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頭痛・腰痛・肩こりなど経営者の体調の管理【経営者のための仕事術】

頭痛・腰痛・肩こりなど経営者の体調の管理【経営者のための仕事術】

サラリーマン生活をしていたとき、仕事で大変だという場合には代わってもらうことができました。

ですが、独立して経営者になると代わりはいません。もちろん、組織化ができてくると仕事上で代わりをする人は作れますが、会社の代表として仕事に行くケースが増えてくると、体調管理が非常に大事になります。

頭が痛い、腰が痛い、お腹が痛いということで休むことができないからです。

今回は、経営者の体調管理について経営者視点で、お話したいと思います。

以前に、膝が痛くなったことがありました。そこで、膝関節が悪いんじゃないかとレントゲンなどを撮って診察してもらったのですが、まったく骨に異常はありませんでした。

太って体重が増えてきたことが原因かと思い、とある整体の先生のところに行ったら、解消しました。
太もものあたりの筋肉が張っており、それが引っ張ることで膝まで痛くなっているとのことでした。

で、太ももの筋肉をグリグリほぐすと一気に膝痛が解消しました。

身体では、痛みの原因を痛む場所に特定することは正解じゃないんだということを実感したのですが、次に別の場所が痛くなったときにはこのことはすっかり忘れていました(笑)。

最近、腰痛になりました。座っているのも辛いぐらいです。で、あまりに痛いので、寝て痛みが治まるのを待つしかないと思っていました。でも、これが根本において間違いだということを、腰痛の本を何冊も読み漁っている最中に気がつきました。

今回はそのノウハウについてご紹介したいと思います。

ちなみに、ここに書いたことで痛みは解消しません。医療行為的な話もしません。
正解は、みなさま自身の身体の中にあるので、それと向き合うためのヒントのお話しです。

腰が悪い、頭が痛い

まずは、言葉の定義についてです。

腰が痛いときは「腰が悪い」といいますが、頭が痛いときに「頭が悪い」とは言いませんよね。

おそらくですが、腰が悪いという言葉を使ってしまうのは、腰が痛い状態が常態化してしまうために、腰が悪いと表現するんだと思います。
頭痛が常態化している人もいるかもしれませんが…。
頭が痛いときに頭が悪いとはいいません。

痛いというのは身体が発するシグナルなので、そのシグナルを経営者としては適切に受け止めないといけないのです。会社が発するシグナルを受け止めることが必要なのと同じです。

「これくらい問題ないだろう」と常態化させてしまうように、問題のシグナルについて考える思考を停止してしまうことが、経営者としてはマズイということです。

シグナルである痛みが常態化している何かが起きていることが、致命的な問題なんだろうと思います。

もし、常態化ワードを使っているとしたら、考え直して何か手を打つべきでしょう。

痛いというシグナルの誤解

痛いというのは、人間が危機管理をするためのシグナルです。腕を怪我したとすると、痛い。その痛みから、何かしら身を守らなければいけません。
考えて、次の手を打つのが基本でしょう。

ですが痛い場合は、身を守るために動かないというのも本能としての選択です。怪我をして手が痛いときに、手をぐるんぐるん回すことはやらない行動です。
そうです。動物として、痛いは止まれの信号を出すのが基本なのです。

腰痛や肩こりも痛みが出ます。そうすると、痛いので動かさないということが身体の反射として起こります。

痛いというのはシグナルなので、何か原因があるはずなのですが、怪我の場合と違って、腰痛や肩こりは目には見えませんから、問題がやっかいなのです。
経営も同じですよね。シグナルがあっても原因が見えないものは、つい本質を見落としがちです。だからこそ、注意が必要なのです。

頭痛・腰痛・肩こりなどの傾向と対策

さて、腰痛、頭痛、肩こりなどを持っている人が、慢性化するのは、仕事での身体の動きが少なくなっていることが問題の一つです。
動かないので、筋肉が稼働しない。それで、血流も停滞し、痛みを発するまでになる。ですから、私の身体の場合は、適切に身体を動かさないと問題は解決しないのですが、痛いというシグナルは、身体を動かすなということでもあるので、私は、動かないという選択をしてしまいます。

このように、腰痛、肩こりなどで痛い場合は、動かさないほうが良いというシグナルが脳から出ます。しかし、痛みを改善させるには脳からでるシグナルと相反することを実行せねばなりません。結果として、腰痛か肩こりという問題を大きくしてしまうのです。

適度に動かしていれば、肩こりは治まるのですが、デスクワークや移動が続くような経営者は、適度に動くことが減ります。
つまり、適度に動かすような仕事を作ることが、痛みで止まれという信号を交わす解決策になるのです。

マッサージなどをすれば、痛みが緩和するのは、基本的に動かさずに他人の力と意志で、血流を改善しているからですよね。

私は最近、これらの体調の問題をイチロー選手などの長寿の選手がやっているトレーニング方法で解消したのですが、体調の問題も経営と同じで、色々な解決手法が存在するはずです。そのときに、変えなければならないタイミングで、変えることを躊躇してしまう何かも同時に存在しているという意味で、コンサルタントとしていろいろな会社や組織をみてきたことと同じなんだなぁと。

おかげで、最近は、ちょっとした痛みも身体という経営資本が発するシグナルということで、解決策を考えるのも楽しくなってきました。

商品開発コンサルタント・ビジネス書作家
美崎栄一郎

商品開発コンサルタント。花王でアタック、ソフィーナなどの開発のプロジェクトリーダーとして活躍後、独立。
コンサルティングでは、1年で結果を出すことを念頭に置き、企画から販売及び広報戦略まで複合的にサポートする手法が評価されている。

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