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フリーランスはどうしてる?「健康保険」の手続きや加入できる保険は?

フリーランスはどうしてる?「健康保険」の手続きや加入できる保険は?

会社員を辞めてフリーランスになる際には、健康保険の切り替えをはじめ、さまざまな手続きが必要になります。フリーランスになる予定だけれど、どのような手続きが必要になるのかよくわからない、フリーランスになる前に確認しておきたいという方もいるでしょう。そこで今回は、フリーランスに必要な健康保険の手続きやフリーランスが加入できる健康保険などについて詳しくご紹介します。

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フリーランスになった時にするべき手続きとは

フリーランスになった時に必要になる主な手続きは以下の通りです。

・開業届(個人事業の開業届出・廃業届出等手続)の提出
・所得税の青色申告承認申請書の申請
・国民年金への加入
・国民健康保険への加入

開業届はフリーランスとして活動していく場合、どんな職種でも必要になります。事業開始後1か月以内に事務所・事業所の所在地を所轄する税務署へ届け出ましょう。

所得税の青色申告承認申請書も事務所・事業所の所在地を所轄する税務署で申請する書類ですが、確定申告で青色申告をする予定がない場合は提出しなくても問題はありません。期限は青色申告書を提出しようとする事業年度開始の日の前日までとなります。

国民年金は、退職日の翌日から14日以内に基礎年金番号通知書か年金手帳等の基礎年金番号を明らかにすることができる書類を持ってお住いの市区町村の役所にて加盟手続きをする必要があります。なお、国民健康保険は年金事務所や市区町村での手続きのほか、郵送での申請も可能です。

いずれも、早めに手続きを済ませるようにしましょう。

[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続(国税庁):https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

[手続名]青色申告書の承認の申請(国税庁):https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hojin/annai/1554_14.htm

国民年金に加入するための手続き(日本年金機構):https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/kanyu/20140710-04.html

国民健康保険等へ切り替えるときの手続き(日本年金機構):https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/tekiyo/hihokensha2/20120803-05.html

会社員とフリーランスの健康保険は異なる?

会社員の頃は、健康保険は会社側が手続きをしてくれていた、という人は多いでしょう。しかし、フリーランスの場合、手続きは基本的に自分自身でする必要があります。自分がどの健康保険に加入するかを決め、手続きしなければなりません。

では、会社員とフリーランスが加入する健康保険には、どのような違いがあるのでしょうか。

会社員は事業主が加盟する健康保険へ加入する

会社員の場合は、入社とともに会社が定める健康保険に加入します。

主なのが、中規模以上の企業が加盟する「組合管掌健康保険(組合健保)」と、「全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ」」というものです。「組合管掌健康保険」は、常時700人以上の従業員がいる企業、または同じ業種の事業所が集まって3,000人以上いる場合に設立・運営される健康保険です。それ以外の組合員以外の被保険者の健康保険を管掌しているのが「全国健康保険協会管掌健康保険」になり、主に中小企業・零細企業が加盟しています。

医療費の自己負担額は3割です。そして会社が半額を負担してくれるという大きな特徴があります。さらに、医療費を負担してくれるだけではなく、福利厚生サービスも受けられることが多いといわれています。

フリーランスは自分の意思で加入する健康保険を選べる

フリーランスの場合は、どの健康保険に加入するか、自分の意思で選べます。「国民健康保険」に加入しているケースが多いようです。

手続きから支払いまで自分で行う必要があり、会社員のように会社が半額負担してくれることがないため、同じ金額を納めていても負担額は倍になってしまいます。

医療費の自己負担額は、会社員が加入する健康保険と同様で3割です。

フリーランスが選べる健康保険の種類とは

フリーランスはどうしてる?「健康保険」の手続きや加入できる保険は?

続いて、フリーランスが選べる健康保険の種類を詳しくみていきましょう。

国民健康保険

まずは国民健康保険です。

職場の健康保険は退職した日の翌日から使用できなくなるため、どの健康保険に加入するか、フリーランスとして独立する前に考えておきましょう。

また、健康保険は退職すると勝手に切り替わる仕様にはなっていないので、国民健康保険に加入するためには自身で手続きをする必要があります。

前年度の所得や世帯人数などにより保険料が変わるため、一概にいくらとはいえません。シミュレーションサイトなどで金額を事前に確認しておくと安心でしょう。

そして、国民健康保険料は全国一律ではなく、自治体によって変わります。そのため、健康保険料が安い自治体に引っ越すことで安く抑えることも可能となります。もし、引っ越すか迷っている場合には、保険料が安いという点はメリットとなるので、住む場所を変えることを検討しても良いかもしれません。

国民健康保険等へ切り替えるときの手続き(日本年金機構):https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/tekiyo/hihokensha2/20120803-05.html

職場の健康保険の任意継続

フリーランスの方は、職場で加入していた健康保険を任意継続するという選択肢もあります。

退職するまでに職場の健康保険に加入していた期間が2カ月を超えている場合は、健康保険にそのまま入り続けることができるのです。

この場合、退職日翌日から20日以内に「任意継続被保険者資格取得申出書」を提出することで継続が可能となります。なお、職場に所属している時は半額を会社が負担してくれていますが、任意継続の場合、保険料は全額自己負担に切り替わります。

また、1日でも支払いを滞納してしまうと資格を喪失することとなるので気をつけたいところ。

ただし、期間は最長2年と定められているので、2年経過後は他の健康保険に切り替える必要があるので注意しましょう。

任意継続の加入手続きについて(全国健康保険協会):https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/r316/

国民健康保険組合

フリーランスの選択肢として、国民健康保険組合に加入することもできます。

国民健康保険組合とは、国民健康保険法に基づいた組合のことです。文芸美術国民健康保険組合や東京美容国民健康保険組合といったものがあり、同種同業による組合員で組織されています。

国民健康保険は前年度の所得によって金額が変動しますが、国民健康保険組合は固定料金が多いことが特徴です。

そのため、収入が増えてきた段階では支払いに余裕ができる可能性があるのです。安く済むことがあるので、自分が当てはまる組合をチェックしましょう。

自身の収入を元に国民健康保険に加入した場合の支払い金額を算出し、比べてみることをおすすめします。

都道府県毎の保険料額表(全国保険協会):https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3150/

家族の扶養に入る

家族の扶養に入るという方法もありますが、扶養に入るためには収入の上限があるため、フリーランスとしてしっかりと収入を得ている場合は条件を満たさない可能性があります。

年収が130万円を超えない場合は、扶養に入ることで健康保険料を安く抑えられるでしょう。選択肢のひとつとして覚えておきましょう。

被扶養者とは?(全国健康保険協会):https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3160/sbb3163/1959-230/#7-a

民間の保険サービスは利用すべき?

フリーランスになったら民間企業が提供する保険サービスは利用するべきなのでしょうか。

最後に、フリーランスが活用できる保険をいくつかご紹介します。

賠償責任保険

フリーランスとして働いていると、ミスや伝達不足などでクライアントが損害を被ってしまう可能性もゼロとはいえません。それ以外にも、使用している機器の故障やウイルスなどによってクライアントの情報を漏洩してしまった場合、クライアントから損害賠償を請求される場合があります。

そういったトラブルの時に、賠償責任保険に加入しておくと、問題解決のためのサポートを受けられます。弁護士費用の負担が付いている保険もあるので、もしもの可能性に備えておくと安心です。

所得補償保険

フリーランスは収入の上限がない分、働けなくなった時には一気に収入がなくなってしまいます。そのため、ケガや病気で入院することになるなど、収入が得られなくなった時のために準備しておく必要があるといえるでしょう。

急に働けなくなった時のために貯蓄をしておくことが一番ではありますが、所得の保障をしてくれる保険に入っておけば、さらに安心して働けるでしょう。

仕事内容や働き方によって適切な保険は異なります。ここでは多くのフリーランスに適している保険を紹介しましたが、自分に当てはまるものを探してみることをおすすめします。

フリーランスになる前に副業からスタートする

フリーランスとして独り立ちするためには、さまざまな手続きが必要となります。会社を辞めたからといって、すぐに開業が出来るわけでも保険が自動で切り替わるわけでもなく、自分で動いて細かな書類を準備する必要があります。

健康保険もそのひとつです。どのような種類があり、フリーランスがどのような選択肢を持っているのかを確認し、自分に適した保険を選んでください。

会社から独立してフリーランスになるには勢いや覚悟も大切ですが、その前にしっかりと準備を進めてから独立することをおすすめします。

フリーランスには魅力的な部分も多いですが、その反面、健康保険料の負担が増えたり、手続きが増えたりと大変なことがあるのも事実です。実際にどのような選択肢・準備があるのかも知った上で決意するようにしましょう。

また、一気にフリーランスとして独立するのではなく、まずは副業からスタートもおすすめです。自分に適したビジネスを副業から始めて、本業にできそうなのかを判断した上で、独立に踏み切ってみるのもおすすめです。

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PROFILE

ameri

コスメメディアの編集部を経て独立し、美容からビジネスで幅広く執筆中。女性向けライフスタイル、エンタメ分野が得意。普段はインタビュー記事をメインに執筆。

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