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-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日

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複合的なアウトドアショップへの夢が広がった前回。社長と面識があるというカヤックメーカーへアウトドアショップ出店についての問い合わせを試みるなど、アクションを起こした林原さん。一方で、そもそも独立開業するうえで視野に入れていたカーリペアのフランチャイズにも再度問い合わせを行うなど、まだ自身の中でも進路を迷っている印象がありましたが、決定的な動きはあったのでしょうか。
林原雄大(仮名)さんプロフィール 大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生と高校生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討している。自身の経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズ加盟を検討していたが、お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヤックを取り扱うアウトドアショップも視野に、働きながら情報収集中。

――大阪のカヤックメーカーにショップ開業の問い合わせメールをしたと前回お話しされていましたが、どんな回答がありましたか?

まだ返信がありません。具体的な内容じゃなかったからかもしれません。

――問い合わせをしてから、かなりの時間が経っていますが、催促した方がいいのではないでしょうか? 以前、接触していたカーリペアのフランチャイズにも再度問い合わせをしたと伺いましたが、こちらは反応がありましたか?

4月にフランチャイズの担当者にお会いして話を聞きました。「シートの張替えはB to Cのビジネスだが、カーリペアはB to B。個人を相手にするより需要があるので、がんばれば月商100万円くらいにはなる」と言われました。

――その言葉に対して林原さんはどんな感想を持ちましたか?

需要はあるのかなと感じましたので、やってみたいという方向に気持ちは動いています。

――ほかにも加盟を考えているフランチャイズの企業はありますか?

先日お話を伺ったカーリペアのフランチャイズ説明会では「技術を習得するのが難しいので、あまりオススメではない」と言われたのですが、ボディリペアを扱う別のフランチャイズも視野に入れています。

――「オススメしない」と言われても気になっているのはなぜですか?

ボディのへこみを直す場合、板金を頼むとかなりの値段になってしまいます。ユーザーの視点から考えると、比較的コストが安いデントリペアの需要もあると思うのです。4月に説明を聞いたフランチャイズとボディリペアも扱うフランチャイズの2社を検討しています。

――前回は完全にアウトドアショップでの開業に気持ちが傾いているように感じましたが、今回の話を聞いていると、またお気持ちが変わったようにも見えますね。

そうですね。現在、開業希望の1番目がカーリペア、2番目がアウトドアショップ、3番目は表装業ですね。

――そういえば、表装業という選択肢もありましたね。なにか進捗はあったのですか?

今のところありません。

――ほかに独立開業に関することでなにかアップデート情報はありますか?

特にないですね。ただ投資系の本には興味があるので、読んでみたいと思っています。

――次回取材までにやりたいと思っていることを教えてください。

フランチャイズ企業が集まるイベントが5月にあることをFacebookで知ったので、出向いてほかのフランチャイズも比較検討してみたいと思っています。

「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ 次回の更新は、2017年5月26日(金)。 鎌倉市に理想の託児所を開業した菊地さん編(第6回)予定。 オープンから1カ月。運営は好調なのか!?お楽しみに!

更新日:2017/5/19
文:磯部正和 撮影:吉原朱美 撮影協力:STORY STORY

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
山本晋也さんプロフィール 大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。退職後、日本政策金融公庫で創業融資を受け、2017年3月、神奈川県に子別指導塾らぼという塾を開校した。

――開校して1カ月が経とうとしていますが、どんな毎日を送っていらっしゃいますか?

月曜日から金曜日まで、13時ごろに出社して事務作業をしています。作業が終わったら、その日に来る生徒さんたちの授業の準備をします。こどもたちは15時20分ごろから来校し始めるので、それまでに雑務は終わらせるようにしています。

――生徒さんの数も順調に増えていますか?

開校したばかりなので順調かどうかまだ分かりませんが、ありがたいことに体験授業を受けた子は全員入会してくださいました。 “楽しかった”“分かりやすかった”と体験後の感想を聞いた時はうれしかったです。雰囲気も気に入ってくれたようで、入会後に“この塾を自慢したいから友達を連れて来てもいいですか?”と言ってくれる子もいたんですよ。 何もかもイチから準備をした自分の塾に入会してもらえるというのは、フランチャイズで開校した時の嬉しさと比べても格別です。

――開校前に配布したチラシの効果はありましたか?

多少はありましたが配布した枚数も少ないため、チラシを見て来校したというよりも通りがかりの方や、塾の隣にある音楽教室の生徒さんからの問い合わせの方が多いという印象です。割合でいえば、来校した子どもたちの2割程度かと思います。 自由にチラシを手に取れるように教室の前に置いているのですが、そちらは結構減っているのでチラシ自体はとても役に立っていると思いました。 入会前に行うカウンセリングも、以前勤めていた塾では、チラシを見て電話予約をしてくださる方が多かったのに対し、今回は飛び込みでお越しになる方が多いです。 理由は正確には分かりませんが、それだけ教室や看板が目立っているということかもしれませんね。

――では、実際に授業を始めてみて、ほかの塾との違いや強みは何だと思われますか?

体験授業で来てくれたこどもたちには、最初のカウンセリングでその子のレベルや性格などを把握して、入会後の指導につなげるようにしています。 うちは“個別”ではなく“子別”指導とうたっているので、こどもの能力や性格などに合わせて、一人一人教え方を変えているんです。 予習や復習のやり方、苦手を克服するためにやった方がいいこととそのやり方も教えます。家での学習方法も指導します。 やる気を出す方法も人それぞれなので、その子に合ったやり方を教えてあげるんです。授業のない日でも自習という形で来てもらうこともありますよ。

――それは生徒たちにとってメリットがたくさんありますね。これからの販促活動や黒字化できそうな時期などについて教えてください。

地道に口コミで広げていくのが一番だと思います。 開校時にやっていた、いろいろな事務作業も落ち着いてきたのでポスティングの販促活動を再開する予定です。 配布は前と同じ業者にお願いして、前回同様でこの塾から半径1キロくらいのエリアを中心に、塾からは少し離れているけれど通塾可能という範囲で以前とは違うエリアでもやってみようと思っているんです。今回は時間があれば、自分でも配ってみるつもりです。 チラシは開校時に作ったものとはデザインを少し変えて、写真も変更しようかと考えています。 黒字化については、今のところ夏ごろをめどにできればいいなと思っていますね。

――そうなんですね。起業後、経営者になったと感じることはありますか?

はい。それはいつも感じています。 全てにおいて制約がないこと、裁量権は常に自分にありますから。 自分1人で全てを決めなければならないということになりますが、それをプラスに感じる人にとってはフランチャイズよりも魅力的だと思います。 1つ例をあげるとすると、チラシのデザインや記載内容の決定から、何枚をいつどこにどのような方法で配るかといったことまで、全部自分の考えで決められます。私はこのスタイルの方がやりがいを感じるので好きです。

――最後に、今、悩みはありますか?

経理の仕事が大変だなと思い始めたので、税理士さんにお願いしようと考えています。 以前フランチャイズで開校した時は、パソコンの会計ソフトを使ってやっていたのですが、結構時間がかかったので、今回は外注にしようかと。経理に割く時間の分だけ、本業に集中できればと思います。

「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年5月19日(金)です。
託児所をオープンした菊地さん編をお楽しみに!

更新日:2017/5/12
文:堀家かよ 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
橋爪さんご夫妻プロフィール ご主人さまは、山梨県出身の33歳。東京の大学を卒業後、都内の新聞社に就職。その後、保育園の管理事務職に就く。体調を崩した祖父を想い山梨県へUターンするも、勤めていた保育園から、新規園の立ち上げスタッフにと声がかかり再度、東京へ。新規園が軌道に乗ったのを見届けたのち退職。2016年に山梨県へ移住し地元企業に勤めるが2017年3月末に退職し、現在は開業準備に専念。奥さまは神奈川県出身の44歳。大学卒業後は、大手学習塾、塾経営など教育業界や企業に勤務し、保育園管理事務職に。現在は山梨県内の企業で働く。ご夫婦で山梨県産のフルーツを用いたゼリーを主力商品とした6次産業での開業を予定している。

――開業時に主力商品にしたいとおっしゃっていたフルーツゼリーの開発は、その後いかがでしょうか?

ゼリーの甘さについては、99%は決まったという感じです。使用するフルーツによっては、色がゼリーに移ったり、固まり方が違ったりしてくるので、素材ごとに品質の調整をすれば完成です。 旬のフルーツを使ったゼリーの販売を考えているので、これまで開発してきた枯露柿(ころがき)・キウイ・イチゴのゼリーなどは、シーズンが過ぎてしまい、販売には間に合わなかったのが残念です。 ただ、ゼリーのベースはできているので、今後は、さくらんぼや桃などのハウス栽培によって通常より早く育ったフルーツを使用し、より完成品に近づけていこうと思っています。フルーツがハウス栽培ではなく普通に外で育てる露地栽培に移行する時期、いわゆる旬の時期までには販売できる状態にしていきたいと思っています。
露地栽培が始まる時期は、その年の気候により若干違ってくるので、どのエリアでいつ始まるのかを地元紙で常にチェックしています。 あとは、旬のフルーツを使用したゼリーと並行して、通年販売できる商品も開発をしていきたいですね。フルーツゼリーだけにこだわらず、でも同じように地元、山梨県産のものを使うなど、地域活性化につなげられたら良いなと思っています。

――前回、商品を入れる容器のサンプルを取り寄せたところだと伺いましたが、実物はいかがでした?

サンプルを使用してみたのですが、自分たちらしさが欠けていると感じたので、足つきタイプにこだわらず、ほかのタイプも検討してみようと思いました。 製菓材料を販売しているお店で偶然見つけた容器がイメージにピッタリだったので、これと同じだと思われる容器のサンプルと見積もりを業者にお願いしているところです。 容器が決まれば、これに合う蓋も探したいと思っています。

――納得のいくものに出合えたようで良かったですね。難航していた物件探しはどのような状況ですか。

それが実は、最近は売り物件を見ているのです。 賃貸は、希望より広すぎたり、高かったり、そうかと思えば安いけれど古くてあれこれ工事が必要だったりしたので、借りた後に工事費などがかかるのであれば、購入してもよいのではないかと思い始めたからです。 金額は3年~5年分の賃料と同じくらいの価格帯で考えています。場所は、以前と変わらず、地元の北杜市内で探しています。
購入物件を探し始めて知ったのですが、一定の坪数以上でないと土地の売買が禁止されているエリアがあったり、別荘地だと商売禁止のところもあるようなんです。そういう規定をクリアしていても、物件によっては購入後に木を切る必要がありそうだったり、下水を引き込むなどの工事が発生するような土地もあるので、賃貸物件探しにはなかったポイントを確認しながら探しています。

――そうなんですね!購入物件探しは不動産屋さんに相談されたのですか?

基本的にはインターネットで検索して、良さそうな物件を見つけたら不動産屋に問い合わせたり、その近くを通るときに2人で寄ってみたりしています。出店に向いていそうな土地に「売地」という看板が立っているのを見かけたときには、その看板にある電話番号にかけてみたりしています。 購入を検討し始めたので、保健所に設備面での開業条件を聞きにも行ってきたんですよ。 菓子製造業で開業された方の開業準備ブログなんかを読んでいたのですが、実際に聞いてみようと思って。購入してから開業条件に満たない物件だったということでは困りますしね。 保健所では「ログハウス調の店舗の場合、どのような条件がありますか」と聞いてみたのですが、屋内の壁に木の凸凹があるのはNGということや、天井やお手洗などについても聞けました。 最近では、テレビのお店紹介などを見ては「こういう物件や設備で開業しているのか」と思ったりするようになりましたね。

――そうだったのですね。賃貸物件探しのときは知人の方や開業相談をしている銀行・商工会の方々とも探していらっしゃいましたが、購入物件もみなさんとご一緒に探されているのですか?

はい。賃貸物件の時と同様に、みなさん良い物件がありそうなときは連絡をくださるので有難いですね。 銀行の方には、物件が決まったら助成金の申請などすぐ動けるように事業計画を見ていただいたりもしています。 商工会については、北杜市の商工会の開催している創業塾というものを受講する予定です。早ければ5月下旬からスタートとのことなので、どんなことが学べるのか楽しみにしています。

「-Season2-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ 次回の更新は、2017年5月12日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/4/28
文:樋口代史子 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
菊地美由起さんプロフィール 岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越す。2017年3月末で保育園を退職し、4月7日に鎌倉市内にフランチャイズの託児所をオープンした。

――今日プレオープンということで、初めてお邪魔しました。グランドオープンまであと2日ですが、準備は万端ですか?

なんとか形になってきましたが、今までいろいろあったんです。3月末まで保育園で働いていたのですが、ちょうど年度末ということもあり、仕事が山積みでした。結局、最終出社日まで残業をすることになって、開業準備にとりかかる余裕がまったくありませんでした。そんなわけで、やらなくてはいけないこと、やりたいことがほとんどできずイライラすることもありました。

――それは大変でしたね。具体的には、どんなことがあったんですか?

実は3月30日に電話がつながるようになる予定だったのですが、回線が部屋まで引き込まれていないことが発覚し、急きょ工事をすることになったんです。年度替りで引っ越しをする人が増える時期とあたってしまったので、工事のスケジュールをおさえられず、プレオープンに間に合わない!と、パニックになりました。 投げ出したくなってしまって、フランチャイズの社長に、もうやめたいと言ってしまったほどでしたね。働きながらの開業準備は本当に大変だと痛感しました。

――そうだったんですか。でもなんとかここまでこぎつけたんですね。

はい、そうですね。娘が内装工事を依頼した業者さんと連絡をとってくれたり、手配をテキパキこなしてくれたので、私も気持ちを切り替えて、なんとかやりとおすことができました。 これから開業を考えていらっしゃる方は、フランチャイズの担当者や開業準備を依頼した業者さんたちと密に連絡をとると、オープンまでスムーズに進められるのではないかと思いますよ。

――内装工事はどんなことをどれくらいの期間で完成させたんですか?

3月22日から内装工事を始め、壁・床の張替とともに、トイレとバックヤードを新たに作ってもらいました。最初はこどもたちの寝るところと遊ぶ場所くらいの広さしかないかも?と思っていたのですが、意外とスペースに余裕があったので食事をする場所も確保できました。 毎日工事が入っていたわけではないのですが、10日間くらいで出来上がったと思います。

――内装でこだわった部分はどんなところでしょう。

入り口側のガラス張り部分に目隠しシートを貼るのは、何か違うと思い、花の絵を描くことにしました。絵が得意な長女にデザインを頼んでみたのですが、仕事が忙しいということで描いてもらえなかったんです。でも、今まで開業の相談にのってくれていた隣のお店で芸大生のお客さんと偶然出会ったので、お願いしてみました。 快く引き受けてもらえたので、4月1日に打ち合わせをしたのですが、画材なども準備してくれて、打ち合わせの翌々日には、とってもかわいい花柄の目隠しを作ってくれました。今は春なので、チューリップなどを散りばめたデザインにしてもらったのですが、夏になったら夏らしい雰囲気の絵に変えてもらう予定です。全部おまかせでお願いしたのですが、気に入っています。 ほかにも受付スペースに荷物入れを用意しているのですが、教室は白をベースに明るい雰囲気を出したいと思っていたので、ピンクやオレンジのバケツ形のボックスを用意しました。間口が広くて使いやすいし、こどもたちもきっと喜んでくれると思います。

――それでは現時点でやらなくてはいけないこと、やりたいことはどんなことでしょう。

壁にある排煙口の掃除がまだ終わっていないので、まずそこをキレイにしたいと思っています。 本棚も準備できていないので、早めに買って窓際に置きたいですね。あと、こどもたちが食事をするときに使うハイテーブルも。 予約が入ってくるのはこれからだと思うので、スタッフの募集などはおいおい考えていこうと思います。

――最後に。開業を迎え、経営者としての意識は芽生えましたか?

まだまだ準備に追われているので、そこまで考える余裕がないのですが、買い物をして領収書をもらうときに、あ、自分の会社なんだなって思うことがあります。きっとこれからいろいろな場面で感じることがあるんでしょうね。

次回の更新は、2017年4月28日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/4/21
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。前回、若いころから親しんでいたリバーカヤックやカヌー関連のアウトドアショップへの興味を示した林原さん。単なるショップ経営だけではなく、カヤックスクールとの連動や、カヤック好きがコミュニケーションできる場所の提供など、夢は大きく広がっていましたが、進捗はあったのでしょうか…。
林原雄大(仮名)さんプロフィール 大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。当初、カーリペアのフランチャイズを検討していたが、お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヤックを取り扱うアウトドアショップの検討も開始。

――カヤックの老舗メーカーがアウトドアショップ経営へのアドバイスをされているとおっしゃっていましたが、問い合わせはしてみたのでしょうか?

大阪に古くからあるカヤックのメーカーがあって、そこが主催のスクールで以前、ボランティアのコーチをしていたのです。社長さんとも面識があったので、私の中にある構想をメールで問い合わせてみました。

――具体的にはどんな内容のメールを送ったのでしょうか?

カヤック好きが集まるような場、例えば喫茶店みたいな機能を兼ねたアウトドアショップはどうなんだろうという内容です。

――返信はあったのでしょうか?

まだレスポンスはないです。

――まずは回答次第だと思いますが、アウトドアショップの現状について教えていただけませんか?

メールを送ったのは大阪のメーカーなのですが、以前は関東にも直営の販売店を持っていたのです。いまは撤退してしまっているんですね。業界的にも、大手だとモンベルさん、あとは都内にカヌーショップが1、2店舗あるぐらいですね。

――カーリペアの独立を考えているときも市場が気になるとお話されていましたが、林原さん自身は、カヤックやカヌーの市場をどうお考えなのでしょうか?

具体的に調べたわけではありませんが、リオオリンピックで羽根田卓也選手がカヌーで銅メダルをとりましたよね。でも、カヤックやカヌーを楽しむ人が増えたという印象はないですね。

――単純な販売ショップでは難しいという印象ですか?

そうですね。複合型じゃないと厳しいと思います。スクールと連動したり、喫茶店でコミュニティーを作ってもらえる場にして、それに付随してグッズや商品を買ってもらうみたいな広がりですね。

――そうした複合的な形だと開業のイメージはわくのでしょうか?

いまの若い子は競技としてではなく、例えば旅行先でのレジャーの1つとしてカヌーをやるという接し方だと思うんです。そういう人の窓口となって、面白さを知ってもらい、最終的には商品につなげていったりするのがいいのかなって思っています。

――旅行会社と組んで、カヌースクールの代理店みたいなやり方もあるのでしょうか?

そうですね、そういう発想もあると思います。

――メーカーの問い合わせ以外に具体的に何かアウトドアショップに向けて行動されていることはありますか?

いえ、まだ全然です。

――先が見えていない部分があると、具体的に行動に移すのは難しいですか?

そうですね。定年までまだ2年あるというのが、気持ちのどこかにあるんです。そこに甘えちゃっている部分も否定できません。

――お話を聞いていると、アウトドアショップについて語っている林原さんは生き生きしているように見えますが。

もともと20代のときから自然に関わる仕事をしてみたいという思いがあったので、いろいろ考えていても楽しいですね。

――では、お気持ちはアウトドアショップでの独立開業で固まってきた感じですか?

実はカーリペアの方も、以前問い合わせをしていたフランチャイズに、検討を再開したいとメールをしているんです。

――再開しようと思ったのはなぜですか?

アウトドアショップの話は、ある意味まだ見えてこない部分が多いですし、先ほど話したような広がりだと、かなり壮大な感じになってくると思うんです。カーリペアの方は、業界的にもなじみはありますし、フランチャイズの方が話も進みやすいですからね。

――具体的にはどんなメールを?

業界の将来性について、しっかり話してほしいと問い合わせしました。フランチャイズがこうした部分に対してどういった回答をしてくるかしっかり確認したいと思います。

――現状、いくつか選択肢を持っていらっしゃいますが、ご自身の中ではどのような気持ちの配分なのでしょうか?

アウトドアショップ40%、カーリペア40%、表装業20%ぐらいです。

――絞りきれていないということは、まだご家族にお話しするタイミングではないと?

そうですね。方向性を決めてからですね。

――早く前に進めるといいですね。

はい。でも、こうした定期取材を受けることによってお尻を叩いていただけているのかなと思っています。

次回の更新は、2017年4月21日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/4/14
文:磯部正和 撮影:吉原朱美 撮影協力:STORY STORY

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
山本晋也さんプロフィール 大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。退職後、日本政策金融公庫で創業融資を受け、2017年3月に神奈川県に子別指導塾らぼという塾を立ち上げる。体験入学をスタートさせたばかり。

――とても明るい雰囲気の塾になりましたね。思ったとおりの内装に出来上がりましたか?

はい。うまくいったと思います。内装は爽やか且つシンプルに。塾というより、カフェに来たような、優しく落ち着いた雰囲気にしたかったので、壁紙や床のカーペットの色、素材にこだわりました。 毎日のようにここに通い、カーペットは全部自分で貼ったんですよ。 壁にある棚は物件についていたものです。参考書を中心に置いていますが、図鑑や地球儀など、こどもたちが勉強に興味を持つきっかけとなるようなインテリアをセレクトしました。 半年くらい前から、開校したら使えるものはないかと考えながら生活していたので、ホームセンターに行ったときなども、気になる素材やインテリアグッズを見つけたら、携帯で写真を撮って常に記録しておいたんです。

――それではこれで開校準備は完了したわけですか?

あとはエントランス部分がガラス張りなので、外から中が丸見えにならないように、シートで目隠しをしたり、面談用の席を勉強スペースとパーテーションで区切ったりすれば完成です。そのほかのものは必要になればその都度用意しようと思っています。

――すでに入校希望の問い合わせがあったと聞きましたが…。

毎日14時以降は教室にいるので、通りがかりの小学生がガラス越しに教室を覗いてくれて、そのこどもたちと顔見知りになりました。 すでに体験入学をはじめているのですが、自宅付近で塾を探していた方から問い合わせがあって体験に来られたり、説明を聞きにいらしたり…。申し込みをしてくださった方もいるんですよ。理由を聞いてみると、“工事中から気になっていて、雰囲気もよかった。なによりこどもが行ってみたいと思っている”ということで、決めてくださったようです。 過去にフランチャイズでも塾を開業しましたが、自分1人でイチから作った塾に入ってくれるというこの嬉しい気持ちは、今まで経験したことがないものでした。

――それは幸先がいいですね。販促活動はこれから本格的に始める予定ですか?

最初は自分でチラシのポスティングをするつもりだったのですが、外注することにしました。教室のマニュアル作成をはじめ、出勤簿、面談票や生徒用の入会規則、授業料のシステム紹介など、作成しなくてはいけない書類など、事務作業が多すぎて、販促まで手が回らなくなったんです。 たまたま近所でポスティング作業をしていた人を見かけたので、その人に会社を紹介してもらいました。 住所でチラシを配る範囲を指定するのですが、塾から徒歩1km圏内のエリアで依頼しました。以前フランチャイズで開校したときは、たしか開校2カ月くらいの間で何回かに分けて計10万部のチラシを新聞折り込みでいれましたが、今回は1部4円で1万部のポスティングを予定しています。 それからこの塾の隣がピアノの音楽教室なのですが、挨拶をしにきてくれて、チラシを置いてくれると言ってくださったので、お互いチラシを置きあうことにしたんですよ。

――フランチャイズで開業したときと違うと感じる点は何かありますか?

宣伝などは大変ですが、なんでも自分の思うとおりにできるのでやりがいがあります。料金のシステムをみてもそうなんです。 授業料や諸経費は学年が上がるにつれて高くなるという、よくある塾の料金体系がずっと気になっていたので、この塾では、学年に関係なく一律にしました。 もちろん大手よりは安い設定にしています。

――そうなんですね。すでに講師の先生も働きはじめているのですか?

大学時代の同級生の男性と、フランチャイズで開校したときにお願いしていたベテランの女性の2人を確保しました。男性スタッフはすでに開校準備でいろいろ手伝ってくれています。 ただ、今後、生徒が増えてから新たに講師を探すのでは間に合わないので、生徒の入塾状況を見ながら募集していく予定です。

――今後の予定をお聞かせください。

夏休みにむけて、生徒も先生も増やしていきたいので、今回の開校チラシの反響をみて、夏用のポスティングを考えています。まずは4月の状況をしっかり把握したいですね。

次回の更新は、2017年4月14日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/4/7
文:堀家かよ 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
橋爪さんご夫妻プロフィール 旦那さまは、山梨県出身の33歳。東京の大学を卒業後、都内の新聞社に就職。その後、保育園の管理事務職に就く。体調を崩した祖父を想い山梨県へUターンするも、勤めていた保育園から、新規園の立ち上げスタッフにと声がかかり再度、東京へ。新規園が軌道に乗ったのを見届けたのち退職。2016年に山梨県へ移住し、現在は働きながら開業準備中。奥さまは、神奈川県出身の44歳。大学卒業後は、大手学習塾、塾経営など教育業界や企業に勤務し、保育園管理事務職に。現在は山梨県内の企業に就職。ご夫婦二人三脚で、山梨県産のフルーツを用いたゼリーを主力商品とした6次産業での開業を考えており、希望に合う物件を探しながら、商品開発も進めている。

――フルーツをカットしたばかりのようなゼリーを開発し、主力商品にしたいと伺っていましたが、その後、商品開発はいかがでしょうか?

ゼリーのベースはできているので、その中で、ゼリーの甘さ、後味の良さを追求しているところです。フルーツの量や、フルーツとゼリーの甘さのバランスも調整しています。 旬のフルーツを使用するため、まだ、すべての商品で、というわけではありませんが、現在メイン商品として開発中のゼリーに関しては、この調整ができれば、自信を持って商品化できると思っています。

――ゼリーを入れる容器も決まりましたでしょうか?

容器のカタログ4冊の中から、サンプルを取り寄せました。容器の形状はもちろんですが、容量や材質なども考慮しながら慎重に選びました。良いデザインだと思っても、イメージした容量や原価が合わなかったり、材質によってはゼリーが半透明に見えてしまうなど、形状、容量、材質とすべてが希望に合うものを選択するまでに時間がかかりました。 結局、スクエアタイプのサンプルを1点、脚付きタイプを2点、取り寄せることにしました。ちょうど今日サンプルが届いたところなので、この容器でゼリーを作ってみたいと思っています。実際に使ってみないと分からないですからね。

――出店を考えていらっしゃる地元での賃貸物件探しについてはいかがでしょうか。

やはり、地元では条件に合った物件がなかなか見つからない状況です。もともと、賃貸物件自体が少ない土地ですし。1件だけ、希望より広い物件だったのですが、以前カフェだったという駅前のテナントに空きがあり、問い合わせをしました。残念ながら賃料がかなり予算オーバーだったので、そちらは断念しました。 地元で開業をしたいという思いは変わらないのですが、このままでは物件が見つからず開業の見通しが立たなくなってしまうので、物件を探す範囲を隣の市まで広げ、良い物件があれば、そちらでまず開業をしようかと考えはじめています。あくまでも良い物件があれば、になるのですが。

――この3月で退職し、開業準備に専念されると伺いましたが、退職日が近づき、心境はいかがでしょうか。

いまだ物件が決まっていないということに焦りはあります。それでも、知人やパッケージ業者の方、山梨中央銀行の方などが、親身に相談に乗ってくれるので不安はありません。夫婦で以前の職場の同僚や現在の職場の方にも、物件のことやHP、商品開発の相談に乗っていただいているので、心強いです。

――奥様から、退職されるご主人に一言いただけますでしょうか。

初心を忘れず、失敗を恐れず、自分を信じて真っ直ぐ進んでほしいです。

次回の更新は、2017年4月7日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/3/31
文:樋口代史子 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
菊地美由起さんプロフィール 岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越し。保育園で正社員として働いていたが、3月末で退職予定。鎌倉市内に開業場所が決まり、現在4月7日開業予定でフランチャイズの託児所を準備中。

――さっそくですが、なかなか大家さんから返事がこなかった物件は決まりましたか?

開業日がどんどん迫ってきてあせりましたが、やっと決まりました。 契約時に大家さんに初めてお目にかかったのですが、口数は少なめで、優しい印象の男性でした。物件を今まで飲食関係のお店にしか貸した経験がなかったので、私が申し込んだ後、フランチャイズのホームページを見たり、不動産屋さんに資料を請求したりして託児所について勉強をされたそうです。 入居に関して特に条件を出されることもなく、ありがたいことに入居者を募集していたときの金額より少しお安くしていただきました。 “物事を始める吉日”といわれる「一粒万倍日」が、たまたま私の誕生日だったので、この日に契約しました。サインを終え嬉しくなって、近くにある鶴岡八幡宮に報告に行って来たんですよ。鶴岡八幡宮って、「仕事運」があがる場所なんですよ(笑)。

――本当によかったですね。内装工事の見積もりを再提出するとおっしゃっていた、日本政策金融公庫の創業融資の件はどうなりましたか?

前回、内装の見積もりがあまりにも高額だったので、別の業者にお願いをしたら340万円の見積もりとなったので、FAXで見積書だけ日本政策金融公庫に再提出しました。一週間程で融資の結果が書面で届いたのですが、融資額は希望した金額よりかなり少なく、がっくりしてしまいました。 希望額に満たなかった理由の詳細を聞いたわけではないのですが、内装の見積もりが高かったからなのではないかと思いました。

――そうだったんですか。それではまた工事内容などを変更しなくてはいけないわけですね?

そうなんです。融資の結果が出てからすぐ内装業者に連絡をして、コストダウンできないかと交渉しました。最初に見積もりをお願いした業者より約100万円下がったものの、フランチャイズの担当者からもっと内装費を下げましょう…と本部の皆さんに声をかけてくだって、ほかの内装業者を探してくれました。 私が加盟したフランチャイズの横浜店を手掛けた業者の方が、運良くちょうど連絡をした日に鎌倉に来ていたようで、早速、物件を見に来てもらうことができたんです。かなりコストダウンできるようで、その業者に正式な見積もりを依頼しているところです。

――具体的にはどういうところでコストダウンしたのでしょう?

高額だったエアコンの設置と床を高くすることをあきらめました。契約する物件は風通しがいいので夏は、自然の風と扇風機で乗り切ることにします。ママたちが気持ちよく通ってくれるような雰囲気づくりは重要だと思っているので、内装の素材やインテリアの質にはこだわるつもりです。「鎌倉らしさ」のようなものを出せるといいなと思うのですが。

――フランチャイズの利点を感じる出来事ですね。

そうなんです。自分たちだけではどうにもならなかったかもしれませんね。人のツテというか、フランチャイズの強みをみた気がしました。 担当者とは、メッセンジャーアプリで娘と私の3人で頻繁にやり取りしています。良いことの報告だけでなく、凹んだり不安になった時はそのままの気持ちをぶつけたりもしています。フランチャイズの取締役から電話がかかってきて、「大丈夫!心配ないよ」と声を掛けていただいたこともあるんですよ。目の前が明るくなったのを覚えています。

――ではすぐに開業準備に入れそうですね。

それが3月末まで働く予定の保育園がとても忙しく、思ったように有休がとれずに困っています。フランチャイズ本部とのメールのやり取りは、ほとんど娘の担当。Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)、Twitter(ツィッター)、ブログなどのSNS関係やリーフレットなどの販促物の準備に取りかかってくれています。知っている限りのメディアに情報を一斉配信しようかと考えているみたいです。私にはできない分野ですので本当に助かります。

――そういえば、オープン前にもかかわらず予約が入ったと聞きましたが。

フランチャイズのHPで開園告知していたので、それを通じて4月8日と5月13日に予約が入りました。予約が入ったと聞いたときはホントに飛び上がって喜びました! いまのところ、4月4日、5日をプレオープン期間として、4月7日にグランドオープンする予定です。あと3週間もないのですが内装にまったく手をつけられていないので、本当にあせっています!

次回の更新は、2017年3月31日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/3/24
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美

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カーリペア業界での開業を視野に入れて始めた独立活動でしたが、従兄へのリサーチによって見えてきた将来性への不安、その従兄から提案された父親がやっていた表装業への見通し…。ここへきて大きく気持ちが揺らぎ始めた林原さんでしたが、今月は進む道に光は照らされたのでしょうか…。
林原雄大(仮名)さんプロフィール 大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。これまでの仕事関係の経験を生かし、カーリペアのフランチャイズを検討していたが、開業の相談をした従兄にお父さまが経営していた表装業を勧められ、検討を開始。

――最初に視野に入れていたカーリペア関連で、フランチャイズ本部に問い合わせるなどの進捗はありましたか?

特に動いていません。担当者へメールで問い合わせるなども、時間的な問題と気持ち的な問題、双方から行っていません。

――ではお父さまが経営していたという表装業については、なにか進捗はありましたか?

母親にヒアリングをしてみたのですが、いまは床の間のある和室自体が減っているとのことでした。しかも掛け軸の値もかなり下がっているようです。

――お母さまの話を聞いて、独立というキーワードにおいて表装業は選択肢として残りそうでしょうか?

父親がやっていた表装の手法は、かなり近代的で、大きなプレス機を使用するもののようです。それだと、大きなロットでの受注ではないと費用対効果も悪いと思います。 父親は独立する前に、文具の卸会社に勤めていたので、書道教室等のルートを持っていましたが、私の場合はそういったルートの開拓からしなくてはいけないので、なかなか厳しいのかなと感じています。

――カーリペア、表装業ともになかなか開業のイメージは見えてこないということですね。

そうですね。どちらも具体的には進んでいません。

――定年後のために、独立・開業へというお話でしたが、ちょっと停滞している現状に対して、なにか打開策はお考えですか?

私は27歳のころからボランティアでカヤックスクールのコーチをやっていました。今は少し離れているのですが、いつかは自然に関わる仕事をしたいなという思いはずっと抱いていたんです。 東京には、リバーカヤックやカヌー関連のアウトドアショップが本当に少ないんです。とても細い糸ですが、輸入業者とのつながりもありますので、そっちにもアンテナを張っていければと思っています。

――実際、アウトドアショップというのはどういうものなのでしょうか?

カヤックなどのグッズ販売のほか、テント、コンロなどのアウトドアグッズも扱うイメージです。

――なにか希望が見えてきそうですか?

久々に、あるメーカーのカヤックのカタログを見たのですが、そこは私が関わっていたカヤックスクールと同じぐらい歴史のあるメーカーで、ショップ経営のアドバイスもしているようなのです。自分の頭の片隅にある構想をまとめてアプローチしてみようかなと思っています。

――どんな構想なのでしょうか?

ショップを経営するうえで、カヤックスクールと連動させるということですね。切っても切り離せない関係性だと思うので。

――3月になり、娘さんの受験も終わったのではないでしょうか?

一応、第一希望の公立高校に合格しましたので、一安心です。

――では、より具体的に独立・開業に向けてプランを考えて、ご家族にも希望のある報告をしたいですね。

次回の更新は、2017年3月24日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/3/17
文:磯部正和 撮影:吉原朱美

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
山本さんプロフィール 大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。現在は退職し、個人の学習塾開業に向けて準備を進めている。開業場所が2016年12月に決定。17年4月の開校に向け、日本政策金融公庫で創業融資を受け、現在、内装工事中。

――さっそくですが、日本政策金融公庫の創業融資の結果は来ましたか?

はい。無事に満額融資していただけました。郵送で通知が届いたのですが、印鑑証明書と口座の振替用紙を折り返し郵送して、それから3日後くらいに入金されていました。特に心配はしていなかったのですが、なんだか安心しました。

――それはよかったですね。前にお話しされていた内装業者のクラウドソーシングは結局利用されたんですか?

内装や照明でお願いしてもいいかなと思ったのですが、クラウドソーシングを知ったのが直前で時間もなかったので今回は利用しませんでした。でもこれから開業を考えている方は検討する価値があるかもしれません。

――なるほど。ではすでに内装工事に取り掛かっているんですね?

内装工事は、看板の取り付けや壁紙の張り替えは終わりました。看板は店の壁に付ける袖看板が2つと、窓に付けるウインドサインを。それから正面入り口の上の部分に丸い看板を配置しています。壁紙はショウルームを3軒回って選びましたが、やさしい水色をベースにしています。 照明の種類や個数もショウルームで相談したり、シミュレーションしてもらって決めました。物件の広さと天井の高さを業者の方に伝えるのですが、メーカーによっておすすめしてくれる内容が少しずつ違うんですよ。電球が明るいと価格は高いけれど、数は減らせる…。明るさが弱いと価格は安いけれど電球の数を増やさなくてはいけなくて…。結局明るさが十分確保できるようにし、あとは費用対効果を優先して30個に決めました。工事の方には取り付けだけお願いしました。 床については、コンセントの穴がいくつかあいたままで気になっていたので、それを業者の方に直してもらい、あとは自分でカーペットを敷く予定です。

――看板がついたということはロゴも決定したのですね?

はい。そうなんです。塾のロゴは、自分で手描きしたデザインを元にデザイナーさんに作ってもらいました。メールや直接会って打ち合わせをして、何度かデザインの修正を重ね納得のいくものができました。 文字のフォントや色の組み合わせなど、細かい調整を何度も繰り返したので大変でしたが、ロゴや看板ができ上がっていく過程を体験できてとても楽しかったです。

――それでは内装も完了目前ですね。机やイスなどの準備も進んでいますか?

机やイスに関しては、木製のものがいいなと思っていろいろ探してたんです。ある店で目を付けていた机は、発送にだいぶ時間がかかると言われていたのですが、交渉して何とか間に合うように送ってもらえることになりました。 イスについては、希望する商品がすでに発売中止になっていたので、あきらめたんですが、その後インターネットでいいものが見つけられたので、助かりました。 授業中、長い時間、座っていても疲れないようなものを選んでみました。

――机やイス以外にも準備を始めているものはありますか?

教材の発注をしました。今まで使ったことのある教材の中から気に入ったものを中心に揃えました。でも生徒がどれくらい集まるか、まだわからないので、今は全学年分を必要最低限という感じです。 うちは個別指導なので、生徒さんの使う教材は面談で話してから決めていく予定です。小・中学校の学習指導要領の改訂も気になるところです。

――教室が完成すると、そろそろ宣伝も始めるわけですね。

駅の近くにあるデザインショップに、チラシを発注しています。載せる情報は最低限に絞ってシンプルなものにしようかと。塾の雰囲気を伝えたいので教室内の写真を多めに入れる予定です。 大枠はだいたいできているので、内装完成後に写真をはめ込んで完成といった感じです。写真もデザインショップの方が撮ってくれるそうなので、ラッキーでした! ホームページも考えているのですが、開校してからでもいいかと思っています。

――チラシ配りはいつから始めますか?

3月中旬頃ですね。内装が完成したら、教室の写真を入れたチラシを印刷する手はずなので。一緒に働く仲間に手伝ってもらいながら、塾の周辺でポスティングやハンディングをしようと思っています。 ほかにも生徒の月謝が、口座振替できるよう手続きなどもする予定です。

次回の更新は、2017年3月17日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/3/10
文:堀家かよ 撮影:中村公泰

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取材風景

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「独立・開業」を目標に、起業準備を進めている方に年間密着取材。2016年12月より取材を開始した第2シーズンでは、4組に密着し、開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルなお話を伺っていきます。16年12月~17年2月まで3カ月の取材を通じて感じたことをつづっていきます。

取材対象者選考面談は、皆さん少し緊張気味?

2015年から開始した年間密着取材企画も終盤を迎え、新たに第Ⅱシーズンを開始するにあたり、取材にご協力いただける方の募集をしたところ、多数ご応募いただきました。本当にありがとうございました!  ご応募いただいた方の中から、数組の方にお会いしてお話を聞かせていただきました。ご自身のことや開業に関すること、仕事に対する思い、家族への思い、過去・現在・未来。皆さん、生きがいが欲しいから、もっとより良い社会にしたいから、などの信念をお持ちの方でした。編集部も、前を見て自分の道を進んでいこうとしている方、進んでいらっしゃる方にパワーをもらったと感じています。 事前に服装は気になさらないでくださいとご連絡していても、面談前に「職場から直接来たので、こんな恰好で…」とおっしゃる方や、緊張のためか大汗をかいていらっしゃる方も。それでも皆さん、面談を終え、お見送りの際には「初めてリクルートにきたんですよ」「就職面接みたいでしたね」と感想を言ってくださるなど、距離感が縮まったことを嬉しく思いました。

2016年12月より第Ⅱシーズンの取材スタート

取材させていただく4組の方が決まり、第Ⅱシーズンの取材を開始しました。 2017年4月に個別指導塾を開校する予定だとおっしゃっていた山本さん。12月時点では「まずは物件と融資申請ですね。塾をおしゃれなカフェみたいにしたです」とお話ししてくださっていました。翌月には、歩き回って見つけたという物件を契約、日本政策金融公庫の創業融資の申請・面談を終え、2月にはチラシ作りや内装工事など、お会いするたびに開校準備が進んでいます。 山本さんと同じく17年4月に託児所を開業したいとお話してくださった菊地美由紀さんは、12月にご自身のポリシーと合うフランチャイズさんと会い、その後もやり取りを重ねて1月に加盟。2月は物件の申し込みと内装見積もり、日本政策金融公庫の融資申請とを並行して行っていました。物件がまだ確定しないものの、勤め先に3月末退職の意向を伝えるなど、物件以外のものを準備中です。 ご夫婦で取材に応じてくださっている橋爪さんご夫妻は、16年に旦那さまの地元山梨県にUターン。実家が兼業農家という旦那さまは、代々受け継いできたものを絶やしたくない!という思いが芽生え、特産品を用いたゼリーを無店舗型経営で販売することを決意。商品開発を進めつつ、1月に甲府市内の空き物件見学会に参加したのをきっかけに、地元での店舗型経営に気持ちが傾いています。賃貸の空き物件を探しつつ、事業計画に見合う価格帯で器を選ぶなど、できるものから準備を進めています。 2年後に定年退職を控えた林原雄大さんは、中学生のお子さんが成人するまでは働きたいとフランチャイズでの独立を希望。車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に長く務めてきたこと、ご自身も車いじりが好きということでカーリペア業を検討していました。しかし、2月に従兄が長く経営していたカーリペア店を閉めると聞き、開業する業界から、考えなおし始めています。

4組に共通するのは「自分らしさ」

4組に共通しているのは「自分らしさ」を求め、これをもとに道を選んでいるということです。「おしゃれな個別指導塾があったらいいな」「もっと子どもに寄り添える託児所があったなら」「好きになれることを仕事にしたい」「地元の特産品を生かした商品をつくりたい」。独自のスタイル・信念を持って開業準備を進められています。 皆さんの心からの思いに触れるからでしょうか、彼らの周りにはトラブルが起きても、暖かくサポートしてくれる人がいます。開業の準備活動を始めてから、「まるでコンサルタントのように動いてくれる」とう知り合いができたり、「小さなことでも娘が相談に乗ってくれます。娘がいなければ、開業しなかったかも」など、取材中に感謝の言葉を聞くことが多い企画だと感じています。 まだまだ年間密着取材は始まったばかり。今後の彼らの動向に注目していきます。

次回の更新は、2017年3月10日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/3/3
文・撮影:樋口代史子

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
橋爪さんご夫妻プロフィール 旦那さまは、山梨県出身の33歳。東京の大学を卒業後、都内の新聞社に就職。その後、保育園の管理事務職に就く。体調を崩した祖父を想い山梨県へUターンするも、勤めていた保育園から、新規園の立ち上げスタッフにと声がかかり再度、東京へ。新規園が軌道に乗ったのを見届けたのち退職。2016年に山梨県へ移住し、現在は働きながら開業準備中。奥さまは、神奈川県出身の44歳。大学卒業後は、大手学習塾、塾経営など教育業界や企業に勤務し、保育園管理事務職に。現在は山梨県内の企業に就職。山梨県産のフルーツを用いたゼリーを主力商品とした6次産業での開業を検討しており、当初考えていた無店舗型経営ではなく店舗型経営の方向で物件を探し中。

――前回、無店舗型経営から店舗型経営に気持ちが傾いていると伺いましたが、店舗型経営に確定されたのですか?

そうですね、店舗型経営にしたいと思っています。
販売予定のフルーツゼリーは山梨県産の素材にこだわったものなので、甲府市に出店するよりも地元に出店したほうが自然のイメージも強く、お店のコンセプトに合うので、地元に出店したい思いが強くなっています。
知人からも甲府市までは自宅から車で1時間くらいかかるので通勤時間がもったいないと助言をいただいたりもしました。夏はこの辺も観光客でにぎわいますしね。

――ご主人も、前回、お客さまと直接やりとりをしたいとおっしゃっていましたね。では、物件探しを始められているのですか?

それが、実は難航しています。この辺りには賃貸物件が少なく、ほとんどが売り物件で、賃貸物件があっても、希望以上に広くなってしまったりするのです。 インターネットで探しても不動産屋で聞いても希望するような賃貸物件がなく、再考せざるを得ないかと思っていたのですが、知人が「良い物件がないか周りに声をかけてみるよ」と申し出てくれたところです。 場所については、絶対に国道沿いや市街地が良いなどの希望は特にありません。地図やカーナビで辿りつくことができるところで、あとは商品の味さえしっかりしたものであれば、口コミや評判で来ていただけるのではないかと思っています。
自分がここでやりたい、お店を楽しくやっているイメージができる物件に出合えたら、きっとお客さまを笑顔で迎えられると思っています。 3月上旬には地元付近で物件を決めたいですね。

――ちなみに、物件探しを手伝ってくれるという知人の方は、地元の方でいらっしゃいます?

そうですね。前職で知り合ったパッケージ業者の方です。商品のパッケージを相談している中で、物件が見つからないことを話したら良い物件がないか探してみてくれると言ってくれて。仕事柄なのかとても顔が広いのです。異業種交流会を紹介してくれるとも言ってくれたりしていて、まるでコンサルタントのように協力してくださいます。 Uターンしてきてから、とても人に恵まれていると感じています。先月参加した甲府市の空き物件見学兼相談会でお会いした銀行員の方や商工会の方、引っ越してから知り合った知人が、物件を含めいろいろと相談に乗ってくれるなど、皆さんに応援していただいています。

――それは心強いですよね。パッケージ業者の方とお会いしているということは、商品開発と容器も決定したのですか?

商品は、フルーツごとに使用する天然甘味料を変えるなど、素材との相性を考えた組み合わせが出来てきました。 ゼリーの甘さは、フルーツ自体の甘みを邪魔しない後味の良いものにするため、分量や配合にこだわっています。ただ、まだ納得いくものではなく、もし、まだ試していない色移りしない後味の良い砂糖などがあれば是非使ってみたいですね。目指すゼリーは素材の味を生かし、カットしたばかりのフルーツをそのまま味わえるものです。 容器も迷ってしまいますね。ざっくりではありますが月の収支を算出しているので、原価率を考えて販売価格に見合う金額のものの中から、容量デザインや材質を考えています。
フルーツそのものも見えるようにしたいし、販売価格に見合う高級感やおしゃれ感もほしいですし。私たちのお店らしさを出せるような、お店のイメージを投影できるような容器にしたいと思っています。 コストを度外視するなら高級感のある瓶にしたいですが、そういうわけにはいかないので難しいところですね。

――着々と準備が進んでいますね。まずは良い物件に出合えると良いですね。

そうですね。物件が決まれば名刺も作れるので、名刺ができたらフルーツの仕入れ先を当たるなど、活動範囲を広げたいと思います。実家で収穫したフルーツだけでは、年によって収穫量も変わりますし、フルーツの種類も限られてしまうので。 容器のラベルは妻の親戚のデザイナーにお願いしていますが、まだ容器自体が決まっていないですし、ホームページも友人を通じて制作依頼はしているのですが、店舗や商品が確定していないので、どれもスタンバイといったところです。 今はまだ開業準備が点の状態なので、物件と商品を納得するものにして点を線にしたいと思っています。

次回の更新は、2017年3月31日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/2/24
文:樋口代史子 撮影:中村公泰

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菊地美由起さんプロフィール 岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越し。現在保育園で正社員として働いているが、3月末で退職予定。現在4月開業を目標に鎌倉市内でフランチャイズの保育所を準備中。

――開業予定の物件の契約は無事にできましたか?

保育所の基本的な設備としては、トイレなどの水回り、エアコン、防音設備が完備していれば大丈夫だと思うのですが、やはりテレビや新聞で保育所の騒音問題などが取り上げられるせいか、大家さんが慎重になっていらっしゃるみたいで、まだ決まっていないんです。以前その場所が使われていたのは飲食店で、今回はまったく別の業種ですし…。 今は、不動産屋さんが大家さんに交渉してくださっているのでおまかせしています。

――それは心配ですね。それでは、ほかの準備の進捗状況はいかがでしょうか?

とにかくできることからと思い、鎌倉に住む次女の知り合いの人を通じて内装関係の方に工事の見積もりを出してもらいました。そしたら大工工事・電気・内装・給排水で500万円以上かかると…。大手の会社にお願いしたのですが、お願いした作業以外にも、保育所にはあったら良いだろうというものを加えてくださったものがあり、予算を大きく上回る金額でびっくりしました。 見積もりが出たところで、日本政策金融公庫に創業融資用の書類を提出しに行ってきました。その後、フランチャイズとの本契約をしました。

――なるほど。そもそもそのフランチャイズを選んだ理由は何だったんでしょう?

保育関係の仕事を続けるうちに、自分のやりたいスタイルというか、自分の作りたい保育所の形がだんだん見えてきたんです。そのタイミングで周囲の人から“菊地さんが保育所をつくったらいいんじゃない”といわれることが多くなって、真剣に開業することを考えはじめました。 自分でやってみたいけど、どうしようかな~と思っていたら、あるとき自分のポリシーにぴったり合う会社が見つかって…。それがこのフランチャイズだったんですよ。

――それはもう縁としかいいようのない出合いですね。話は前後しますが、日本政策金融公庫の申請もご一緒に行かれたんですか?

いいえ、それは1人で。フランチャイズさんからいただいた事業計画書の書類や工事の見積もりなどを持参したのですが、日本政策金融公庫の担当の方が開口一番おっしゃったのが、工事の見積もりが高すぎるということでした…。 私の予定では、不動産、内装準備、フランチャイズ契約を合わせて600万円、そこに自己資金を250万円足して850万円でスタートしようと思っていたんですよ…。だからどう考えても工事の500万円は高すぎますよね。 そこで見積もりをやり直し、工事費を300万円台にして再提出することになりました。私は開業しようとしている鎌倉の出身ではないので、新たにどの業者さんに頼んだらよいのか分からず困っていますが、まずは次女の繋がりで依頼してみるつもりです。

――そうなんですね。初めて融資申請をした感想はいかがですか?

とっても緊張しました。でも担当の方が親切に教えてくださるので安心してお話しできました。融資の返金は最長10年までだということ、再度お金を借りる場合は決算を2回おえた3年以降であれば借りられることなど、疑問に思っていたことも丁寧に説明してくださいました。 ただ、私の性格上、借金が大嫌いなんです。だから今回、融資を受けることに最初は抵抗があったのですが、お話を聞くうちにこれからは経営者として借りることもありなんだって気持ちを切り替えることができたように思います。

――娘さんと二人三脚で開業準備を進めていらっしゃいますが、意見が合わないとか、ぶつかることはありませんか?

それが全然ないんです。普段はメールやLINEで事細かに連絡をしています。平日はなかなか会えないので週末に会って、いろいろなことを報告したり、相談をします。私は仕事もあり、有給完全消化できないまま3月末に退職予定なのですが、自分が動けないときの用事は娘にお願いしています。 娘の存在は本当に心強く、彼女がいるから開業できるという気がしています。いまは一日も早く物件が決まることをだけ信じているんです。

次回の更新は、2017年3月24日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/2/17
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美

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前回、アフターマーケットで独立している従兄の方に話を聞き、カーリペア業界の将来性に疑問を持ち始めた林原さん。その従兄から林原さんの父親がやっていた表装業を勧められるなど、やや気持ちが揺れる要因も出てきましたが、その後、独立に向けてどんな活動をしたのでしょうか――。
林原雄大(仮名)さんプロフィール 大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社で編集、営業などに従事。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。これまでの仕事関係の経験を生かし、カーリペアのフランチャイズを中心に情報収集をしている。

――前回、アフターマーケットで独立されている従兄の方から、先行きについてあまり良い感触の話が聞けなかったと仰っていましたが、その後は何か独立に関する具体的な行動はされたのでしょうか?

実はまだ進んでいないんです。ただ、修繕屋さんには話を聞いてみたいなとは思っています。もう一度初心に戻って、気持ちを整理してみようと思っています。

――その従兄の方から、林原さんのお父さまがやっていた「表装業」のお仕事を勧められたと伺いましたが、具体的にはどんなビジネスモデルなのでしょうか?

父の仕事のメーンは書道教室などで行われる展示会で、生徒さんが書いたものを掛け軸にする仕事をしていました。取引先としては、書道教室が主で、通販で個人向けも行っていましたね。珍しいところでは、お寺さんからの依頼で古い袈裟を表装にしたりというものもありましたね。

――こちらの方面では、何か行動してみたりしているのでしょうか?

これからですね。まだ(定年まで)2,3年あるので、1つの選択肢として視野に入れているという感じです。母も健在なので、話を聞いてみようとは思っています。

――現状では、カーリペア業界での独立は消極的になっているということですか?

100パーセントではありませんが、将来性があるのか、ないのかがやっぱり重要だと思うので、そこはしっかり確認したいと思っています。ただ年明けから本業がバタバタして、まだ全然話を聞けてないんですけれどね。 一方で、1月に行われた世界最大級のカスタムカーの祭典である「オートサロン」に行ったのですが、近年の中では一番盛り上がっているように感じました。しかも僕等ぐらいの50代ではなく、若い人たちがたくさん来ていたので、そういう意味では将来性もあるのかも…という淡い期待も持っているんです。

――将来性というのはどの程度先のことですか?

子どもが独立するまでというのがある一定のスパンですが、でもやっぱり10~20年しっかり市場が見えているかどうかですね。リペア業界には市場があると思ったのですが、従兄の話ではアフターマーケットの廃業が続いているというので、やっぱり厳しいのかなとは思います。フランチャイズ本部には、将来の市場規模予測などのデータがあるのならば、いただきたいです。

――前回、ご家族には独立を検討していることは伏せているとのことでしたが、まだお話はしていないのでしょうか?ご家族・従兄の方以外にも独立に関して相談した方などはいますか?

家族にはまだしていませんね。上の娘が高校受験なので、それが終わってから話をしようと思っています。それ以外にも、独立に関しては誰にも話はしていません。今度、大学のマスコミ関係OB会の新年会があるので、そこで話をしてみようかなって思ってはいます。

――これまで奥さまに独立を匂わすお話をされたことはあるのですか?

まったくないですね。でも冷静なんじゃないかなと。「稼げるんならいいんじゃない」とか言うんじゃないですかね。あと2年で定年だと分かっていることだし、今の会社に嘱託制度があるかも分かりませんしね。そこまで反対されるとは思っていないんです。しかも僕はハイリスクハイリターンという形態は望んでいないので。

――お正月はどんな過ごし方をされていたのですか?

バタバタして何もやれませんでした。娘も受験を控えているので、お正月らしいこともあまりありませんでしたね。うちは娘2人に妻と女家族なので、女性陣は初売りに行ってしまったり、私の実家や妻の実家に帰省したりしたらすぐ終わってしまいました。

――車のリペア業界や、お父さまのお仕事だった「表装業」以外に、何か気になっている業界やジャンルなどはありますか?

リペア業界に付随する意味では、車に限らずお掃除関係、修理関係はありかなって思っています。妻が介護のバイトをしていてとても大変そうなので、介護が必要な家族のお部屋をお掃除したり、何か修理したりという便利屋さん的な業種もありかなと。

――2月以降は、どんな進め方を?

まずは業界をまたしっかり見直して、自分ができることを考えてみて、その中で自分が好きになれるかを再検討していきたいですね。それがリペア業界なのか、表装業なのか、はたまた全く違う業界内なのか、見極めていきたいですね。

次回の更新は、2017年3月10日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/2/10
文:磯部正和 撮影:吉原朱美

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
山本さんプロフィール 大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。現在は退職し、個人の学習塾開業に向けて準備を進めている。開業場所が2016年12月に決まり、日本政策金融公庫で創業融資の面談を行うなど着々と準備中。

――たしか、1月中旬に日本政策金融公庫に創業融資の面談に行かれる予定でしたよね。

はい。先日行ってきました。前回はフランチャイズで開業したので、創業事業計画書などは本部からもらった見本にならって準備して、面談にのぞみました。でも今回は、日本政策金融公庫のホームページからダウンロードした事業計画書に、自分で考えた内容を書きこんでいきました。 書く内容は、今までの仕事の経歴、いくらくらいお金を借りたいか、今回開校する塾の内容などです。例えば小学校、中学校、高校生の生徒を何名くらい募集して、月謝をどれくらいにする予定か…とか。聞かれることもだいたい想定できたので、契約予定の物件のチラシや、内装修理の見積もりなど、根拠となる資料を準備していきました。 備品の金額などもメモしておいたりして…。物件を借りる手付金の支払書などは持って行きませんでしたが、とくに提示を求められることはありませんでした。

――いよいよ最初の関門へということで緊張されたんじゃないですか?

前回のフランチャイズ開業のときは多少緊張しましたが、今回は、過去に経験があったせいか、特に緊張はしませんでした。開業までの通過点の1つという感じです。実際、日本政策金融公庫の方も銀行と同じように、丁寧にお客さま対応をしてくださいますし、親しみやすい方だったのでよかったです。 開業資金は、自己資金もあわせて500万円くらいを考えているのですが、融資の返済期間は5年に設定しました。1月末には面談の結果が届くはずなので、決まったらいよいよスタートです!

――内装の準備も着々と進んでいますか?見積もりはどうなりました?

内装については、地元の業者さんに物件を見てもらって見積書をいただきました。でも、つい先日、インターネットで職人さんのクラウドソーシングサイトを見つけたんです。だから時間に余裕があれば、そちらも利用して職人さんを募ってもいいかなと考えています。

――それは面白いですね。内装のイメージは固まりましたか?

前にもお話ししましたが、外観がガラス貼りで明るいので、それを生かしたおしゃれなカフェのような雰囲気にしたいと思っています。もともとおしゃれな塾を作りたいと考えていたんですが、その話を周りの人にすると“確かに塾はダサい”と言われたりするんですよ…。だから毎日来たくなるような、そんな空間を目指します。 今はショウルームで、壁紙や床のサンプルをもらってきて、イメージをふくらませているところです。なかなか難しいのは照明。ダウンライトにする予定なんですが、勉強する場所なので、どれくらいの明るさがいいのか、どの場所にいくつくらい設置すればいいのか…。なかなか悩むところですね。床も傷んでいるところがあるので、貼りかえるつもりです。

――なるほど。そういえばお店の看板も準備中でしたっけ?

看板屋さんがロゴから店頭の看板まで請け負ってくれるのですが、ロゴのイメージを手書きで持って行ったら、それをもとに5、6パターン作ってくれました。文字のフォントも指定できたので、よかったですね。 ロゴは“流れ星”をモチーフにしているのですが、これは“夢が叶う”っていう意味も込めているんですよ。

――うわぁ。それは夢がありますね。開校準備が着々と進んでいますが、山本さんは学生時代から物事を計画的に進められるタイプだったんですか?

特に意識したことはないですが、最初から余裕をもって計画するタイプかもしれません。スケジュール表にまず大雑把な予定をたてて、そこに“いついつまでに何をする”というような詳細を決めて書き込みます。不測の事態やトラブルがあることも想定して、余裕をもって考えるかも。 でも、それでもうまくいかないこともいろいろありますけどね(笑)。いまのところはうまく進んでいると思います。

次回の更新は、2017年3月10日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/2/3
文:堀家かよ 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
橋爪さんご夫妻プロフィール 旦那さまは、山梨県出身の33歳。東京の大学を卒業後、都内の新聞社に就職。その後、保育園の管理事務職に就く。体調を崩した祖父を想い山梨県へUターンするも、勤めていた保育園から、新規園の立ち上げスタッフにと声がかかり再度、東京へ。新規園が軌道に乗ったのを見届けたのち退職。2016年に山梨県へ移住し、現在は働きながら開業準備中。奥さまは、神奈川県出身の44歳。大学卒業後は、大手学習塾、塾経営など教育業界や企業に勤務し、保育園管理事務職に。現在は山梨県内の企業に就職。夫婦二人三脚で山梨県産のフルーツを用いたゼリーを主力商品とした6次産業での開業を予定している。目下、店舗型経営と無店舗型経営で悩み中。

――店舗型経営にするか無店舗型経営にするか、市が主催する物件相談会に参加してみてから検討すると伺いましたが、相談会はいかがでしたか。

合同会社まちづくり甲府の企画する「まちなか空き物件見学会」という甲府市中心街の空き物件見学会に参加しました。事前に、どのような事業を検討しているのかをスタッフさんに伝えて、当日は、その事業内容に合いそうな物件を紹介してくださるというものでした。 紹介してもらった物件は5件ほどでしたが、物件ごとに、ここで開業するならどんなレイアウトが良いかな、など考えながら見ました。やはり物件を見て回ると、開業するという実感が湧いてきますね。 見学後は、金融機関の方や甲府市役所の方も同席し、助成金や融資などの相談にのってくださいました。助成金や融資の内容が、より明確になってきたので、作成した事業計画を修正し、もう一度、関係機関に相談に伺おうと思っています。

――ということは、店舗型経営の方向でお考えなのですか?

決断はしていないのですが、物件の見学をした後は無店舗型経営よりも店舗型経営に気持ちが傾いています。物件を見て回ったことで、経営後のイメージがより具体的になったのです。 もともと、店舗型経営にした際のメリットは「顔を合わせた接客ができる」ことだと感じていましたが、改めて、「お客さまの反応をダイレクトに感じられたら、新商品の開発や経営の励み・改善点の発見に繋がるのではないか」と思いました。 今後は、理想の物件を探し出して、実際に出店した場合の収支計画を立ててみたいです。収支が妥当かどうかを検討し、判断したいと思っています。

――物件と、資金の相談以外に参加して得られたものなどはありますか。

インターネットで公開されていない物件を紹介していただけたことが大きかったのですが、甲府市の産業の現状や、商店街の活性化への取り組みをどのように行っているのかも知ることができました。 店舗型経営にしろ無店舗型経営にしろ、開業場所を検討するには、店舗周辺の環境や情報はとても大事だと思うので、普段から地元の新聞、各市町村や商工会のホームページ、知人・友人からの情報など地域の情報にはアンテナを張っています。今回参加した見学会の開催も地元の新聞記事から得た情報でした。

――商品開発など、そのほかの準備についてはどのような状況ですか?

主力商品としたいフルーツゼリーの商品開発は、フルーツごとに使用する甘味料を変えるなど、素材の組み合わせが見えてきました。だいぶイメージする商品に近くなってきたと思います。器はほぼ決まっているので、パッケージ業者と打ち合わせを始めるところです。 店名を花の名前にしました。2人でいろいろと悩んだのですが、お客さまがゼリーを食べて希望に満ちた笑顔になるようにと思い、花言葉も加味して決めました。

店名には、よく笑っていらっしゃるお2人らしい願いが込められているのですね。また次回、進捗をお聞かせください。どうもありがとうございました。

次回の更新は、2017年2月24日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/1/26
文:樋口代史子 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
菊地美由起さんプロフィール 岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越し、現在の保育園でも正社員として働いている。55歳。鎌倉市内に1人暮らし。

――昨年末から開業にむけて準備を進めていたということでしたが、具体的に作業は進んでいますか?

それが昨年末に体調を崩してしまいました。おまけに今の仕事が忙しかったので、開業にむけての作業がまったく進められなかったんです。それで今年にはいってからなんですが、3軒不動産屋さんをまわってみました。 でも私の希望する、駅から徒歩10分くらいで、15坪程度という条件に見合う店舗は1つも見つかりませんでした。そこで1年以上前からずっと気になっていた場所に決めたところなんです。

――それはどこにある、どんな店舗なんですか?

鎌倉駅から徒歩10分以内。駅から鶴岡八幡宮に行く途中にあって、若宮大路から少し入った所にあります。レンガ造りの建物で目につきますよ。広さは11坪程度。本当は15坪欲しかったんですけどね…。 希望の広さには少し足りないのですが、このエリアでほかの場所を見つけるのは難しいので、ここにしようと思っています。フランチャイズの担当者も“少し狭いかもしれませんね”といいつつ、了承してくれました。 今後一緒に働く予定の娘もママ目線でチェックしてくれたのですが、“いい場所だと思うよ”といってくれています。フラットな床なので、水回りも含め、有効活用できるようにしたいです。

――その場所を決めるのに、友人のサポートもあったとお聞きしましたが…。

はい。私が鎌倉に引っ越してきたときからの友人なのですが、彼女も起業している人なんです。実は今回私が借りようと思っているビルの中に店舗をもっているんですよ。 彼女も一から店舗を作った人なのですが、たくさん苦労話を聞かせてくれました。今は、頼りになる先輩として、起業者としての心構えから開店準備のノウハウ、資金調達の方法などいろいろ教えてもらっています。

――なるほど。では今後のスケジュールはどんな予定ですか?いまお勤めの保育園には退職することを伝えられましたか?

順調にいけば1月中にフランチャイズと本契約を結び、物件の契約をと思っています。それから当初の予定どおり、2月に日本政策金融公庫からの借り入れの準備と内装などの手配、3月にプレオープンして、4月にグランドオープンというのが理想です。 いま勤めている保育園には3月末で退職することを了解してもらいました。皆さんから続けて欲しいと言っていただいたのですが、“子どもたちともっと密に丁寧に接したい”という、私ならではのスタイルで仕事をしたい気持ちを理解していただけたように思います。

――開店資金の準備もはじめていらっしゃいますか?

まだフランチャイズと店舗の本契約ができていないので、具体的にはこれからなんです。だいたいですが、不動産関係、内装、フランチャイズの契約などで計500万円程度をお借りしようと思っています。でも実際に計算したわけではないので、よくわかりません。 今のところ、内装など自分たちでできることは、自分たちでやろうと思っています。無駄にお金をかけずにやってみるつもりです。

――でも、お仕事をしながらの開業準備ってなかなか大変ですよね。

そうなんです。本契約できたらすぐにいろいろ取り掛からなければいけないことだらけですからね。いま働いている保育園での有給休暇が20日弱程度、少なくとも10日は残っていたので、その有給を消化しつつ、あとは仕事がない土曜日と日曜日を使って動きたいと思います。 娘も一緒に動いてくれる予定なので、自分で動けないところは娘にお願いすることもあるでしょうね。4月のオープンまであと2カ月ほどしかありません。とにかくがむしゃらに進むしかないと思っています。

次回の更新は、2017年2月17日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/1/25
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美

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定年を考える時期になり、家族の生活を支えるためにも独立を視野に入れ始めた林原さん。これまでの経験を生かし、車のメンテナンスやリペアなどフランチャイズのアフターマーケットを考えていると話されていましたが、年が明け、進捗はあったのでしょうか――。
林原雄大(仮名)さんプロフィール 大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社で編集、営業などに従事。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。これまでの仕事関係の経験を生かし、カーリペアのフランチャイズを中心に情報収集をしている。

――前回、アフターマーケットで独立している従兄の方にお話を聞いてみるとのことでしたが、具体的にはどんなお仕事をされている方なのでしょうか?

ディーラーのセールスマンから、オーダーメードのシートカバーショップとして独立しました。その後は、ベンツやBMWなど輸入車のシートの張り替えや、車の内装関連のショップを開いたんです。

――実際お話を聞いてみていかがでしたか?

2016年9月で内装関連の仕事を辞め、次なる仕事を考えているとのことでした。理由としては、若者の車離れや、カーメーカーサイドも、それなりのクオリティーの内装を標準装備している車が多く、内装の仕事が激減しているとのことでした。 現在、ユーザーもそれほど車にお金をかけなくなってきており、アフターマーケットでの生き残りはかなりシビアという見解でしたね。

――そういった業界の現状を目の当たりにして、現在どんな心境でしょうか?

カーリペアの分野では、正直なところ、先行きが暗いのかな思ってしまいましたね。ちょっと考えてしまう状況です。

――加盟を考えていらっしゃるカーリペアのフランチャイズ本部に、アプローチはされたのでしょうか?

12月は、仕事が忙しくて連絡できませんでしたので、1月はアプローチしていきたいと思います。

――従兄の話を聞いて、率直に独立に対する気持ちの変化はありましたか?

こうして記事が掲載され、やる気が増した部分はあったんです。意外とのんびり屋なところがあるので、マイペースでありつつも、もう少し積極的に独立について動こうという気持ちを持ったことに変化はありません。 ただ、将来性について考えたとき、アフターマーケットだけではなく、もう少し視野を広げた方がいいのかなとは思いました。

――具体的に何か考えている業界はあるのですか?

従兄からは、私の父が生前やっていた表装を含む美術系の仕事はどうなんだという提案をもらいました。実は父も脱サラして開業していました。サラリーマンとしての最後の仕事が書道具を扱う会社だったので、その流れで表装(掛け軸)の仕事を始めたようです。 従兄と話をし、確かに、表装の仕事は書道家や書道教室の先生のコネクションがあれば、教室の展覧会などのまとまった仕事が入るだろうし、レプリカの仕事にも展開できそうだなと思いました。

――では、業界選定から、じっくりと見直していこうとお考えになったということですね。

そうですね。2020年には東京オリンピックもありますし、海外からの観光客も増えており、今まで以上にグローバル化が進んでいくと思われますので、起業するうえでは、そういった部分も視野に入れて、じっくりと自分のやりたい仕事を見極めていければと思っています。

次回の更新は、2017年2月10日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/1/27
文:磯部正和 撮影:吉原朱美

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
山本さんプロフィール 大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。現在は退職し、個人の学習塾開業に向けて準備を進めている。開業場所が2016年12月に決まったばかり。現在仮契約中。

――新年に入ったところですが、昨年は年末までいろいろ準備を進めていらしたんですか?

ずっと物件探しをしていたのですが、12月下旬にいいところが見つかったんですよ。自宅から車で10分くらいの場所にあって、広さは27坪。全面ガラス貼りでおしゃれな雰囲気がとっても気にいりました。 この物件に出合うまで、10軒ほど見て回ったのですが、不動産屋さんにお願いして内見までしたのはここだけでした。

――そうなんですね。その物件に決められた理由はなんだったんでしょう

カフェのような雰囲気…全面ガラス貼りだから、とにかく明るいんですよ。これなら生徒さんたちも入ってきやすいんじゃないかと思いました。場所は、商店街の一角にあって、教室の半径1km以内に小学校・中学校・高校が4、5校あるので、立地としても最適だと思います。融資の結果がわかるのはこれからなので、いまは手付金を支払って仮契約の状態です。

――それでは、もう融資の申請はされたんですね。どんな内容で申請されましたか?

はい。教室の場所が決まったので、昨年12月下旬に日本政策金融公庫に融資の申請しました。今年の1月中旬くらいに融資審査の面談をして、1月下旬に決まったら2月頭に物件の本契約をするつもりなんです。 申請した融資の主な用途は、敷金・礼金・手数料・家賃の物件費用と内装、看板費用です。開業資金は自己資金と合わせ約500万円くらい。内装や看板制作については、すでに打ち合わせを進めているのですが、見積もりを先に出してもらっていて、その金額を合わせて申請しました。今年の3月に開校をしたいのですが、融資がおりてから動き始めるのでは間に合いませんからね。

――なるほど。着々と開校に向かっていますね。内装や看板の準備はどんな風に進めているんですか?

内装は自宅近くにあった地元の店にお願いしました。照明をダウンライトにして、壁紙をおしゃれな感じに貼りかえる予定です。床も少し傷んでいたので修復しようと思っています。 看板屋さんは、インターネットで検索して見つけたんですよ。まだ打ち合わせをしたばかりなので、正式な見積もりがくるのはこれからです。デザインは自分で考えたんですが、何度か打ち合わせをして、1カ月程度で完成する予定なんです。内装工事も併せて2月中にできれば、開校に間に合うと思います。

――塾名も決まったってお聞きしましたが…。

そうなんです。「子別指導塾らぼ」に決めました。普段からずっと頭の中で考えていたのですが、いくつか候補があったわけではなく、パッと思いついて、これにしよう!って。 「らぼ」という言葉には研究所や研究室という意味があるのですが、僕は理系ですし、ぴったりかなと思っています。言葉の響きが軽くて優しいし、なにより覚えやすいでしょう?

――そうですね。開校の告知・宣伝はいつごろからはじめる予定ですか?

融資が無事におりることが決まったら、内装と看板制作を本格的に進めます。告知のチラシについては、先にデザインを進めておいて、最後に完成した塾の外観写真をはめ込んで完成!という風にする予定です。 すでにお願いする業者も決まってるんですよ。ホームページの制作も予定していますが、それは開校してからでもいいかな…。

――それではスタッフの面接準備もそろそろ必要ですよね?

スタッフですが、実はいま2、3名の知り合いに声をかけていて、一緒に働いてもらえる予定なんです。最初はそれくらいの少人数でスタートして、おいおい生徒さんが増えていったら、新聞折り込みや就職情報誌、インターネットなどで募集をかけようと思っています。 まずは、融資が無事におりて、内装や看板制作の作業を本格的に進め3月に開校することを目標にしています。

次回の更新は、2017年2月3日(金)お楽しみに!

更新日:2017/1/16
文:堀家かよ 撮影:中村公泰

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2017年1月16日

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
橋爪ご夫妻プロフィール 旦那さまは、山梨県出身の33歳。東京の大学を卒業後、都内の新聞社に就職。その後、保育園の管理事務職に就くが、体調を崩した祖父を想い山梨県へUターンするも、勤めていた保育園から、新規園の立ち上げスタッフにと声がかかり再度、東京へ。新規園が軌道に乗ったのを見届けたのち退職。2016年に山梨県へ移住し、現在は開業準備中。奥さまは、神奈川県出身の44歳。大学卒業後は、大手学習塾、塾経営など教育業界での勤務や企業での勤務も経験し、保育園管理事務職に。現在は山梨県内の企業に就職。起業については、夫婦で相談し1つずつ決めては、振り返り確認をするスタイルで準備を進めている。

――山梨県の特産品を用いた6次産業で起業しようと決めたのはいつ頃ですか?

私の実家は山梨県のフルーツ農家なのですが、2016年4月に山梨県へ引っ越し、実家の畑の状況を間近で見るようになり、親と話す中で、ずっと昔から繋いできたものを自分の代でなくしたくない!と思うようになったのです。 でも畑だけでは生計が立たないので、親との会話の中から6次産業の話が出たときに、実家で作ったものを生かして、添加物不使用の新鮮なフルーツにこだわったゼリーとかジャムなどをネットで販売していきたいなと思いました。 ゼリーであれば、フルーツが新鮮なうちに作ってお届けできると思い、妻に相談して、夏頃には開業を決意しました。

――奥さまは開業の決意を聞いたとき、どう思われましたか。

生活ができるかどうか、すごく不安はありました。私は過去に塾経営をしたことがあるのですが、開業はいい加減な気持ちでは絶対に成功するものではないし、やるならきちんと計画を立てていかないとズルズル間延びしてしまうものだと思うのです。だから、本当に起業したいのかを何度も何度も確認しました。 主人が強い意志を持って「やりたい」と言っているということがわかってからは、事業が軌道に乗るまでは私も会社員として働き続けたら良いし、軌道に乗ったら私も手伝えば、なんとかなるか!と考えました。

――開業を決意してからはどんな準備をされたのですか?

まず、やまなし産業支援機構へ相談に行きました。そこでは開業についてのイロハや助成金などについてアドバイスを頂きました。 また、住んでいる市の商工会の方を紹介してくれました。商工会では、より細かいアドバイスや、デパートで商品開発に関わっていたという方を紹介して頂き、開業についてだけではなく、ゼリーを固める材料には何があるのか、甘みの調整は、とかも相談しました。 当初は家の敷地内の建物を改装して、そこでネット販売だけの無店舗型経営をするつもりだったのですが、山梨県の中心である甲府市で、ちょうど2017年1月に空き店舗の見学相談会があるということを知りました。せっかくなので参加してみてから、改めて店舗型経営、無店舗型経営の双方のメリット・デメリットを出してスタイルを検討しようと思っているところです。

――お菓子作りが趣味とか、仕事でもなかったということですが、商品開発はどうやっているのですか。

商品開発は毎週末、主人が。私は試食の担当です(笑)。作ること以外は2人で相談しているのですけどね(笑)。 商品開発を初めたばかりのころは、添加物を使わず「果汁100%」にこだわっていましたが、そうすると、濁ってしまったり見た目がイマイチなので、今は添加物を使わず「新鮮なフルーツ」ということにこだわって開発中です。 山梨県産にこだわりたく、水も軟水で料理にも適している南アルプスの水を使用したりもしています。材料や分量で味も見た目もだいぶ変わるので、いい意味で真面目な主人は、一つ一つノートに書き留めたり写真を撮ったりしていますよ。
フルーツゼリーのほかにも、八ヶ岳の牛乳やヨーグルトを使ったゼリー、ジャムなども作っています。のちのちは、体に良いハーブ入りとか、コラーゲン配合の商品とかお客さまのニーズに応えられる商品を開発していきたいのですが、まずは、主力商品のゼリーの「これだ!」という味を見つけることだと思っています。 とりあえず開業して、商品を改良していくのではダメだと思うのです。商品には最初のイメージがつくから最初が肝心なのです。だから、自信を持ってお客さまに提供できる味を見つけて、2017年4月には開業したいですね。

――商品開発以外の準備などはされています?

パッケージやHP、広報活動など構想は立てていますが、商品開発と店舗の有無を決めてから実行に移さないと、二度手間になってしまうので、今はまだその程度です。 また、これまで出会った様々な職種の方々から、開業する時には協力するよと言って頂いているので、いざ実行に移す際には心強いです。

――独立にまつわることで何か気になっていることや心配事はありますか。

う~ん、そうですね~。次期アメリカ大統領がTPPに否定的なトランプ氏になったことで、TPPがどうなるのかと、JA全農の改革で農家がどうなっていくのかが気になりますね。

次回の更新は、2017年1月27日(金)お楽しみに!

更新日:2017/1/13
文:樋口代史子 撮影:中村公泰

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
菊地美由起さんプロフィール 岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越し、現在の保育園でも正社員として働いている。55歳。鎌倉市内に1人暮らし。

――保育専門学校を卒業されていますが、いつ頃から保育に興味があったんですか?

小さい頃から保育士になるのが夢でした。当時は岩手県に住んでいたので、県内の専門学校を卒業しました。卒業後、21歳で結婚し、専業主婦をしていたのですが、家計の足しになればと思い、ファストフード店で働きました。働き出して3年くらい経った頃、接客やサービスの技術が認められ、“個人賞”をもらったんです。 確か、東北3県で2名しか受賞していない賞だったと思います。そんな風に評価されることは初めてでしたし、誰かに認められる、誰かに必要とされる喜びのようなものを強く感じました。その後、前から興味のあったコンピューター関連の仕事に就いたのですが、離婚を機に岩手県を離れたんです。

――それで埼玉県に引っ越しをされたんですね。お仕事はどうされましたか?

3人のこどもたちと埼玉県へ引っ越し、最初はファストフード店や服飾店で働きました。こどもが育ち盛りだったので大変でした。でもその服飾店で経理として働いているときに、会計士さんから病院で働かないかと声を掛けていただき、病院に勤めることになったんです。 以前コンピューター関連の仕事をしていたおかげで医療事務のパソコン作業もこなせたんだと思います。病院は内科・小児科・産婦人科のある中規模の総合病院だったのですが、そこで赤ちゃんや小さなこどもたちをみているうちにずっと前からなりたかった保育士の夢が、ふつふつと湧いてきました。 そこでは院長先生をはじめ、一緒に働く方々にも恵まれ、仕事をしながら医療事務の資格をとることができました。本当にお世話になったんです。

――でもやっぱり保育士の仕事をしたいと思って、方向転換したんですね?

はい。辞めないでほしいと何度も引き留めていただいたのですが、やはり自分の道は保育士だと心に決めたので、退職させていただきました。その後、同じく埼玉県内の乳幼児専門の保育園に就職しました。 そこで長く働くつもりだったのですが、勤めて3年経った頃に、下の娘が結婚することになって、鎌倉に引っ越すって聞いたんです。そしたら私も鎌倉にどうしても住みたくなって…。

――えっ?結婚されるのはお嬢さんですよね?(笑)同居されたんですか?

いえいえ。なぜだか分からないのですが“鎌倉”ということばの響きにビビッときてしまい、私もひきつけられるように鎌倉に引っ越しました(笑)。何度か訪れたことがあって、そのたびに「いい所だな」と思ってはいたんですけどね。 すぐに仕事を探す必要があったので、派遣会社に登録し、保育士の仕事を見つけました。本当は病児保育に携わりたかったのですが、募集がなかったので、まずは普通の保育の仕事に就きました。派遣社員でしたが気づけば社員と区別なく働いていたので、その対価はいただいた方がいいと思い、半年ほどで正社員になりました。 常々保育園・保育所は、こどもたちが自由に過ごせる、遊べる空間であるべきだと思うのですが、どうしてもマニュアルや枠のようなものがあって…。それって本当にこどものためにいいのかな…と、だんだん疑問を感じ始めました。

――それが独立のきっかけなんですね?

そうなんです。それなら自分の思い描く保育所を作ればいいんだって。そんな時、あるフランチャイズが目にとまって。そこは“どんな状況でもお子さんを預かる”というのがコンセプトなのですが、それこそ私のやりたいと思っていた保育所に近いのではないかと思いました。 普通にお子さんを預かるという形はもちろんなんですが、鎌倉という場所柄、観光客の方もたくさんいます。そんな時、数時間だけでもお子さんを預かってあげられれば、大人は大人だけの時間を過ごせるのではないかと思いました。そういう新しいスタイルの保育所を提案していきたいと考えています。

――開業に向けていろいろ作業は進めているんですか?

はい。2017年4月開業をめざし、今年の6月くらいから独立の準備を始めています。実は既に鎌倉市内にいいなと思っている候補地があるので、まず場所を来年の1月中に決定。2月には開業告知をしながら内装を整備、3月にはプレオープンしたいと思っています。 当面は、鎌倉に住む下の娘と協力して始めていきたいと思っています。今の心配ごとといえば、予算のこと。実は気持ちが先走っていたので、あんまりお金のことを考えていなくて…。貯金通帳をじっくり見なくてはと思っているところです。

次回の更新は、2017年1月20日(金)お楽しみに!

更新日:2016/12/23
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美

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2016年12月23日

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
林原雄大(仮名)さんプロフィール 大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社で編集、営業などに従事。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。これまでの仕事関係の経験を生かし、カーリペアのフランチャイズを中心に情報収集をしている。

――35年以上、サラリーマン生活を送られているとのことですが、これまでの経歴を教えてください。

社会人になってアパレル関係の仕事に就職したのですが、1年ぐらいで転職して、車・旅行ガイドなどを刊行している出版社で編集や営業をやってきました。

――長年サラリーマン生活をされていますが、どういったきっかけで独立を目指そうと思ったのでしょうか?

来年58歳になるのですが、そろそろ定年を考えなくてはいけない年齢なんですよね。私は結婚が遅かったので、上の子は中学3年生、下の子が中学1年生なんです。少なくても下の子が成人するまで生活を支えなくてはいけないなとは思っているんです。 もちろん今勤めている会社の嘱託という考えもあるのですが、現時点ではあまり積極的ではありません。書店に並ぶような市販の本が好調の会社でもなく、あまり面白みもないので、どうせなら独立してみようかなと思いついたんです。

――どんな業種を考えているのですか?

仕事で車関係の本を作っていたこともありますが、一方で趣味でも車いじりをやっていたので、車のメンテナンスやリペアなどフランチャイズのアフターマーケットを考えています。

――定年をきっかけに独立を考えているとのことですが、元々独立志向はあったのでしょうか?

若いころから意外とそういう思いはありました。まあ、サラリーマンというのは、収入が安定しているという部分では楽なので、なかなか踏み切るまではいかなかったのですが、ずっと心のどこかには“会社員じゃないな”という気持ちはありましたね。

――独立に向けて準備しておこうと思っていることはありますか?

従兄が2人いるのですが、どちらも車関係の仕事をしているんです。1人はディーラー系で、もう1人はシートの張り替えなどの会社をやっているので、今後の自動車業界を含め、しっかりとヒアリングしていこうと思っています。 正直、現在の若い子って車に関してあまり興味を持っている人が少ないので、この先どうなっていくかを見極めることは大事だと思っています。良い話ってよく聞くのですが、失敗例はあまり出てこないので、そういう部分もしっかり情報収集していきたいですね。 「いざ開業しました、でもうまくいきませんでした」ではダメなので、フランチャイズ本部との話の中で、どういったサポートが受けられるのか、具体的なイメージなどを見極めていきたいと思っています。

――情報収集をされているなかで、現時点でご自身としてはどの程度の手応えを感じているのでしょうか?

収入的な面では、思い描いていたイメージとはそれほどかけ離れていないのかなという印象ですね。また仕事の面でも、実際体験させてもらったなかでは、好きになれそうだなと感じています。 不安半分、期待半分といったところでしょうか。

――フランチャイズを検討している一番の理由はなんでしょうか?

手軽というと表現は悪いですが、技術から学べるということもありますね。

――現時点で開業に向けて一番注意している部分はありますか?

アフターマーケットがどのぐらい成熟しているかというのは重要だと思うので、従兄にその部分はしっかり確認したいですね。リペアだけじゃなく、違う可能性も見つけられればいいと思っています。

――今回の開業への思いはご家族には話されているのでしょうか?

まだ話してはいません。いま上の子は中学3年生で受験も控えていますので、中途半端に話すとトラブルの種になってしまうので、もう少ししっかりと業界のことを調べてから、いいタイミングを見計らって話をしたいと思います。

次回の更新は、2017年1月17日(火)お楽しみに!

更新日:2016/12/16
文:磯部正和 撮影:吉原朱美

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2016年12月16日

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「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
山本さんプロフィール 大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。現在は退職し、個人の学習塾開業に向けて準備を進めている。場所は都内または神奈川県内を予定。

――もともとこどもたちに勉強を教えることが好きだったんですか?学校の先生ではなく、学習塾の先生になられた理由はなんでしょう?

大学時代から学習塾でアルバイトをしていたのがきっかけで、都内にある大手の学習塾に入社しました。比較的勉強も好きですし、教えることも好きでした。学校の先生は人に教えることが仕事ですが、今思えば、僕の場合、人に教えることと同時に経営にも興味があったのだと思います。 ここで働くうちに“いつか独立して自分の塾を経営したい”と思いはじめました。

――それでフランチャイズの学習塾を開業したんですね?

フランチャイズの本部を選ぶときって、普通はいろいろな本部をまわって話を聞いて検討するんじゃないかと思うんです…。でも僕の場合は、1件目の説明会で話を聞いて、“パソコンを使って指導するタイプの塾なら、指導の質のばらつきをなくせそうだし、資金的にもやっていけそうだな”と思って、すぐそこに決めちゃったんです(笑)。 確かその説明会後3カ月くらいで開業していたと思います。その学習塾はパソコンを使い、ゲーム感覚で授業をすすめるスタイル。 60名くらいの生徒をかかえ、生徒・保護者の面談や講師の育成、シフト作成など、教室運営の仕事が中心でした。でも時間が経つにつれて、“人が人を教える”というスタイルに立ち戻りたいと思うようになったんです。

――それが2回目の転職ですね。でもすぐ独立に向けて動きはじめたわけですよね?ご両親の反応はいかがでしたか?

そうですね。“人対人”の塾を運営するためには、もう少し経験が必要だなと思って大手個別指導の学習塾に入りました。今度はフランチャイズではなく、個人経営で理想の学習塾を作るつもりです。 過去にフランチャイズで開業しているので、経営者としての経験値もあり、講師の面接・採用や資金運用についての知識もあるので、初めて独立するときより少しは不安が少ないかと思います。家族も“好きなことをすればいい。がんばってね”と応援してくれていますし。

――年末から来年にかけてどんな準備を予定していますか?また、今の不安要素といえばどんなことがありますか?

まずは学習塾をどこで運営するか…講師が集めやすい都内やこどもが通いやすい住宅街にするか迷っています。都内や自分の地元周辺でも探しています。近くに小中学校や高校が2、3校あって、清潔感のあるキレイなビル。広さは20坪程度と考えています。今のところ、12月中に開業する場所を決定、来年1月には資金の借り入れや講師の募集と面接、2月には内装工事をして3月開業という予定です。 塾は春と夏が生徒募集時期ですし。心配といえば、やはり知名度です。無名の塾でどれくらい集客できるんだろう…というのが一番の不安要素です。今までは大手やフランチャイズの学習塾で、誰でも知っている名前でしたから。 今考えている集客方法は、学校の近くなどでピンポイントにちらし配りをしようかと考えているのですが、まだまだほかの方法も考えてみたいと思っています。 まずは、条件に合う物件を見つけて早くスタートを切りたいですね。もし年内にいい物件に出合えなければ、少し延期して夏前の開業も視野に入れています。

次回の更新は、2017年1月6日(金)お楽しみに!

更新日:2016/12/9
文:堀家かよ 撮影:中村公泰

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