【この記事でわかること】
- 副業に向けて資格取得するメリット/デメリット
- 副業に役立つおすすめの資格6選
- 在宅ワークに役立つおすすめの資格3選
これから副業を考えている方の中には、何か資格を取得しておいた方が良いのでは?と考えている方もいるでしょう。しかし資格取得にはお金も時間もかかるため、必要のない資格に労力を使いたくありませんよね。
本記事では、そもそも副業に資格は必要なのか、どのような資格なら副業に役立てられるのか、おすすめの資格も9つ紹介します。
そもそも副業をするのに資格は必要?
一般的に副業を始めるだけであれば、資格の取得は必要ありません。しかし、業務内容によっては資格があった方が有利になったり、必須だったりします。
また、資格の中には取得すると本業でも活かせる場合もあります。このような場合であれば、取得を目指してみても良いでしょう。
本業とは異なる分野で副業を始める場合にも、資格は有効です。資格を持っていれば、実務経験がなくても興味関心や知識があることを証明できるからです。
副業に向けて資格取得するメリット
副業のために資格を取得することには、次のようなメリットがあります。
資格の取得を目指していると、自ずと知識やスキルが身につきます。本業に関係のある資格なら業務理解が深められます。
また、本業と関係ないものであっても、今後の転職や独立を考える際の選択肢を広げられるでしょう。
副業に向けて資格取得するデメリット
資格取得には、次のようなデメリットもあります。
資格取得には時間やコストがかかりますが、取得した資格が必ずしも役立つとは限りません。
そのため、資格を持つことを特に評価してもらえない場合や、資格にまつわる知識や技能を使わない業務であれば、「無駄だった」と感じることになるかもしれません。
資格がなくても月10万円稼げる副業はこちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。
https://entrenet.jp/magazine/45334/
副業に役立つおすすめの資格6選
副業にどのような資格が役立つかは、仕事によってさまざまです。ここからは、副業に活かせる6つの資格を紹介します。
TOEIC・英検
英語力が必要もしくは役立てられる副業であれば、TOEICや英検の資格を取得すると良いでしょう。
TOEICは日常生活やビジネスで使う英語が出題され、試験に向けて準備をすること自体が英語力向上につながります。
平均スコアは990点満点中600点前後です。副業で活かしたいのであれば、800点前後を目指しましょう。
参考:公益財団法人 日本英語検定協会 一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC」
TOEIC・英検が役立つ副業
TOEIC・英検が必須となる場面はそう多くはありません。ネイティブスピーカーのように無資格であっても語学力を持っている人もいるからです。しかし、TOEIC・英検のような語学力を証明する資格は、“自身の能力を客観的に証明する指標”として活かすことができます。
TOEIC・英検が役立つ副業には、以下のようなものがあげられます。
プログラミング言語
プログラミング言語の数は多く、専門的な知識が必要です。まずは比較的難易度の低いPHP・Python・JAVAなどをチェックしてみてください。
ただし、プログラミング言語は資格よりも実務経験が重視される傾向があります。そのため、わざわざ資格を取得せずともWebサイトの作成やアプリの開発などの実績があれば十分にスキルをアピールできます。
参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構|基本情報技術者試験
プログラミング言語が役立つ副業
プログラミング言語が役立つ副業には、以下のようなものが考えられます。
日商簿記
経理関係の副業をしたいのであれば、日商簿記の資格がおすすめです。資格を取得するために勉強することで、簿記の知識を身につけること自体が業務に役立ちます。
経理の仕事につくなら2級が必要になり、税理士や公認会計士を目指す場合は、1級取得が必須です。経理や会計などの分野でプロフェッショナルを目指すのであれば、取得することをおすすめします。
日商簿記が役立つ副業
日商簿記の資格は、経理関係の副業をする際に役立ちます。具体的には、次のような案件があります。
応用情報技術者
応用情報技術者を取得できると、ITに関する技術的な知識を身につけていることが証明できます。
基本情報技術者試験よりも難易度が高く、5年程度のシステムエンジニア・プログラマーとしての実務経験や知識が求められます。
応用情報技術者が役立つ副業
前述のとおり、応用情報技術者の資格は難易度が高く、「5年程度の実務経験者レベルのIT知識・経験値」を保有していることの証明になります。
プロジェクトマネージャーとしての資質の証明にもなるため、システムの企画や設計段階という“上流工程”から関わることができるのが特徴です。
行政書士
行政書士の資格は、主に行政に提出する書類を作成する業務に必要で、許認可申請の代理申請や相談業務への対応をします。
行政書士は国家資格でもあり高収入が期待できます。行政書士が行う仕事の中でも、宅建業免許や飲食店営業許可の申請手続きは副業として取り組みやすい業務といえます。
行政書士が役立つ副業
行政書士は誰でも取れるような資格ではなく、行政書士しかできない独占業務もたくさんあります。
行政書士の資格が活かせる副業には、以下のようなものがあげられます。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは家計にかかわる幅広い知識で顧客の目標実現をサポートする資格です。ファイナンシャルプランナーには3種類の資格があり、種類によって難易度が異なります。
AFPとCFPには有効期限があり、2年ごとの資格更新と所定の継続教育が義務付けられています。
ファイナンシャルプランナーが役立つ副業
ファイナンシャルプランナーのようにお金にまつわる副業はたくさんあります。
ファイナンシャルプランナーの資格が役立つ副業は、以下のとおりです。
在宅ワークに役立つおすすめの資格3選
副業をしたい方の中には、在宅ワークを希望している方も少なくないでしょう。在宅ワークであれば空いている時間で効率良く働けます。そのため、希望者も多く、在宅ワークで優先的に案件をもらうためには、資格を持っているとプラスに働くでしょう。在宅ワークに役立つ資格を3つ紹介します。
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定とは、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が認定する民間資格です。他にもWebライティング能力検定という資格もあるのでチェックしてみてください。
これらを取得するまでの間に、ライティングの基礎やスキル、ビジネスマナーが学べ、ライティング技能を向上させられます。このような知識やスキルがあると、より難易度の高い案件も受注できるようになります。
資格を持っていると、文章作成技術を証明できるため、Webライター以外にブロガーやアフィリエイターなどになるのにも役立てられるでしょう。
参考:一般社団法人 日本WEBライティング協会 |Webライティング能力検定
参考:一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |WEBライティング技能検定
校正技能検定
校正技能検定は書籍や雑誌の誤字脱字、表記の誤りをチェックする技能を認定する資格です。
初級・中級・上級の3つの階級に分かれており、初級は日本エディタースクールで指定科目を修得することで認定されます。上級は中級の合格者のみが受験できます。
校正作業は需要が高まっており、ライティング・校正・編集の仕事に役立てられます。出版業界で働く際に必要とされるほどの資格なので、在宅ワークで案件を受注する際にも役立てられること間違いなしです。
Webデザイナー検定
Webデザイナー検定はWeb制作に必要な知識や技能を持つことを証明するための資格です。
Webデザイナー検定にはベーシックとエキスパートの2つがあり、ベーシックは主にWebサイトの企画・作成・デザインについての基礎知識が問われ、エキスパートはWebサイトの企画や制作、運用に関する専門的な知識が問われます。
ベーシックの難易度はそれほど高くないので、初心者でも基本的な知識を身につけていれば合格できるでしょう。対してエキスパートは実際のWebデザインに活かす能力が求められます。
資格を活かして副業をしよう!
副業をするために必ず必要な資格はないものの、持っていると役立てられたり、優遇されたりする資格は仕事内容によってあります。
自分がどのような仕事をしたいのかをあらかじめ決めたうえで資格取得に励んだり、持っている資格を基軸に副業を探したりしてみると無駄なく資格を自分のキャリアに活かせるでしょう。
<文/ちはる>