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小売業とは?フランチャイズで始めるメリットや成功のためのポイントまとめ

小売業とは?フランチャイズで始めるメリットや成功のためのポイントまとめ

自分でなにかビジネスを始めようと思ったとき「モノの売り買い」をイメージする人は多いのではないでしょうか。モノの売り買いをビジネスにする小売業は、人が欲しいものを売ったり買ったりできればビジネスとして成立するため、取り組みやすい業種と思うかもしれません。しかし、小売業には気を付けなければならないポイントがいくつもあるため、未経験で小売業を営むのであればフランチャイズへの加盟がおすすめです。フランチャイズで小売業を営むのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。また、どのようなポイントに気を付けるべきなのでしょうか。まとめて解説していきます。
※2023年11月時点の情報です。最新は各企業のホームページで確認してください。

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小売業とは

小売業とは、商品を卸売業から仕入れて消費者へ販売する事業のことです。 幅広い商品ラインナップを取り扱う百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアのような業者から、特定のジャンルの商品のみを取り扱うスポーツ・アウトドア用品店などの業者まで、小売業は業態によってさまざまです。

小売業はメーカーと消費者をつなぐ橋渡しのような存在で、消費者のニーズに応じて、適切な商品を提案する役割を担っています。

小売業の市場規模や動向

2022年の小売業販売額は154兆4,020億円と、前年比2.6%の増加となり、うちコンビニエンスストアは12兆1,996億円と前年比3.8%の増加でした。

フランチャイズで開業できる小売業

小売業といっても業種によってさまざまです。初めて小売業でビジネスを始めるのであれば、フランチャイズの加盟をおすすめします。フランチャイズで開業できる小売業には以下のようなものがあります。

・コンビニエンスストア
・リサイクル・買取業
・100円ショップ
・雑貨屋
・無人販売店
・ネットショップ運営

コンビニエンスストア

小売業と聞いて、コンビニエンスストアをイメージする方は多いのではないでしょうか。コンビニエンスストアとは、主に24時間・年中無休で営業しており、小規模な店舗において食品や日用雑貨などの多数の品種を扱う小売店のことです。

生活している中で目にするコンビニエンスストアの数を思い返せば、どれほど地域に根付き、ニーズに応えているかわかるでしょう。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)によると、2022年の既存店ベースの売上高、来店客数、客単価はすべて増加傾向にあります。

個人では主に、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社からの独立開業が可能です。
参考:コンビニエンスストア 統計データ|一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会

コンビニの独立開業情報一覧

リサイクル・買取業

もう使わなくなったものをリサイクルショップに売りにいったことのある人は多いのではないでしょうか。業者ではなく一消費者から不要物を購入して仕入れて、第三者へ再度販売するリサイクル・買取業も立派な小売業です。

取り扱うアイテムのジャンルにもよりますが、サステナブルなどが注目されている昨今、リユースアイテムの需要は高く比較的安定した運用ができるといえます。リサイクル通信によると、2022年の市場規模は前年比7.4%増の2兆8976億円で、2009年以降13年連続で拡大し続けています。
参考:「リユース業界の市場規模推計2023(2022年版)」リサイクル通信

買取販売の独立開業情報一覧

100円ショップ

100円ショップの市場は2022年度の大手5社売上高合計が8638億円となるほどの巨大市場です。中でもアウトドア用品が好調のようです。

また、物価高に伴う「節約志向」も100円ショップ業界の成長の後押しをしている一因でしょう。たしかに、近年の100円ショップはクオリティがさらに高くなったり、デザインが凝っていたりなど、SNSで注目される機会も増えてきているように見受けられます。

フランチャイズに関しては、現在は法人との契約がほとんどになります。業界最大手といわれるダイソーは法人による代理店契約のみです。

現在、フランチャイズ契約を募集している企業は「キャン★ドゥ」などがあります。

雑貨屋

雑貨屋は生活雑貨、オフィス雑貨、服飾雑貨など取扱う製品が多岐にわたることから、参入のハードルが低く、誰でも気軽に始めやすい小売業の1つです。ただし、参入のハードルが低いということは、始めようとする人も多いということです。競合が激化していることが予想されるため、その中で勝ち抜いていくための対策を練る必要があります。

無人販売店

街中で餃子や食肉などの食肉加工品の販売機や販売店を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。これらは、無人販売店と呼ばれる業態です。

新型コロナをきっかけに生まれた「非接触テック」市場の中でも「非接触入退出ソリューション(≒いわゆる無人販売)」は約3兆円規模へと成長を遂げている巨大マーケットです。24時間販売が可能、非対面、人件費の削減などの観点から、今後も成長が期待されます。

フランチャイズ加盟者を募集している企業には「おうちdeおにく」「ご当地グルメ」などがあります。

テイクアウト・デリバリーの独立開業情報一覧※一部、無人販売店があります

ネットショップ運営

2022年度の国内BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模における物販、サービス分野、デジタル分野の3分野の合計は22兆7,449億円で、対前年比で2兆499億円(109.1%)の増加でした。

参考:「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」METI/経済産業省

このことから、EC市場は成長傾向にあり、今後もさらなる発展が見込めるといえます。新規参入も増えてくるといわれているため、その中でどのように勝ち抜いていくのか策を立てることが、埋もれてしまわないためのポイントとなってくるでしょう。

ネットショップ運営の独立開業情報一覧

フランチャイズで小売業を開業するメリット

小売業とは?フランチャイズで始めるメリットや成功のためのポイントまとめ

フランチャイズに加盟して小売業を開業するのには、いくつかのメリットがあります。個人でも開業できる小売業を敢えてフランチャイズに加盟するべき理由をいくつかお伝えしていきます。

ブランド力を生かせる

フランチャイズで小売業を営む1つ目のメリットは、「ブランド力を生かせる」点です。

いきなりビジネスを始めても、知名度がないとなかなかお客様に足を運んでもらうことはできません。その点、フランチャイズはすでに実績や知名度があるため、お客様に「新しい店舗ができたんだな」と思ってもらうことで足を運んでもらいやすいでしょう。

特にリサイクル・買取業においては、お客様の信頼を獲得することがかなり重要になります。知名度のあるフランチャイズに加盟すれば、すでに世間の信頼を得ているブランド名でビジネスを始められるため、開業後すぐであっても集客が見込めるというメリットがあるのです。

研修などのサポートが得られる

フランチャイズで小売業を営む2つ目のメリットは、「研修などのサポートが得られる」点です。

本来であれば自分でセミナーや研修に参加したり、経験を積んだりしなくては得られない知識やスキルを、フランチャイズに加盟すると本部の研修制度を受けることで身につけられます。また、自分だけでなく、雇用する社員の研修が本部で実施してもらえたりパート・アルバイトの教育に関してもしっかりとしたマニュアルがあったりするため、人材育成のサポートがあるのはフランチャイズならではのメリットといえるでしょう。

特にリサイクル・買取業者の場合、査定をするにあたり専門的な知識が必要になります。そのための研修を多くの場合無料で受けられるので、それだけでもフランチャイズに加盟する理由になるのではないでしょうか。

本部が集客施策を行ってくれる

フランチャイズで小売業を営む3つ目のメリットは、「本部が集客施策を行ってくれる」点です。

本来であれば、集客は自身で一から実施しなくてはいけません。しかし、フランチャイズの場合はwebバナーへの表示、SNSの運用、テレビCMなど、さまざまな方法の集客施策を本部が行ってくれます。さらに、個人ではとてもキャスティングできないような芸能人を起用してもらえるケースもあります。そのため、自分で集客するよりも多くの人に情報を届けられます。

またSNSは気軽に始められる施策の1つですが、フランチャイズ本部によっては加盟店がSNSを運用することを許可していない場合もあるので事前に確認するようにしてください。

本部が持つ仕入れルートを利用できるため、供給が安定する

フランチャイズで小売業を営む4つ目のメリットは、「本部が持つ仕入れルートを利用できるため、供給が安定する」点です。

フランチャイズであれば本部として仕入れルートを確保しているケースがほとんどです。そのため、本来であれば自身で見つけなくてはいけない手間を省くことができます。さらに、フランチャイズの場合は本部がすべての店舗分の在庫を一括して仕入れて分配している場合もあります。発注数が多くなることで仕入れ費用も抑えられるのです。

本部の管理システムが利用できる

フランチャイズで小売業を営む5つ目のメリットは、「本部の管理システムが利用できる」点です。

買取査定システムや顧客管理システムなど、ビジネスを続けるためにはさまざまなツールやシステムの使用が必要になってきます。しかし、これらは選定が難しかったり、導入にも費用がかかってしまったりなど、なかなか個人で契約をするのはハードルが高いと感じてしまう人も少なくはないでしょう。フランチャイズであれば、本部で用意してくれているこれらのツールを活用できるため、より円滑に事業を運営していけるでしょう。顧客データなど個人情報の管理といったセキュリティ面での不安が解消できるのは利点といえます。

フランチャイズで小売業を開業するデメリット

フランチャイズに加盟していると、さまざまな恩恵が受けられるメリットがありますが、デメリットも少なからず存在するので注意が必要です。フランチャイズに加盟して小売業を営むのには、以下のようなデメリットがあります。

・フランチャイズ本部によって経営方針が定められているため、経営における自由度が低い
・毎月発生するロイヤリティなどの支払いからは逃れられない
・ブランドイメージがゆえに、別店舗で問題があった際に自身の店舗も風評被害に遭うリスクがある
・競合避止義務があるケースも少なくなく、契約満了後の独立計画の妨害になってしまうケースがある

毎月「ロイヤリティ」などの名目で、フランチャイズに一定金額を支払わなければならず、開業当初などの売り上げが不安定な時期は負担に感じることでしょう。しかし、ロイヤリティの中には上の章であげたようなブランド名やシステムの利用料、研修やマニュアル整備に関わる費用なども含まれます。自分が受けたいサポートと本部が実施してくれるサポートに差異はないか、ロイヤリティに見合ったサポートを受けられそうか、契約前に確認するようにしましょう。

フランチャイズで小売業を成功させるポイント

フランチャイズで小売業を成功させるポイントを5つご紹介していきます。

本部の理念とノウハウを忠実に実行する

フランチャイズで成功するために必要なのは、本部の言いなりになることではありません。しかし、すでに成功実績のあるフランチャイズの理念やノウハウを忠実に実行し、再現することで成功までの道筋が通りやすくなります。

本部担当者と良好な関係を築く

本部のノウハウを十分に再現するためには、担当者とのコミュニケーションが取れていることが重要です。本部の担当者とは良好な関係が築けるよう意識してみてください。

経営者視点と顧客視点を忘れない

フランチャイズに関わらず、ビジネスを運営するためにはどんなお店なら足を運びたいかという顧客視点と、どのようにすれば事業を安定して運営しつつ成長させられるかを考える経営者視点の2つが重要になります。どちらかに傾きすぎてもよくないため、バランスよくどちらの視点も持てるようにしましょう。

世の中のニーズに敏感になる

小売業では特に在庫の管理が成功の鍵を握ります。世の中のニーズに合わせて在庫数をしっかり調整することで、無駄なく安定した供給ができるようになります。

開業前の準備・調査は入念に

小売業に限ったことではありませんが、開業前の準備や調査は入念に行いましょう。特にフランチャイズであればどこの分野に身を投じるのか、どこのフランチャイズとパートナーになるべきなのかは、事前の準備や調査で明確にしておきましょう。

実例紹介!フランチャイズで小売業を営む人は、どのように成功したか

小売業とは?フランチャイズで始めるメリットや成功のためのポイントまとめ

フランチャイズで小売業を営む人がどのように成功したか、いくつか事例を紹介していきます。

実例1:未知の業界での独立ながら開店から黒字経営を継続中の森口 政俊さん

森口さんはそれまで不動産会社で働いていましたが、子育てもひと段落ついた時点で全くの未開の分野である買取販売業に転身。不安なこともありましたが、すでに成功している見学先のオーナーの「大丈夫」の言葉を信じて突き進み、初月から黒字を継続中だそうです。

株式会社グレエイト/『はんこ屋さん21』 のオーナーレポート

実例3:安定を求めて入った銀行を辞めて起業。開業から1年後には2店舗目を開業した星 宏樹さん

星さんは自分が本当にやりたいことを実現するために5年勤めた銀行を退職、リユース事業を始め、開業から6ヵ月後には投資回収に成功し、開業1年後には2店舗目を開業しました。決めたことに対してとにかく動くことを大切にしています。フランチャイズは本部のアドバイスをもらえますが、結局は自分がどう動くかなので、このような心構えだからこそ成功できたのは納得です。

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PROFILE

ちはる

大手IT商社でプロダクトプロモーション担当を経て、 WEBコンテンツ制作会社に転職し、ライターとして所属。その後、独立し、現在はビジネス・不動産関連の記事を主に執筆。

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