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フリーランスのエンジニアにおすすめ!クラウドソーシング3選

独立ノウハウ・お役立ち

「フリーランスのエンジニアに興味があるけれど何から始めて良いか、分からない」という方や「未経験からでもフリーランスのエンジニアを目指したい」という方に向けて、「そもそもフリーランスのエンジニアとはどういうものなのか」ということや「フリーランスのエンジニアのメリット・デメリット」、「フリーランスのエンジニアの第一歩として利用をおすすめしたいクラウドソーシング」について解説していきます(本記事の掲載内容は2023年4月時点のものとなります)。

フリーランスのエンジニアと会社員のエンジニアの違いとは?

まずは、フリーランスのエンジニアと会社員のエンジニアとして働く場合の違いを見ていきましょう。これからフリーランスとして独立する方も、未経験からエンジニアを目指すという方も、働き方の違いについて知っておくと今後の判断がしやすくなるでしょう。

フリーランスのエンジニアと会社員のエンジニアの大きな違いは、契約内容です。会社員は企業と雇用契約を結び、企業のルールに沿って仕事をします。一方フリーランスは、特定の企業と雇用契約を結ばず、案件ごとに請負契約を結ぶという働き方になります。そのほかの違いも含めて、自分にとって「フリーランスのエンジニアと会社員のエンジニア、どちらが理想に近いか」や「メリット・デメリットは何か」などを見極めていく必要があるでしょう。

フリーランスのエンジニアの場合

【収入】
スキルや実績を積み、案件を定期的に受注できるようになれば、正社員よりも収入を得られる場合がある

【自由度】
高め(スキル不足だと選択肢が限られることや、自分で案件数のコントロールが必要な場合がある)

【雑務】
営業、請求処理などすべての業務を自分でこなす必要がある

【福利厚生・税金など】
国民健康保険や国民年金への加入・手続き、納税や確定申告などを自分で行う必要がある

会社員のエンジニアの場合

【収入】
月給制が多い。収入は安定しやすいが、早期の昇給などは企業によっては難しい場合がある

【自由度】
低め(基本的に所属企業に方針に則った仕事内容や就業場所で行うことが多い)

【雑務】
会社規模や社風にもよるが、基本的にエンジニアの本業以外の実務は専門部署が行うことが多く、本業に専念しやすい

【福利厚生・税金など】
社会保険や失業保険、傷病手当がある。企業にもよるが、家賃補助といった福利厚生も受けられる。基本的に税金は給与から天引きとなるので、自分で手続きをする必要はない

フリーランスのエンジニアのメリット

フリーランスのエンジニアと会社員のエンジニアの違いについて簡単に説明してきました。それぞれにメリット・デメリットがありますが、それらを理解したうえで「フリーランスのエンジニアとして活動をしていこう」という方に向けて、メリットとデメリットについてもう少し詳しくお話していきます。

【フリーランスのエンジニアのメリット】
・仕事内容や報酬などを自分の意思で決められる
・リモートワークの選択肢もあり、自由な働き方ができる
・さまざまなクライアントとの仕事が経験できる
・税金・法律・営業などの知識が身に付く

フリーランスのエンジニアの最大の魅力は、自由度の高さでしょう。フリーランスのエンジニアの働き方は大きく分けて「リモート型」と「常駐型」の2つの形態があります。リモート型は、基本的に働く場所や時間、報酬などを自分の意思で決めることができます。自分の都合によって自由な働き方ができれば、家事や育児・介護などと、仕事の両立もできますし、通勤のストレスから解放されて時間の有効活用も可能です。突発的な事象があった場合にも仕事を継続しやすくなるというメリットもあるでしょう。

また、エンジニアは携わる案件の内容で身に付くスキルが変わってくる場合があります。向上心のある方であれば、自らのキャリアプランに即した案件に挑戦したいという方もいるでしょう。フリーランスのエンジニアであれば、仕事の選択も自らの意思で決められるので、さまざまな現場で経験を積むことができます。スキルにもよりますが「フリーランスになったことで大企業の大きなプロジェクトに携わることができた」という事例も多くあります。

ただし、フリーランスになると、会計業務や確定申告、クライアントへの営業や契約などすべての業務を自分で行う必要があります。大変なこともある分、経営者マインドや税金・法律・営業などの知識が身に付き、自分の強みとなるでしょう。

フリーランスのエンジニアのデメリット

フリーランスのエンジニアにおすすめ!クラウドソーシング3選

フリーランスのエンジニアのメリットについてお話してきました。続いてはデメリットについてお伝えします。

【フリーランスのエンジニアのデメリット】
・仕事で困ったときの相談相手が探しにくい
・会社員のような教育環境・機会がない
・収入が不安定
・社会的な信用を得にくい場合もある

フリーランスのエンジニアは、基本的に一人で業務をこなしたり、意思決定をしたりしなければいけません。最初のうちは特に、相談したいことがあっても良い相談相手が見つからずに悩むことも多いでしょう。エンジニアの本業と関係のない業務もこなしていくには、知識を身に付ける必要があります。身近に相談できる人がいない場合は専門書を読んだり、専門機関でアドアイスをもらったりと時間を費やさなければいけないこともあるでしょう。

また、体調を崩したときなども、誰かに仕事を変わってもらうわけにはいきません。そういった点でフリーランスのエンジニアは「求められる責任が大きい」と感じることが多いでしょう。

会社員の場合、企業の戦略に関連するスキルを習得するために、研修や勉強会に参加できる場合が多いです。企業によっては、技術書の購入や必要な資格の受験料などを経費として出してくれるところもあります。フリーランスでも、研修を受けられるケースはありますが、基本的には自分で料金を支払って必要なスキルや資格を獲得していかなくてはいけません。

そして、フリーランスの最大のデメリットの1つは、「収入の不安定さ」です。会社員のように常に仕事があり、毎月一定の収入があるわけではありません。頑張り次第では、会社員よりも収入を得ることができるとはいえ、そのような状態になるまでには時間がかかる場合もあります。そういった収入の不安定さを解消するためにも、案件を獲得する必要があります。そのためには、人脈や実績・社会的な信用なども必要になってくるでしょう。

フリーランスと会社員では、社会的な信用に雲泥の差が出る場合があります。フリーランスになったばかりのときなどは実績が少ないため、クライアントとのやり取りの中で、社会的な信用が低いために案件を獲得できないということもあります。さらに、金融機関でローンを組んだりクレジットカードを作ったりする場合にも、躓くことがあるかもしれません。

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フリーランスのエンジニアの案件獲得方法

フリーランスのエンジニアのメリットとデメリットについてお伝えしてきました。少し不安にさせてしまった部分もあるかもしれませんが、すぐに会社を辞めてフリーランス1本にする必要はありません。すでに会社員のエンジニアとして働いているのであれば、副業として始めるという手もあります。「未経験からフリーエンジニアを目指す」という場合には、エンジニアとしてのスキルや実績を身に付けながら収入を得るという方法もあります。

ここでは、フリーランスのエンジニアの案件獲得方法について説明していきます。

【フリーランスのエンジニアの主な案件獲得方法】
(1)クラウドソーシングを利用する
(2)フリーランス専門エージェントを利用する
(3)知人に紹介してもらう
(4)営業活動をする

このうち、(2)~(4)の方法は、ある程度の実務経験や即戦力となるスキルが必要な場合がほとんどです。(2)の「フリーランス専門エージェントを利用する」は、実務経験や高いスキルのある方に、おすすめの方法です。

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フリーランス専門エージェントは「案件を提案してもらう」というスタイルなので、自分で営業をする必要がありません。そのため「本業に集中しやすい」「安定して案件を獲得できる」など、フリーランスのエンジニアにとって嬉しいサービスが充実しています。ただし、フリーランス専門エージェントが提案している案件は常駐型もあるため、リモート型で仕事をしたいという人は、案件の内容をよく確認するようにしましょう。リモート型の取り扱いがないというわけではないので、実務経験のある方は、とりあえず登録しておくというのも良いでしょう。

(3)の「知人に紹介してもらう」については、会社員のエンジニアとして働いている間に人脈作りができていれば、信用度も高く大変有効な方法です。しかし、企業間の信頼が必ずしも個人への信頼に繋がっているわけではないので、人によっては利用できない方法ともいえます。

(4)の「営業活動をする」は、ポートフォリオの作成や営業活動用のホームページやSNSの用意、セミナーやコミュニティへ参加して人脈作りをするなど準備に時間がかかる場合もあるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、(1)の「クラウドソーシングを利用する」という方法です。

フリーランスのエンジニアの第一歩にはクラウドソーシングがおすすめ

フリーランスのエンジニアの案件獲得方法を4つご紹介してきました。ここでは、その案件獲得方法のうちの「クラウドソーシングを利用する」が、フリーランスのエンジニアの第一歩におすすめの理由を説明していきます。

【クラウドソーシングがおすすめの理由】
・未経験であっても挑戦できる案件がある
・自分で案件を選ぶことができる
・働き方の自由度が高い

クラウドソーシングは、仕事の依頼をしたい企業と案件の受注をしたい個人のマッチングサービスです。フリーランス専門エージェントとは違い、自分で案件に応募するというスタイルで案件の獲得を目指します。

案件は、専門性の高いものから、未経験でも挑戦可能なものまでさまざまです。案件を自分で選ぶことができるので、専門分野を極めることも、これまで挑戦できなかった新しい分野の案件に挑戦して実績を作ることも可能です。常駐型の案件もありますが、フリーランス専門エージェントと比較すると、リモート型の案件が多く、働き方の自由度が広くなっています。そのため、フリーランスのエンジニアの第一歩とすべく、副業として案件に挑戦したり、実務経験のない人が実績を積んだりするには良い環境といえます。

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フリーランスのエンジニアにおすすめしたいクラウドソーシング3選

フリーランスのエンジニアにおすすめ!クラウドソーシング3選

フリーランスのエンジニアの第一歩にはクラウドソーシングがおすすめだという理由をお伝えしました。では、実際にフリーランスのエンジニアの方におすすめしたいクラウドソーシングを3つご紹介します。

【フリーランスのエンジニアにおすすめしたいクラウドソーシング】
・ランサーズ
・クラウドワークス
・ジョブハブ

それでは、それぞれの特徴について、次で説明していきます。

実力次第で、どんどん好条件の案件が獲得できる「ランサーズ」

【ランサーズのおすすめポイント】
・2023年4月時点で非公開情報を含め210万件以上の案件がある
・独自の表彰制度がある
・請求書の作成が不要・作業前に仮払いされるサービスがあり、安心

ランサーズは、クラウドソーシングにおいて業界大手のサイトです。登録者だけが見られる非公開情報を含め210万件以上あり、高単価の案件もあります(2023年4月時点)。未経験者向けの案件も取り扱っているので、実績のない方も挑戦しやすいクラウドソーシングの1つです。ただし、人気案件の倍率が高くなることもあります。

ランサーズには多く案件を獲得したり実績を上げたりすることで、高単価案件が獲得しやすくなったり、高条件でスカウトを受けられたりする仕組みがあります。優秀なユーザーには、ランサーズが開催する表彰式「ランサーオブザイヤー」に選ばれることもあり、モチベーションがアップする制度も多いです。

また、ランサーズはクライアントとの仲介をしてくれるため、エンジニアの業務が終了した後に請求書を作成する手間がありません。作業前に仮払いされる制度が導入されているため、仕事をしたのに報酬がもらえないといったトラブルを未然に防止することができます。

ランサーズ

業界No.1の登録者数を誇る「クラウドワークス」

【クラウドワークスのおすすめポイント】
・業界No.1の登録者数
・完全在宅で仕事ができる
・仕事の幅が広い・初心者に利用しやすいサービスがある

クラウドワークスは、登録者数480万人(2023年4月時点)を誇ります。クライアントは大手企業だけでなく、国が利用しているというのも大きな特徴でしょう。クラウドワークスは完全在宅で仕事が進められます。そのため、副業や子育て・家事の合間など、自分の都合や希望に合わせた働き方が可能です。

先に紹介したランサーズと同じく、実績を積み重ねると、企業からスカウトが届く場合があります。そのため、実力次第では、フリーランスとしての足掛かりも作りやすくなります。案件数が多いことで、仕事の幅も多岐にわたります。プロ志向のものから初心者向けの案件までさまざまです。

また、クラウドソーシング特有の悩みや質問ができる「みんなのお仕事相談所」というサービスがあります。クライアントとのやり取りなどを、他のクラウドワーカーに質問できる掲示板です。クライアントの過去評価をチェックできるプロフィール情報を確認することで、クライアントについて事前に調べることも可能です。

クラウドワークス

実務経験やスキルに自信がある人におすすめ「ジョブハブ」

【ジョブハブのおすすめポイント】
・案件を受注する側は手数料無料
・専門性を活かせる案件が多い
・やり方次第で副業以上の収入を得ることも可能

ジョブハブの最大のメリットはなんといっても、受注者側の手数料が無料という点です。つまり、提示されている報酬はその金額で受け取れるということです。ジョブハブの案件は応募やコンペなどではなく、登録している実務経験などをもとに、ジョブハブのスタッフから声がかかる仕組みになっています。

また、オファー制度も導入されており、やり方次第では、高収入を得ることも可能です。フリーランスのエンジニアとして本格的に仕事をしていきたい人にとっては利用する価値があるクラウドソーシングといえます。

ジョブハブ

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ほかにも案件を探す方法を知りたいという方はこちらの記事も読んでみてください。

「フリーランスのエンジニアになるには?案件が獲得できるサポートサービス6選」

フリーランスのエンジニアとしての第一歩を踏み出そう!

今回は、フリーランスのエンジニアの第一歩として、「そもそもフリーランスのエンジニアとはどういうものなのか」ということや「おすすめのクラウドソーシング」などをご紹介してきました。働き方の自由度は時代とともに上昇傾向で、さまざまな選択肢が出てきています。とはいえ、フリーランスのエンジニアとしてしての道は決して簡単な道ではないでしょう。そのメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで、後悔のない選択をしていきましょう。

そして、その選択肢としてフリーランスのエンジニアを選ばれたのであれば、しっかりと準備をして最初の一歩を踏み出しましょう。

なぜ、今回の記事のタイトルに「最初の一歩」という言葉を入れたのかというと、フリーランスになることがゴールではないからです。クラウドソーシングはあくまで、スキルアップ・実績の積み上げ・副業などを目的に活用する場所と捉えましょう。フリーランスのエンジニアとしての目標は、まず、クラウドソーシングを卒業して中長期的に案件を獲得しプロジェクトに参画することです。クラウドソーシングを上手に利用して、フリーランスのエンジニアへの第一歩を踏み出しましょう。

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案件獲得方法はこちらの記事でもご紹介しています。

「フリーランスが案件獲得できる営業方法3選」

<文/西川ちづる>

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