働き方やライフスタイルのヒントをお届けするポッドキャスト番組『安居楽業 ライフとワークを整える』。前回に引き続き、ゲストはファッションインフルエンサーのkinoko.さん。
今回は、二拠点生活やプライベートの過ごし方、SNSとの向き合い方についてじっくり伺いました。推し活やゲームが心を整える手段になっていることや、完璧主義を手放したことで得られた心地よい働き方、そして「誰かを支える仕事がしたい」という新たな展望まで。
発信の裏側にある、kinoko.さんのリアルな声をお届けします。
「自分はオワコンなのか?」プレッシャーを乗り越えられたラジオの存在|安居楽業〜ゲストkinoko.さん(前編)
きのこヘアがきっかけ!? SNSネーム「kinoko.」誕生秘話

西川:
先週お聞きするのを忘れていました。kinoko.さんのお名前の由来についてです。みなさん音声で聴いてくださっていると思うんですが、kinoko.さんは、アルファベットの小文字で「kinoko.」と表記されていますよね。これはどういったきっかけで、この名前にしたんですか?
kinoko.:
そんなに面白い話ではないんですけど、もともと大学生のときにInstagramを始めたんです。Instagramって、本名かあだ名でやることが多いじゃないですか。私は当時、教育学部に通っていて、大学3年生で教育実習や教員採用試験の真っ只中でした。そんな中、一人だけ本名でInstagramをやっていたら「殺されそうだな」と思って(笑)、違う名前にしなきゃって。
西川:
たしかに。プライベートというか、実習生としての自分と発信する自分は分けたいですよね。
kinoko.:
「これは分けないとマズいぞ」と思いました。そのとき、ちょうどボランティアリーダーもやっていたんです。月に1回、子どもたちをキャンプに連れて行ったり、川遊びをしたり、レクリエーションをする役目なんですけど、リーダーって基本的にあだ名をつけなきゃいけないんですね。
「何がいいですか?」って聞かれたときに、当時マッシュルームみたいな髪型をしていたので「マッシュがいいです」って言ったんです。
西川:
そういうあだ名の方、よくいますよね。
kinoko.:
そうなんです。それがかわいいなと思って。でも「マッシュはもういるよ」って言われて。「マジか!」となって悩んでいたら、リーダーの先輩に「きのこでいいじゃん」って言われて。「かわいいじゃん、きのこって。マッシュと同じ意味だよね」って。そこから「じゃあ、きのこで」って決まりました。
Instagramの名前を考えたときに、ひらがなの「きのこ」だとおしゃれじゃないなと思って、アルファベットで「kinoko.」にしたんです。それがkinoko.誕生のきっかけです。
西川:
そこから8年も付き合うことになるとは、思っていなかったんじゃないですか?
kinoko.:
そうですね。初対面のお仕事相手に本名を出していないので、「初めまして、kinoko.です」って言うと、「お前ふざけてんじゃねえよ」みたいな顔をされることもあって(笑)。いつも「申し訳ないです」って謝っています。
西川:
たしかに、きのことファッションって結び付かないですもんね。
kinoko.:
そうなんですよね。
西川:
でも、今や「kinoko.さん」っていう感じがすっかり定着していますよね。
kinoko.:
ありがたいことに、覚えてもらいやすい名前でよかったなとは思っています。ただ、ちょっと難しいなと感じることもあります。
西川:
これから一生「kinoko.」としてやっていくわけですもんね。
kinoko.:
そうなんですよ。本当によかったのかなって、時々振り返って心配になることもあります(笑)。










