人材不足が深刻化する中、社員一人ひとりの意欲や貢献意識を高める「エンゲージメント」が注目されています。エンゲージメントの向上は、離職防止や生産性の向上につながり、強い組織づくりに欠かせない要素です。
本記事では、社員エンゲージメントの基本的な定義や重要性、実際に高めるためのポイントをわかりやすく解説します。組織力を高めたい経営者・リーダーの方はぜひご覧ください。
組織力や業績の向上に大切な「エンゲージメント」
辞書で「エンゲージメント(engagement)」を調べてみると、「婚約、誓約、約束、契約」という意味が出てきます。人事領域で使われている「エンゲージメント」という言葉はここから派生して、「個人と組織の成長の方向性が連動していて、互いに貢献し合える関係」という意味合いで使われています。
組織とそこで働く従業員の結びつきが強い状態を「エンゲージメントが高い」と表現することがあります。その根底には「個人の成長や働きがいを高めることは、組織価値を高める」「組織の成長が個人の成長や働きがいを高める」という考え方があります。
「エンゲージメント」が高い組織には、従業員一人ひとりが企業や組織を信頼し、自身と事業の成長に向けて意欲的に取り組むという特長があります。「エンゲージメント」が高いことによって組織力が強まり、ひいては業績の向上が期待できるのです。