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【経営者のための仕事術】名刺作成のデザインのヒント

ビジネス書著者で商品開発コンサルタントの美崎栄一郎です。仕事術に関する著作をたくさん書いていますが、アントレnet Magazineでは、「経営者のための仕事術」について、実践できるノウハウや考え方をお伝えしたいと思っております。

今回は、名刺作成がテーマです。名刺は会社を始めると必ず必要になるツールですが、意外と間違って作ってしまいやすいツールでもあります。新しい事業を作りたいとか、自分らしい働き方をしたいと思って起業される人でも、名刺は従来通りのありふれたモノを作ってしまいがちなのです。

良い名刺を作るための名刺作成のデザインのヒントを経営者目線で考えてみましょう。

芸者さんの名刺の役割とは

芸能人の名刺や芸者さんの名刺には、連絡先が書いてありません。極端なところ、名前だけです。
連絡は事務所にすることになるわけですから、連絡先が不要です。ですから記載がないのです。もちろん、お客さんと連絡を取り合うのが面倒だということもあります。
そうです。
この名刺は、芸能人や芸者さんのビジネスに合わせた名刺になっているわけです。名前だけ覚えてもらうのが芸能人や芸者さんの名刺の機能です。

視点を変えてみましょう。
商品開発コンサルタントとしての私の名刺には、芸者さんと同じように電話番号がありません。
連絡先はメールアドレスだけです。
というのは、電話での連絡が困るからです。コンサルティングをしている会社での会議中や取材中、講演中に電話に出ることはできませんから、敢えて公開していないのです。FAXは基本的に使いませんのでFAX番号も記載していません。住所すら載せていません。コンサルティングも講演も相手先で行うため、住所を載せる必要がないからです。もちろん、請求書には住所は記載していますが(笑)。

逆に、私の経営する会社の名刺はというと…。
株式会社戦国の代表・総大将としての名刺は、住所と肩書きが分かるように記載されています。
織田信長と今川義元が戦った、「桶狭間」に登記してあることを示したいからです。ですが、HPのアドレスは載せていません。戦国時代にHPというのは、イメージと違うからです。ですが、実際のホームページはとてもお金をかけて最新のテクノロジーを使って、縦書きのHPを作っています。ご興味ある方は、株式会社戦国のHPをご覧ください。
URLなどを記載していない理由は、株式会社戦国で検索すれば分かるはずですし、上記に記載したようにリンクを辿るのが自然で、URLを入力する機会が減っているからです。

そう、名刺にはその名刺のビジネスに合わせた機能を持たせるべきなのです。

名刺デザインはシンプルに

名刺のデザインはシンプルにするのが良いでしょう。情報が多すぎると人は読む気が失せてしまうのは、名刺でも同じです。必要のない情報は削ぎ落としたほうが、本当に伝えたい内容が印象に残りやすいのです。

名刺をシンプルにするために、下記のように考えれば情報を絞ることができるでしょう。

Email:XXX@YYY.comのように記載される名刺はよくありますが、そもそもメールが普及した世の中で「Email」と書く必要があるのかということを改めて考えてみましょう。TELとFAXと書く理由は、番号だけだとどちらかが分からなかったからですよね。名刺を渡したあとに「連絡をしてください」という導線だったわけです。住所が書かれている名刺は、何かを送ってくださいのようなビジネスの導線としての意図があるはずなのです。ですから、どの名刺も電話番号、FAX番号、住所、肩書き、メールアドレス、ホームページのように列挙しておくのが、本当に必要なのかを改めて考えてみるとよいでしょう。

名刺の機能と導線を考える

私はいくつかの本を出しているのですが、著者としての名刺は著作を宣伝するための宣伝ツールとして使えます。ですから、私は著作を出したときに、名刺を新刊に合わせて新調します。次の本が出るくらいまでしか基本的に使いません。ビジネス書は発売後の初動が重要だからです。名刺に持たせる情報は「新刊が発売になりました」ということです。同じように考えると、定期的に新商品を出している会社であれば、名刺の裏には、新商品の写真というのも良いかもしれませんね。たとえば、掃除機で有名なダイソンの社員の名刺の裏のデザインは商品の写真でした。

名刺に記載すべき情報は、その情報が持つ機能とご自身のビジネスとしての導線を意識して決めるべきです。たかが名刺ですが、コストをかけた営業ツールですから、これを機会に経営者として改めて考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

 

profile

商品開発コンサルタント・ビジネス書作家
美崎栄一郎

商品開発コンサルタント。花王でアタック、ソフィーナなどの開発のプロジェクトリーダーとして活躍後、独立。
コンサルティングでは、1年で結果を出すことを念頭に置き、企画から販売及び広報戦略まで複合的にサポートする手法が評価されている。

美崎栄一郎の連載記事一覧
【経営者のための仕事術】名刺作成のデザインのヒント
【経営者のための仕事術】あとに残る印象をつくる戦略

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