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副業でYouTubeって稼げるの?動画クリエイターになる方法や年収アップのコツを解説

副業

本記事では、副業で“動画クリエイターとしてYouTubeで収入を得る方法”や、おすすめのジャンルを紹介します。お金をかけずにYouTubeで動画コンテンツをアップロードして収入を得る方法や年収アップのコツ、確定申告などについても解説します。

YouTubeはほかの副業に比べ成功するのが難しいものの、成功したときはリターンが大きいです。「動画クリエイターとしてYouTubeで収入を得たいけど、初めの一歩が踏み出せない」という人の、不安と疑問を解消します。

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  1. YouTubeで副業をする前に知りたい、4つのQ&A
    1. Q1.YouTubeで副業をしたらバレる?確定申告は必要?
    2. Q2.事務所に所属するメリットは?
    3. Q3.必要な機材は?
    4. Q4.実際のところ、稼げるの?
  2. 副業で動画クリエイターになる3つのメリット
    1. 初期費用がかからない
    2. 自分らしさを活かせる
    3. 幅広いスキルが身に付く
  3. 副業でYouTubeの動画投稿をする3つのデメリット
    1. 収益化するまでに時間がかかる
      1. 【YouTubeチャンネルを収益化する条件】
    2. アンチコメントや登録者数・閲覧時間の伸び悩みで辛くなることも
    3. 身元が割れるリスクがある
  4. YouTubeで動画投稿をしていることを知られたくないときは
    1. YouTubeで動画投稿をしていることを友人・知人に言わない
  5. 副業でYouTubeの収益がある場合の確定申告方法
  6. YouTubeで収入を得る5つの方法
    1. 広告収入
    2. チャンネルメンバーシップ
    3. ショッピング(グッズ販売)
    4. スーパーチャット
    5. 企業のタイアップ広告
  7. 副業でYouTubeに動画を投稿する人におすすめの動画ジャンル14選
    1. 個性を活かせるジャンル6選
      1. Vlog
      2. バラエティ動画
      3. ネットアイドル
      4. ペット紹介
      5. 切り抜き動画
      6. ASMR
    2. 趣味を活かせるジャンル6選
      1. ゲーム
      2. 本の要約・紹介
      3. スポーツ・アウトドア
      4. 料理
      5. イラスト
      6. グッズ紹介やインテリアの紹介
    3. 知識を活かせるジャンル2選
      1. ビジネス
      2. 美容・ファッション
  8. 副業でYouTubeに動画をアップロードするのに向かないジャンル
  9. 動画クリエイターとして収益を増やすための心得
    1. 心得1.自分の強みを明確にする
    2. 心得2.動画の長さは4~8分強がベター
    3. 心得3.定期的に動画をアップする
    4. 心得4.SNSも活用する
    5. 心得5.“すぐに稼ぐ”は諦める
    6. 心得6.最後にモノをいうのは「視聴者への想い」
  10. 副業でYouTubeの動画投稿をするなら、お金よりも“楽しむこと”を優先しよう

YouTubeで副業をする前に知りたい、4つのQ&A

副業でYouTubeって稼げるの?動画クリエイターになる方法や年収アップのコツを解説

YouTubeなら自分のペースで、楽しみながら副業ができます。毎年、第一生命保険株式会社が発表する小学生を対象にした“将来なりたい職業ランキング”でも上位に入ることが多くニュースにもなるため、気になっている人も多いでしょう。

しかし、動画に自分の顔や声を出すことで会社に副業がバレることや、稼げるかどうかわからないことに不安を感じている人も多いはずです。YouTubeで副業をする前に知りたい4つのことを、Q&A形式で解説します。

参照:第33回「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表|第一生命保険株式会社
※リンクの遷移先はPDFファイルです。ダウンロードに大量の通信費がかかる可能性があります

Q1.YouTubeで副業をしたらバレる?確定申告は必要?

YouTubeに限らず『副業は会社にバレてもおかしくないもの』と思ってください。副業で収入を得る分、住民税も増額されるため、人事担当や経理担当など給与計算の担当者が税額を見て気づくことはあります。

会社で働いている人の住民税は、給与から天引きされています。会社は従業員の住民税額を把握しているので、給与に対して住民税額が高いと、給与所得以外に収入があることがすぐにわかります。

“年末調整をせずに自分自身で確定申告をする”という選択肢を取らないとバレてしまいますが、会社に「自分で確定申告をします」と伝える時点で理由を聞かれることもあります。

なお、副業の収入が年間20万円を超えるか、継続的なものである場合、確定申告は必須です。確定申告をしないと、罰せられることもありますので注意しましょう。

Q2.事務所に所属するメリットは?

YouTubeで動画を配信する動画クリエイターの中には、芸能人のように“事務所に所属している人”もいます。マネジメント形態は、事務所や契約内容によって異なりますが、芸能事務所に所属するメリットは「スケジュール調整や売り込みなどのマネジメントや広告宣伝を手伝ってもらえる」「その事務所のイベントに出演させもらえる」などです。

もちろん、収益の一部を事務所に分配したり、動画の内容に制限が出たりするなどのデメリットもあります。

また前提として、事務所に入るにはすでにチャンネル登録者数が多く、注目されている必要があります。

Q3.必要な機材は?

YouTubeを始めて動画配信で収入を得るには、カメラやマイクなどの機材が必要だと考える人は多いでしょう。続けるかどうかもわからない副業にお金をかけることに、ためらいを感じる人も多いでしょう。

そんな人は、まずはスマートフォンを使って動画を作ってみてください。スマートフォンのカメラとマイクでも動画は十分に撮影できます。編集はPCがあればベストですが、スマートフォンだけでも十分可能です。

最近ではスマートフォン用の動画編集アプリも多く、有名な動画クリエイターでもスマホだけで制作している、という人はたくさんいます。機材は、必要性を感じたものを少しずつ買い足していけば十分です。

Q4.実際のところ、稼げるの?

副業でYouTubeを始めたい人にとって、稼げるかどうかは最も気になる点でしょう。

稼げるかどうかは人によります。数ヵ月程度で本業の収入を越える人もいれば、何年やっても稼げない人もいます。

ただ、YouTubeで稼ぐのは大変だということは確かです。「時間がかかってもいいから、好きなことを副業にしたい」「自分にしか発信できないコンテンツがある」と感じるなら、動画クリエイター向きと言えるでしょう。まとまったお金が得られる収入源を早めに確保したいなら、データ入力やライター、ネットショップ運営などほかの副業がおすすめです。

副業で動画クリエイターになる3つのメリット

世の中にはさまざまな副業がありますが、その中でもYouTubeの動画投稿は楽しみながらできるのが特徴です。趣味や個性を活かした動画を制作し、閲覧数やコメントなどの反応があれば、想像以上に嬉しいでしょう。

楽しいだけでなく、初期費用をあまりかけずに始められる、幅広いスキルが身に付くなどのメリットがあります。副業で動画クリエイターになるメリットを3つ紹介します。

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初期費用がかからない

副業でYouTubeの動画投稿をする1つ目のメリットは、「初期費用がかからない」ことです。

YouTubeを始めたり動画を作ったりすることにはお金がかかるイメージがあるかもしれませんが、それは機材やツールにこだわった場合です。

撮影は2,000円ほどのWebカメラがあればできます。最近では、スマホをWebカメラ代わりにできるアプリもあるため、スマホとPCさえあれば0円で始めることもできます。

顔を映すなら証明はあった方がいいですが、それも数百円~数千円ほどで買えるでしょう(2023年2月時点)。

「せっかくやるのだから…」と高価な機材やツールが欲しくなるかもしれませんが、まずは初期費用をかけずに始めてみてから、何が必要なのか見極めるといいでしょう。「やってみたけれど自分には合わなかった」ということも考えられるため、まずは最低限の機材で始めてみることをおすすめします。

自分らしさを活かせる

副業でYouTubeの動画投稿をする2つ目のメリットは、「自分らしさを活かせる」ことです。

例えばゲームが好きな人ならゲーム実況やゲームの紹介をするコンテンツを、ファッションが好きな人なら洋服の着回しなどを紹介する、というように、YouTubeは自分の興味があるもの・好きなものを題材にして副業ができます。

特に好きなものがなくても、「話すことが得意、面白い」「人に何かを教えるのが得意」といった特技が活かせるでしょう。

自分らしさを活かして動画を制作し、それに反応があれば、自己肯定感も高まります。楽しみながら長く続けられ、続けることで自分がもっと好きになっていくことも、YouTubeの動画投稿の醍醐味かもしれません。

幅広いスキルが身に付く

副業でYouTubeの動画投稿をする3つ目のメリットは、「幅広いスキルが身に付く」ことです。

何かを解説するチャンネルなら要約する力や人に何かを説明する力が、自然や観光地を紹介するチャンネルなら撮影スキル、というように、YouTubeの動画投稿を続けるうちに、経験を積みスキルも上がっていくでしょう。

どんなカテゴリでも、チャンネル登録者や閲覧数を上げる工夫が必要です。分析力・マーケティング力やライブ配信ではないなら動画編集のスキルが身に付くでしょう。

副業でYouTubeの動画投稿をする3つのデメリット

動画クリエイターは数ある副業の中でも楽しみながら続けやすく、多角的なスキルが身に付くでしょう。

しかし、いいことばかりではありません。YouTubeで収入を得るのはほかの副業と比べても難しく、投稿者や投稿動画に対するアンチコメントが付いたり、自分の身元を明かしていなくてもバレてしまったりするといったリスクも考えられます。

副業でYouTubeの動画投稿をする3つのデメリットと、それぞれの対策を紹介します。

収益化するまでに時間がかかる

副業でYouTubeの動画投稿をする1つ目のデメリットは、「収益化するまでに時間がかかる」ことです。YouTubeはほかの副業と比べても収益化するまでのハードルが高く、どんなに時間と労力をかけても、1円も稼げないということもあります。

YouTubeを収益化するためには、「YouTubeパートナープログラム」に参加しなければなりません。参加条件はいくつかありますが、中でもハードルが高いのが次の条件でしょう。

【YouTubeチャンネルを収益化する条件】

必須
  • チャンネル登録者数1,000人以上
どちらか一方
必須
  • ショート動画を除く動画の総再生時間が直近12ヵ月間で4,000時間以上
  • ショート動画の視聴回数が直近90日間で1,000万回以上

※どちらも有効な公開動画のみが対象

有効な公開動画とは、「公開」と設定された動画のことです。非公開や限定公開、削除された動画は含みません。また、「4,000時間以上の再生時間」には広告キャンペーンやショート動画の再生時間は含まれません。

4,000時間の再生時間を達成するには、10分の動画なら2万4,000回再生されなければなりません(すべての視聴者が動画を最後まで見た場合。仮に全視聴者が5分で動画を閉じた場合、4万8,000回の再生回数が必要です)。

登録者数を増やすには定期的な動画投稿をしたり、再生時間を増やすには何度も見たくなるような動画を増やしたり、見てみたくなるサムネイルをこだわったりするのがいいでしょう。

参照:YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格|YouTubeヘルプ

アンチコメントや登録者数・閲覧時間の伸び悩みで辛くなることも

副業でYouTubeの動画投稿をする2つ目のデメリットは、「アンチコメントや登録者数・閲覧時間の伸び悩みで辛くなることもある」ことです。

先述の通り、YouTubeチャンネルを収益化するにはそれなりの時間と労力がかかります。「今すぐお金が欲しい」という場合、思うようにチャンネル登録者数や動画閲覧時間が延びずに、焦ったり苦しくなったりするかもしれません。

また、登録者数が増えて有名になるほど、アンチコメントなどもつきやすくなります。最近はコメント欄を荒らす人がいるだけでなく、SNSで誹謗中傷をする人がいるなど、そのような事態を面白おかしく書きたてる記事もあります。

ただの嫌がらせのようなコメントをなるべく見ない、気にしないことも大事ですが、毅然とした対応を取ることも大切です。

2022年10月には「改正プロバイダ責任制限法」が施行され、インターネット上の誹謗中傷などの被害者救済を目的に、発信者情報開示の手続きが容易になりました。実際に、弁護士に依頼し、誹謗中傷の加害者を告発している動画クリエイターや著名人も増えました。

このような対応には時間とお金がかかりますが、被害者が泣き寝入りせず、毅然とした対応を取り続けることで、「他人を誹謗中傷すると訴えられるかもしれない」ということが浸透して誹謗中傷が減ったり、ファンが安心してくれたりすることもあるでしょう。

身元が割れるリスクがある

副業でYouTubeの動画投稿をする3つ目のデメリットは、「身元が割れるリスクがある」ことです。よく耳にする“身バレ”とは、「身元がバレる」を略したインターネット上でよく利用されるいわゆるネットスラングです。

動画で顔を出していなくても、声や部屋の様子、窓から見える景色などで特定されてしまうことはあります。“身バレ”が心配なら、少なくとも窓や特徴的なインテリアは映さない方がいいでしょう。

声による“身バレ”を防ぐには、音声読み上げツールを使ったり、ボイスチェンジャーアプリを使ったりする方法があります。

音声読み上げツールを使った、いわゆるゆっくり解説と言われる動画も人気のカテゴリですし、ボイスチェンジャーアプリを使い、自分の代わりにキャラクターを映すことで、成功しているチャンネルも多いです。

YouTubeで動画投稿をしていることを知られたくないときは

「副業していることを会社に知られたくない」「友だちや知人に動画クリエイターとしての活動がバレたら動画投稿をやりづらくなりそう」などの理由から、YouTubeで動画投稿をしていることを周囲に伏せておきたいという人もいるでしょう。

“身バレ”を防ぐのは自分の身を守るためにも大切ですが、会社や知人・友人に知られないためには顔や声を出さない、窓や特徴的なインテリアを映さない以外にも対策が必要です。

YouTubeで動画投稿をしていることを友人・知人に言わない

友人・知人にYouTubeで動画投稿をしていることを知られたくないなら、動画投稿をしていることを、誰にも言わないようにしましょう。知られても構わない相手もいるかもしれませんが、どこから話が漏れるかはわかりません。

ただし、会社の就業規則によっては副業していることを会社に報告する必要があります。先述の「Q1.YouTubeで副業をしたらバレる?確定申告は必要?」のように年末調整で給与所得以外の収入がある場合は、会社にバレてしまうため、隠れて副業をすることは難しいでしょう。信頼できる上司にのみ相談するなどして、多くの人に知られないように進めるとよいでしょう。

副業でYouTubeの収益がある場合の確定申告方法

副業による年間所得が20万円を超えると、確定申告をしなければなりません。確定申告や納税を怠ると、追徴課税されることもあります。

なお、所得とは「売り上げから経費を差し引いた残り」のことです。例えば年間25万円を稼いでいても、撮影機材に6万円の経費がかかっていた場合は所得が19万円になり、確定申告は必要ありません。

確定申告をした場合、住民税の申告は不要となりますが、住民税は所得額に関係なく申告しなければならないため、確定申告をしない方は住民税の申告をしましょう。確定申告と住民税の申告方法は、それぞれ次の通りです。

【確定申告の際に持参する主なもの】

  • 確定申告書
  • マイナンバーカードまたは通知カードかマイナンバーの記載のある住民票の写しと、運転免許証などの身元確認書類
  • 本人確認書類(免許証や健康保険証など)
  • 経費にするものの領収書・レシート
  • 昨年度も確定申告をしている場合はその控え
  • 税金還付申告がある場合は預貯金口座番号がわかるもの
  • 印章
  • 源泉徴収票(ほかに副業している場合は副業分と両方)
  • 公的年金を受給している場合はその源泉徴収票
  • Youtube動画投稿で得た収入金額と経費がわかる書類
  • 控除を受ける場合はその明細や領収証 など

【確定申告の流れ】

  1. 税務署またはインターネット上で確定申告書をもらう
  2. 源泉徴収票や領収書などの必要書類を用意する
  3. 各種書類を記入する
  4. 2月16日~3月15日(土日祝日の場合は次の平日)に書類を提出する

【住民税申告の際に持参する主なもの】

  • 住民税申告書
  • 源泉徴収票(ほかに副業している場合は副業分と両方)
  • 本人確認書類(免許証や健康保険証など)
  • 控除を受ける場合はその明細や領収証 など

※自治体により異なります。必ずお住まいの自治体に確認してください

【住民税申告の流れ】

  1. 住所地の自治体の担当窓口またはインターネット上で住民税申告書をもらう
  2. 3月15日までに書類を持参・郵送する

 ※自治体により異なります。必ずお住まいの自治体に確認してください

参照:申告手続の流れ|国税庁 確定申告書等の様式・手引き等(令和4年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告分)|国税庁

YouTubeで収入を得る5つの方法

YouTubeで副収入を得るにはいくつかの方法があります。特に有名なのは、広告収入やスーパーチャット(Super Chat)などでしょう。では、チャンネルメンバーシップや企業のスポンサード案件などはご存知でしょうか。

YouTubeで収入を得る主な方法を、5つ紹介します。なお、次から紹介する方法は2023年2月時点の内容で、企業案件以外は公式サイト「YouTubeヘルプ」に掲載されているものです。

広告収入

広告収入は、YouTubeで自分の動画が再生され、広告が表示されることにより発生する収益です。広告収入を得るには、「18歳以上であること」または「YouTubeからの支払いに対応できる、18歳以上の法的保護者がいること」の条件を満たしたうえで、関連する契約モジュールに同意し、ガイドラインを守ったコンテンツを作らなければなりません。

チャンネルメンバーシップ

チャンネルメンバーシップは、月額制のファンクラブのようなものです。月額料金を支払った視聴者(メンバー)に、メンバー限定のスタンプやバッジなどの特典を贈ることもできます。

チャンネルメンバーシップを利用するには「18歳以上であること」と「チャンネルが子ども向けの設定ではなく、子ども向けに設定された動画が多くない」、などの条件を満たさなければなりません。

ショッピング(グッズ販売)

ショッピング機能を利用したグッズ販売は、指定された商品やサービスと連携してグッズを販売したり、自分のオリジナルグッズを販売したりして収益を得る方法です。連携可能なサービスは限られているため、オリジナルグッズの販売を目指すのがおすすめです。

グッズ紹介を利用するには「チャンネル登録者数が1,000人以上であること」などの条件を満たさなければなりません。

スーパーチャット

スーパーチャットはいわゆる「投げ銭」の機能です。ライブ配信の視聴者が、自分が指定した金額を、チャット付きで送ってくれます。ライブ配信限定の機能であり、通常の動画では利用できません。

スーパーチャットを利用する条件は「18歳以上であること」と「スーパーチャットを利用できる国や地域に住んでいること」の2つです。

企業のタイアップ広告

企業のタイアップ広告とは、商品やサービスを紹介してもらいたい企業から依頼を受け、動画内でその商品やサービスをアピールし、報酬を受け取ることです。YouTubeが提供する機能ではなく、企業から報酬を得る方法です。

タイアップ広告の報酬は、動画クリエイターの知名度や影響力により変わります。1万円程度の依頼もあれば、一度に1,000万円ほどの報酬を受け取れることもあるようです。

また、商品やサービスの販売数に比例して成果報酬を渡すというアフィリエイト方式も存在します。

副業でYouTubeに動画を投稿する人におすすめの動画ジャンル14選

YouTubeで副業をしたい人の頭を最も悩ませるのは、「どのようなジャンルの動画を作るか」ということでしょう。ジャンルの選び方次第で、収入が変わってくると言っても過言ではありません。

個性や趣味、知識など、何を活かしたいのかによっても、選ぶべきジャンルは異なります。副業でYouTubeに動画投稿をする人におすすめの14ジャンルを紹介します。

※Youtubeの利用規約には「13歳以上」との条件が入っています。内容によっては年齢制限の設定も必要となります利用規約を確認しましょう。本業で得た知識を副業の動画投稿で紹介する場合、紹介する内容が機密情報にあたらないか配慮が必要です。就業規則を確認し、同一業界での副業を禁じている場合や、機密保持の条件があるような専門知識は安易に動画に盛り込まないよう注意しましょう。

参照:年齢制限のあるコンテンツ|YouTubeヘルプ

個性を活かせるジャンル6選

一人ひとりに個性があります。「自分には特別な趣味も知識もない」と感じるなら、立ち振る舞いや話し方など個性を活かして勝負してみましょう。

Vlog

Vlogはブログの動画版のようなものです。海外で人気のジャンルでしたが、日本でも注目され始め、20代の約半数がその存在を認知しています。「ブログに興味はあったけど、文章は自信がなくてできなかった」という人におすすめです。

バラエティ動画

企画力やトーク力に自信があるなら、バラエティ動画を作ってみるのもいいでしょう。友だちとゲームをしたり、ちょっとした実験をしたり、心霊スポットに行ってみたり、アイデア次第でいろいろなことができます。周りの人へ迷惑をかけないか配慮したり、自分たちにも危険が及ばないかなどを考えたりして企画を立てましょう。また、動画撮影の際は、関係する法律を守ること、周りの人の迷惑にならないよう注意しましょう。

ネットアイドル

YouTubeの普及により、ネットアイドルへの注目度は高まり、芸能活動のハードルは低くなりました。男女ともに人気のジャンルです。被り物をして顔を出さずに活動している人もたくさんいます。料理配信やゲーム実況など、ほかのジャンルとの相性も良いです。

ペット紹介

動物を飼っているなら、ペット動画を撮るのもいいでしょう。大切な家族の一員であるペットの成長記録にもなります。慣れてきたら機材にこだわり、ペットをより可愛らしく撮影できないか挑戦してみましょう。

切り抜き動画

切り抜き動画も最近人気のジャンルです。切り抜き動画とは、人気クリエイターの動画やライブ配信の一部を切り抜いて編集で短くまとめ、再配信する動画です。

要点を上手くまとめたり、より面白く見えるよう編集をしたりします。無断で切り抜き動画を配信することは、著作権・肖像権の侵害になります。対象の動画が“切り抜きOK”となっているか、許可が必要かどうかを確認してから始めましょう。

ASMR

ASMRも個性が光るジャンルです。ASMRとは高感度マイクを使い、咀嚼や耳かきなどの「音」を楽しむ動画です。「音フェチ」動画とも呼ばれます。ラーメンをすする音やタイピングの音、自分の囁き声など、どんな音を選ぶのかも重要です。

趣味を活かせるジャンル6選

ある程度、続けている趣味があるなら、そのジャンルで勝負するのもおすすめです。腕前や知識量に自信がなくても、アイデアやコンセプト次第で、面白い動画は作れます。

ゲーム

ゲーム実況は昔から人気のジャンルです。プレイが上手くなくても、トーク力や企画力があれば、少しずつファンも増えていくでしょう。ゲーム会社から配信の許可を取ってから、撮影しましょう。

参照:ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン|任天堂

本の要約・紹介

読書が趣味なら、お気に入りの本の要約や紹介動画がおすすめです。その本の良さを自分の言葉でまとめ、画面の向こう側にいる人に届けるのです。ただ、内容によっては著作権侵害となってしまうかもしれません。法律上のルールを確認・把握したうえで、出版社に配信の許諾を受けるなど気を付けながら動画を作りましょう。

スポーツ・アウトドア

スポーツやアウトドアが趣味なら、趣味を楽しむ様子をそのまま動画にするのもいいでしょう。普段の活動をそのままカメラに収めたり、テクニックやコツを解説する動画を作ったりします。

料理

料理が趣味なら、動画でレシピをわかりやすく伝えたり、作る様子をそのまま配信したりするのもおすすめです。腕前に自信がなくてもトークや撮影方法で個性を出したり、同じように腕前に自信がない人に向けた「ちょっとしたコツ」を伝えたり、差別化の方法はたくさんあります。

イラスト

絵を描くのが趣味なら、イラストのメイキング動画や、オリジナルの漫画動画を作るのもいいでしょう。漫画動画の場合、ほかの動画クリエイターなどと協力して、セリフに声を充てることもできます。

グッズ紹介やインテリアの紹介

特定のグッズを集めている人や、インテリアが好きな人なら、グッズやお部屋のアレンジを紹介する動画もありです。例えば100円ショップのおすすめアイテムや、アイデアを活かした使い方を紹介したり、「インテリアコーディネイトのコツ」のようなハウツー動画を作ったりもできます。

知識を活かせるジャンル2選

特定の分野に詳しい人や、専門的な仕事に就いている人なら“自分にしかない知識”を活かした動画が作れるかもしれません。どのような知識が動画に活かしやすいのか、人気のジャンルを紹介します。専門的な知識を動画にする際には、本業で得た知識が機密情報にあたらないか情報管理には十分配慮しながら進めましょう。

ビジネス

専門職に就いている人なら、その分野の知識について解説する動画も作れるでしょう。例えばWebマーケティングの仕事をしている人が、ネットを使った集客や販売のコツを解説したり、エンジニアがプログラミングでつまずきやすいポイントを解説したりするなどです。

美容・ファッション

美容やファッションが好きな人には、お気に入りのアイテムの紹介や新作レビューなどの動画がおすすめです。動画なら、画像やテキスト以上に色味やテクスチャを伝えられます。お店に行かなくてもそのアイテムがどのようなイメージなのかわかることから、人気を集めています。

副業でYouTubeに動画をアップロードするのに向かないジャンル

YouTubeには、副業に向かないジャンルもあります。ほかのジャンルよりもお金や時間がかかったり、動画に使える素材が限られていたりするようなジャンルです。

具体的には特定企業とごく一部の個人が強すぎる「バーチャルYoutube」や、ネタ探しが大変な「衝撃動画」などが挙げられます。

“いずれ本業にするための勉強”と捉えているならいいかもしれませんが、副業として始めるのは難易度が高いでしょう。

動画クリエイターとして収益を増やすための心得

YouTubeでまとまった収入を得るのは、正直、簡単なことではありません。特に副業では、使える時間と労力が限られているため、収益化までの道のりは長くなるでしょう。

しかし、諦めてはいけません。YouTubeでまとまった収入を得るために最も大切なのは“熱意”です。厳しい世界だからこそ、熱意を持ち、動画を作り続けられる人だけが生き残れます。

もちろん、「熱意があれば大丈夫」と言われても、安心できないでしょう。そこで、熱意をどのように活かせば収益を増やせるのか、誰にでもできる方法だけを紹介します。

心得1.自分の強みを明確にする

副業でYouTubeを始めるなら、まずは自分の強みを明確にしましょう。自分の個性を明確にし、それをコンテンツにするにはどうすれば良いかを考えます。強みや個性を活かしたジャンルでないと、ほかとの差別化は難しく、配信を続けるのも苦しくなってくるでしょう。

心得2.動画の長さは4~8分強がベター

副業でYouTubeを始めるなら、まずは4分以内の動画を中心に作りましょう。チャンネル登録者が増えてきたら、8分強の動画にシフトするのがおすすめです。

4分以内の動画がおすすめなのは、長い動画を作るのが大変なうえに、視聴されにくいからです。慣れないうちから長い動画を作ろうとしても、撮影や編集で挫折してしまいます。せっかく動画を作っても、長い動画は「見るのが面倒だな」と思われやすいです。

しかしチャンネル登録者数、つまり自分のファンなら、長い動画も見てくれるでしょうYouTubeでは、8分を超える動画だと動画の冒頭と途中、最後に広告が流れるため、1再生あたりの収益も高くなります。まずは短い動画でファンを増やしてから、収益性の高い長い動画を作りましょう。

参照:長い動画のミッドロール挿入点を管理する|YouTubeヘルプ

心得3.定期的に動画をアップする

副業とはいえ、本気で動画投稿をするなら、定期的に動画をアップしましょう。なるべく多くの動画を、定期的にアップした方が、ファンが付きやすいからです。

YouTubeには毎日たくさんの動画がアップされています。動画アップの間隔が長いと、せっかく自分の動画を好きになってくれた人も、同じジャンルで活動する別の動画クリエイターに流れてしまうかもしれません。

できれば週に1本は動画をアップしましょう。しばらく動画を上げられないときは、SNSやお知らせ動画で休む期間を伝えておけば、ファンの心離れを防げるでしょう。

心得4.SNSも活用する

YouTubeのチャンネルを作ったら、動画クリエイターとしてのSNSアカウントも作りましょう。SNSはちょっとした告知や報告をするのに便利です。チャンネル登録者数が増えてきたら、SNSで日常のことや動画制作の裏側など、“動画からは見えない、普段の自分自身のこと”を伝えるのもいいでしょう。

心得5.“すぐに稼ぐ”は諦める

副業にしても本業にしても「YouTubeならすぐに稼げる」とは思わないでください。

YouTubeは「簡単に稼げそう』「好きなことを仕事にできる」などのイメージを抱いている人も多いでしょう。しかし、チャンネル登録者数を増やし、動画の再生数を伸ばすのは地道な作業です。動画やチャンネルが伸びないときはその原因を分析し、試行錯誤を繰り返さなければなりません。

「すぐに稼げる」と思っていると、上手くいかなかったとき、簡単に心が折れてしまいます。長い目で見て、少しずつファンを増やしていきましょう。本業がある安心感は何よりも心強いといえます。副業をいずれは本業にしたいと思っている人も、副業から始めて軌道に乗ったら本業とするといった段階を踏むと安心でしょう。

心得6.最後にモノをいうのは「視聴者への想い」

精神論だと感じるかもしれませんが、成功している動画クリエイターのほとんどは、視聴者を本当に大切にしています。

視聴者はどのような動画が見たいのか、どうしたら喜んでくれるのかを考え、企画作りをしましょう。視聴者を大切にしている姿勢は、言動に表れます。そのような姿勢が、ファンを集めるのです。

最後にモノをいうのは「視聴者への想い」であると、常に頭の片隅に置いておきましょう。

副業でYouTubeの動画投稿をするなら、お金よりも“楽しむこと”を優先しよう

YouTubeの動画投稿を副業に選ぶなら、お金よりも“楽しむこと”を優先しましょう。YouTubeでまとまった収益を得るのは大変なことです。お金だけが目的だと、挫折から立ち直れないこともあるでしょう。

そんなとき、心の支えになるのが“楽しさ”や“やりがい”です。動画を作ったりライブ配信をしたりすること自体を楽しみ、少しずつ増えていく視聴者を大切にする気持ちが、くじけそうな心を奮い立たせてくれるでしょう。

何より、人は“人が楽しんでいる姿”を好むものです。自分が楽しみながら動画を作ることで、画面の向こうにいる視聴者も楽しんでくれます。視聴者とそんな関係性を築くことこそ、動画クリエイターとして成功するための最初の一歩かもしれません。

YouTubeは副業でも稼げる?おすすめジャンルや収益化のコツ
YouTubeを活用した副業について解説しました。収益を得るには視聴者のニーズを探り、それに合わせた動画を投稿することが大切です。一方で、自分が好きな物や興味のあるジャンルでないと継続することは難しいですよね。楽しみながら無理なく稼ぐことが...

<文/赤塚元基>

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アントレスタイルマガジン編集部

「アントレ」は、独立・開業を目指す個人向けに、成功者インタビューやノウハウ記事などを発信するWebメディアです。1997年 独立・開業情報誌「アントレ」創刊以降、独立・開業を夢見る人々に必要な情報を提供し続けています。

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