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独立に失敗するのはどんな人?失敗しないための3つの方法とは

独立に失敗するのはどんな人?失敗しないための3つの方法とは

独立してから5年以内に廃業する人は約2割にものぼります。一体何が、情熱に満ちあふれていた起業家たちを失敗へと追い込んでいるのでしょうか。

本記事では、独立の失敗につながる考え方や行動スタイルを9つ紹介します。

具体的なリスクヘッジの方法も3つお伝えしますので、自分に当てはまるものがないか探し、考え方を変えるためにお役立てください。

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独立で失敗する3つの理由

独立に失敗するのはどんな人?失敗しないための3つの方法とは

中小企業庁によると、独立してから5年以内に廃業する人は、約2割にものぼるといいます。彼らは何故、志半ばでビジネスを辞めてしまうのでしょう。

事情はさまざまですが、失敗する理由には、ある程度のパターンがあります。独立でよくある失敗の理由を、まずは3つ紹介します。

・考え方が甘い
・準備が足りない
・自分が見えていない

参考:中小企業のライフサイクル│中小企業庁

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap1_web.pdf

※109ページ参照
※リンク先はPDFです。パケット通信量が多めにかかりますので、ご注意ください

1.考え方が甘い

考えが甘いと失敗するのは、会社員として働く場合でも、独立する場合でも変わりません。では、独立の失敗につながる『甘い考え』とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

独立といっても「一人で頑張る覚悟がない」「困難を乗り切る術が他人任せになっている」という状態になっている人は少なくありません。また後述の『2.準備が足りない』にもかかわってきますが、独立して仕事をするうえで「どんな資源や人材がどのくらい必要なのか、根拠をもって示せない」「理想の売り上げ予測は言えるが、現実的・トラブルを加味した売り上げ予測が言えない」など、計画性が甘いことを示す事象は多々あります。

自分の言動をチェックし、甘い考えに陥っていないか、確認してみましょう。

2.準備が足りない

どんなに綿密に立てた計画でも、準備が足りなければ、実行に移せません。独立に向けた準備はきちんとしているか、手元にある資源・財源を確認しましょう。具体的には、次のような項目についてのチェックが必要です。

・資金は十分か?
・スキルは足りているか?
・道具はそろっているか?

独立資金には、お店や備品にかかる『初期費用』だけでなく、最低半年分の事業資金と生活資金を用意してください。独立してすぐに仕事に取り掛かれるだけのスキルがあるかも重要です。ただし、いつまでも『勉強するだけ』では、実践的なスキルは身につきません。まずは最低限必要な要素を頭に入れ、副業から取り組むことで実践的なスキルを身につけるのがおすすめです。独立した後は忙しい日々が続くので、仕事を効率よく進めるための道具も、そろえておくといいでしょう。

3.自分が見えていない

自分が見えていないと、独立する仕事選びで失敗し、その後のビジネスの失敗にもつながります。

「自分を見る」とは、自分を見つめ直し、資質や適性を見極めることです。例えば極度の人見知りの人が、元気な接客を売りにしたラーメン屋を開いたらどうなるでしょうか。極端な例ですが、自分のスキルや能力だけでなく、性格を見つめ直すことも大切です。

独立の目的が〇〇だと、独立前から失敗確定!

独立する業種や業界は大切です。しかし、「なぜ独立するのか?」という目的もまた、同じくらいに重要です。

次からは、失敗につながる3つの『独立目的』を見ていきましょう。

・独立そのものが目的になっている
・独立する目的が『自由を手に入れること』になっている
・独立する目的が『お金だけ』になっている

1.独立そのものが目的になっている

独立そのものが目的になっていると、独立後に失敗する確率は、ぐんと上がります。

独立について考えていると、いつの間にか「独立してこんな風に働きたい!」ではなく「とにかく独立したい!」と、考えがすり替わってしまうものです。独立そのものが目的になると、独立した時点で気力が萎えてしまったり、独立後の事業拡大をイメージできなくなったりします。

今一度、自分はどんな風に働きたいのか、自分の持つ能力を社会にどう還元したいのか、よく考えてください。

2.独立する目的が『自由を手に入れること』になっている

独立する目的が「自由を手に入れること」だと、踏ん張りがききません。

はっきり言いましょう。「独立して自由な人生を手に入れよう!」といううたい文句を、真に受けないでください。独立して手に入る自由は、働く時間帯や仕事のやり方に関する自由です。働く時間や休日は、会社員の頃よりも、まず確実に少なくなるでしょう(利益も少なくなってもいいのなら別です)。

たいていの場合、独立当初は働きづめです。人件費削減のために夜間に出勤するオーナーや、納期に追われて徹夜続きのフリーランスはたくさんいます。

ビジネスを軌道に乗せるまでは、辛い状況にも耐える精神力が必要です。自由を目的に独立したのでは、思うようにいかない事態に、すぐお手上げになってしまいます。

3.独立する目的が『お金のみ』になっている

独立する目的が『お金を稼ぎたいだけ』という人も、失敗する確率は高いでしょう。

会社員も独立した人も、お金を手に入れるために働いています。しかし、お金だけを目的にしていると、踏ん張りも創意工夫もききづらいです。

「こんなビジネスを作れば、業界がもっと良くなるのでは?」
「お世話になったお客さんやクライアントに恩返しがしたい」

精神論かもしれませんが、独立後の度重なる小さな失敗から立ち直るには、そんな想いが欠かせません。

独立してから失敗する人の考え方

独立に失敗するのはどんな人?失敗しないための3つの方法とは

独立する目的や理由がいかに素晴らしいものでも、独立に適した考え方ができなければ、失敗する確率は高くなります。独立に適した行動が取れず、努力の方向性を間違えてしまうからです。

次からは『独立してから失敗する人の考え方』と『失敗しないための考え方』をセットで見ていきます。

1.自分の競合優位性を考えられない

独立してから失敗する人の多くは、自分の『競合優位性』を考えられていません。

競合優位性とは『自分独自の強み』のことを指します。独特なアイデアや人にはない視点を持っていることなど、さまざまな優位性があります。特別な優位性が思いつかなくても構いません。人よりも愛想が良いとか、集中力があるとか、些細なものでも『人より優れている部分』を見つけ、活かしてください。

2.価格と価値のバランスを考えられない

価格と価値のバランスを考えられないと、2パターンの失敗に陥ることになります。

1つは「価値に対して価格が高すぎて、誰も買ってくれない」パターンです。もう1つは「価値に対して価格が低すぎて、自分の負担が増え続ける」パターンです。特に、価値に対して価格が低すぎると、いつまでも必死で働き続けることになります。体力の衰えとともに、どこかで自分の心が折れてしまうでしょう。

3.やりがいばかりでお金の管理ができない

「独立したい理由がお金だけでは失敗する」という話からまるで逆のことをいっているようですが、「やりがいばかりでお金の管理ができない場合」もまた、資金不足に陥り、ビジネスを続けられなくなるでしょう。

「お金をもらわなくてもやりたいと思える仕事で独立しなさい」

独立を志したことがある人であれば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし、この言葉は「やりがいを持って働くこと」の大切さを説いたものであり、決して「お金を稼ぐことは悪である」といっているわけではありません。本当にお金をもらえなければ、生活すらままならなくなり、お金を稼ぐために『やりたくない仕事』をやらざるを得なくなります。

収支のバランスに注意するだけでなく、自分の仕事を『時給換算』してください。時給を伸ばし、勉強する時間や自由な時間を作ることで、ビジネスパーソンとしても成長できるのです。

独立で失敗しないための3つの方法

独立に失敗するのはどんな人?失敗しないための3つの方法とは

独立で失敗しないためには、考え方や行動などの『土台』も大切です。しかし、考え方はあくまで精神論であり、今までお伝えしてきた内容だけでは、心許ないと感じる人も多いでしょう。

最後に、独立で失敗しないための、具体的な3つの方法をお伝えします。自分に合ったものはどれか、考えながら読み進めてください。

1.退路と保障を確保する

独立で失敗しないために、退路と生活の保障は、しっかり確保してください。

「退路を確保する」というと、失敗しないための話ではなく、失敗した後の話に聞こえるでしょう。しかし、退路がない状態が続けば、心は常に焦りと不安に満たされます。「これで失敗したらおしまいだ…」という思いは、一時的には活力を生むものの、長期的には精神を磨耗させます。

「失敗しても前の会社に戻れるようにする」
「十分な貯金を作ってから独立する」
「仕事が少ないならアルバイトをする」

自分の生活が保障されてはじめて、ビジネスそのものに集中できるでしょう。

2.副業から始める

副業から始めるのは、独立で失敗しないための『最も簡単な方法』といえます。

極端な話、副業であれば多少の失敗は問題ありません。本業の固定給により、生活が保障されているからです。「失敗しても大丈夫」という余裕は、リスクを取って新たなチャレンジをする気概を生むでしょう。

また、副業から始めることで、独立後に「こんなはずじゃなかった…」と理想とのギャップに苦しめられることを避けられます。まずは副業で試してみて、自分に向いているかどうかじっくり考えるのも、おすすめです。

副業についてもっと知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

会社員におすすめの月2万円稼げる副業18選!正社員の副業成功事例を紹介

https://entrenet.jp/magazine/25168/

3.フランチャイズで始める

フランチャイズで独立するのは、資金面でも経験面でも、さまざまなリスクヘッジになります。

フランチャイズでは、ロイヤリティなどフランチャイズ本部に支払う費用が発生する代わりに、チェーン店のブランド力や独自に蓄積されたノウハウをそのまま利用できます。チェーン店の知名度により、お店を出すだけである程度の集客が見込めるでしょう。フランチャイズ本部がテレビCMやWeb広告を出せば、加盟店はその恩恵を受けられます。大きくなりがちな広告費を抑えながら、継続的な集客が見込めるのです。

また加盟するフランチャイズ本部にもよりますが、独立前の研修や、独立後のサポートも充実しています。経営経験がなかったり該当する業種での就労経験がなかったりしても、業界や実務のことをしっかり学んでから、ビジネスを始められます。独立後も、マニュアルやSV(スーパーバイザー)のアドバイスを活用して、失敗の可能性を最小限にできるでしょう。

フランチャイズについてもっと知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

フランチャイズ(FC)とは?意味や仕組みをわかりやすく初心者向けに解説

https://entrenet.jp/magazine/25755/

独立に失敗しないため、起業の目的を明確にしよう

独立に失敗するのはどんな人?失敗しないための3つの方法とは

独立に失敗しないためには、起業の目的と自身の適性を明確にしましょう。

例えば独特な発想を持っている方や、自分独自のやり方でないと上手く仕事ができない方は、自分でお店を構えたりフリーランスとして働いたりするのに向いています。「会社員として能力を発揮できなかった」と感じている人でも、自分ならではの感性やセンスを活かして、競合との差別化をはかるとより活躍できるでしょう。

反対に、石橋を叩いて渡るタイプの方、決められたやり方があった方が安心という方は、フランチャイズに向いているかもしれません。経営未経験でもフランチャイズ本部からのサポートを受けながら、実務を通して経営を学んでいけます。

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起業家の先輩たちから学ぶことはとても多いですが、その中でも失敗事例から得ることはたくさんあります。失敗を未然に防ぐために、事前に失敗する人の傾向を知っておき、綿密な準備をすると良いでしょう。

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PROFILE

赤塚 元基

新潟県新潟市在住のフリーライター。
SaaSなどのIT系、投資やベンチャー企業の動向、オウンドメディアなどビジネス系を主に執筆。

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