フリーランスというと、ライターやデザイナー、エンジニアやコンサルタントなどの業種を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、最近では複数の薬局やドラッグストアで働いたり、医療系メディアを運営したりする“フリーランスの薬剤師”も増えてきました。フリーランスの薬剤師は具体的にどのような働き方をしていて、どのくらいの収入を得ているのか、会社などに雇用される働き方と比べたメリット・デメリットは何なのかについて解説します。また、実際にフリーランスとして働く際、仕事探しに役立つ求人サービスも3つ紹介します。
フリーランスの薬剤師とは
ライターやデザイナーなどIT系の職種を中心に、会社などに雇用されない“フリーランス”という働き方が人気を集めています。このような働き方は時間や場所に縛られる必要がなく、キャリアの幅も広がるというメリットがあります。
最近では、さらなる収入アップや自由な働き方などを目的に、フリーランスとなり、活躍する薬剤師が増えています。フリーランスで働くということは“薬局やクライアントから直接依頼を受けて薬剤師業務を行う”ということです。自分で契約先を選び、契約内容の交渉をして仕事を請け負います。時間や場所、働き方を自分で決められる自由な働き方ができるでしょう。
ただし、フリーランスとして働くのであれば「個人事業の開業届出・廃業届出」(開業届)を出し、経理や事務、確定申告などを自分で行わなければいけなくなります。これらの手続きは義務付けられていることなので、忘れることのないように気を付けましょう。
薬剤師の国家資格を取得して経験やスキルを磨き、さまざまな職場で自分の能力を活かした活躍ができるでしょう。
では、フリーランスの薬剤師は雇用されて働く薬剤師と比べてどのくらい稼げるのか、どのような働き方ができるのかを紹介します。
年収は?
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師に“きまって支給する現金”(賞与などは除く)は年間平均で約449.8万円といあります。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」からみる日本の平均(458万円)よりも高水準といえるでしょう。
では、フリーランス薬剤師の年収はどのくらいなのでしょうか。スキルや雇用形態などの働き方により異なるため一概にはいえません。年収は500万~750万円ほどともいわれていますが、働き方や勤務地、勤務内容により異なります。
働き方や仕事内容は?
では、フリーランス薬剤師は、どのように働くことができるのでしょうか。
【フリーランス薬剤師の働き方の一例】
・薬局で非常勤として働く
・薬品・医療関係のライターとして働く
・医療系の動画クリエイターやインフルエンサーとして活躍する
・薬局や薬品系のメディアなどを運営する
フリーランスの薬剤師の多くは、これらの働き方を組み合わせて働いています。例えばいくつかの薬局やドラッグストアで働きながら、オフタイムにライターや動画サイトなど“メディアの仕事”をするような働き方です。薬剤師は国家資格が必要な仕事であり、専門知識を持っていることの証明でもあるので、専門知識が必要となる記事でも信頼があるため、メディアの仕事はやりやすくなります。
なかには薬局やドラッグストアで働きながら、休日や出勤前後などのオフタイムを使って、フリーランスとして活躍している薬剤師もいます。
まとまったお金ができてから、薬局のオーナーになったり、医療関係のメディアを立ち上げたりする人もいます。
フリーランスの薬剤師に求められるスキルとは?
フリーランスの薬剤師に求められるスキルは、薬剤師としての知識・実力はもちろん、クライアントとの交渉力などさまざまです。
薬剤師の仕事をしっかり理解したうえで、フリーランスとしての働き方ではどんなことが求められるのか把握しておく必要もあります。まずは副業から始めてみたり、フリーランスに転身するために持っておきたいスキルを調べたりして、万全な準備をしておくとよいでしょう。
3年以上の薬剤師経験
フリーランスの薬剤師になるために、3年以上の経験が必須というわけではありませんが、3年以上は経験を積んで基礎的なスキルを身につけておきたいところです。
フリーランスの薬剤師として薬局やドラッグストアで働くのであれば、現場の負担軽減のために雇われることも考えられます。調剤や服薬指導などの基本的な業務で、即戦力として求められることになるでしょう。
3年以上の経験があれば、雇用者側からも「安心して仕事を任せられる」と信頼されやすいため、ある程度の実績を築いたうえでフリーランスに転身すると、仕事探しも比較的スムーズかもしれません。
もし3年以上の薬剤師経験がなくフリーランスになりたいと考えた場合、まずは副業で薬品・医療関係のライター業を始めてみるのもよいでしょう。薬剤師の資格を持っているため、高単価の案件を受けやすいと考えられます。また、読者に専門的な内容を伝わりやすい文章で書く必要があるため、日常業務への理解をさらに深めることも期待できます。
コミュニケーション能力
薬局やドラッグストアで働く場合、お客さんはもちろん、職場内のコミュニケーションをとれることも大切なスキルです。契約上、短期間の勤務であってもお互いに気持ちよく仕事ができる現場となるよう努めましょう。その職場でのコネクションが何か次の仕事につながる可能性もあります。
また、限られた時間のなかで患者さんやお客さんの対応を行う必要もあるでしょう。短時間できちんと薬の効能を理解してもらえるよう、適切な説明を心掛けて効率よく業務を進める必要があります。
職場内や患者さん、お客さんとの関わり方を考えて、普段からコミュニケーションスキルを磨いておくことも大切です。
クライアントや勤め先との交渉スキル
フリーランスであれば、そもそもの仕事探しに加えて、クライアントとの雇用条件なども自分で交渉しなければいけません。
どのようなスキルを求めているのかは、職場やクライアントごとに異なることもあるでしょう。自分がどのような強みを持っていて、どんなふうに活躍できるかまで自覚しておく必要があります。
薬剤師の給与相場や、どの地域の薬剤師が不足しているのかまでしっかり調べておけば、理想的な条件に少しでも近づくための交渉ができるでしょう。
自己アピール力
自分が得意とするスキルは何か、どのようなシーンで活躍できるのか、自分の強みをどのように活かせるのかを伝えられるように自己アピール力を磨いておくとよいでしょう。
あらかじめ職場やクライアント先が求める人材を把握して、その視点から評価してもらえるように自分をアピールするという意識が大切です。
そのためには、面接を受ける職場やクライアントに多少なりとも自分を合わせることが必要になるかもしれません。評価してもらえるように、自己アピールを練って、しっかり売り込んでいきましょう。さらに、雇用された後も期待以上の仕事をこなすことで、雇用の継続や別の仕事につながる可能性もあります。
事務作業に関するスキル
フリーランス薬剤師に関わらず、フリーランスになると報酬の請求や管理が必要です。会社などに勤めていれば、給与や税金に関することはすべて担当の部署が手続きをしてくれるため、自分で手続きすることは特になかったでしょう。
しかし、フリーランスとなるとそうはいきません。期日までに請求書の発行をし、日頃から領収書の管理をして確定申告に備えておく必要が出てきます。
複数の勤務先やクライアントと仕事をするのであれば、毎月の請求書が正しく発行できているのか、しっかり管理するようにしましょう。また、確定申告に向けて勉強しておく、相談できる人を見つける、使いやすい会計ツールを探しておくなどの準備は早いうちから進めておくことをおすすめします。
余裕があれば、簿記3級やファイナンシャル・プランナー3級などの資格についても勉強しておくと役に立ちます。
成長したいという姿勢
薬剤師がいつも不足しているとは限りません。「薬剤師不足が解消されてフリーランスの薬剤師は雇用の必要がなくなった」「有期契約で必要なときだけ働いてほしい」など、さまざまな求人動向の変化や雇用主の要求変更が考えられます。
そのように、求人が少ないときは、「薬品関係や医療関係のライターとして活動しよう」など、1つの働き方にとらわれないフリーランスとしてのたくましさが必要なタイミングもあるでしょう。
収入が不安定になる働き方は避けたいものですが、「こういうときにこそ自分を高められるチャンス」「新しい方向性を見出すいいタイミングだ」と捉えて、フリーランス薬剤師として成長していこうとする姿勢は常に持っておくことが大切です。
また、職場やクライアントが“自分を雇うことで得られるメリット”を増やし、ほかの薬剤師との差別化を図ることも大切です。認定薬剤師などの資格をとることも有効でしょう。薬剤師としての実力や成長意欲があることを証明しやすく、評価されやすくなるはずです。資格を持っていることで、報酬アップやそのための交渉もしやすくなるかもしれません。
フリーランスの薬剤師になる3つのメリット
フリーランスとして働くメリットといえば、やはり“自由な働き方ができること”でしょう。では、自由な働き方とは、具体的にどのようなものでしょうか。フリーランスの薬剤師として働く3つのメリットを紹介するので、フリーランスになった後のことをイメージしながら読み進めてみてください。
メリット1.高収入を目指せる
フリーランスの薬剤師になる1つ目のメリットは、“高収入を目指せる”ことです。働く時間や方法、スキルにもよりますが、フリーランスは雇用されていた頃よりも高収入を目指しやすくなります。
収入アップを主な目的とするなら、完全なフリーランスではなく、オフタイムの副業から始めてみるのがよいでしょう。薬局やドラッグストアで働きながらオフタイムに医療系ライターとして活躍したり、休日に別の薬局でアルバイトをしたりすれば、キャリアアップ・収入アップを目指せます。
メリット2.時間や場所に縛られずに働ける
フリーランスの薬剤師になる2つ目のメリットは、“時間や場所に縛られずに働ける”」ことです。これは、医療系のライターや動画クリエイター、メディア運営などの仕事をした場合に特に感じられるメリットといえます。
特定の職場に縛られることがなくなれば、職場の人間関係に悩まされることも少なくなるでしょう。フリーランスとして、あるいは副業で、いくつかの薬局やドラッグストアで非常勤として働けば、1つくらい“人間関係が面倒な職場”があってもあまり気になりません。
メリット3.人脈や経験の幅が広がる
フリーランスの薬剤師になる3つ目のメリットは、“人脈や経験の幅が広がる”ことです。フリーランスや副業で複数の職場で働けば、それだけ人脈も広がります。メディア系の仕事や薬局運営などに携われば、今まで知り合うことのなかった人とも付き合えるでしょう。
このような人脈はフリーランスとしての仕事をするうえではもちろん、価値観を広げるという点でも役立ちます。新しい考え方に触れたり、未経験の仕事にチャレンジしたりすることは、人生を豊かにすることにもつながるでしょう。
フリーランスの薬剤師になる3つのデメリット
フリーランスは自由な働き方・生き方ができるものの、大変なこともたくさんあります。ある程度のデメリットやリスクを覚悟しておかないと、心に余裕がなくなったり、何かあったときに切り替えが難しかったりするかもしれません。
デメリット1.収入が不安定
フリーランスの薬剤師になる1つ目のデメリットは、“収入が不安定”になることです。どのような職種であっても、フリーランスは会社員に比べて収入が安定しません。特にフリーランスになりたての頃は仕事がもらえず、アルバイトをしなければならないこともあるでしょう。
そうならないために、いきなり会社などを辞めるのではなく、まずは腕試しに副業から始めることをおすすめします。
「いきなりフリーランスになるのは大変だから、まずは派遣薬剤師をやってみよう」「休日に薬剤師のアルバイトをするのは大変だけど、家で医療系ライターとして働くのはできるかもしれない」というように、自分に合った方法でリスクヘッジをしましょう。
副業で経験を積み、収入が安定してから、フリーランスとして独立すればよいのです。
デメリット2.社会的な保障や信用が低い
フリーランスの薬剤師になる2つ目のデメリットは、“社会的な保障や信用が低い”ことです。フリーランスをはじめとする個人事業主は、会社員に比べて、社会的に弱い立場にあります。
例えば健康保険は「国民健康保険」になりますし、年金は「厚生年金」がなくなり「国民年金」のみになります。有給休暇やボーナスもなく、きちんと資産管理をしておかないと、老後や身体を壊したときにどうしようもなくなってしまうでしょう。
これらのデメリットをカバーするためには、次のような対策をとることができます。
・開業届や確定申告をきちんと出す
・iDeCoやNISAなどを活用する
・フリーランス向けの保険サービスに加入する
・いざというときに働ける場所をつくっておく など
開業届や確定申告をきちんと出し、安定した収入があることを証明できれば、少しずつ社会的な信用も積み重なっていきます。
会社員に比べて福利厚生や年金などが手厚くないフリーランスは、個人で年金や保険に加入しなければなりません。
自分で掛金、運用方法を選んで掛金を運用する私的年金制度であるiDeCo(国民年金基金連合会)などを活用するのもよいでしょう。また、NISA(少額投資非課税制度)などを利用して、コツコツと貯えをつくることも大切です。
デメリット3.薬剤師として雇用されていた頃より忙しくなるかもしれない
フリーランスの薬剤師になる3つ目のデメリットは、“薬剤師として雇用されていた頃より忙しくなるかもしれない”ことです。フリーランスには有給休暇や賞与がなく、会社の厚生年金のように、“月々の年金の半分を会社が払ってくれる”ということもありません。
フリーランスが会社員と同じ収入を得ようと思ったら、稼働時間を増やすか、時間あたりの収入を増やすしかありません。仕事が軌道に乗るまでは、雇用されていた頃よりも忙しくなるか、収入が減ってしまう可能性が高いでしょう。
自由な働き方を求めてフリーランスになるなら、節約を徹底しましょう。そうすればフリーランスになった後に収入が減るような事態となっても、収入が減った分の支出も抑えれば怖くありません。フリーランスとして働くことに慣れた後も、仕事がいつ途切れるかわからないこと、社会的・経済的保障が弱いことを考えれば、生活レベルはなるべく上げずにいた方がいいでしょう。
また、昨今、認知症の新薬が話題になったように、さまざまな新薬・治療法が開発されています。認定薬剤師を目指さなくとも、それに対応した禁忌の組み合わせなどについても知っておかねばなりません。
会社などに属していれば、それらについての知識を容易に得ることができますが、フリーランスとして独立していれば、当たり前の情報を見落とす可能性もあります。
忙しさに負けず、日々の情報収集と研鑽も怠らずに進める必要があります。
フリーランスの薬剤師になる方法は?
フリーランスの薬剤師になる方法はいくつかありますが、“いきなりフリーランスになること”だけは避けるべきでしょう。まずは副業、あるいは派遣や非常勤などから始めてみるのがおすすめです。
薬局やドラッグストアで働きたい場合は、派遣やフリーランス薬剤師の求人が多く出ている関東圏や大阪・福岡などであれば探しやすいでしょう。いきなりフリーランスになるのではなく、まずは派遣会社に登録して働いてみると“フリーランスとして働いたら自分はどうなるのか?”というイメージもしやすくなるかもしれません。
派遣の薬剤師として働きながら、“さまざまな現場に順応するスキル”や“独立後に役立つ人脈”を築いていけるでしょう。
薬剤師の数が足りている地域は、求人数が少なく、スポット勤務や業務委託契約がまだ浸透していない傾向があります。「地方在住だけれど、いずれ薬剤師の資格を活かしてフリーランスになりたい」という場合は、メディア系の仕事を検討してみるとよさそうです。
例えば医療系のライターや動画クリエイターは、主にパソコンとインターネット環境が整っていればできる仕事です。まずは、仕事終わりや休日などのオフタイムを活用して副業から始めてみましょう。
副業や派遣社員として働いてみて、「働き方が自分に合っている」「収入アップが見込める」と確信を持って、フリーランスに転身すると安心できそうです。
フリーランスの薬剤師を目指す人におすすめのサービス3選
フリーランスの薬剤師は、薬局やドラッグストアで非常勤として働いたり、医療系のメディアに携わったり、さまざまな働き方ができます。まずは“副業でライター”や“休日に薬局のパートをしてみる”といった働き方をしてみて、自分に合った働き方を探してみましょう。
このような仕事を探すときは、次のようなサービスがおすすめです。副業から始めたい人はもちろん、フリーランスとして活躍する薬剤師や、フリーランスから再び会社などに雇用される働き方に戻りたい人にもおすすめできます。
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ココナラは「このスキルを持った人に、こんなことをしてもらいたい」「こんなスキルがあるけど、このスキルを仕事にできないだろうか」と考える人たちのマッチングサービスです。
例えば薬剤師なら、スキルや経験を活かして、次のような仕事を受注できるでしょう。
・薬剤師や薬に関する記事の執筆
・医療系記事の監修や「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)のチェック
・薬学部の課題の手伝いや、学生の相談に乗る など
PCさえあれば、アイデア次第でさまざまな仕事ができます。在宅ワークやスキマ時間の有効活用にもおすすめで、薬局で働きながら副業をしたり、フリーランスの仕事に空きができたときだけ単発の仕事をするために使ったりするのにも便利です。
フリーランスの薬剤師になる前に、まずは副業や派遣で試してみよう
“多様な働き方”や“個の時代”という言葉が浸透してきている現代では、医療系のフリーランスも増えました。薬剤師はもちろん、看護師や医師の中にも、保有資格を活かしてフリーランスになる人もたくさんいます。
薬剤師の場合は、医療系ライターとして副業に取り組んでみたり、フリーランスになる前に派遣で働いてみたりするのがおすすめです。フリーランスとしての働き方は人それぞれで、どんな仕事が自分に合うのかは、やってみるまでわかりません。
だからこそ、フリーランスが自分に合わなかったときのこともよく考えておきましょう。「まずは副業や派遣で、フリーランスに近い働き方に挑戦してみる」「いざというときに再雇用してもらえる職場をつくっておく」などのリスクヘッジをしておくと、いざというときも安心です。
<文/みさき>