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フリーランスが案件をとるための営業方法|事前準備から営業手法まで解説

フリーランス

フリーランスにとって、案件獲得のための営業は必須事項です。しかし、多くの方が「会社の後ろ盾がない状態でどう営業すればいいんだろう……」と悩んでいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、フリーランスが案件を途切れさせないの営業方法を、事前準備の段階から徹底解説します。

「営業活動って何から手を付けていいかわからない……」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

フリーランスが営業を行う前に準備するべきこと

フリーランスになり仕事を受注しないといけないものの、いきなり新規で営業をかけてもなかなか仕事を受注できないでしょう。効率よく営業をするためにも、事前にどんな準備が必要なのか理解しておく必要があります。

フリーランスが営業をする前に準備しておきたい3つのポイントをお伝えします。

ポートフォリオを用意する

フリーランスの営業では、自分はどんなことができるのか、どんな実績があるのか営業先に知ってもらう必要があります。

フリーランスは、会社員と違って企業名だけで信頼を得ることは難しく、自分の技術やスキルを問われることになります。自分の実績を発信して技術やスキルを知ってもらうために、過去の実績をまとめたポートフォリオを用意しましょう。

最近ではポートフォリオ用に自分のサイトを開設しなくても、Facebook、Twitter、Instagram、TikTokなどの動画など、SNSを活用してポートフォリオを作ることもできます。どのSNSを使って発信するのかは、自分の携わった成果物に応じて適切なものを選ぶのが良いでしょう。

営業を行う際にはポートフォリオを参考資料として見てもらう機会が増えます。自分から営業をするときはもちろん、問い合わせがあった際にすぐに自分の成果物を提示できるようにしておくのも重要です。「どれくらいのレベルの仕事をする人か分からないから他をあたろう」と思われないように、スピーディーに対応するためにも、ポートフォリオは常に準備しておきましょう。

クラウドソーシングを活用する

フリーランスが案件を獲得するために必要不可欠なのが実績です。ポートフォリオを作るためにも、まず実績が必要です。どんなに営業力があっても、提示できる実績がないようでは営業を受けた方も、判断基準がなく困ってしまいます。

経験のある分野でフリーランスになったのであれば、提示できる実績もあるでしょう。しかし、中にはこれといった実績のないまま、未経験の分野でフリーランスになる人もいるのではないでしょうか。この場合、営業をかける前にまずは実績を作らなくてはいけません。

このような未経験のフリーランスであっても仕事を受注できる可能性があるのが、「クラウドソーシング」です。もちろん、案件ごとに応募条件があるので条件をクリアしている必要があります。

「未経験OK」のような案件を探して、まずは実績を作るために実務をこなしてみましょう。未経験者でもできる仕事は、報酬が低い場合もあるので、フリーランスになる前に実績を積んでおくことをおすすめします。

単価決めやスケジュール管理をしっかりする

営業をかける前に決めておかなくてはいけないのが、仕事の単価です。「自分はいくらでこの仕事を受けます」を詳細に伝えられないと、クライアントは契約するかどうかの判断ができません。

価格は基本的に経験値、正確性、完成度に比例して高くなります。自分を客観的に見てどれくらいの価格が妥当なのか決めましょう。単価が決めきれない場合、アウトソーシングの登録サイトなどで相場を探るもの良いでしょう。最初から過度に高すぎても安すぎても売り上げにつながらないため、自分と同じ実績を持つ登録者の単価を参考に適正な価格を付けることをおすすめします。

他にも、フリーランスとして働くにはスケジュールの管理も大事です。スケジュール管理ができていないと打ち合わせなどが被ってしまったり、キャパオーバーの仕事量を抱え込むことになってしまったり、自分を苦しめる状況になってしまいます。

フリーランスの主な営業方法とは

フリーランスが案件獲得できる営業方法3選

案件を獲得するために営業をするとき、後ろ盾となる会社がない中でフリーランスはどのように営業をかけていくのでしょうか。フリーランスの主な営業方法をいくつかご紹介します。

どんなサービスや商品を提供するのか、どんな人がクライアントになるのかで営業方法も異なります。自分がやりやすいものや適切なものを選んで営業を行いましょう。

SNS

最近ではSNSを活用して営業を行うフリーランスの人が増えてきています。自分の仕事に関わりがありそうな人をフォローし、最新情報を積極的にキャッチアップしましょう。
SNS上で案件の募集をしていることもあるので、積極的に応募したり、「自分はこんなことができる!」と発信したりしていきましょう。

問い合わせフォームやメール

ポートフォリオを作成したら、問い合わせフォームもしくはメールに添付して企業に営業を行ってみましょう。企業には毎日、営業活動の問い合わせやメールが届くので大方断られるか返事が来ないものだと思いましょう。断られるたびに落ち込んでいたら積極的に営業できなくなってしまいます。「返事をもらえたらラッキー」と思うくらいのメンタルで営業しましょう。

また、どこに営業をかければ良いか分からず手あたり次第に営業を行ってしまわないよう注意しましょう。需要のありそうな企業をピックアップし、積極的に営業をしてみてください。

飛び込み営業をする

断られるケースがほとんどですが、飛び込み営業もひとつの策です。熱量は伝わるので、迷惑にならない程度にチャレンジしてみても良いかもしれません。

交流会に参加して人脈を広げる

フリーランスが仕事を獲得するうえで、最も重要と言えるのが人脈です。実際に人脈を活かして案件を獲得しているフリーランスは少なくありません。しかし、フリーランスになって日が浅い場合、仕事につながりそうな人脈がない人がほとんどでしょう。

フリーランスが人脈を作るためには、セミナーやコミュニティに積極的に参加するのが大事です。コワーキングスペースに積極的に通い、同じフリーランスの仲間を見つけるのも有効でしょう。

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フリーランスが営業で成功しやすいのはなぜ?

今まで営業の経験がないフリーランスでも「意外と営業活動に成功した」という話を聞くこともあります。なぜ営業経験もないのに成功しやすい人がいるのでしょうか。フリーランスの営業が成功するための3つのポイントをお伝えします。

自分のスタイルで営業ができる

会社員の場合は、営業活動をするときのマニュアルが決められていたり、売り文句が決まっていたりと、やりにくさを感じてしまうケースもあります。しかし、フリーランスの場合は、自分のスタイルで営業ができます。自分が得意な仕事が商材であり、それをどうアピールするかも自分次第です。スタイルや商材に縛られない営業方法を実施できます。

自分の売りたい商品が選べる

会社員が営業を行う場合、売らなくてはいけない商品やサービスが決まっており、それは必ずしも自分が心からおすすめしたいものではない場合もあります。

それに対しフリーランスは、自分が専門としていたり、得意だったりする仕事で、自分自身を売り込みます。自分の仕事についてはアピールポイントも明確で営業もしやすいでしょう。商品を売る場合でも、自分が売りたいものを売れるので、「どう売っていけば良いか分からない」と頭を悩ませることも少ないです。

時間を自由に使うことができる

フリーランスは自分で働く時間を決められます。それは実際に手を動かす作業の時間を自分で決められるだけでなく、営業活動をする時間も自分で自由に決められます。自分が最も効率よく働いたり、活動したりできるタイミングで営業をしましょう。

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自分の営業スタイルを確立して仕事を獲得していこう

フリーランスは個人で仕事をしていくため、営業活動は避けて通れません。売れっ子になれば口コミで仕事が舞い込んでくることもありますが、最初のうちはそういうわけにも行きません。

関係を持っているクライアントがいたとしても、いつ契約が切れてしまうか分からない中で仕事をするのは精神的にきついものもあるでしょう。自分に興味を持ってもらうために、さらには取り引きを継続してもらうためにも、まずは積極的に実績や成果物を紹介するポートフォリオを充実させましょう。十分な実績ができたら、どんどん営業活動をし、案件獲得に努めましょう。

<文/ちはる>

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