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起業するなら「自分らしさ」を磨け! 勝屋久が語る、成功者の共通点

生ボイス

アナタには「本当にやりたいこと」がありますか?

独立・起業をするなら、アナタにとっての「本当にやりたいこと」を見つけてほしい、と、今回お話を伺った勝屋久さんは語ります。

勝屋さんは48歳にして、25年間勤めた会社からリストラ勧告を受けます。

しかしその後、奥さま(祐子さん)の支えもあり、自分の「本当にやりたいこと」を見つけ、プロフェッショナル・コネクター/LOVEコネクター、画家をはじめ、様々な領域で活躍し、「株式会社アカツキ」の上場にも貢献されました。

そんなご自身の経験、プロフェッショナル・コネクター/LOVEコネクターとして数多くの経営者をサポートされた経験を踏まえると、成功する人とは、唯一無二の「自分らしさ」を持っている割合が高いそうです。

勝屋さんの半生と共に、その理由を伺いました。

<プロフィール>
勝屋久(かつや・ひさし)さん 56歳

プロフェッショナル・コネクター/LOVEコネクター/画家
勝屋久 事務所代表/株式会社アカツキ 社外取締役/株式会社マクアケ 非常勤役員/株式会社エーゼロ 非常勤役員/株式会社クエステトラ 社外取締役/総務省 地域情報化アドバイザー/ビジネス・ブレークスルー大学 客員教授/福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議理事/ビジネスプロデューサー etc.

大学卒業後、日本IBM株式会社に25年間務める。2000年には、IBM Venture Capital日本代表に就任。

しかし40歳半ばに前妻と離婚、48歳の時には日本IBM株式会社から、リストラ勧告を受け、人生のどん底に立たされる。

しかし現妻の支えや、自ら「プロフェッショナル・コネクター」を名乗り、活動し始めたことで、自分が「本当にやりたいと思える仕事」ができるようになる。

自身が社外取締役を務める「株式会社アカツキ」は一部上場し、その他にもスタートアップ企業の経営を支援。

画家や、大学の客員教授も務めるなど、活動領域は多岐に亘る。

25年働いた会社からリストラ勧告。48歳にして「自分の生き方」を職業にするまで

ー現在のような活動をされるようになった経緯を教えてください。

勝屋さん

私が若かった頃はまだ、年功序列・終身雇用制度が一般的な時代でした。

今のように、転職や独立が盛んに行われていたわけではありません。

そういった時代の背景から「いい大学に入って大企業に入社し、その会社で定年まで勤め上げれば、一生安泰」といった価値観が、未だ根強い世の中でした。

しかし、その価値観で言うならば、私は比較的順調なキャリアを歩んできたのかもしれません。

大学を卒業後、日本IBM株式会社に就職し、そこから25年間ずっと働いていましたから。

ーそうですね。日本IBM株式会社といえば、大企業ですよね。

勝屋さん

私も例に漏れず、小さい頃から「有名な大学に進学し、安定した大企業に入った方が良い」と、ずっと思っていたので、それを叶えるために努力してきました。

日本IBM株式会社に入社したのも、その会社での仕事をやりたくて入った、というよりは、どちらかといえば生活が安定するから、という理由が大きかったですね。

しかし働いてる中で、いくつか転機が訪れました。

ーそれはなんでしょうか?

勝屋さん

最初の転機は37歳の時でした。

会社から、自社の製品を売り込む営業の仕事を任されました。

その営業先で出会った人(スタートアップ経営者や投資家)の目に、衝撃を覚えたんです。

彼らは、私が知っている誰よりも、目を輝かせながら仕事をしていました。「自分の仕事に誇りを持って、めちゃくちゃ楽しんでいる」という感じがとても伝わってきたんです。

ー「仕事を楽しむ」という感覚が、当時の勝屋さんにとっては新鮮だったんですね。

勝屋さん

そうですね。

この時から自分の働き方に、ふと疑問を持ち始めました。

「自分は、今の仕事を楽しんでいるのか」「このままこの仕事を続けていいのか」と。

でも、答えが見つかりませんでした。自分が本当にやりたいことが、よくわかっていなかったんです。

ー自分のやりたいことを探すって、難しいことですよね。どのようにしてその状況を抜け出したのでしょう。

勝屋さん

きっかけは、現在の妻と出会ったことです。妻は私の価値観を大きく変えてくれました。

人間にとって「幸せ」とは、どこの企業に勤めているのか、どれだけお金を持っているのかで決まるものではない。

心理学に精通していた彼女は、私に「幸せ」について話してくれました。

これまで勝ち負けの世界、競争社会の中で生きてきた私にとって、それは目からウロコな考え方でした。

そんな時に、もう1つの転機が訪れます。

ーリストラのお話ですね?

勝屋さん

はい。

会社からリストラ勧告をされ、いくつか次の転職先を勧められたのですが、やはり自分がやりたいと思える仕事はありませんでした。

妻から、「肩書きや収入・財産がなくなってもなんとかなるよ! 何なら私が働くし」と、こんな私の存在もOKと言ってくれたことがとても支えになり、そのことが原動力となって自分の心と向き合って、本気でやりたいと思える仕事を探そうと思ったんです。

ーそこで探したものが、今の勝屋さんの活動に繋がっているんですね。

勝屋さん

そうですね。

自分のやりたい仕事を探そうと、自問自答していた時のことです。

友人から「勝屋さんは人と人を繋げるのが得意だから『プロフェッショナル・コネクター』っていう職業を作ってみるのはどう?」と言われました。

ープロフェッショナル・コネクターとは何ですか?

勝屋さん

「心でつながる場を創り、人が輝くお手伝い」と定義しているんですが、簡単に言うと、私が仲介して人と人(人や企業)を繋げています。

友人いわく私は昔から、誰かと誰か(もしくは何か)を繋げるのが得意だったそうです。

ある人に、心の底から喜べる人や企業との出合い、そしてその人にとっての「本当にやりたいこと」を提供する。

それをそのまま職業にしてしまったらどうか、という提案でした。

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「自分らしさ」こそ、他者との差別化を図る、最強の武器になる。

※本記事は取材当時の情報を基にしており、団体名、サービス名、法令等が現在と異なる可能性があります。しかし、取材時の想いや状況を正確に伝えるため、内容をそのまま掲載しています。ご了承ください。

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アントレスタイルマガジン編集部

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