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フランチャイズの企業側と加盟店側のメリット・デメリットについて

2018年3月13日

コンビニや飲食店、クリーニング店や塾などフランチャイズで独立開業する店舗は多数あります。

フランチャイズには企業側と加盟店側、それぞれにどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

フランチャイズとは

フランチャイズとは、フランチャイズ本部(フランチャイジー)とフランチャイズ加盟者(フランチャイザー)が一定の条件で契約を結ぶことで、フランチャイズ加盟者がフランチャイズ本部の看板を掲げて営業を行うことです。

フランチャイズ加盟者は、加盟金やロイヤリティなどをフランチャイズ本部に支払うことで、フランチャイズ本部の商品やサービスなどを活用できます。

そのため、新たに独立開業したいが経験も知識も何もない方でも、フランチャイズへの加盟は、効率的に開業を行う1つの手段となります。

フランチャイズ企業には、コンビニや飲食店、クリーニングや塾、整体や理美容、介護や携帯電話、買い取り販売など、多数の業種があります。

自営業を行っていた方がフランチャイズに加盟したり、サラリーマンが会社を辞めてフランチャイズで開業したりしています。

フランチャイズのメリットとは

(1)企業側のメリット

企業がフランチャイズチェーンを展開する目的の1つはコスト削減です。

企業が直営店をオープンするには、土地代や店の建設費、人件費などの全ての費用を企業が出資する必要があります。

フランチャイズの場合は、店舗開設の費用の一部を、加盟金や保証金、開業準備金や内装工事費用などの名目で加盟者に拠出してもらうため、企業側が出資する初期費用を安く抑えるメリットがあります。

また、店舗が複数あることで、原材料を大量に買い付け、商品を大量に生産できるため、仕入れや製造のコストが削減でき、さらに店舗数が増えると流通コストも削減することが可能となるメリットがあります。

(2)加盟店側のメリット

フランチャイズ加盟店側は、フランチャイズ本部の実績と経験に基づいたマニュアルが活用できるため、事業経験のない分野での開業が可能であることがメリットです。

また、フランチャイズ本部が保有する仕入れ先や流通経路が利用できるため、新たに仕入れ先や流通経路を探す必要がなく、早期に事業を開始することができます。

さらに、フランチャイズ本部に税務や会計などの経営指導や、販売促進や教育などの援助を受けることで、加盟店は営業に専念でき、売り上げにつなげることができます。

加盟店では、店舗に一般的に知られている名称やマークを利用できるため、企業ブランドの信用度で顧客の信頼を得ることができ、個人で開業するより成功する確率が高いと考えられます。

フランチャイズ加盟店はそれぞれが個人事業であり、売り上げが上がれば収益も上がるというやりがいもあります。

フランチャイズのデメリット

(1)企業側のデメリット

フランチャイズ加盟店はそれぞれが個人事業主で、フランチャイズ本部とフランチャイズ加盟店はビジネスパートナーという位置づけです。

加盟店が売上を増やしても企業側はその一部をロイヤリティとして受け取れはしますが、全額が企業の利益になるのではありません。

また、フランチャイズ本部のマニュアルを加盟店に展開してはいるものの、加盟者の裁量によってサービスの質や内容に差が生じることもデメリットの1つです。

例えば、数多くある加盟店のうち、たった1店舗で不適切な労働管理や、食品衛生上好ましくない行動があることで、企業全体のブランドイメージそのものが混乱することもあります。

(2)加盟店側のデメリット

フランチャイズ加盟店のオーナーになるためには、開業前にフランチャイズ加盟金や保証金をフランチャイズ本部に支払います。

フランチャイズ本部によっては、個人で開業するのと同じくらい費用がかかる場合もあります。

また、頑張って売上を上げたとしても、利益の一部をロイヤリティとして本部に納めるため、全て自分の利益にできないデメリットがあります。

フランチャイズ本部には経営方針があり、マニュアルも統一化されています。

つまり、フランチャイズ加盟店の自己判断で販売価格を変更したり、取扱商品を増やしたり、独自のルートで仕入れたりなど、加盟者個人の自由な店舗運営に制限がかかるというデメリットもあります。

直営店とフランチャイズのメリット・デメリットの違い

フランチャイズには、直営店とフランチャイズ加盟店の2つの店舗のタイプがあります。

直営店とは、フランチャイズ本部が出資して開業した店舗であり、店舗の運営は本部の社員が行います。

フランチャイズ本部は、まず直営店を展開して運営のノウハウを蓄積し、経営方針などをマニュアル化してから、フランチャイズ加盟店を増やしていきます。

直営店のメリットは、店舗の収益が全て会社の収益となることや、店舗で働く方が企業の社員であるため、マネジメントが徹底できることなどです。

その一方で直営店のデメリットは、企業が出店のために資金準備が必要となること、社員を店舗に配置するため人件費が必要となることなど、資金面の負担があり、早期に店舗を増やしていくことが難しいことです。

まとめ

フランチャイズは、短期間で売り上げが上がる店を作ることができるシステムですが、企業側にも加盟店側にもメリットとデメリットがあります。

フランチャイズビジネスを始めようと考えた場合には、始める前にメリットとデメリットを把握しておくことが必要でしょう。

PROFILE

ファイナンシャルプランナー 杉浦 詔子

「働く人たちの夢をかたちにする」会社員とそのご家族等へのキャリアプラン(生活)とライフプラン(家計)の相談と講義、執筆を行っている。また、女性のキャリアと家族や恋愛等コミュニケーションに関する相談、FP等資格取得支援にも力を入れている。

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