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「自分が思うように会社を経営したい」そのために小川裕司が選んだ「税理士」での独立

2019年10月16日

「自分が思うように会社を経営したい」そのために小川裕司が選んだ「税理士」での独立

大学を卒業すると、多くの人は企業に就職する。
ただ、すべての人がはじめから「将来なりたいもの」があるかというと、そうではない。
社会に出て、いろいろな経験を積むうちに「なりたい自分」を見つける人もいる。

今回お話を伺ったのは、小川裕司さん。

学生の頃に「なりたい自分」がイメージできていなかったが、
営業の仕事を経験するうちに企業の経営、マネジメントに興味を持ち、
その後、思いもしていなかった「税理士」での独立の道に進み、
現在は税理士事務所の経営者として活躍している。

現在の姿になるまでに何を考え、どう行動してきたか、お話をお聞きしました。

<プロフィール>

小川 裕司さん
税理士法人 ALMA
代表社員 税理士

慶應義塾大学法学部を卒業後、
3社目になるコピー機のリース営業の仕事で
入社半年でサブマネジャー、3年でマネジャー、5年で統括部長に昇進。
マネジャーの仕事をするうちに
「自分で思うように会社を経営したい」と思うようになり、
会社を辞め税理士の資格を取得。
その後税理士事務所を立ち上げて独立し、
代表社員として事務所の経営に取り組んでいる。

大学を卒業する時、「将来なりたいもの」がなかった

-現在に至るまでの経緯を教えてください。

小川さん

就職活動を始めたのは大学4年の5月でした。就職氷河期のはじめの頃で、就職環境が厳しかったことを覚えています。スタートは出遅れましたが、なんとかある会社に採用されました。

しかし、就職して2カ月で辞めてしまいました。その後すぐに別の会社に転職したのですが、そこも3カ月で辞めてしまいました。

-せっかく就職したのに、なぜすぐに辞めたのでしょうか?

小川さん

大学卒業直後の私は、「将来、何になりたいのか」わかりませんでした。そのため、まず入社して仕事をしてみて「自分には向かないな」と気付いて辞める、ということを繰り返していました。

-自分に合った仕事が見つけられなかったんですね。その後はどうしたんですか?

小川さん

3社目に入社したのは大手IT企業の関連会社で、コピー機のリース営業の仕事でした。入社当時、その会社はメーカーと組んで他社よりも安い価格設定をすることで他社と差別化し、コピー機リースのリプレイス営業を仕掛けていました。

営業する商品の特性や競合他社との差別化ポイントが明確だったこともあり、私は自信を持って営業できました。結果も出るようになり、多い時で月19台の契約を獲得することもありました。

その業績が認められ、入社半年でサブマネジャー、3年でマネジャー、5年で統括部長に昇進することができました。

特にマネジャーになってからは、メンバーに営業してもらい、自分はそのマネジメントに専念するようになりました。自分のグループのメンバーにどう動いてもらい、業績目標を達成するか。グループの経営、マネジメントに面白みを見出した私は、将来は「自分で思うように会社を経営したい」と考えるようになりました。

将来、企業経営したい。そのための武器になると考え、税理士資格を取得

-マネジャーの仕事をするうちに、進む道が見えてきたんですね。その後はどうされたんですか?

小川さん

統括部長になり日々忙しく働いていた32歳の誕生日に、この先のキャリアについて考えました。

40歳を超えたら今の仕事は続けられない、と感じていたこと、35歳を超えると転職するのは厳しいと聞いていたこともあり、いろいろ考えた結果「辞めるなら今のタイミングだ」と思い至り、まず会社を辞めました。

-何をするか決める前に、会社を辞めたんですか?

小川さん

何をするかは辞めた後に決めよう、と考えていました。将来「自分で思うように会社を経営したい」が、そのためにはお金に詳しくなることが必要だ。そう考えた私は、まず専門学校に通って、税理士の資格を取ることにしました。

前の会社の退職金等でお金はありましたし、時間は山ほどありましたので、税理士資格取得に向けて全力で勉強しました。途中で税理士事務所に就職して実務経験を積み、4年半かけて税理士資格を取得しました。ただ、このときはまだ「税理士」になろうとは考えていませんでした。

-税理士の資格を取得した後はどうされたんですか?

小川さん

その後しばらくは税理士事務所で働いていたのですが、39歳のある日、「来年40歳になる。独立するなら40歳までに、と以前から考えていた。どうせ独立するなら早い方がよい」と思い、独立して会社を立ち上げようと考えました。

将来「自分で思うように会社を経営したい」と思っていたので、会社を立ち上げ経営できるなら、業種、職種は何でもよいと考えていました。ただ具体的に何の会社を立ち上げるかを考えたとき、私が税理士の資格を持っていたので、その資格を活かして友人の税理士と2人で税理士事務所を立ち上げることにしました。

税理士事務所を開く際、開業資金はそれほどかかりませんでした。税理士の仕事はパソコンと会計ソフト、税務申告ソフト、あとコピー機があれば始められるので、初期投資はほとんど必要ありません。友人から「はじめはなるべくお金をかけない方がいい」とアドバイスをもらったこともあり、オフィスも知り合いの会社に席を借り、そこで始めました。

目指すは、売り上げ2.5億。今後もお客さまをご紹介いただき、地道に目標に到達したい

-開業資金では苦労されなかったんですね。独立する際に、最も苦労したことは何でしたか?

小川さん

前に働いていた税理士事務所から、お客さまはほぼ持たずに独立したので、お客さまの獲得が一番たいへんでした。

税理士の仕事は、月次で会計入力状況のチェックや税務相談、お客さまによっては会計入力業務や給与計算業務等があり、加えて決算月には決算申告業務が発生します。そのため、いちどお客さまと契約すれば、安定的に仕事が発生します。

そういう意味では非常に優秀なビジネスモデルだと思うのですが、お客さまを新たに獲得することが難しく、その方法は同じ事務所の先輩から引き継ぐか、お客さまからご紹介いただくかに限られます。しかもお客さまのお金に直接関わる仕事で、社長の唯一の相談相手になる可能性も高いので、そんなに簡単にご紹介いただける仕事でもありません。

独立してから2カ月間は、お客さまが全く獲得できず、友人と2人でどうしようか、本当に困っていました。そんな時にご紹介いただいたお客さまから、私たちの仕事ぶりを気に入っていただけたのか「他にも数社お願いしたい」といちどにご紹介いただき、何とか事務所を維持できました。

-独立当初はとても苦労されたんですね。今後はどうしていこうと考えていますか?

小川さん

今年で独立してから6年になります。 お客さまはのべ150社まで増やすことができ、事務所メンバーは税理士3人と事務スタッフ6人に増員しました。

この先もお客さまをご紹介いただきつつ、税理士10人、事務スタッフ20人の30人まで増員し、売り上げ2.5億まで拡大したい、というのが当面の目標です。

できればあと10年でその目標に到達したいと考えていますが、M&A等は会社の理念が違うとうまくいかないと考えているので、今まで通り地道にお客さまを増やし、目標に到達したいと考えています。

-最後に、読者へのメッセージをいただけますか?

小川さん

私もそうでしたが、独立するのは成功するかどうか分からないだけにとても怖いと感じると思いますが、そこは勇気を持ってチャレンジしてほしいと思います。私は税理士の仕事の中で、お客さまにいつも次の2つをお話しします。

① 節税の前に、まずは稼ぐこと
よく事業を立ち上げる前から「どうしたら節税できるか」とご相談いただくことがありますが、稼がないと節税もできません。まずは「どう稼ぐか」に集中してください、とお話をします。

② 利益の前にキャッシュフローを見てほしい
キャッシュが回っていれば、会社は潰れることはありません。利益をどう出すか、を考えることも大事ですが、キャッシュフローがきちんと回るようにすることがもっと大事です、とお話しています

あとは、将来事業計画を考える際には「売り上げは保守的に、コストは多めに」見ておく方がよい、とお話をしています。みなさんも今後独立開業を目指す際には、以上の点を参考に取り組んでいただければと思います。

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独立開業して事業が順調に拡大していくにつれて、関わるメンバーが増えていきます。ただ多種多様な人材が集まると、メンバーそれぞれに生産性の違いが見られるようになります。

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業務効率化を実現する「チームマネジメント」

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チームマネジメントの目的である「チーム生産性を最大限の向上」を実現するために、ネット上をはじめ世の中にはいろいろな手法が紹介されていますが、今回はその中でも特に大切な「適切な目標設定」と、「建設的な雰囲気をつくる」の2点についてご紹介します。

適切な目標を設定する

チームが一丸となって達成を目指すためには、まず適切な目標を設定する必要があります。目標が実現不可能なものであったり曖昧であったりすると、チームの存在意義が失われかねません。

設定する目標は、簡単に達成できてしまうレベルだとメンバーが頑張らなくなりますし、逆に高すぎるとメンバーが最初からあきらめてしまい、目標が形骸化してしまいます。個々のメンバーに「頑張ったら達成できる」くらいのレベルを見極めて、具体的な数値等で明確に目標を設定するようにします。

チームには多種多様の考えを持ったメンバーが在籍しています。そのため、リーダーは個々のメンバーの多様性を重視しつつ、メンバーひとり一人としっかりと情報共有を行い、メンバーが「その目標を達成したいと思えるか」「目標達成のイメージが描けるか」といったことを確認しながら設定していきます。

またゴールに向けて予定通りに進行しているかどうかを随時チェックすることも重要です。

建設的な雰囲気をつくる

メンバーを統率し、一つの目標に向かってチーム力を発揮するためには、チームの雰囲気作りが欠かせません。

時にはチーム内に批判や衝突が起きることもあると思います。それを皆で受け入れ、建設的な議論になるよう、メンバー間の信頼関係を構築することが重要です。

個々のメンバーの多様性を認め、ひとり一人が必ず発言できる機会を与え、コミュニケーションを活性化させます。誰もが自分の考えを発言し、意見を言い合える「場の空気」をつくりましょう。

成功するチームは、メンバーが批判や争いを恐れず、互いの脆弱性を認め「全員がチームに対する責任と権利」を持っています。その状態が実現できれば、メンバーがそれぞれのリーダーシップを発揮して、互いの弱みをカバーし、強みを活かすことを自然に求めるようになるでしょう。メンバーがモチベーションを維持し、目的と自主性を持って仕事に向かうからこそ生産性は高まるのです。

チームマネジメントに求められる4能力

チームマネジメントを行うリーダーに求められる能力は、大きく以下の①~④になります。

① 目標設定能力

リーダーに求められる能力の一つが、目標設定能力です。チームマネジメントにおける目標設定は、チームメンバー全員が納得できるものでなければなりません。ひとりでも目標に納得できないメンバーがいた場合、その時点で目標達成が困難なものとなります。

そのため、リーダーは設定した目標について、その目的や理由、理念も含めてメンバーに共有し、メンバーの目標に対する納得感を醸成することが求められます。

また達成難易度をギリギリ達成できるレベルに設定することで、チームメンバーのモチベーションや士気を高めます。

さらに中間目標を設定することで、チームやメンバーの進捗管理をしやすくなり、達成確率も高まります。

② コーチング能力

コーチング能力とは、メンバーの強みや長所というポジティブな面を見つけ出し、部下の成長を促し、達成感を与える能力です。

チームで目標を達成するには、各メンバーが自己の能力を最大限に向上させ、発揮することでチームに貢献してもらうことが重要です。そのため、チームリーダーにはメンバーの長所や強みを見つけ出し、それを活かすためのコーチングが求められるのです。

③ コミュニケーション能力

チームリーダーは、チームの目標や業務の目的を設定する段階で、メンバー全員が納得できる説明を行なわなければいけません。また、チームとして目標を達成するために、メンバーに的確な指示やアドバイスを伝える必要があります。

そのためには、リーダーにはメンバー間のコミュニケーションを密に行い距離感を近づけていくコミュニケーション能力が必要です。

コミュニケーション能力を発揮できると、メンバーに言われなくても察知できるほどにメンバーのことをよく知っておくことや、自分の判断が間違っていないと自信をもって言える「信頼関係の構築」も可能になります。

④ 業務遂行能力(スケジュール管理・課題解決能力)

チーム目標を達成するためには、適切にスケジュールを管理し、チームメンバーが予定通り業務遂行できるように補佐し、メンバーそれぞれに的確な指示やアドバイスを行なう必要があります。

チームが直面する課題や問題の中には、チームメンバーはもちろん、リーダーひとりだけでは解決できないものもあります。そのため、チームマネジメントで求められる課題解決能力は、チームメンバーを巻き込んで、適切に解決を促すファシリテーター(組織において、中立的な立場からチーム活動を支援する役割を持つ人材)能力に似たものとなります。

個々の能力をうまく引き出し、生産性向上を実現しよう

今後さらなる事業成長やイノベーション創出が求められる中、チームマネジメントはますますその必要性を増していきます。

しかし、チームマネジメントは合理的にメンバーや業務を管理していくだけでは生産性を向上させることは難しく、ひとり一人と納得した目標設定を行い、彼らの強みや長所を伸ばし、メンバーが一丸となって取り組むような雰囲気を醸成して目標達成していくことが求められます。リーダーはチームマネジメントに必要な能力や習得方法を適切に理解して最適なチームマネジメントを行うことで、チームの生産性向上を実現していきましょう。

PROFILE

HIDE

元大手広告会社で人事部長を経験。新卒・中途の採用から人事制度設計、労務管理まで人事業務全般を手がける。現在はその前職での経験を活かし、各種就職・転職セミナーの企画運営から企業の採用広報の企画設計等、幅広く活動中。

2020年2月18日

確定申告のシーズンも終盤に差し掛かり一息ついている方も、最後の追い込みをかけている方もいることでしょう。

「税額の計算はだれがやっても同じでしょ?」
「税金の勉強はした方が良いのはわかっている。けれどもどこから手を付けたら良いのか…」
「そもそも税金の仕組みを知っていることのメリットが体感できない」
(さらに…)

2020年2月17日

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