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【連載】ユーザー目線のアイデアで託児所開業の認知度UPを狙う 年間密着取材Ⅱ~菊地さん編第6回~

「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。

菊地美由起さんプロフィール
岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越す。2017年3月末で保育園を退職し、翌月7日に鎌倉市内にフランチャイズの託児所をオープンした。

――先日取材でお伺いした時は、まだ備品が揃っていないとおっしゃっていましたが、オープンまでに室内の準備は整いましたか?

4月6日に食事用のハイテーブルや本棚、おもちゃ箱が届き、予定どおり窓際に配置しました。

それからウォーターサーバーも置くことにしたので、少しレイアウトを変更してカラーボックスを買い足し、排煙口の下にこどもたちのお昼寝用のサークルを置いてスペースを確保しました。
なんとか翌日7日のグランドオープンまでに間に合ったのでよかったです。

カラーボックスを遊び場と食事スペースの間仕切りにしようとしたのですが、”これくらいだろう”とサイズも図らず安易に買ってしまい、結果、ベビーゲートが入らないことが発覚したので、そちらは再度発注からやり直すんです。

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――開業第1号の利用者はどんな方でしたか?また初めてご自身の託児所でお子さんを預かったわけですが、どんな気分でしたか?

前の日からドキドキワクワクして落ち着きませんでした。

フランチャイズ本部のホームページから予約をしてくださった遠方の方で、お子さんは5歳の女の子。
4月と5月の2回予約を入れてくださったのですが、初めて利用された時、お子さんが帰り際に「ママ、もっと遊びたい」とお母さんにお願いしているのを聞き、本当に嬉しかったですね。
2回目にいらした時も「楽しみにして来ました」とおっしゃってくださったんです。

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――そうなんですね。ゴールデンウイーク中、鎌倉市内は観光客で混雑したと思いますが、託児所はいかがでしたか?

街はかなり混雑していました。
でも残念ながら観光客のお子さんの預かりはなく、まだまだ私の託児所が認知されていないと実感しました。

でもゴールデンウイーク前に、娘と話し合って“おむつ替えスペースの無料開放”をやろうということになり、SNSと店頭の看板で告知をしたら、何人かおむつ替えスペースを利用してくださったんですよ。
来てくれたママたちから「鶴岡八幡宮まで行ったけど、ベビーカーで上宮まで上がることができなかったので断念しました。この託児所を知っていたらこどもを預けて行ったのに…」とか「鎌倉の街はおむつ替えできる場所があまりないので助かりました」と声をかけてもらえたので、やはり皆さんに知ってもらうことから始めなくてはと思いました。

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――知名度を上げる方法や対策など、何か考えていらっしゃいますか?

はい。地元の人に向けてスペースの開放日を設けようと思っています。

利用者の方には全員、会員登録をしていただき、初回登録保険料金をいただいているのですが、5月、6月は“母の日のプレゼント”をイメージして、お子さんのパパやおじいちゃん、おばあちゃんを対象に、登録料金を半額にします。
そしてその方々には、期間中の平日10時から16時まで、親子で遊べるスペースとして無料開放することにしました。

まずは家の近くにこういう場所があるということを知ってもらい、口コミで広げてもらうというのが目的です。

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――ほかにはどういった販促活動をされていますか?

市役所や観光案内所などには既にあいさつに行き、フランチャイズ本部のチラシを置いてもらっています。

また場所柄、結婚式も多いのでブライダルサロンにも行く予定です。
「結婚式に参列する間、こどもを預けたい」というお問い合わせを何件かいただいたので、着付けや準備をしている時間に預かるサービスはどうかと思いました。

迷っているのは観光協会なんです。
おむつ替えのスペースがあるという告知はお願いできているのですが、チラシを置いてもらうとなると月にいくらかお支払いしなくてはいけないようなので検討中です。

ほかにも住所と電話、料金など最低限の情報がわかり、財布や手帳などにサッと入れられるようなコンパクトサイズのチラシも作りたいと考えているところです。

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――まだ開店したばかりではありますが、いつ頃の黒字化を目指していますか?

5月の地点では、売上げ目標の3~4割というところなんです。
今のところ、想定内ではありますが、7月くらいには黒字になってほしいと思っています。

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――最後に、開業してよかったと思う瞬間はどんな時でしょう。

まず、自分の大好きな鎌倉という場所に毎日通い、鶴岡八幡宮を見るだけで元気がでます。
そこに自分のお店を持てたというのは本当に嬉しい。
そしてこどもたちと密に関わり、楽しそうに遊んでいる様子を見るだけで幸せな気持ちになります。

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「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年6月2日(金)。
Uターンした山梨県で開業準備中の橋爪さん夫妻編(第6回)予定。
条件に合うような購入物件に出合えたのか!?お楽しみに!

更新日:2017/5/26
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美




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