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記録挑戦も幸せ、こどもの笑顔を見るのも幸せ:VOL.243

記録挑戦も幸せ、こどもの笑顔を見るのも幸せ:VOL.243
PROFILE

森口明利さん(29歳)

愛知県蟹江町
大学の縄跳びサークルで実力が開花。5重跳びや6重跳びの連続成功数などでギネス世界記録を達成。2017年には世界初の7重跳びにも成功。繊維メーカーを18年8月に退職。イベントなどでのパフォーマンスや縄跳び教室のかたわら、全人未踏の8重跳びを目指す。

VOL.243
8重跳びのギネス世界記録に挑戦。福井と愛知で縄跳び教室も

なにしろ、跳ぶのが楽しいんですよ。ひゅんひゅん、音も気持ちいい。僕が育った日本海側は、冬は雪のせいで校庭が使えません。特に小学校は冬といったら体育館で縄跳び。その頃は遊びですけど、高校ぐらいで「俺、うまいぞ」と分かりました。

縄跳び1本で生きるという選択肢は大学院の頃から考えていました。ギネス世界記録を持っているせいもあって、パフォーマンスの依頼が続いていましたし、人に喜んでもらえるし、うれしいじゃないですか。ただ競技者という意味では年齢的に今年が最初で最後。8重跳びのギネス世界記録を狙っています。今が瞬発力のピーク。だから会社も辞めたんです。収入は、縄跳び教室で最低限安定させられますし。

縄跳びにもいろいろあります。僕もダブルダッチ、大縄跳び、自由演技と全部体験しましたが、自分に合っているのは「○重跳び」。じゃあこれで記録をと。ただこれは競技者の発想です。縄跳びにはもっともっと可能性があります。跳べるうちは跳びますが、いずれは縄跳びの普及や運営寄りにシフトするつもり。できない技ができるようになったこどもの笑顔を見るのは、幸せなことですから。今年の8月10日、記録挑戦の本番があります。8重跳びはまだ1回も成功していませんけど、本番はアドレナリンのあがり方が違います。見ていてください!

8重跳び、正直いけそうですか?

身体的には全然いける感覚があります。シミュレーション上は、0.82秒間滞空して、8回回す。今は速く縄を回す練習と、長く跳ぶ練習をしているところです。

 

構成・文/東 雄介
撮影/刑部友康、片桐 圭、阪巻正志、宮田昌彦
アントレ2019.夏号
「猫、縄跳び、ハバネロ…それぞれの稼ぎ方 『好き』はカネなり」より

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