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業界を渡り歩き、理想の塾を開校。当面は販促より内部充実に注力予定 年間密着取材Ⅱ ~山本さん編 第5回~

「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。

山本晋也さんプロフィール
大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。退職後、日本政策金融公庫で創業融資を受け、2017年4月に神奈川県に「子別指導塾らぼ」という塾を立ち上げる。体験入学をスタートさせたばかり。

――とても明るい雰囲気の塾になりましたね。思ったとおりの内装に出来上がりましたか?

はい。うまくいったと思います。内装は爽やか且つシンプルに。塾というより、カフェに来たような、優しく落ち着いた雰囲気にしたかったので、壁紙や床のカーペットの色、素材にこだわりました。

毎日のようにここに通い、カーペットは全部自分で貼ったんですよ。
壁にある棚は物件についていたものです。参考書を中心に置いていますが、図鑑や地球儀など、こどもたちが勉強に興味を持つきっかけとなるようなインテリアをセレクトしました。

半年くらい前から、開校したら使えるものはないかと考えながら生活していたので、ホームセンターに行ったときなども、気になる素材やインテリアグッズを見つけたら、携帯で写真を撮って常に記録しておいたんです。

rupo_yamamoto

――それではこれで開校準備は完了したわけですか?

あとはエントランス部分がガラス張りなので、外から中が丸見えにならないように、シートで目隠しをしたり、面談用の席を勉強スペースとパーテーションで区切ったりすれば完成です。そのほかのものは必要になればその都度用意しようと思っています。

rupo_yamamoto

――すでに入校希望の問い合わせがあったと聞きましたが…。

毎日14時以降は教室にいるので、通りがかりの小学生がガラス越しに教室を覗いてくれて、そのこどもたちと顔見知りになりました。

すでに体験入学をはじめているのですが、自宅付近で塾を探していた方から問い合わせがあって体験に来られたり、説明を聞きにいらしたり…。申し込みをしてくださった方もいるんですよ。理由を聞いてみると、“工事中から気になっていて、雰囲気もよかった。なによりこどもが行ってみたいと思っている”ということで、決めてくださったようです。

過去にフランチャイズでも塾を開業しましたが、自分1人でイチから作った塾に入ってくれるというこの嬉しい気持ちは、今まで経験したことがないものでした。

rupo_yamamoto

――それは幸先がいいですね。販促活動はこれから本格的に始める予定ですか?

最初は自分でチラシのポスティングをするつもりだったのですが、外注することにしました。教室のマニュアル作成をはじめ、出勤簿、面談票や生徒用の入会規則、授業料のシステム紹介など、作成しなくてはいけない書類など、事務作業が多すぎて、販促まで手が回らなくなったんです。

たまたま近所でポスティング作業をしていた人を見かけたので、その人に会社を紹介してもらいました。
住所でチラシを配る範囲を指定するのですが、塾から徒歩1km圏内のエリアで依頼しました。以前フランチャイズで開校したときは、たしか開校2カ月くらいの間で何回かに分けて計10万部のチラシを新聞折り込みでいれましたが、今回は1部4円で1万部のポスティングを予定しています。

それからこの塾の隣がピアノの音楽教室なのですが、挨拶をしにきてくれて、チラシを置いてくれると言ってくださったので、お互いチラシを置きあうことにしたんですよ。

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――フランチャイズで開業したときと違うと感じる点は何かありますか?

宣伝などは大変ですが、なんでも自分の思うとおりにできるのでやりがいがあります。料金のシステムをみてもそうなんです。

授業料や諸経費は学年が上がるにつれて高くなるという、よくある塾の料金体系がずっと気になっていたので、この塾では、学年に関係なく一律にしました。
もちろん大手よりは安い設定にしています。

rupo_yamamoto

――そうなんですね。すでに講師の先生も働きはじめているのですか?

大学時代の同級生の男性と、フランチャイズで開校したときにお願いしていたベテランの女性の2人を確保しました。男性スタッフはすでに開校準備でいろいろ手伝ってくれています。

ただ、今後、生徒が増えてから新たに講師を探すのでは間に合わないので、生徒の入塾状況を見ながら募集していく予定です。

rupo_yamamoto

――今後の予定をお聞かせください。

夏休みにむけて、生徒も先生も増やしていきたいので、今回の開校チラシの反響をみて、夏用のポスティングを考えています。まずは4月の状況をしっかり把握したいですね。

rupo_yamamoto

次回の更新は、2017年4月14日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/4/7
文:堀家かよ 撮影:中村公泰




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