「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
集客成功のカギは“紙にこだわったチラシ” 年間密着取材Ⅱ ~山本さん編 第10回~
大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。退職後、2017年4月、神奈川県に「子別指導塾らぼ」という塾を開校した。チラシのポスティングを中心とした販促活動を行っている。
――時期的に受験を意識した生徒さんも増えると思うのですが、生徒さんのうち受験生はどれくらいですか? みなさん志望校を決めた状態で入塾してくるのでしょうか?
――そうなんですね。来年、2校目を開校するかもしれないとおっしゃっていた件は、その後いかがですか?
――2校目は、この近くに開校するのですか?
――それは楽しみですね! では、あらためて今後の経営目標を教えてください。
――今まで何回か、チラシへのこだわりについてお話を伺ってきましたが、今後の広告について何か考えているものはありますか?
――先日採用されたスタッフの方は順調ですか? 今後の採用方針など、変わったことがあれば聞かせてください。
――生徒数が増えてきている中、ひとりでこなすのはなかなか大変ですものね…。
取材を終えて
「あせらず、一歩ずつ」、そんな印象を受けました。1校目が軌道に乗れば、生徒さんをもっと増やして、すぐに2校目を! というよりも、まずは入塾した生徒さんをきちんと面倒見たい! という思いの強さが印象的でした。目の前で一生懸命がんばっている生徒さんのためという姿勢があるからこそ、一目置かれる塾になっているのでしょう。山本さんの姿勢に共感した人たちの塾が、たくさん増えたら良いと感じました。
「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年10月13日(金)。
1年後半の定年までに、どう独立するかを決めたい林原さん編(第11回)予定。
気になるフランチャイズ加盟オーナーに直接、話を聞くことはできたのでしょうか。 お楽しみに!
更新日:2017/10/6文:篠原舞 撮影:中村公泰
- 第1回 “人が教える”という基本に立ち戻り 理想の学習塾を2017春に立ち上げたい
- 第2回 昨年12月に開業場所が決定 融資申請とともに内装や看板手配を進める
- 第3回 日本政策金融公庫との創業融資面談も終え、着々と進む開業準備
- 第4回 融資も満額おりて、内装工事を開始。いよいよ準備も本格的に!
- 第5回 業界を渡り歩き、理想の塾を開校。当面は販促より内部充実に注力予定
- 第6回 生徒さんたちの成績を上げることを第一に考え、授業に集中する日々
- 第7回 個人で独立した今、フランチャイズの開業経験が生きている
- 第8回 開校3カ月。月割で収支計算すると既に黒字化!
- 第9回 収支計算に捉われすぎずに開業3カ月で黒字化できたワケ
- 第10回 集客成功のカギは“紙にこだわったチラシ”
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