リフォームのニーズってあるの？フランチャイズのリフォーム会社とその技術

飲食系や小売店など、フランチャイズにはさまざまなカテゴリーがあります。中でもリフォーム系のフランチャイズは、建物がある限り、ニーズはなくならないのでおすすめです。リフォームといっても小さくはじめられる事業も多く、そこに注目したフランチャイズが、加盟店にとって取り組みやすいビジネスを次々と立ち上げています。そんなリフォーム系フランチャイズを、ランキング形式で紹介します。

リフォーム産業新聞社が、主要メーカーの売上ランキングを発表

株式会社リフォーム産業新聞が主要メーカーの94社の最新決算を集計した結果、売上高14285.7億円の「LIXIL」が、第二位の「パロマグループ」（売上6749.2億円）を大きく引き離し第一位でした。本記事では、リフォーム産業新聞社の調査結果に基づき「リフォーム系フランチャイズ」を紹介します。

リフォーム関連のビジネスで独立したい人、加盟するフランチャイズを探している人は参考にしてみてください。

「住宅設備建材メーカー　売上ランキング2022」（リフォーム産業新聞）：https://www.reform-online.jp/news/manufacturer/21597.php

株式会社LIXILリフォームショップ

住宅設備建材メーカー売上ランキングの1位は、LIXILです。コロナ禍で非接触のタッチレス商材などが好調なほか、キッチンや洗面が増収でした。リフォーム商材の売り上げも5%増となっています。

LIXILグループのLIXILリフォームショップは、スタッフ研修が多彩で、E－ラーニングなどで、職種ごとだけではなく、独自の商品やノウハウに関するものもあります。また、業業務が一元管理できるシステムや、店舗ごとにスーパーバイザーがついて一緒に事業計画を作成していくので、未経験の人でも安心して独立できるでしょう。

店舗数：540店（2022年3月時点）
出店地域：全国

LIXILリフォームショップ：https://www.lixil-reformshop.jp/business-partner/lp/

TOTO株式会社

住宅設備建材メーカー売上ランキング３位はTOTO株式会社です。水回りの大手企業であるTOTOでは、「TOTOリモデルクラブ」がリフォームプランのご提案から施工、設備の修理、アフターサービスまで行います。

単なる「水回りトラブルの解決」ではなく、キッチンやリビング、浴室、トイレ、洗面所などのトータルリフォームの提案もできるため、案件あたりの単価も高くなる可能性があるでしょう。

店舗数：3,750店（2022年8月時点）
出店地域：全国

TOTOリモデルクラブ ：https://trs.jp.toto.com/
リモデルクラブWEBシステム ：https://www.remodelclubtool.jp/MemberRegistration.aspx

リフォーム業界にはこんなフランチャイズビジネスも

先ほどのランキングにはありませんでしたが、一部のリフォームに特化しているフランチャイズビジネスなどもあります。専門分野や独自の技術を武器に、唯一無二の存在となっています。どのようは企業があるのかいくつか例を挙げていきます。

A社

TOTOと同じく、住宅に関する困りごと、リフォーム、リノベーションプランの提案、設計、施工、修理まで対応するフランチャイズで、業務の幅が広げやすく、高単価も維持しやすいです。

ショールームへの来場や見積もりなどでポイントが貯まる制度もはじまっており、リピーターを確保しやすいでしょう。
店舗数：約４,000店（2022年9月時点）
出店地域：全国

B社

ふすまや障子、網戸などの張り替えに特化したビジネスモデルで、専門業者が激減したため和室を好む高齢者からのニーズが見込めます。

時代の流れとともに和室のある家は少なくなっているものの、同時にふすま屋さんのない地域も今や多く、競合をあまり気にしなくて済むでしょう。

開業に必要なスペースは8畳ほどで、店舗も不要なので、開業資金もあまりかかりません。作業自体は簡単なため、未経験の人でもすぐに独立できるでしょう。

店舗数：334店（2022年5月末時点）
出店地域：全国

C社

一般家庭の防水・断熱工事を展開するフランチャイズで、2020年の施工実績は5万棟、施工実績累計は43万棟です（2021年度時点）。

塗装やハウスクリーニングなどのビジネスと並行して取り組む人も多いです。また、現在の仕事との兼業も可能で、断熱材施工とは異なる業種の方も活躍しています。

全国約40営業所の担当者によるサポートがあり、施工技術者と一緒に作業を行って、施工品質・施工手順を身につけることができます。

店舗数：300店（2022年9月時点）
出店地域：全国

D社

主に建物の「原状回復」を行うビジネスです。賃貸住宅はもちろん、事務所や飲食店などの法人もターゲットになります。

壁紙再生や補修、クリーニングなどの技術が身に付くため、一戸建ての修理にも対応可能です。3日間の研修で営業ノウハウまで身に付きます。

出店地域：全国
店舗数：非公表（2022年9月時点）

E社

見込み客探しや修理工事を自分でせずにビジネスができる代理店タイプです。

仕事内容はドローンを使った「屋根点検」で、本部から提供された見込み客リストの屋根点検に訪問します。実際の工事は協会加盟の施工店が行うため、特別なスキルはいりません。

ドローンの操作も、わずか1日の研修で簡単に覚えられます。

店舗数：35店（2022年9月時点）
出店地域：全国

F社

住宅の「雨どい修理」に特化したビジネスです。

雨どい修理のほとんどは、損害保険や火災保険を使い、顧客の持ち出しは少なく修理ができます。工務店が専門に行うことの少ないスキマ産業ということ、未経験者でも技術の習得があまり難しくないことから、安心して始められるでしょう。

店舗数：98店（2022年9月時点）
出店地域：全国

G社

壁や天井の新しい施工法を提案するフランチャイズです。特許取得済みの壁面再生施工を入り口に、不動産会社や不動産オーナーに各種工事やクリーニングなどの提案と施工を行います。

入り口となる壁面再生施工の技術力や、新商品が定期的に開発されていることなどから、将来性も望めるでしょう。

店舗数：20店（2022年9月時点）
出店地域：全国

リフォーム系フランチャイズのニーズはなくならない！

リフォーム系フランチャイズの範囲の広さから、水回りの修理から本格的なリフォームまで、さまざまなニーズとビジネスがあることがわかります。本記事で紹介した以外にもフランチャイズはたくさんあり、建物の修理やリフォームにはたしかなニーズがあります。

1つのビジネスで成果が出てきたら、ほかのビジネスと掛け合わせて規模を拡大するのもいいでしょう。例えば最初は屋根点検から小さくはじめて、軌道に乗ったら水回りや壁などにも手を拡げる、というイメージです。

独立・開業者向け情報を掲載しているアントレにもリフォームのフランチャイズがありますので、独立を考えている方はぜひ参考にしてください。

リフォーム・原状回復に関する独立、開業、フランチャイズ情報を探す
https://entrenet.jp/dokuritsu/C06/M31/

フランチャイズの独立情報はアントレをチェック！