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ニーズとやりたいこと ”だけ” じゃ上手くいかない。話題のモテ期プロデューサーが語る独立起業のコツ

2017年1月30日

ニーズとやりたいこと ”だけ” じゃ上手くいかない。話題のモテ期プロデューサーが語る独立起業のコツ

荒野 広治

25歳より本格的にモテ期創造の研究を始め、28歳よりモテ期プロデューサーとして業務を開始。独自に編み出した”モテ期を自由に創り出す理論”により、個別プロデュースやセミナーを通して多くのカップルを創出してきた promote株式会社の代表取締役。ラジオ、TV、雑誌等、数多くのメディアに登場する『モテ期プロデューサー』として有名。

今回のアントレnet Magazine『起業家・先輩から学ぶ』は、今TVや雑誌でも話題の『モテ期プロデューサー』荒野広治さんへ突撃インタビュー。

自らのスキルとメソッドを商品にブランドとも言うべき価値を新しく創造していくには、何をどう考えどう行動していくべきなのか。

さっそくお話を伺っていきましょう。

意外に小さなキッカケだった?『モテ期プロデューサー』誕生秘話

もう既に多くの媒体で聞かれ尽くした話だとは思うのですが、やはりここはスルーできない。

ということで、まずは独立のきっかけと「どういう経緯でモテ期プロデューサーなんて仕事を創り出したのか」についてお話しいただけますか?

荒野さん

―荒野広治さん(以下、荒野)
ですよね(笑)元々は新卒でリクルートに入社してるんですが、簡単にまとめてしまえば『社内の人に勝手に応募されたとあるweb人気投票で1位を獲ってしまった』のがキッカケ…ということになりますかね。

何ですかその「お姉ちゃんが勝手にオーディションに応募しちゃってて~」みたいな話。。。

冒頭からいきなりな展開ですが、まさかそのまま一気に人気になってモテ期プロデューサーに…?ですか?

―荒野
いや、さすがにそんな事はなかったですよ(苦笑)

確かに割と大きめのイベントだったんで当時はTVとかにも取材されましたが、その当時はただ『新入の1人が人気投票で賞取った』ってだけの話ですしね。

ただ、その後リクルート社内向けの広報誌に「モテ期は作れる!」みたいな特集をやろうって話になった事があって、そこで僕に白羽の矢が立ったんですよ。

「お前人気投票で1位とったらしいし、コツとかわかりやすい感じで連載書いてよ」みたいなノリですね。。。

荒野さん

―荒野
具体的にモテ期プロデューサーを名乗り始めたのはそのちょっと後、同じリクルート系のゼクシィで婚活アドバイス的な記事を書いた時が最初…だったかな?

まぁやってることは社内報の時とあんまり変わらなかったんですが、この頃から具体的に『自分のブランド力』みたいなものを意識し始めていたと思います。

なるほど。何てことない社内報の執筆依頼が、実体としての『モテ期プロデューサー』最初の露出だったわけですね。

しかし、いわゆる内輪のノリの中で『○○の帝王』とか『○○博士』みたいな呼び方をされるケースって割と珍しくないというか。

それだけで「このメソッドで独立する!」なんて考えに至る人はそう多くないような気もします。

荒野さんの場合、何が違い、何がその後押しのパワーになったんでしょう?

さらに聞いていきましょう。

自らのメソッドを固める。自己と他者での再現性テスト

―荒野
僕自身の経験が、他人相手でも活かせるのか。その再現性のテストを何回か行ったんです。

それこそ社内の「あんまりイケてないなー」って人に実践してもらって本当にモテに繋げられるのか?みたいな感じで。

荒野さん

―荒野
ここであんまり細かく言ってもアレなんで端折りますが

要するに『見た目』をなんとかしつつ『自信』を持ってコミュニケーションできるようになるために、自身が実践したことを実際にトレースしてもらったんですね。

この時荒野さんが自身のメソッドの再現性を確かめるために、対象となる方にやってもらったのはざっくり以下のようなもの。

  • 髪形は美容師さんにお願いして短めのシャープな感じに変える
  • 服はZARAなどリーズナブルなもので無難にまとめる
  • 異性とのコミュニケーションを積み重ねていく

聞いてしまえば『え? そんだけ?』てな印象ですが、曰く「見た目が変われば周りの印象が変わる」だそうで。それだけでも本人にライトな自信をつけさせることができるんだとか。

―荒野
一番難しいのが「異性とのコミュニケーションを重ねる」って部分なんですが、ここも最初は自信をつけていく意図で設計するんです。

町ですれ違う女の子がいたら、「あの子カワイイ」と聞こえるように声に出してみる。

ナンパじゃないですし、誰も傷つかないですし、言った本人はいわゆる「歯の浮くようなセリフ」が言えるようになることでコミュニケーションへの小さな自信を積み重ねていく。そんな感じですね。

なんと…。さすが自称2ヶ月で35人に告白されたモテ期プロデューサー。。。

確かにこの効果は高そうですね。そして実際にプロデュースされた人にとってのコミュニケーション上の変化を確かに与えてくれそうですね。

―荒野
自称って…(笑)いや、で、もちろん他にも色んなメソッドがあって、それぞれ実践してもらったんですが

実際再現対象として賛同してくれた方たちはハッキリ変わっていったんですよ。そこで僕自身も「これはいけるかも?」なんて思っていった感じですね。

起業準備というより趣味としてやってみること

いやはや、なんというか、言葉は悪いですが、思ったよりしっかり商品としてのメソッドを固めてきてるんですね。

ちなみにいよいよ「コレはいける!」と踏んでから独立・起業に至るまではどれくらいの時間をかけられたんですか?

―荒野
うーん。準備期間といってもセミナー資料をつくるくらいだったんですけど、実はすごいゆっくりやってたんですよね。

本職にするぞ!みたいな意気込みはあんまりなくて、それこそ「たまにセミナーとか呼んでもらって、いつか本でも出せたらいいなー」くらいなノリでした。当時。

荒野さん

―荒野
期間にすると1年くらい…? なんですが、そもそも1人ですしそこまで準備することって無いですから。

とにかく生まれてはじめて見つけた『自分じゃないとできないこと』が嬉しくて、趣味程度でやることになったとしてもいいからなんとか形にしたいな。といった感じだったんです。

それが今や各メディアにひっぱりだこのモテ期プロデューサー。ですか。

『自分じゃないとできないこと』を見つけて、それが市場のニーズに合致して、必要とされていくこと。

将来に独立の夢を描いている人でなくとも、誰しも憧れる働き方…ですよねぇ。羨ましい。

―荒野
んーー。いや、そうなんですが、そうじゃないというか。

マーケットのニーズとやりたいことが重なった ”だけ” という場合、ちょっと危ないと僕自身は考えてるんですよ。

お? どういうことでしょう?

お聞かせ願いましょう。

「ニーズ」と「やりたいこと」と「才能」と

―荒野
こういう言い方をしてしまうと誤解を招きそうなんですが、ニーズとやりたいこと…だけでなく「才能」が僕は重要だと思っています。

何も天才じゃなきゃ無理…という話ではなく、そもそもやるにあたって『個々人の才能がどうしても必要な領域』でやったほうが生き残りやすい。

みたいなイメージですね。

荒野さん

―荒野
やりたいことと市場のニーズに「自分の才能」を重ねる。と言い換えたほうがいいかも知れません。

そこが抜けてしまうと、とたんに『儲かるけれど誰にでもできること』になってしまうんです。もうそうなってしまったら楽しさなんて無いですし、あとは価格とスピードの血で血を洗う競争です。

でもその人の才能が絡んでいれば、それが優位性になってくる。『モテ期プロデューサー』なんて恥ずかしい肩書きとピンクの蝶ネクタイで露出する勇気がある…なんてのも、僕にとっての才能。ですしね。

そこに楽しさはあんまりなさそうですし、恐らくこれから独立を考える方にとってもあんまり望んではいない未来…なのかもしれませんね。

な、なるほど。説得力ありますね。

確かに、既に誰にでも売れるし扱えるコモディティ(商品)と化してしまったモノで勝負しようと思ったら、あとは市場がなくなるまで陣取り合戦ですもんね。

大事なのは自身の承認欲求を認め「キレイ事」を掲げること

さて、ここまで既にそうとう濃いお話をきかせていただいたわけですが、ラストにもう一つだけ。

これから独立や開業を目指す方々に対し、1人の先輩といて〆のアドバイスをお願いできますでしょうか?

―荒野
先輩。。なんて偉そうなもんではないですが、もし僕から言えることがあるとすれば、『承認欲求を認めよう』と『キレイ事を掲げよう』の2つになりますかね。

この2つ、マジメな人ほど苦手なんです。

でも、自分自身が世の中に認められてチヤホヤされることを望んでいるって認めないと、結局社会的な生き物である人間にとって「やりたいこと」ってすごくぼやけてしまうんじゃないかな。と。

荒野さん

―荒野
その上で『これはキレイ事だ』って認めて社会への価値還元であったり理念だったりを考えていくべきかなーと思っています。

社会的意義を掲げてキレイごと言ってるのは、もっと大きな世界で自分が目立ちたいからだ。そこに素直になるほうが、一緒に仕事する人を呼びやすいし、巻き込みやすいと思うんですよ。

そうなれば、「何で独立しようかな?」なんて考えなくてよくなるような気がしています。勝手に取捨選択していきますよ。だって自分に素直なんですから。

うーむ。なんともハートに刺さる言葉、ラストにありがとうございます。

現在は地方自治体や官公庁などともコラボして婚活プロジェクトを推進しているという荒野さん。ここには書ききれないほどのメソッドと野望をお話しいただきましたが、もう終始楽しそうだったのが印象的でした。

自分に正直になること。自信を持つこと。余裕を持つこと。

わずか1時間と少々という短い時間でしたが、色々気になる情報いただけました。

モテ期プロデューサー荒野さん、お忙しい中ありがとうございました!

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安田祐輔さん(35歳)

キズキグループ/東京都渋谷区
DVや一家離散、発達障害によるいじめを経験。偏差値30からICUに合格、大手商社への就職を果たすも4カ月で退職、引きこもり生活。2011年、不登校や中退などでブランクのある人のための「キズキ共育塾」を開塾。生活困窮者の支援や、うつや発達障害で悩む人の就労支援も行う。
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