【この記事でわかること】
- プログラミングスクールの需要と市場性
- 【カテゴリー別】プログラミングスクールの紹介
- 小学生～高校生が対象の個別指導スクール
- 英語とプログラミングの個別指導塾
- 副業でも始められるプログラミングスクール
- 複数分野の総合的指導ができるスクール
- プログラミングが学べるロボット教室
- デジタル社会を生き抜く力を作るスクール
2020年からプログラミング教育が小学校で必修化され、2024年からはプログラミングが大学入試に導入されることや、リスキリングという言葉も定着していることなどから、大人向けだけではなく子ども向けのプログラミングスクールのニーズは今後も高まっていくことが予測できます。
そこで今回は、子ども向けプログラミングスクールをフランチャイズ展開している主要な企業や、加盟するメリットやデメリットをご紹介します。
そもそもフランチャイズとは？仕組みを解説
フランチャイズとは、個人や法人がフランチャイズ本部企業と契約を結び、店舗などを経営するビジネスシステムのことをいいます。フランチャイズ・チェーンの頭文字をとって”FC”と表現されることもあります。
自力で独立するのとは違い、フランチャイズ本部が持つ商標・チェーン名称・商品の知名度・経営のノウハウなどを活用するのが特徴です。本部の教育や指導を受けて短期間で事業をスタートさせ、スムーズに軌道に乗せていくことを目指します。
フランチャイズビジネスの市場規模やメリット・デメリットなど、基本的なことから知りたい方は、まずこちらの記事を読んでみてください。
https://entrenet.jp/magazine/25755/
フランチャイズでプログラミングスクールの独立・開業
“プログラミング”は、ITの発展とともに注目度が高まり続けています。それに伴いプログラミングが学べる場の需要が高まっており、最近ではオンラインで未経験からプログラミングを学べるスクールも増えています。
高まる需要に応えるために、フランチャイズ展開しているプログラミングスクールも増えてきています。そして“フランチャイズ展開しているプログラミングスクール”は、子ども向けの教室がほとんどです。オンライン授業よりも対面式の教室が主流で、英語や思考力など、プログラミング以外の科目も総合的に育んでくれる教室がたくさんあります。
加盟するフランチャイズの選び方
近年ニーズが高まりつつある子ども向けプログラミング教室はフランチャイズ展開しているものも多く、それぞれのフランチャイズによって特徴やサポート体制、加盟料・ロイヤリティなどが異なります。
数あるフランチャイズの中から自分に合った加盟先を選ぶためには、どのようなポイントをチェックしておくべきなのでしょうか。3つのポイントを紹介していきます。
特徴を確認する
加盟するフランチャイズを選ぶ際、必ず確認するべきポイントはフランチャイズごとの特徴を確認することです。どのような特徴があるのかはフランチャイズによって異なるため、必ず事前に情報収集しておきましょう。
“小さなお子さんでも少しずつステップアップできる”“本格的なプログラミングが学べる”など、フランチャイズのコンセプトはさまざまです。使う教材、教え方、生徒の対象年齢などは、フランチャイズによって変わってきます。
スクールの知名度やイメージは、フランチャイズ加盟をして開業してからの集客に関わる重要ポイントです。ブランド力や口コミについてもチェックしておきましょう。
サポート体制を確認する
フランチャイズに加盟すると、教室運営のサポートを受けられるメリットがあります。しかし、受けられるサポートは、フランチャイズ本部によって異なります。フランチャイズに加盟して受けられるサポートには、以下のようなものがあげられます。
プログラミングや経営の経験がない方に向けたサポートを用意しているフランチャイズもあります。どのようなサポートがあるのか、自分の経験値でも十分な運営ができるだけのフォローをしてもらえそうかをチェックして、自身の希望に合うサポートが受けられるフランチャイズを選びましょう。
必要な費用をチェックする
フランチャイズに加盟すると、ブランド力やサポートが受けられる対価として加盟金やロイヤリティの支払いが発生します。フランチャイズによって金額や内訳は異なりますが、支払いが必要になる費用は主に以下の5つです。
せっかくフランチャイズに加盟するのであれば、なるべく費用を抑えたいものです。しかし加盟金やロイヤリティが高額であっても、それに見合う手厚いサポートが受けられるのであれば、その方が運営を上手く回していける可能性が高くなります。費用面を確認する際には、金額だけでなく、サポート体制なども見比べながら判断することをおすすめします。
プログラミングスクールのフランチャイズに加盟するメリット
プログラミングスクールの中でも“フランチャイズを選ぶこと”には、次のようなメリットがあります。
【フランチャイズに加盟するメリット】
フランチャイズに加盟すれば、その企業が培ってきた企業の信用やノウハウを活用して、スムーズにスタートが切れるでしょう。特に、子ども向けのプログラミングスクールの場合、“信用”は大切です。自分の子どもを、いい加減な教室に任せる親はいないからです。
【プログラミングスクールのフランチャイズを選ぶメリット】
2020年からプログラミングは小学校の必修科目となりましたが、プログラミングを専門家に学ばせたいと考える親御さんも多いため、子ども向けのスクールは需要は高いといえるでしょう。
また、プログラミングと英語や想像力・論理的思考力などの早期学習を掛け合わせているスクールも多いです。このようなスクールでは幼児期から中学・高校までのような、幅広いターゲットが見込めます。一度生徒となってもらえれば、長期契約も期待できるでしょう。
当然、生徒の受講科目が増えるなど、講座などのオプションを追加してもらえれば、顧客1人当たりの単価も高くなります。
プログラミングスクールのフランチャイズに加盟するデメリット
プログラミングスクールのフランチャイズは、まだまだ伸びる可能性が高いでしょう。そもそも、フランチャイズに加盟することにはメリット以外にもデメリットがあります。
【フランチャイズに加盟するデメリット】
フランチャイズ最大のデメリットは、ロイヤリティが発生することでしょう。これは経営ノウハウを伝授してもらうことや加盟店として企業ブランドを使う対価のようなもので、「月の売り上げの何％」や「毎月固定額」などのタイプがありますが、中には無料の企業もあります。
ただ、手探りで一人で業界に参入するよりも、フランチャイズに加盟すると安心感は得られるでしょう。プログラミングスクールは、学習塾を長年運営してきたフランチャイズも多く、しっかりとしたサポートを受けられる可能性も高いと考えられます。
プログラミングスクールのフランチャイズ
プログラミングスクールを展開するフランチャイズには、どのようなものがあるのでしょうか。
小学生～高校生が対象の個別指導スクール
生徒一人ひとりに合わせて課題を設定し、年齢やレベルに応じたカリキュラムで最長12年間の囲い込みを可能にします。着実に成功体験を積み重ねることで、生徒の満足度や学習の成果を高めていきます。
英語とプログラミングの個別指導塾
プログラミングだけではなく、英語などほかの科目を併用することで、より安定した収益が見込めます。幼児への英語教育などがあるため、幼児層の囲い込みもしやすい特長があります。
副業でも始められるプログラミングスクール
オンライン授業もあるため、パソコンがあれば個人でもすぐに開業することができます。また、自身で設定した稼働日数によっては副業として行うことも可能なスクールです。
複数分野の総合的指導ができるスクール
未来の起業家を育成するために、IT関連の力を幅広く伸ばせるスクールです。プログラミングや英語のほかにも、思考力やスポーツなど、さまざまなコースがあり、人材育成や社会貢献などのやりがいを求める人にもおすすめです。
プログラミングが学べるロボット教室
2015年から事業を開始し、全国850教室が加盟しています。プログラミング重視型でロボットの組み立てを簡単に行えます。モーター・センサーなど、全てのパーツがブロックのため組み立てが簡単なところが特徴です。また、オリジナルロボットも作れます。
デジタル社会を生き抜く力を作るスクール
プログラミングスキルだけでなく、創造力・問題解決力・コミュニケーション力・プレゼンテーション力・論理的思考力の5つの力を身につけてデジタル社会を不自由なく生き抜く力を育むことを目的としたプログラミングスクールです。
これからのプログラミングスクールのフランチャイズ
2020年に必修化したばかりのプログラミングは、2024年には大学入試で導入される予定です。プログラミングのスキルは今後さらなる注目を集めることが予想されており、フランチャイズ展開しているプログラミングスクールは、今後ますます成長していく業界といえるでしょう。
フランチャイズ展開されているプログラミングスクールの数はまだまだ少なく、ニーズに対して供給が追いついていないのも事実です。早めに参入することで、先行者利益も期待できるといえるでしょう。今後フランチャイズへの加盟を考えている方は、プログラミングスクールが狙い目といえます。
プログラミングスクールのフランチャイズの市場規模
子ども向けプログラミングスクールの市場規模は年々拡大しています。上記のグラフは、GMOメディアの調査による市場規模の推移と予測です。
グラフを見ると、2018年には約90億円だった市場規模が、2023年の時点で221億円にまで成長しているのがわかります。わずか5年で2.5倍ほど成長した市場であり、2025年には500億円規模になると予想されています。
参考：「コエテコ byGMO」が船井総合研究所と共同で「2023年 プログラミング教育市場規模調査」を実施｜【GMOメディア】」（PR TIMES）
進化し続けるプログラミングスクールのフランチャイズ
子ども向けプログラミングスクールは、他業種に比べて登場してから年数の浅いビジネスモデルです。だからこそ、今後の進化も期待できます。
例えば大人向けプログラミングスクールでは、オンライン式の教室が主流です。子ども向けの場合は“対面の教室に通わせたい”というニーズもありますが、地方では難しい場合もあるでしょう。
オンライン教室が増え、「地方で暮らす世帯」や「リモートでのコミュニケーションに慣れさせたい」など、さまざまなニーズに応えられるようになってきています。
加盟するフランチャイズを選ぶときは、将来的な展望やテクノロジーをどう活用しているかなどにも注目すべきでしょう。
まとめ
2024年の大学入試への導入など、子ども向けプログラミングスクールの業界には追い風が吹いています。この波にスムーズに乗るためには、フランチャイズを活用し、ノウハウや最新情報の提供を受けながら事業を進めるのがおすすめです。
アントレでは記事で紹介した会社のほかにも、プログラミングスクールのフランチャイズ募集を掲載しています。
まずはどんなフランチャイズチェーンがあるのか、それぞれの開業資金やロイヤリティ、ビジネスの特徴などをチェックしてみてください。気になるフランチャイズがあれば、そのまま説明会に申し込むこともできます。
＜文／ちはる＞
