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銀座のホステスさんの下着は経費でOK? 経営者のため仕事術

銀座のホステスさんの下着は経費でOK? 経営者のため仕事術

ビジネス書著者で商品開発コンサルタントの美崎栄一郎です。仕事術に関する著作をたくさん書いていますが、アントレStyle Magazineでは、「経営者のための仕事術」について、実践できるノウハウや考え方をお伝えしたいと思っております。

今回は、経費処理についてを話題にしたいと思います。

経営者になると、いろんな職業の人がどうやって経費処理しているのか、気になることもあると思いますので、そのあたりの話についてです。

銀座のホステスさんの下着は経費なのか?

銀座のホステスさんのドレスは、衣装として計上しているようです。
芸能人が舞台に立つように銀座のホステスさんは、その舞台が銀座のお店ということで、制服扱いですね。
会社でいう作業着を経費扱いするのと同じことです。

下着はどうなのかと思い、実際に銀座のホステスさんに聞いてみたところ、私の調査では100%で下着まで含めて経費計上しているとおっしゃっていました。

それほど銀座のお店に行くわけでもないので統計的なデータではありませんが、ご参考までに。

飲食店の経営者は、食費は経費なのか?


飲食店の経営者は食費が経費になるのかということですが、調査費という項目で処理している場合も多いようです。
競合店の調査だったり、既存店のメニュー開発のヒントになったりしますから、実際にも調査の一環と言えそうです。

私が花王(株)という会社で開発の仕事をしていたときは、競合の会社の化粧品や洗剤などを購入しましたが、調査費で計上していました。飲食もそれが仕事の一環になっていれば、調査費にあたるということです。

旅行の宿泊費や交通費は経費なのか?


旅行サイトや旅行ブログなどで記事を投稿しているアフィリエイターの人たちは、旅行の宿泊費や交通費も経費として計上していると聞きます。これも取材費という名目で通常の出張のような旅費精算ではなく、取材としてかかる費用として計上できるということなのです。

アフィリエイトで利益がでるに至っていないとしても事業として営んでいるのであれば、経費には計上できるのです。
もちろん、経営的な意味では収益を上げる構造を作ることが第一ですが、経費という観点からいえば旅行に関する仕事をしているので、旅行に関係する仕事も経費になるというわけです。

トレーニングジムに行く費用は経費か?


トレーニングジムに行く費用を経費にしている場合は、それが直接的な仕事ならば問題ないでしょう。
アスリートの場合は、そういう処理の仕方ができます。

ただ、健康のためということで行っているのであれば、会社の規則で福利厚生として認める金額や要件のガイドラインを設定しておけば、福利厚生費として経費計上できる場合もあります。そのような処理をしている経営者もいるとお伺いしております。

参考になりましたでしょうか?
個別のケースは顧問税理士の方と相談して決めていただきたいのですが、経費というのは事業運営にかかるお金ということですから、その事業に関わっていることが証明できるストーリーがあれば、どんなものでも経費になりえるという話でした。

会社員の場合は会社がその経費処理のルールを決めますが、経営者になれば自らそのルールを設定する必要があるのです。ぜひ、自分の事業を振り返るきっかけにしてみてください。

 

商品開発コンサルタント・ビジネス書作家
美崎栄一郎

商品開発コンサルタント。花王でアタック、ソフィーナなどの開発のプロジェクトリーダーとして活躍後、独立。
コンサルティングでは、1年で結果を出すことを念頭に置き、企画から販売及び広報戦略まで複合的にサポートする手法が評価されている。

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