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フランチャイズ事業の始め方と流れについて

2018年5月24日

フランチャイズ事業での独立を成功させるには、正しい方法で道筋を描き、その計画からずれないように進行をすることが大切です。

今回の記事では、フランチャイズ事業の始め方と流れについて説明します。

フランチャイズ事業の始め方 その1:参入する業界を決める

フランチャイズ事業を成功させるためには、まず自分に一番合った業界・業種を選ぶことが重要です。

自分に一番合った業界を決める上で大切なことは、できるだけ多くの側面から決めることです。

「好き! 」「興味がある! 」ということもとても大切ですが、長期継続するための十分な理由ではありません。

では、どのような選択基準で考えれば良いのでしょうか。1つの例として下記のような基準を参考にしましょう。

基準1:熱意と共感

ビジネスオーナーになることは、特に初期段階においては、そのビジネスに対して高い熱意と共感を持っていることが大切です。

「儲かるらしいから」といった理由でフランチャイズ事業を始めることも悪いことではありませんが、自分のやっているビジネスが好きになれない場合、毎日苦痛を味わうことになります。

自分の価値観に適した熱意と共感ができる分野でフランチャイズ事業を始めることができれば、より力を入れてビジネスを進めることができるでしょう。

基準2:働き方とライフスタイル

いくら情熱があるとしても、自分にとって望ましいライフスタイルから離れすぎているビジネスでは長期継続は困難です。

毎日朝から夕方までの仕事をしていた人が、いきなりBARなど夜に運営をするビジネスを初めても、自分のライフスタイルに合わない場合があります。

そのフランチャイズ事業で働いている自分をイメージし、毎日幸せでいられるか、苦痛ではないかについて考えましょう。

基準3:必要資金

事業を始めるからには長期間続けたいと思うでしょうが、調達できる資金によってフランチャイズ事業を始められる分野が限られてしまうことがあります。

よりビジネスを大きく、そして儲かるものにしたいのは人間の性ですが、まずはスモールビジネスから始めるなど、手の届くものだけに集中した方がより賢明な判断ができます。

基準4:市場規模と成長のポテンシャル

長期でビジネスを行う上で、ある程度の市場規模や成長の可能性を求めるべきです。

自分が好きなものをビジネスにすることも、モチベーション維持の観点から大切ですが、将来的に必要とされないビジネスを始めたとしても、結果につながりにくいケースが存在します。

フランチャイズ事業の始め方 その2:加入するフランチャイズチェーンを決める

参入する業界の次に決めなければいけないことは、どのフランチャイズチェーンに加盟するかということです。

成長のポテンシャルがある魅力的な市場であれば、複数の会社が競争しているはずです。

一方で、目新しい分野で、まだ誰もポテンシャルに気づいていないものを除き、激しい競争がなければ、むしろその業界は衰退する可能性があることも覚えておいた方が良いかもしれません。

競争の存在は、市場を魅力的に見せるだけのものではなく、業界の健全な成長や発展のためにも良い機会を与えてくれます。

ただし、すべての競争が良いとは限りません。

サービスレベルの向上や商品開発を重視しない単なる価格競争だと、すべてのプレイヤーが次々と潰れていきます。

そのような競争環境で一番損をするのが加盟店となるので、単なる価格競争はできるだけ避けるべきです。

では、自分が参入を検討している業界において、健全な競争環境の中で複数のフランチャイズチェーンが存在しているということを前提に、加盟するフランチャイズチェーンをどのような選択基準で考えれば良いのでしょうか。

1つの例として下記のような基準を参考にしていただければと思います。

基準1:業界のトップレベルであり、健全な財力があること

特に消費者をターゲットとしているビジネスにおいては、リーディングカンパニーであることはとても大事です。

自動車会社や消費財メーカーの例を見ますと、1~2%の市場シェア獲得のために大きな競争があり、それが会社の生き残りにつながっていることが分かります。

なぜなら、商品開発やほかの投資のための必要資源がそこから生まれるからです。

また、健全な財力がなければ会社が長生きできず、買収され消えてしまう可能性もあります。

投資家関連情報も読みながら会社の立ち位置について考えましょう。

基準2:高いブランド力を持つこと

フランチャイズ事業に加盟することで最も期待されていることの1つは高い知名度による顧客獲得です。

そのため、加盟を考えているフランチャイズチェーンに関して高いブランド力を求める必要があります。

基準3:加盟条件やプロセスが透明であり、加盟後の運営サポートが優れていること
大切な資金と時間を投資するのですから、加盟プロセスに関してできるだけ透明な開示を求めないといけません。

どのような手順を踏むのかが分かった上で最大限の準備をしておく必要があります。

フランチャイズチェーンの参加を検討する際に、事前説明会はちゃんと行われているのか?

資料に過不足はないのか?

質問に対して真摯に回答をしてくれているのか?

こういった部分で、加入後にどれくらいの運営サポートが期待できるのかを予測することができます。

基準4:フランチャイズオーナーの数が多いこと

フランチャイズ事業へ加盟後、どのような将来を描けるのかが分からない場合も多いと思います。

そのようなときには、フランチャイズオーナーの意見がとても参考になります。

できるだけ多くのオーナーに会い「自分もそうなりたいかどうか」を確認することが加盟のための参考となります。

また、ライバルともなるフランチャイズオーナーですが、そのライバルがどれくらい存在するのかも参考の1つになります。

フランチャイズオーナーが多いということは、それほど多くの人たちがそのフランチャイズ事業に加盟することに対してメリットを感じているということになります。

フランチャイズ事業の始め方 その3:契約を結ぶ

加盟するフランチャイズ事業を決めたら、いよいよ契約を結びます。

契約内容に関しては各フランチャイズ本部にて細かく異なります。

自分にどのような責任と義務が生じるかよく理解した上で契約を結びましょう。

また、分からないものはそのまま放置せずに、必ずフランチャイズ本部や第三者の専門家に確認しましょう。

フランチャイズ事業の始め方 その4:開業準備を行う

フランチャイズ事業を成功させるためには、まず自分の理想を追い過ぎるのではなく、完全にフランチャイズ本部の開業プロセスを遵守した開業準備が必要となります。

フランチャイズチェーンの指導どおりの準備を行い、あとで何か問題が起きたときに対処できるように、行った準備をすべて記録しておきましょう。

フランチャイズ事業の始め方 その5:オープン

新しいビジネスの開始は、未来の成功にも多大な影響を与えるものです。

オープニングイベント、SNSでの呼び込みなど、告知やプロモーション活動を惜しまずに行うことが事業を軌道に乗せていくためにも必要でしょう。

まとめ

フランチャイズ事業を始めるには、上記のような流れが存在します。

各フェーズおいて注意する点は多くあるため、それぞれにおいて自分が確認すべき事項・自分が行うべき事項を確認しつつ、フランチャイズ事業での独立の準備を進めましょう。

今回の記事で紹介した流れに沿って行動を起こせば、より健全で収益性のあるフランチャイズ事業を構築できる確率が上がるでしょう。

PROFILE

経営コンサルタント バシャラ セルダル

トルコ・イスタンブールのボアジチ大学にてエンジニアリングを専攻し、トルコホンダ工場の立ち上げに携わる。
その後、来日し国際大学にて MBA を取得。ゴールドマン・サックス、ほかの企業での勤務後、外資系転職コンサルタント・経営コンサルタントとして独立。
幅広いジャンルにてビジネス拡大のコンサルティングを行っている。

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