【この記事でわかること】
・販売できる保険の種類と必要な資格
・加盟する保険代理店の選び方
・保険代理店のフランチャイズ経営で失敗しない注意点
「保険」と聞くとなんだか難しそうで、とても個人で経営なんてできない!と思う方は少なくないでしょう。しかし、街中にある保険代理店は個人でフランチャイズに加盟して運営しているケースもあり、「挑戦してみたい!」と思っている人がいるのも事実です。しかし、やや特殊な業種であるため開業にあたり準備すべきことがいくつかあります。どのような準備が必要になるのかを、おすすめのフランチャイズ本部とあわせて紹介していきます。
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全て無料の特典付会員になるフランチャイズで開業できる「保険代理店」とは
保険代理店とは、保険フランチャイズ本部企業と個人や法人が契約を結び、保険代理店をフランチャイズオーナーとして経営するビジネスです。
そのためフランチャイズオーナーとはいいつつも、名称はフランチャイズではなく「代理店」というケースの方が多いです。
保険代理店として扱うことのできる保険の種類は生命保険・損害保険・自動車保険などさまざまですが、加盟するフランチャイズ本部によって異なります。
保険を販売できる3つの形態
そもそも保険の販売には3つの形態があります。「直販型」「専属型」「総合型」の3つです。それぞれの特徴は以下のとおりです。
直販型:大手保険会社が自社商品を取り扱う形態
専属型:契約している保険会社の商品のみを取り扱う形態
総合型:複数社の保険商品を取り扱う形態
3つの形態のうち、個人やフランチャイズで開業できるのは「専属型」と「総合型」のどちらかとなります。
扱える保険の種類
保険業法では、保険を大きく3つの分野に分けています。
いわゆる第一分野の生命保険固有分野、第二分野の損害保険固有分野、第三分野の医療保険、介護保険など生命保険・損害保険のどちらともいえない分野の3つです。
それぞれの分野は以下のような特徴があります。
・第一分野の保険:生命保険会社のみが引き受けられる、人の生存または死亡に関してあらかじめ約定された金額を支払う保険
・第二分野の保険:損害保険会社のみが引き受けられる、一定の偶然な事故によって生じた損害額に応じて保険金を支払う保険
・第三分野の保険:生命保険会社、損害保険会社の双方で取り扱える「傷害保険」や「医療保険」などの保険
代理店では3つの分野のすべての保険商品が取り扱えます。ただし、第一分野と第二分野を兼営することはできません。
保険代理店をフランチャイズで開業するには
保険代理店をフランチャイズで開業するために必要な資格や申請はあるのでしょうか。また、どれほどの費用がかかるのでしょうか。下記にて解説していきます。
フランチャイズで保険代理店を開業するのに必要な資格・申請
フランチャイズで保険代理店を開業するにあたり、必要な資格は「生命保険代理店」と「損害保険代理店」のどちらの運営をしていきたいのかによって異なります。
いずれにせよ、なんの資格もなく保険代理店としてフランチャイズオーナーになることはできません。
以下に保険代理店のフランチャイズオーナーとして経営するために必要な資格をまとめています。
【「募集人資格」の取得】
まずは「募集人資格」の取得が必要になります。
「保険募集人」の資格を取得するためには、保険業法で定められた生命保険協会の「一般課程試験」に合格しなくてはいけません。
無事合格できたら金融監督庁長官に登録申請を行い、受理と登録が済んだら「保険募集人」の資格が取得できます。
ここからさらに「専門課程試験」に合格することで複数の保険会社の商品を取り扱えるようになります。
また、変額保険を取り扱うためには「変額保険販売試験」に合格しなくてはいけません。
試験について詳しく知りたい方は、下記をご参照ください。
一般社団法人生命保険協会:https://www.seiho.or.jp/exam/cbt/
どのような保険をどのように扱いたいのかによって必要な資格も異なるため、事前にどんな保険代理店として活動したいのかを明確にしておくと良いでしょう。
【保険代理店資格の取得】
次に取得しなくてはいけないのが、保険代理店資格です。「生命保険代理店」と「損害保険代理店」のどちらになりたいのかによって必要資格が異なります。
生命保険代理店:業界共通教育の一般課程試験への合格
損害保険代理店:保険会社が実施する所定の教育を受けて「保険募集に関する法令や保険契約に関する知識」を習得し、損害保険会社と代理店委託契約を締結して内閣総理大臣の登録を受ける
保険代理店のフランチャイズ経営にかかわる費用
保険代理店の開業資金は、一般的に800万円ほどといわれています。内訳は以下の通りです。
物件取得費 200万円
内外装費 400万円
資格取得費 2〜4万円
備品購入費 180万円
広告宣伝費 30万円
月々のランニングコストとしてはロイヤリティの他に人件費、賃貸料、水道光熱費、消耗品費・雑費、広告宣伝費などがかかります。
これらは店舗の立地や規模によって左右されるため、まずはスモールスタートをすることをおすすめします。
フランチャイズの保険代理店で行う主な仕事内容
フランチャイズの保険代理店を個人で経営するときの主な仕事内容は以下のような業務です。
・新規顧客の開拓
・保険商品の契約更新
・事故などが発生したときの顧客対応
・見積書や申込書などの書類作成
・計上処理などの経理業務
・集客および接客
保険代理店として法人化したり、スタッフを雇って保険代理店を運営したりする場合には、これらの業務に加えて社長としての会社経営に関する業務も行わなくてはなりません。
加盟する保険代理店の選び方
保険代理店に限らず、本部選びが成功の鍵となるフランチャイズ経営。特に保険は人の命に関わる商品の取り扱いがあるため、フランチャイズ本部選びは慎重に行いたいものです。
加盟するフランチャイズ本部を選ぶ際に必ずチェックしたいポイントは以下の3つです。
1. ロイヤリティに見合った経営サポートが受けられるか
フランチャイズに加盟すれば毎月ロイヤリティを支払わなくてはいけません。ロイヤリティの金額は本部によってさまざまですが、負担になることに変わりはありません。
それに見合うサポートが受けられるか、自分の意向に合うものかどうかは事前に確認しておきましょう。
2. ブランド力や認知度はあるか
保険は死亡したとき、病気になったとき、怪我をしてしまったときなどのお守り的な役割もあります。
お客様としても、ある程度知名度があり信頼できる代理店でないと利用したいと思いません。信頼を得やすい知名度やブランド力のあるフランチャイズを選ぶようにしましょう。
3. 自分の想定している顧客に合った商品を扱っているか
保険代理店を開業しようと思ったとき、どのようなお客様を獲得したいのか想定しておきましょう。ターゲットによって取り扱う保険の種類も異なります。
自分の想定しているターゲットに合う商品を扱っているフランチャイズ本部と契約をしましょう。
保険代理店のフランチャイズ経営で失敗しない「注意点」
保険代理店を経営するにあたり、「信頼」は何よりも大切です。お客様からの信頼を得続けるためは、あらゆる努力が必要になります。
関連法案や社会情勢など、自主的に勉強し続ける
保険の内容や支払方法は法律の改正などにより変わるケースが少なくありません。
保険を取り扱う代理店として十分な説明ができることは当たり前のことです。自主的に関連法案や社会情勢などについてはキャッチアップしておきましょう。
顧客に手間をかけない対応を心掛ける
お客様にとって手間がかからないことは保険代理店に求められる最重要項目の1つでもあります。そのための仕組みづくりや業務の請負をして手続きを進めましょう。
常に連絡を取れる体制を作っておく
お客様にとって、何かあったときにすぐに連絡がつかないことは不安や信頼感の低下につながってしまいます。
相談に迅速に対応できることは保険代理店として重要なポイントです。常に連絡が取れる体制を整えておきましょう。
フランチャイズ・代理店加盟で開業できる保険代理店一覧
保険代理店として加盟できる代理店を2つご紹介します。気になるものがあれば、ぜひ参考してみてください。
【代理店】楽天生命保険
楽天生命保険は楽天ポイント付与や楽天グループ商材の活用があり、比較的提案しやすい商品の取り扱いが特徴です。
Web受講も可能な研修で保険の知識や販売ノウハウを取得でき、営業拠点や先輩代理店による支援があるので、未経験者でも安心です。
詳細はこちら:https://partner.rakuten-life.co.jp/
【代理店】アフラック生命保険
アフラック生命保険は、自宅でPC1つで開業資金がなくても開業できる代理店です。販売契約に応じてロイヤリティを支払うため、赤字になってしまうリスクが低いです。
講習や研修会も充実しているので、未経験の方でも安心して保険代理店として経営ができるでしょう。
営業スケジュールはフランチャイズにしては珍しく自分で調整できるため、生活スタイルに合わせてコントロールできます。
詳細はこちら:https://www.aflac-as.com/
顧客との信頼関係が大切な保険販売だからこそ、信頼できる代理店を探そう
保険代理店は個人で経営しているイメージが低いかもしれませんが、必要な資格を取得すれば誰でも保険代理店としてのフランチャイズオーナーを務めることができます。
人と密な関わりを持たなくてはいけない保険代理店は、「誰かのために」を体現できる職業の1つであり、やりがいを大いに感じられるでしょう。
少しでも興味のある方は、紹介したフランチャイズ本部も参考にしてみてくださいね。
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