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アナログとデジタルの両面で積極的な宣伝を展開した<アントレ本誌:2019年春号より転載>

アナログとデジタルの両面で積極的な宣伝を展開した<アントレ本誌:2019年春号より転載>

独立を目指す人なら誰しも、初年度から売り上げを伸ばしたいと考えるものだ。

そのカギを握るのは、ズバリ「集客」である。

スタートダッシュに成功して年収500万円を達成した4人の実例を通じ、顧客の集め方を学ぼう。

独立初年度の売り上げ 最大で月商130万円を達成/
前田敏幸さん

行政書士などで独立した当初、前田さんの手元にあった運転資金はたったの8万円。

実家を事務所にし、手づくりのチラシを持って商店街で飛び込み営業を行った。

「大学のサークルで集客経験があったためか、仕事は少しずつ取れていました。チラシも顧客視点に立った内容にするなど工夫しましたね。ただ、得られた仕事は単発ものばかり。開業2カ月で、これでは先が見えないと感じました」

融資を受け投資意識が高まったのが転機に

そこで、前田さんは地元の金融機関から320万円の融資を受け、川越の合同庁舎前に大看板を設置。

さらに、顧客別に多数のホームページを開設し、アナログ・デジタルの両面で大規模な集客作戦に出た。さらに、士業交流会や SNSを使って人脈を拡大。

「行政書士はそれぞれ専門分野があり、ほかの行政書士から仕事を紹介される機会が多いのです。そこで相手に『私にはこんな強みがある』と伝えながら、仲間を増やしました。その結果、顧客が増え経営が安定していったのです」

100のホームページを開設してアピール

アナログとデジタルの両面で 積極的な宣伝を展開したー1年目から年収500万円超え いきなり黒字の集客UP計画ー<アントレ本誌:2019年春号より転載

行政書士は仕事の幅が広い。

そこで、個人向け飲食業の営業許可、個人事業主の建設業許可など、細分化されたターゲットに向けたホームページを量産。

その結果、検索される頻度が高まって問い合わせは一気に増えた。

融資された資金で合同庁舎前に大看板を設置

アナログとデジタルの両面で 積極的な宣伝を展開したー1年目から年収500万円超え いきなり黒字の集客UP計画ー<アントレ本誌:2019年春号より転載

川越合同庁舎の目の前に、6畳分ほどの看板を設置するなど積極的に宣伝を行った。「私は集客に専念し、実務は従業員を雇って彼らに任せることにしました。

それによって売り上げは急激に伸び、現在では年商1億円を超えています」。

 PROFILE

 前田敏幸さん(38歳)/ウィズアスグループ 代表

大学在学中に社会保険労務士や宅地建物取引士などの資格を取得。卒業後就職したが短期間で退職し、知人の不動産会社を手伝う中で行政書士の資格も取得し、2010年に独立。現在はリーガルテック関連分野にも進出中。
取材・文/白谷輝英
撮影/平山 諭 イラスト/タラジロウ
アントレ2019.春号
「1年目から年収500万円超え いきなり黒字の集客UP計画」より

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