは、「忙しくなる可能性がある」ことです。フリーランスになれば、営業活動や事務作業も自分でしなくてはなりません。人によっては雇用されていたときよりも稼働時間当たりの収入が下がり、たくさん働かなくてはならないこともあるでしょう。

「フリーランスは自由に働ける」といいますが、それは生活レベルを抑えて支出を減らしている人や、スキルや営業力を高めて好条件で働いている人の話です。収入が下がる可能性もあるので、ある程度の忙しさ、経済的な不安定さは覚悟しておきましょう。

フリーランスの看護師はどう働く?

看護師もフリーランスの時代!スキルや経験値を生かして収入アップ!

フリーランスの看護師は、具体的にどんな働き方をしているのでしょうか。アイデア次第、社会のニーズ次第でさまざまな働き方ができますが、2022年現在では、次のような働き方をしている人が多いです。

【フリーランス看護師の働き方の一例】
・病院や介護施設のヘルプに入る
・フリーランスの訪問看護師として働く
・看護師として単発の仕事を請け負う
・学会や研修の仕事をする(講師やスタッフ)
・メディアやスキルシェアサービスで活躍する など

どれか1つの働き方を選ぶというより、これらの中から自分に合ったものをいくつか選び、組み合わせながら働く人が多いようです。普段は病院や施設に勤め、休日に副業として、これらの仕事をする人もいます。

働き方1.病院や介護施設のヘルプに入る

フリーランス看護師の1つ目の働き方は、「病院や介護施設のヘルプに入る」ことです。看護や福祉の世界では慢性的な人手不足が問題となっており、「単発で働いてくれるフリーランス(非常勤)」はありがたい存在と見られています。

雇用されていたときと同じような仕事ができますし、副業を解禁している企業や病院であれば雇用されたまま副業として取り組みやすくもあるので、まずはこの働き方をしてみるといいでしょう。

働き方2.フリーランスの訪問看護師として働く

フリーランス看護師の2つ目の働き方は、「訪問看護師として働く」ことです。訪問看護師は訪問曜日・時間が決まっていることが多いため、予定を調整しやすくなります。また、単発の仕事でもないため、自由な働き方と安定した収入の2つを手に入れられるでしょう。

訪問看護ステーションの中には登録制でフリーランスを採用しているところ、常勤看護師のヘルプを募集しているところもあります。このような訪問看護ステーションがないか、探してみましょう。

働き方3.看護師として単発の仕事を請け負う

フリーランス看護師の3つ目の働き方は、「看護師として単発の仕事を請け負う」ことです。次のような仕事は単発での募集も多く、好きなタイミングで、好きな場所で働けます。

・検診スタッフ
・ツアーナース(旅行に同行しての看護)
・イベントナース(イベント会場での看護)
・予防接種会場での仕事
・自宅療養者への電話対応 など

最近は新型コロナウイルスの影響で、単発の仕事も増えました。ただ、単発であるため収入は不安定です。メインの収入源を作り、単発の仕事はあくまでもサブとするといいでしょう。

働き方4.学会や研修の仕事をする(講師やスタッフ)

フリーランス看護師の4つ目の働き方は、「学会や研修の仕事をする」ことです。看護経験の長い人や、専門性の高い領域で働いていた人は、学会や研修のスタッフ・講師としても活躍できるでしょう。ほかの働き方をしながら資格を取ったり経験を積んだりしながら、この働き方を目指すのもおすすめです。

働き方5.看護経験を活かして、メディアや就労支援などのスキルシェアサービスで活躍する

フリーランス看護師の5つ目の働き方は、「看護経験を活かして、メディアやスキルシェアサービスで活躍する」ことです。

メディアで仕事をする場合、「医療系ライター」「医療系の動画クリエイター」のような働き方ができるでしょう。クラウドソーシングでは医療系の経験や資格を持つライターの募集も多いです。

スキルシェアサービスとは、「自分のスキルを商品として売りたい人」と、「そのスキルにお金を出し、何かをしてもらいたい人」を結びつけるサービスのことです。

例えば「ココナラ」というサービスでは、看護学生の相談に乗ったりレポートを添削したり、医療系記事の執筆を承ったりしている看護師がいます。

これらは、働き方4.で紹介した学会や研修の仕事に近いうえ、在宅で働けるものも多いため、副業としても取り組みやすいでしょう。

クラウドワークス

ココナラ

フリーランスの看護師に必要なスキル

フリーランスの看護師は、事務作業や営業活動なども自分でしなくてはなりません。アイデア次第で「看護」以外の仕事もできますし、工夫して仕事の幅を広げることで、収入アップも目指せます。

フリーランスになりたい看護師は、次のようなスキルを身に付けるといいでしょう。

【フリーランスの看護師に必要なスキル】
・看護師としてのスキル
・訪問看護師としてのスキル
・カウンセリング系の資格やスキル
・営業力
・コミュニケーション力
・簿記や経理関係の資格やスキル(確定申告や事業収支の管理に役立ちます)
・文章力(医療系ライターとしての仕事が狙いやすくなります)

【おすすめサービス3選】フリーランスの看護師の仕事探しは?

フリーランスの看護師は、医療機関や福祉施設の非常勤としてヘルプに入ったり、学会や研修の仕事をしたり、スキマ時間に医療系ライターとして活躍したり、さまざまな働き方ができます。このような仕事を組み合わせて「多様な働き方」をしないと、雇用されていた頃と同等の収入を得るのは難しいでしょう。

フリーランスとしての仕事を探すときは、一般的な求人サイトや看護師専用の転職サイトだけでなく、次のようなサービスを併用するのがおすすめです。

ジョブデポ看護師(パート・アルバイト)

ジョブデポ看護師は、約9万件(2023年3月時点)の求人情報を扱う看護師専用のお仕事紹介サービスです。転職したい看護師から人気のサービスですが、パート・アルバイトの看護師の募集も多く、副業やフリーランス向けの仕事探しにもおすすめできます。

夜勤専従や日勤常勤の募集も多く、フリーランスとして複数の仕事を掛け持ちしたい場合に便利でしょう。日中の仕事や学会や研修、医療系ライターとして活躍しながら、夜は時給の高い医療機関や福祉施設に勤務するという働き方もできます。

ジョブデポ看護師

レバウェル看護(旧看護のお仕事)

レバウェル看護は、「2022年 オリコン顧客満足度®調査 看護師転職 担当者の対応/紹介案件の質 第1位」の人気サービスです。転職サポートと派遣の仕事を探している看護師を支援する看護師派遣求人があります。

全国6万件以上(2022年5月11日時点)の病院や医療施設、クリニック、介護福祉施設と接点を持ち、看護師求人は1.2万件以上(2023年3月23日時点)あります。

仕事探しのサポートも充実していて、夜勤専従、高給与など、利用者の希望に合ったお仕事を提案してもらえます。

フリーランスを目指す看護師はもちろん、「フリーランスになりたいとは思うけど、万が一に備えて、何かの際には転職できるように備えておきたい」という看護師にもおすすめです。

レバウェル看護

ココナラ

ココナラは日本最大級のスキルマーケットで、インターネットを通して「スキルの売買」ができます。よくあるケースとしては、ライターを探している人に文章力のある人が「文章を書くスキルを使って作成した原稿」を提供したり、イラストが得意な人が「似顔絵のSNSアイコン」を描く権利を販売したり、などが挙げられます。

看護師の場合は、次のような使い方ができるでしょう。

・看護学生の相談に乗り、実務経験を基にしたアドバイスをする
・看護学生のレポートを添削したり、課題のサポートをしたりする
・医療系ライターを募集しているメディアで医療現場の記事を書く
・カウンセリング系の資格を持つ看護師が、悩みを抱えている人の話を聞く など

アイデア次第でさまざまなスキルや経験を生かした仕事ができ、在宅でも取り組みやすいでしょう。看護師の副業や、フリーランスのサブの仕事としても活用できるため、ひとまず登録しておくのがおすすめです。

ココナラ

フリーランスの看護師が増えている!まずは副業からはじめてみよう

フリーランスというと、ライターやデザイナーなどの制作現場の職種をイメージする人も多いと思いますが、最近は「フリーランスの看護師」も増えつつあります。常勤看護師として働き、休日は非常勤として働いたり、学会や研修の講師をしたり、医療系ライターなど、フリーランスの看護師は幅広い働き方ができます。

ただ、「いきなりフリーランスになるのは不安」という人も多いでしょう。まずは休日にアルバイトやパートとして看護師の仕事をしたり、オフタイムに医療系ライターとして記事を書いたりするのがおすすめです。ココナラで看護学生の相談に乗る、課題のサポートをするなどを始めてみるのもいいでしょう。

できることが少しでも多いと安心してフリーランスにチャレンジすることができます。カウンセリング系の資格があればできる仕事も増えるので、雇用されているうちに取得するか、フリーランスとして働きながら少しずつ勉強するのがおすすめです。

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PROFILE

赤塚元基

ライターを主とし、Webディレクター、オンラインサロン運営、代理店ビジネスなどで幅広く活躍中。自身の脱サラ経験を活かし、自分らしい生き方・働き方を目指す人の背中を押すような記事を書くことを心がけている。

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