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家事を知る主婦だからこそ起業できる。あなたに眠る独立資源を探せ!

家事を知る主婦だからこそ起業できる。あなたに眠る独立資源を探せ!

男性は仕事へ行き、女性は家を守るといった構図が壊れた現代。その結果、家庭を守るだけでなく、積極的に社会に進出して活躍するといった、自分の人生を自分の足で歩んでいる女性が増えていることを実感されている方も多いのではないでしょうか?

そうとはいえ、何が起こるかわからないこの現代社会において、自分の力だけで食べていけるように準備をしていなければ、自分が理想とする生活、そして人生は手に入らないかもしれません。

今回は、株式会社アクションパワー代表取締役社長、大津たまみさんの例を参考に自分の中に隠されている、独立の種の見つけ方をご紹介します。独立や起業を考えている方はもちろん、何かあったとき自分の力で食べていけるようにしたいと考えている方は、必見です。

「雇ってもらえないなら、自分が起業するしかない」― 離婚後のひっ迫した生活から見いだした、起業への道

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出典:http://www.action-power.net/

家事代行サービス、ハウスクリーニングを営み、働く女性をサポートする会社としてメディアにも数多く取り上げられている、株式会社アクションパワー。同社の代表取締役社長を務める大津たまみさんが起業した背景には、離婚と再就職への困難がありました。

子どもが9歳のときに離婚をした大津さんは、子育てをしながら再就職先を探していました。しかし、選考はすべて不採用。前年度の所得によって、生活保護も受けられないために生活は逼迫していました。

そこで大津さんは「雇ってもらえないなら、自分が起業するしかない。女性に優しい会社がないなら、自分がつくる」と決心し、その日のうちに事業計画を考え始め、書き出していきました。

未来を考えるのではなく、過去を見つめなおす― 今の自分ができることを探すのが、起業への近道

現在のアクションパワーのメイン事業は「家事代行サービス」と「ハウスクリーニング」。女性のワークライフバランスを推進するなど、事業内容は事業計画を書き始めた時から、さほど変わりませんが、事業種目に関しては、現在の「お掃除」とは遠くはなれた人材派遣や就業支援を掲げていました。

その時のことを、大津さんはこう振り返ります。

「結局、ワケわかってなかったんですよね(笑)。気持ちだけが先走っていて。自信もないし、自分に何ができるかわかっていなかった。だから、新しく資格を取って、事業を始めるとか、地に足が着いていないことばかりを考えていました。」

独立をするにあたり、ついつい勘違いしてしまいがちなのは「これから何かを学ぶor身につけなければならない」ということ。

「これから何か資格をとって、これから何か始めてみて」というのは一見正しい考え方のように感じますが、実は大きな落とし穴があります。それは、今の自分には何ができるのかと、自分の過去を振り返るのをやめてしまうことです。

大津さんが当初、事業プランを地元の先輩起業家に訪ねに行った際「あなたのできることが何も書いてない」と一喝されたといいます。事業を立ち上げる未来のことではなく、今、自分に何ができるのか。それが起業をするための第一歩なのです。

お掃除→家事代行・ハウスクリーニングへ― 60人以上にプレゼンして見えた、あるべき自分の事業の姿

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「今の自分にどんなことができるのか」―そこに視点をおいて、大津さんが出した答えが、「お掃除」でした。大津さんはこれまで家庭ではもちろん、かつての仕事でもずっと「お掃除」をしてきました。

その「お掃除」をテーマに、再度事業計画を練り直し、大津さんは実に60人以上の知人に相談したといいます。そして人に話せば話すほど、自分がずっとしていた「お掃除」から、次第に「家事代行」「ハウスクリーニング」という具体的な事業計画が見えてきました。

「環境・理想・人脈・能力」―大津さんを支えた4つの独立資源


ここまで、大津さんの独立のエピソードをご紹介してきました。大津さんには大きくわけて、4つの独立に必要な資源があったと考えられます。ここではその4つの資源を紹介していきましょう。

子どもや家族の存在

自分の子どもや家族の存在を重荷に感じている人も多いですが、大津さんの場合は1番のモチベーションだといいます。できるだけ子どもや家族の近くで仕事がしたかった。

自分が作った会社では、会社への子どもの出入りなどをなるべく緩和して、働くお母さんがなるべく家族との時間を取れるようにしました。そうした子どもや家族の存在も、大津さんの重要な独立資源のひとつです。

「女性が働きやすい環境を作る」という理想

家事をして、仕事もして、子育てもしなければならない女性が社会の中で活躍するのはなかなか難しいです。大津さんにとって、女性が働きやすく、社会に貢献できるような会社をつくるというのは、事業計画を立てた当初からの目標でした。

当初のように、人材派遣や就業支援は「今、私にできること」という観点からは逸れていました。そういった意味でも自分ができる「お掃除」というところに着目できたのは大きなポイントです。

相談した人は60人以上!いざというときに頼れる人脈

当初の事業プランにダメ出しをしてくれた地元の先輩起業家をはじめ、「お掃除」にフォーカスをしてからは実に60人以上の知人に事業をプレゼンしたといいます。

もちろん全員が起業家ではないでしょうし、中にはビジネスと全く無縁の人もいたのでしょうが、様々な人の角度から自分の考えにアドバイスをもらうことは極めて重要です。

1番身近なお掃除ビジネス

元夫のビルメンテナンスの手伝いを7年間していました。その上家庭でも、ずっと家事として掃除をしていました。大津さんにとってこの「お掃除」が自分にとって1番できることだったのです。このように自分が1番できること、得意なことに目を向けることが、起業を支える重要な要素です。

眠れる独立資源を掘り起こすのに必要なのは、周囲の人の声にあり!

ここまで大津さんの独立のエピソードを振り返って、特に重要なポイントだったのは周囲の人にアドバイスによって、自分の隠された独立資源が浮き彫りになったことです。先輩経営者に、自分の事業計画に関するアドバイスが聞けたのも大きなポイントでした。

また、経営者だけでなく老若男女様々な人にアドバイスを聞くことで、スキルや得意なことはもちろん、大切にしたい価値観など、自分に隠された独立の種が見つかるはずです。

何かあったときに、自分だけの力で食べていくために、まずは自分の独立の種を周りの人に相談してみてもいいかもしれません。

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