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ホームレス生活から一転、ミスコン輩出の超人気ウォーキング講師・今村大祐さんの戦略

2019年10月30日

目的と手段。

何が目的で、そのためにどんな手段を講じるべきなのか。日頃の業務に追われていると、ついうっかりこの目的と手段を履き違えてしまいますよね。

今回お話を伺ったのは、ウォーキング講師の今村大祐さん。

今村さんは独自のメソッドで、モデルから一般の方までを幅広く教える「歩き方」のプロフェッショナル。

過去、ミス・ユニバースなどミスコン日本代表を10名以上輩出するなど、その実力は折り紙付きです。

そんな今村さんですが、かつてはホームレス生活をおくらなければならないほど、苦労をされたそうです。

今回は今村さんのキャリアについて伺うとともに、今村さんの持つ強烈な「目的意識」の真髄を取材しました。

<プロフィール>
今村大祐さん
Best proportion 天神スタジオ主宰
日本プロポーショントレーニング協会代表
パーソナルクリエイター/ウォーキング講師
ミラノコレクションウォーキングディレクター
美姿勢・美行歩・マインドセットのスペシャリスト

講演、企業研修、ランウェイ演出構成、健康器具監修、出版など。年間指導は700本以上、指導数は延べ10万人を超える。

ミラノ、NY、台湾など、指導は海外にも及び、現在は文化人タレントとしてメディアでも活躍中。最新刊「人生変わった!体幹コアウォーキング」はベストセラー中。

どんな職業に就くかではなく「どんな自分になっていたいか」を考えた。今村さんがウォーキング講師になった理由

―現在に至るまでの経歴を教えてください。ウォーキング講師をされている今村さんですが、元々運動はお好きだったのでしょうか?

今村さん
はい、こどもの頃から体を動かすのが好きで、スポーツや運動ばかりしていました。

また、父親が体育教師だったこともあり、大学生になる頃まではぼんやりと教員になろうかなと思っていたんです。

―大学は何を専攻されていたんでしょうか?

今村さん
福岡にある大学でスポーツ関連の学部を専攻していました。

スポーツの学部を専攻しているといっても、自分が何らかのスポーツの「プレイヤー」としてプロになることは考えていなかったので、スポーツを「教える」仕事に就こうと思ったんです。

こどもの頃は体育教員の道しか思いつかなかったんですが、大人になってもっとたくさんの人に教えたいなと。

そこで選んだのがウォーキング講師の仕事でした。

―なぜそこからウォーキング講師という仕事を選んだのでしょうか?

今村さん
漠然とですが、自分のなりたいものを思い浮かべて、そして何のジャンルだったら自分が勝負できるのか、を徹底的に考えてみたんです。

僕はまず、どんな職業に就くかよりもどんな自分になっていたいかを考えてみました。

「スポーツが好きだから、スポーツ業界で働いていたい」
「雇われるよりも独立した生き方を選択したい」
「できれば“◯◯の業界に今村大祐あり”と、名が知れ渡るくらいの存在になりたい」

そういう自分の欲求を書き出してみて、次はどんな仕事だったらそうなれるかを考えてみました。

「今まで何かのスポーツでプロだったわけでもない」
「普通の体育大学出身の自分が何であれば戦えるのか」

を考えてみたら、僕が知るジャンルのスポーツは無理そうだなと。僕より上手くて経験値のあるライバルが多すぎたんです。

そこでひらめいたのが「歩き方」でした。

歩く、というのは誰もが毎日欠かさず行う動作ではあるけれど、それを極めているプロフェッショナルはそんなにいないだろうなと。

「これならライバルは少なそうだし、需要も多そうだ。しかも今の自分の経験値でもきちんと勉強すれば勝てるかもしれない」

そう思ったら即行動、大学4年の春から自分でウォーキングに関して猛勉強をスタートさせました。

また当時、数が少なかったウォーキングの本を出版されていた、ある有名なウォーキングトレーナーに、弟子入りをさせてもらったんです。

ウォーキング講師になるはずが、まさかのホームレス生活に? 「とにかく美しく歩く人を作る」ために必要なこと

―大学4年時には就職活動を切り上げ、ウォーキングの勉強を始められたとのことですが、その後はどんな働き方をされていたんでしょうか?

今村さん
師匠に付いてカバン持ちをしていました。福岡に拠点を置きながら、仕事があると東京までついて行って、イベントのアシスタントをしたり。

そういった活動をしながら、師匠の間近でウォーキングの基礎を勉強させてもらいました。25歳まではそんな生活を送っていましたね。

その後師匠から独立して、モデル事務所でウォーキングの講師を始めるのですが、ちょうどその時ホームレス(車中泊)生活を送っていたこともあったんです。

―なぜでしょう?

今村さん
21歳からの4年間は、ウォーキング講師としての基礎的なスキルを手に入れるための自己投資期間でした。

福岡に住みながら東京へ行くとなると、交通費だけで相当お金がかかります。師匠のところで学んでいた時期は、いくつかクラスを持っていたのですが、交通費を差し引くと赤字になってました。

―なら無理して東京に行く必要もなかったのではないでしょうか…?

今村さん
いえ、後悔はしていません。

赤字にはなってしまいますが、その分自分の身になるはずだと思っていましたので。東京に限らず、仕事の依頼に応じて全国どこでも足を運んでいきました。

その結果、借金が600万円ほどに膨らんでしまい、ホームレス生活に至ったんです。

―その生活からどのようにモデル事務所のウォーキング講師になられたのでしょうか?

今村さん
モデル事務所へは地道に営業をかけて、レッスンのお仕事をいただきました。

ただ師匠の元を離れると決めてからは、自分がこれからどうしていくべきかをまた考え直しました。

「師匠の冠(知名度)もない」
「誰に、どこで何を教えたいのか」
を突き詰めて考えた結果、出た答えが「とにかく美しく歩く人を作りたい」というものだったんです。

―どういうことでしょうか?

今村さん
僕のウォーキングレッスンを通じて、正しい歩き方・正しい姿勢でいられる人を1人でも多く作りたいなと。

ではそうなるためにはどうしたらいいのかを考えた結果、まずはモデルに歩き方を教えようと思ったのです。

モデルにおいてウォーキングは仕事の基本中の基本ですが「美しく魅せる歩き方」と「正しい歩き方」は異なる場合もあります。

一見綺麗な歩き方をしているモデルの人が、実は腰を痛めていた、といった事例を何度も見てきました。

そこで、見ても美しく、且つ体に優しい歩き方を、僕がモデルたちに伝授する。

その後「モデルを教えている講師(僕)が教えるウォーキングレッスン」を一般の人向けに教えられるような環境を作ろうと思ったわけです。

―たしかにモデルの人にも一般の人にも、どちらにも需要がありそうです。

今村さん
そこで26歳からはまず、モデルの事務所でレッスンをさせていただきました。嬉しいことに、そこで教えたモデルたちが売れるようになり、自然と僕の仕事も増えていったんです。

そして29歳の時に福岡に自分のスタジオをオープン。一般の人へのレッスンもスタートさせることができました。

またこの時期には、世界的なミスコンのレッスンも担当させていただくことになり、5年で11人のミスコン日本代表を輩出することができたんです。

目的と手段を履き違えず、自分の目標へ邁進する力

―成功を掴むためのロジックの組み立てがとても上手なだけでなく、そもそも自分がどうなりたいのかが明確だからこそ、今村さんのお話には説得力があります。

今村さん
先程もお話ししましたが、動機の部分は極めて重要なところだと思います。

物事が「上手くいく」ことはもちろん良いことですが、肝心なのは「自分が望んだ方向に、上手くいく」ことだと思うんです。

結果的に大学生の時に抱いていた「スポーツ業界で働く」「独立した生き方」「その業界における有名人」は全て達成することができました。

「目的と手段」。いろんなところでよく聞く言葉ですが、自分がどこに向かいたいのかをはっきりさせることが第1歩なんじゃないかなと思います。

―今村さんの今後の展望は何でしょうか。

今村さん
個人的にやってみたいことであれば、おかげさまでミスコン日本代表を10名以上輩出することができたので、日本に限らず海外でレッスンをさせていただきたいです。

海外のミスコン代表を育てたら、その次に世界的コレクションでウォーキングを指導するのを目標にしてましたし、周りにも言っていました。

そしたら、先にミラノコレクションのウォーキングディレクターへの就任の話が来て、9月18日~22日まで、ミラノに行って、モデル達に指導してきました。

そして少し大きなことを言うのであれば「日本中の人を美しく歩かせる」のが、僕の目標です。やっぱりデスクワークからか、日本人の姿勢って全体的にあまり良くないのが現状です。

海外から来る人に「日本人って姿勢良いよね」と言ってもらえるように、もっと影響力を持って日本人の姿勢を正す一役を担えたらと思っています。

いずれも昔、大学生の頃には想像もしていなかった新しい目標ですので、その実現に向けて邁進していきたいですね。

―最後に読者に向けてアドバイスをいただけますか?

今村さん
僕がウォーキング講師を目指すと決めたのは、大学4年生の時でした。

その時、周りの人に「ウォーキング講師で飯が食えるのか?」と心配されたのですが、実際に師匠みたいな方もいらっしゃったので「できないことはないだろう」と思っていたんです。

そしてそれを本当に実現するために必要なことを考えて行動してきました。

自分がどこに向かうべきなのか、それを決めたら後は行動あるのみだと思います。

周りの人がどうかではなく、まずは自分がどうしたいのか。自分の気持ちを大切にしてみてください。

■今村大祐のマインドアップサロン

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