TOP

「まだ定年まで2年ある」と思って甘えている部分も…。年間密着取材Ⅱ~林原さん編第5回~

1,528 View

「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズン。開業までのプロセスや想いを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリー。
前回、若いころから親しんでいたリバーカヤックやカヌー関連のアウトドアショップへの興味を示した林原さん。単なるショップ経営だけではなく、カヤックスクールとの連動や、カヤック好きがコミュニケーションできる場所の提供など、夢は大きく広がっていましたが、進捗はあったのでしょうか…。

林原雄大(仮名)さんプロフィール
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。当初、カーリペアのフランチャイズを検討していたが、お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヤックを取り扱うアウトドアショップの検討も開始。

――カヤックの老舗メーカーがアウトドアショップ経営へのアドバイスをされているとおっしゃっていましたが、問い合わせはしてみたのでしょうか?

大阪に古くからあるカヤックのメーカーがあって、そこが主催のスクールで以前、ボランティアのコーチをしていたのです。社長さんとも面識があったので、私の中にある構想をメールで問い合わせてみました。

IMG_1074_yamagishi

――具体的にはどんな内容のメールを送ったのでしょうか?

カヤック好きが集まるような場、例えば喫茶店みたいな機能を兼ねたアウトドアショップはどうなんだろうという内容です。

IMG_1074_yamagishi

――返信はあったのでしょうか?

まだレスポンスはないです。

IMG_1074_yamagishi

――まずは回答次第だと思いますが、アウトドアショップの現状について教えていただけませんか?

メールを送ったのは大阪のメーカーなのですが、以前は関東にも直営の販売店を持っていたのです。いまは撤退してしまっているんですね。業界的にも、大手だとモンベルさん、あとは都内にカヌーショップが1、2店舗あるぐらいですね。

IMG_1074_yamagishi

――カーリペアの独立を考えているときも市場が気になるとお話されていましたが、林原さん自身は、カヤックやカヌーの市場をどうお考えなのでしょうか?

具体的に調べたわけではありませんが、リオオリンピックで羽根田卓也選手がカヌーで銅メダルをとりましたよね。でも、カヤックやカヌーを楽しむ人が増えたという印象はないですね。

IMG_1074_yamagishi

――単純な販売ショップでは難しいという印象ですか?

そうですね。複合型じゃないと厳しいと思います。スクールと連動したり、喫茶店でコミュニティーを作ってもらえる場にして、それに付随してグッズや商品を買ってもらうみたいな広がりですね。

IMG_1074_yamagishi

――そうした複合的な形だと開業のイメージはわくのでしょうか?

いまの若い子は競技としてではなく、例えば旅行先でのレジャーの1つとしてカヌーをやるという接し方だと思うんです。そういう人の窓口となって、面白さを知ってもらい、最終的には商品につなげていったりするのがいいのかなって思っています。

IMG_1074_yamagishi

――旅行会社と組んで、カヌースクールの代理店みたいなやり方もあるのでしょうか?

そうですね、そういう発想もあると思います。

IMG_1074_yamagishi

――メーカーの問い合わせ以外に具体的に何かアウトドアショップに向けて行動されていることはありますか?

いえ、まだ全然です。

IMG_1074_yamagishi

――先が見えていない部分があると、具体的に行動に移すのは難しいですか?

そうですね。定年までまだ2年あるというのが、気持ちのどこかにあるんです。そこに甘えちゃっている部分も否定できません。

IMG_1074_yamagishi

――お話を聞いていると、アウトドアショップについて語っている林原さんは生き生きしているように見えますが。

もともと20代のときから自然に関わる仕事をしてみたいという思いがあったので、いろいろ考えていても楽しいですね。

IMG_1074_yamagishi

――では、お気持ちはアウトドアショップでの独立開業で固まってきた感じですか?

実はカーリペアの方も、以前問い合わせをしていたフランチャイズに、検討を再開したいとメールをしているんです。

IMG_1074_yamagishi

――再開しようと思ったのはなぜですか?

アウトドアショップの話は、ある意味まだ見えてこない部分が多いですし、先ほど話したような広がりだと、かなり壮大な感じになってくると思うんです。カーリペアの方は、業界的にもなじみはありますし、フランチャイズの方が話も進みやすいですからね。

IMG_1074_yamagishi

――具体的にはどんなメールを?

業界の将来性について、しっかり話してほしいと問い合わせしました。フランチャイズがこうした部分に対してどういった回答をしてくるかしっかり確認したいと思います。

IMG_1074_yamagishi

――現状、いくつか選択肢を持っていらっしゃいますが、ご自身の中ではどのような気持ちの配分なのでしょうか?

アウトドアショップ40%、カーリペア40%、表装業20%ぐらいです。

IMG_1074_yamagishi

――絞りきれていないということは、まだご家族にお話しするタイミングではないと?

そうですね。方向性を決めてからですね。

IMG_1074_yamagishi

――早く前に進めるといいですね。

はい。でも、こうした定期取材を受けることによってお尻を叩いていただけているのかなと思っています。

IMG_1074_yamagishi

次回の更新は、2017年4月21日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/4/14
文:磯部正和 撮影:吉原朱美 撮影協力:STORY STORY




アンケートにご協力ください

以下の項目に当てはまるものにチェックを入れ、「送信する」ボタンをクリックしてください。







この記事が気に入ったらいいね!しよう。

最新記事をお届けします

補助金と交付金の共通点

補助金も交付金も国や地方自治体から支給される返済義務のないお金という点に共通点があります。いずれも新たな事業を構築したり、既存の事業であっても新たな設備投資を行ったりする場合に利用されることが多いです。
事業上で何か新たなことをする場合には、それ合った補助金や交付金があるかどうかを調べて、返済しなくて良い資金を獲得することは資金計画上かなり有利になります。 (さらに…)

2017年9月20日

独立・開業へ向け、まずは事業への思いを書いてみる、頭の中のプランを整理してみる、そんなきっかけにも活用いただける「ビジネスプランコンテスト」をご紹介致します。
気軽にエントリーができる簡単書式で、審査委員長は、アントレ『独立開業スーパーガイド』監修や、アントレフェアでもおなじみの増田紀彦氏です。

NICeとは・・・?

http://www.nice.or.jp/

「つながり力で、日本経済と地域社会の未来を拓く!」を合言葉に、自立して生きる人や雇われずに生きる人、またそれらを目指す人が、業種や地域、世代を超え、情報と知恵と志の共有・循環をはかることで「相互支援体制」を築き、それを推進力として起業や新規事業・新市場の創出、地域社会の活性化を実現し、人間本来の共同性に根ざした「お互い様経済」の創造を目指す非営利活動です。

平成19年度から21年度までの3年間、経済産業省委託事業として営まれてきました。しかし、「つながり力強化のための取り組みに終わりはない。NICeの本番はむしろここから!」の決意のもと、平成22年に参加者有志が一般社団法人起業支援ネットワークNICeを設立し、純粋な民間非営利活動として再スタートを切りました。

その一般社団法人起業支援ネットワークNICeより、「NICeなビジネスプランコンテスト」のご案内です。

すでに準備段階のプランも歓迎です

「つながり力を発揮して、新たなビジネスを起こす!」をスローガンに、全国から新たなビジネスプランを募集し、その中から秀逸なプランを選抜して、事業化および事業発展のための様々な応援を行っていきます。

応募資格は、起業プラン、新規事業プランをお持ちの方。法人・個人も問いません。
すでに事業化の準備に入っているプランも受け付けています。
応募費、審査費など、一切かかりません。

応募期限は、2017年10月27日(金)18時。
おひとりで複数のプランへの応募も歓迎です。
(その場合は、1プランごとに記入し、ご応募ください)

気軽にエントリーできる簡単書式です

応募方法は、専用エントリー用紙に記入し、期日までに下記へ送付ください。

エントリー用紙はこちらからダウンロードしてご利用ください。
・Word入力用のドキュメント
http://nice.or.jp/bizcon2017_word.html

・Fax・手書き用のpdf
http://nice.or.jp/bizcon2017_pdf.html

<送付先>
一般社団法人起業支援ネットワークNICe
第5回NICeなビジネスプランコンテスト事務局
E-mail jimukyoku@nice.or.jp
Fax 03-6316-9029

上位5名がファイナルステージへ進出。
来場者の投票でグランプリを決定します

選考方法は、一次選考(書類選考)、二次選考(審査員審査)を経て、上位5名が
2017年12月9日、日本政策金融公庫 東京中央支店にて開催されるファイナルステージに出場。
それぞれプレゼンテーションをしていただき、会場にお越しの方々全員による投票でグランプリを決定します。
なおグランプリ受賞者にはNICe認定連携事業候補として、継続的な応援を実施し、副賞として賞金10万円が授与されます。

独立・開業へ向けて、思いを書いてみる、頭の中の事業プランを整理してみる、
そんなきっかけに、「NICeなビジネスプランコンテスト」をどうぞご活用ください!

第5回 NICeなビジネスプランコンテスト
主催:一般社団法人起業支援ネットワークNICe
共催:株式会社日本政策金融公庫
協賛:株式会社リクルートキャリア アントレ
いわき信用組合概要・歴代入賞者紹介など 詳細はこちら
http://www.nice.or.jp/archives/39755

2017年9月20日

税理士から公認会計士、司法書士、社会保険労務士、弁護士など、国家試験を突破した先生方を使い分けるなんていうのは、言語道断かもしれません。しかし、一方で、利用すれば高くつくのがこの専門サービス。利用するタイミングとポイントについて考え、士業の叡智を上手く使って、経営の困難を乗り越えましょう。 (さらに…)

2017年9月19日

ACCESS RANKING

2017年09月のアクセスランキング

ATTENTION TAGS

今、注目のタグ

CATEGORY

カテゴリー

アントレnet

独立、開業、起業をご検討のみなさまへ
アントレnetは、これから独立を目指している方に、フランチャイズや代理店の募集情報をはじめ、
さまざまな情報と機会を提供する日本最大級の独立・開業・起業・フランチャイズ・代理店募集情報サイトです。

会員登録はコチラ

アントレnet公式ページ