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セクハラしないで職場でできる? ハグは究極のコミュニケーションです!

「日本ハグ協会」代表 高木さと子さんは、短大を卒業後、様々な企業で活躍したのちに専業主婦となりました。

その後、社会に復帰して「日本ハグ協会」を立ち上げ、起業することになります。現在は、企業内や自治体での研修や講演に飛び回っています。

高木さんは、ハグは究極のコミュニケーションだと言い切ります。昨今、セクハラ、パワハラのようなハラスメントの問題も取り沙汰されている中、ハグが究極のコミュニケーションになるというのは一体どういうことなのでしょうか。

協会やハグというコミュニケーションについて、始めたきっかけやその効果について具体的におうかがいしました。

<プロフィール>
高木さと子(日本ハグ協会 会長)
自分と人を幸せにするコミュニケーションの伝道師。
岐阜県生まれ名古屋市在住、2児の母。
身と心を美しく整え、ビジョンを表現するセルフコミュニケーション術や社内風土改革などの研修やセミナーは年間のべ4800人が受講し、楽しく学べてわかりやすいと定評がある。
夫の闘病中の気づきから、“大切な人を大切にする”ハグニケーションを提唱するために「日本ハグ協会」を設立。世界に新たなハグのマインドを吹き込んでいく平成のマザー。

日本ハグ協会

専業主婦が起業した理由

 

ー高木さんが専業主婦から起業した理由を教えてください。

高木さん
主人を亡くしまして、母子家庭になりました。ですから、こども達を育てるために何か働かなくてはいけないというのが、起業に本腰を入れたきっかけです。
主人が存命中も起業していたのですが、そのときはまだ気楽なものでしたが、主人を亡くしていろいろなことに気がついたのです。

ー高木さんが気がついたこととは、どういうことなのでしょうか?

高木さん
主人が末期癌で療養中だったころ、私がいつものように主人に「おはよう」と言ってハグをしたら、「痛い」と言われたました。癌が悪化してハグができなくなってしまったのです。私はそのとき生きているからこそ、元気だからこそ、目の前の人をハグできることの大切さに気がつきました。そして、このことを自分が伝えていきたいと強く思ったんです。
当時、中学2年生と小学6年の息子2人を残して主人は亡くなりました。ツライ出来事でしたが、夫の分まで私や息子達が幸せにならなければいけないと…。それがハグを広めようと思ったきっかけです。そして、今までやっていたコミュニケーションのセミナーや研修にハグの要素を入れるようになったのです。

ハグを研修に取り入れる「日本ハグ協会」とは

ー高木さんが代表をしている「日本ハグ協会」について教えてください。

高木さん
「日本ハグ協会」は、ハグすることの大切さに気がついた私が、その良さを広めようと始めた活動から発展しました。
私はそれまで、コーチングや心理学を学んで、その知識を伝える講師やセミナー業をしていました。そのコミュニケーションにハグを加えた、コミュニケーションとしてのハグを提唱することにしたのです。ハグニケーションと呼んでいます。
その考え方を学びたいという人のために「日本ハグ協会」を設立し、今では1000人以上の会員がいる協会になりました。母子家庭になって、目の前の仕事をこなしているうちに、皆さんに支えられて今の協会という形になったのです。

ーハグを研修に取り入れるというのは、具体的にはどういうことなのでしょうか?

高木さん
研修を受けてくださった方々に、会社でされて嬉しかったことをお聞きしたところ、笑顔、声かけ、元気、明るさ、話しやすい雰囲気、受け入れてくれる、何でも話せる、信頼できる、ほめる、認める、リラックス、雑談、包容力、察してくれる、聴いてくれる、近くにいてくれる、話しかける、様子をうかがう…のような人に関することがたくさん出てきます。いい会社とは、働く人が幸せであると感じている会社です。その人が働いている価値、その人の価値を周りが分かっているよと伝えることが大事なのです。
ハグをするということは、その人を認めるということですから、究極のコミュニケーションですよね。

ーたしかに、それは分かりますが、会社でハグは…と躊躇しまうのは頭が固いのでしょうか?

高木さん
いえ、皆さん最初はそうです。ですが、外国人は挨拶でハグをしますよね。自分のできる範囲で、相手との距離感に応じてのハグをすれば良いのです。無理をする必要はありません。研修で言っているのですが、自分からハグをしに行くのではなく両手を広げて相手を待つのです。それで相手が飛び込んでくれば、自分は手を広げただけです。セクハラではありませんよね。相手が受け入れてあなたの懐に飛び込んできたのですから(笑)。

“ハグスポット”を広げたい

ーもう少しハグについて教えてください。ハグの効能はどんなことがあるのでしょうか?

高木さん
ハグを行うと、オキシトシンという物質が出ると言われています。「飼い主とイヌが触れ合うことで互いにオキシトシンが分泌される」という筑波大学の研究チームによる論文があったりするように、スキンシップや信頼関係に深くかかわるホルモンです。幸せホルモンとも言われています。ハグをすることによって、セロトニンも出ると言われています。セロトニンは、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。心の安定は、スキンシップによって効果があることは証明されていますので、そのスキンシップの機会を作ることが重要だと皆さんにもお伝えしたいのです。もちろん、求めていない嫌な人とのスキンシップはストレスになってしまいますので、そうでないスキンシップの機会を、です。

ー“ハグスポット”という場所を増やしているとおうかがいしましたが、どういう場所なのでしょうか?

高木さん
名古屋のテレビ塔の中や職場内など「日本ハグ協会」が認定した場所に、「ここでハグしてください。」というスポットを用意しているんです。恥ずかしがり屋の日本人でも、場所が決まっていれば思い切ってハグしやすいかなと思ったからです。床に足を置く場所がありまして、その上に乗って色々な形のハグを楽しめるようにしています。

ーハグ協会では、ハグ以外のコミュニケーションは勧めていないのですか?

高木さん

もともと、主婦になる前の仕事でマネジメントとしてのコミュニケーションの重要性に気づき、コーチングや心理学を学び、講師として活動をしていました。ハグという形だけではなく、コミュニケーションをよくするお手伝いができればと思っています。やりたいことは、働く人の幸せをつくることです。研修は、働く人が喜びを実感できる会社をつくるお手伝いをするためにやっています。ですから、ハグをやってもらいたいわけではありません。もちろん、ハグまでできる職場になれば嬉しいですが。

私にとっての理想の職場とは、働く人が関わりや存在感を認められている、不安感の無い楽しい職場です。そうなるお手伝いができればと頑張っています。

ー最後に、独立や起業を考えている方々へアドバイスをいただけますか?

高木さん

偉そうにアドバイスは言えませんが、私自身、とにかく最初はがむしゃらにやったことで、皆さんに支えられました。思い切って飛び込んでみると、道は開けるだろうと思います。また、周りもサポートしてくれるようになると思います。私自身も息子達の理解やサポートがあったことも大きいです。おかげさまで、彼らもいまは、当時より成長してくれています。私自身も起業することで、色々な人に出会い、助けられ、今があると実感しています。

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