本記事で分かること
- 脱サラで成功しやすい10の職種
- それぞれの職種のメリット・デメリット
- 脱サラに向いている人の特徴
脱サラしてからの起業を成功に導く秘訣は、自分に合った職種を選ぶことです。
とはいえ「自分に何が向いているかわからない」「自分の好きを仕事にできるんだろうか」と不安を抱えている方もいるかもしれません。
そこで本記事では、脱サラ起業で成功しやすい10の職種を厳選して紹介します。
「脱サラ」「起業」に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事内では、成功しやすい起業の例としてフランチャイズ加盟を紹介します。フランチャイズの仕組みがわからないという方は、こちらの資料も併せてご覧ください。
- 脱サラ起業のアイデアを見つける3つの方法
- 脱サラ起業に向いている業種10選
- 趣味や特技を活かして成功したい人におすすめ”ブログ・動画配信”
- 脱サラ起業だけでなく転職・再就職にも強い”プログラマー・エンジニア”
- 小さく脱サラをして大きく成功できる”ネットショップ運営”
- 脱サラで大きく成功したい人におすすめの職種”営業代行”
- コツコツ成功を目指したい人の脱サラにおすすめ”便利屋・家事代行”
- 飲食業で小さく脱サラしたい人におすすめの”キッチンカー”
- 土地を持っている人の脱サラにおすすめの”コインランドリー”
- 脱サラ起業の魅力
- 脱サラ起業で失敗しがちな人の3つの特徴
- 脱サラ起業で失敗しないための“事前準備”
- 会社を辞めるベストなタイミングとは?
- 脱サラで成功するために、職種は慎重に選ぼう
脱サラ起業のアイデアを見つける3つの方法
「脱サラしたいけど、何で起業すればいいか分からない」という方のために、まずはビジネスアイデアを見つけるコツを3つ紹介します。
自身のスキル・経験・情熱を棚卸しする
ビジネスのアイデアは、自分の中に眠っていることがほとんどです。
まずは「得意なこと」「好きなこと」「市場のニーズ」の3つの要素が重なる領域を探してみましょう。
自身の経歴や趣味を紙に書き出し、客観的に分析することから始めてください。
日常生活の「不便・不満」からヒントを得る
多くの成功したビジネスは、世の中の「不便・不満」を解決することから生まれています。
あなたが普段の生活で感じている「もっとこうだったら良いのに」という小さな気づきが、新しいビジネスのヒントになるかもしれません。
成功しているビジネスモデルを参考にする
ゼロから独自のアイデアを生み出すのが難しい場合は、すでに成功しているビジネスモデルを参考にするのが近道です。
特にフランチャイズは、確立されたブランド力や運営ノウハウを活用できるため、未経験からでも成功確率を高めることができる有効な選択肢です。
脱サラ起業に向いている業種10選
「ポイントがわかっても、業種の例がないと考えにくい」という方は、ここで紹介するおすすめの業種を参考にしてみてください。
未経験からの脱サラで成功を目指せる”動画編集”

【稼ぎやすさ】
★★★☆☆
【向いている人】
・映像や編集作業に興味がある人
・パソコンや動画編集ソフトなどシステムやツールが苦手ではない人
・コミュニケーション能力が高い人
【メリット】
・未経験からでもスキルを身につけやすい
・在宅で働ける
・収入の幅が広い
【デメリット】
・競争が激しい
・技術やスキルの向上が求められる
・体力や集中力が必要
動画編集は、未経験からでも挑戦しやすい人気の職種です。フリーランスとして在宅で働けるため、時間的な自由度も高い魅力があります。
ただし参入者が多く競争が激しいため、常に新しい技術や表現方法を学び、スキルを向上させ続ける姿勢が必須です。
まずは副業で経験とスキルを磨き、安定した収益が見込める段階での独立を考えてみましょう。
未経験から脱サラ可能!キャリアの幅が広い”ライター”

【稼ぎやすさ】
★★★★☆
【向いている人】
・文章を書くことが好きな人
・情報収集や調査が得意な人
・コミュニケーション能力が高い人
【メリット】
・未経験からでも始めやすい
・在宅で働ける
・キャリアアップの幅が広い
【デメリット】
・競争が激しい
・継続的なスキルアップが必要
・精神的なタフさが求められる
ライターは、PC一つで始められる手軽さから、未経験者が副業として着手しやすい業種だと言われています。
特定の専門分野を持つことで他のライターとの差別化を図り、自身の価値を高めることが成功の鍵となります。
「完璧な状態で納品しても修正依頼は来るもの」と捉え、冷静に対応できる精神的なタフさがあれば、順調に稼げるようになるでしょう。
趣味や特技を活かして成功したい人におすすめ”ブログ・動画配信”

【稼ぎやすさ】
★★☆☆☆
【向いている人】
・趣味や特技、専門知識がある人
・発信することが好きな人
・小さなことでも達成感を得られる人
【メリット】
・自分の好きなことを仕事にできる
・ニッチなニーズに応えることで独自の市場を開拓できる
・自由度が高く、やりがい・楽しさを感じられる
【デメリット】
・収益化するまで時間がかかることが多い
・広告系の収益源は安定しづらい
・競争が激しい
ブログや動画配信は、趣味や特技を収益につなげたい人にとって魅力的な選択肢です。ニッチな情報でもそれを求めるユーザーに届けられれば、独自の市場を切り開くことが可能です。
ただし、広告収入などで安定的に稼ぐには多くの閲覧数や再生回数が必要なので、収益化までの道のりは決して短くありません。
有料記事の販売やオンラインサロンの運営など、広告以外の収益源を確保する戦略を立てることで、安定した収益を得られるようになるでしょう。
脱サラ起業だけでなく転職・再就職にも強い”プログラマー・エンジニア”

【稼ぎやすさ】
★★★★☆
【向いている人】
・論理的思考力がある人
・プログラミングやITに興味がある人
・新しい技術を学ぶことが好きな人
【メリット】
・ニーズが高い
・スキルや実績を活かして転職・再就職もしやすい
・クライアントワークだけでなく、自己開発のアプリやソフトの販売もできる
【デメリット】
・専門的な知識やスキルが必要
・常に新しい技術を学び続ける必要がある
・とにかく根気が必要
IT社会においてプログラマーやエンジニアの需要は高いため、フリーランスとして独立するだけでなく、より良い条件での転職・再就職という選択肢も持てるのが特徴です。
ただし、高単価の案件を獲得するには相応のスキルと実績が求められます。技術の進歩が速い業界のため、常に学び続ける姿勢と、複雑な課題を解決する根気強さがなければ、安定して稼ぎ続けることは困難になるでしょう。
小さく脱サラをして大きく成功できる”ネットショップ運営”

【稼ぎやすさ】
★★★☆☆
【向いている人】
・商品の販売に興味がある人
・インターネットやSNSでの集客が得意な人
・試行錯誤しながらコツコツ努力ができる人
【メリット】
・開業資金を抑えられる
・規模に応じて業務を外注できる
・業務の仕組み化・効率化がしやすい
【デメリット】
・競争が激しい
・集客や販売戦略が重要
・商品やサービスの品質が問われる
ネットショップは、実店舗を持つリスクなく始められるため、小売・物販系の中では低リスクで挑戦できる職種です。「スモールスタート」で着実に事業を育てたい人に向いています。
事業が軌道に乗れば、出品や配送といった作業を外注化し、自身は戦略立案に集中することも可能です。
ただし、成功の鍵は集客と販売戦略にあるので、魅力的な商品や写真、説明文を用意することはもちろん、効果的なマーケティング戦略を練ることが求められます。
独立開業・フランチャイズ・代理店ならアントレ<毎週金曜更新> ネットショップ運営に関する案件をチェックする
脱サラで大きく成功したい人におすすめの職種”営業代行”

【稼ぎやすさ】
★★★☆☆
【向いている人】
・営業の経験やスキルがある人
・人と接することが好きな人
・目標を決めて努力と試行錯誤ができる人
【メリット】
・自分のスキルや経験を活かせる
・ノルマや残業が少ない
・不労所得を得られる可能性がある
【デメリット】
・営業成績が収入に直結する
・未経験で成功するのは難しい
・商材や市場との相性が悪くてうまくいかないこともある
営業代行は、企業の営業活動を代行する仕事です。営業経験者にとっては、自身のスキルを最も直接的に収益へ転換できる、再現性の高い選択肢といえます。
会社員時代のようなノルマに縛られず、成果次第で高収入を目指せるのが魅力ですが、収入は完全に成果報酬型となるため、実績がなければ収入はゼロという厳しい世界でもあります。
成功のためには確かな営業スキルと、どの商材を扱うかという戦略的な視点が不可欠です。
コツコツ成功を目指したい人の脱サラにおすすめ”便利屋・家事代行”

【稼ぎやすさ】
★★★☆☆
【向いている人】
・体力や気力に自信がある人
・人と接することが好きな人
・臨機応変に対応できる人
【メリット】
・一人で店舗を持たずに開業できるので低コスト
・自分のスケジュールで働ける
・副業として始めることもできる
【デメリット】
・長時間労働になりやすい
・ほかの職種と比べて単価が低い
・他社との違いが打ち出しにくい
便利屋や家事代行は、大きな初期投資なしで始められる地域密着型のビジネスです。まずは副業としてスタートし、顧客がついてから独立するという堅実な道を選べます。
ただし、安定した収益を上げるには顧客からリピートしてもらうための工夫が不可欠です。信頼を積み重ねてリピーターを増やすことが、このビジネスの成功の鍵となります。
「高齢者専門」「ペットのいる家庭専門」など、サービスを特化させることで他社との差別化を図る戦略も有効です。
飲食業で小さく脱サラしたい人におすすめの”キッチンカー”

【稼ぎやすさ】
★★★☆☆
【向いている人】
・料理が好きな人
・人と接することが好きな人
・臨機応変に対応できる人
【メリット】
・店舗を構える飲食店と比べて開業資金が少なくてすむ
・立地次第で経営難に陥るリスクが低い
・土日だけの出店など稼働時間を選べる
【デメリット】
・出店先の天候やイベントの開催状況などの影響を受けやすい
・固定の店舗よりも固定客がつきづらい
・夏や冬は暑さ寒さのストレスが大きい
キッチンカーは、固定店舗を持つ場合に比べて物件取得費や内装費が不要なため、低リスクで飲食業に挑戦したい人に最適な職種です。集客が見込めるイベントやオフィス街へ移動して営業できるため、立地選びの失敗リスクを回避できます。
自由な働き方で効率的に稼げる一方、売上は天候や出店場所に大きく依存します。成功の鍵は、徹底した出店場所のリサーチと、そこで求められるメニューの開発にあります。
独立開業・フランチャイズ・代理店ならアントレ<毎週金曜更新> キッチンカー(移動販売)に関する案件をチェックする
土地を持っている人の脱サラにおすすめの”コインランドリー”

【稼ぎやすさ】
★★★★☆
【向いている人】
・土地を持っている人
・不労所得をつくりたい人
・経営に興味がある人
【メリット】
・ランニングコストを抑えて運営できる
・一度、開業すれば、事業が軌道に乗ってからは無人営業が可能
・未払いなどのトラブルがない
【デメリット】
・立地選びが難しい
・開業資金がほかの職種に比べて高い
・周辺環境の変化の影響を受けやすい
コインランドリー経営は、「土地」という資産を収益化する事業モデルです。最大の魅力は、無人営業でランニングコストを抑えながら安定した収益が期待できる点にあります。
開業には高額な初期投資が必要であり、成功は立地選びでほぼ決まります。そのため、開業前の徹底した市場調査が不可欠です。
リスクは高いですが、成功すれば長期的に安定した不労所得を得やすい職種といえるでしょう。
独立開業・フランチャイズ・代理店ならアントレ<毎週金曜更新> 各種サービスに関する案件をチェックする
脱サラ起業の魅力
働き方が多様化する現代において、会社員以外の道を選ぶことは特別なことではなくなりました。
ここでは、これから脱サラを考える方に向けて、脱サラ起業の魅力を紹介します。
自分のやりたいことにチャレンジできる
会社では、必ずしも自分の希望する業務に就けるわけではありません。
脱サラ起業は、自身の情熱やアイデアを直接ビジネスに反映できる最大のチャンスです。
働く時間や場所に縛られない
業種にもよりますが、働く時間と場所を自分でコントロールできるのも大きなメリットです。
育児や介護、趣味といったプライベートとの両立も実現しやすくなります。
全ての意思決定を自分でおこなえる
会社のルールや人間関係といった制約から解放され、全ての意思決定を自分でおこなえるのもメリットです。
その分、全ての責任を自身で負うことになりますが、この「自己決定権」こそが起業の醍醐味だと言えます。
収入の上限がなくなる
会社員のような安定収入の保証はありませんが、事業の成功次第で収入は青天井になります。
自分の努力と成果がダイレクトに報酬に反映されるため、大きなやりがいを感じられます。
脱サラ起業で失敗しがちな人の3つの特徴
成功事例の裏には、数多くの失敗事例が存在します。
同じ轍を踏まないために、失敗しやすい人の共通点を理解しておきましょう。
計画性がなく、準備不足で見切り発車する
「なんとかなるだろう」という楽観的な見通しだけで、情熱や勢いに任せて起業してしまうと失敗する確率が高まります。
ビジネスは情熱だけでは成り立ちません。緻密な事業計画と周到な準備がなければ、事業の継続が困難になります。
資金計画が甘く、運転資金がすぐに底をつく
多くの場合で廃業は、売上不振ではなく「資金ショート」によって引き起こされます。
開業資金ギリギリでスタートし、想定外の出費や売上が安定するまでの期間を乗り切れずに失敗するパターンが一般的です。
運転資金は、事業の生命線だと肝に銘じておきましょう。
「誰かが助けてくれる」という他人任せの姿勢
フランチャイズを利用する場合でも、「本部のサポートがあるから大丈夫」「加盟すれば成功できる」といった受け身の姿勢では、経営者として事業を成功させることはできません。
フランチャイズは成功を約束するものではなく、あくまで成功の確率を高めるためのツールです。最終的な経営責任は、すべてオーナーである自分自身にあることを忘れてはいけません。
脱サラ起業で失敗しないための“事前準備”

脱サラ起業の成否は、事前準備で9割決まると言っても過言ではありません。
憧れだけで見切り発車するのではなく、以下の準備を徹底しましょう。
情報を集める
脱サラする前に重要なことは、とにかく情報を集めることです。
漠然とした情報収集ではなく、自分が参入したい業界の成功事例と失敗事例を具体的に分析しましょう。
成功の要因は何か、失敗の原因はどこにあったのかを知ることで、自身の事業計画の解像度が高まります。
スキルを身につける
スキルを身につけることも、脱サラ起業の事前準備において大切なポイントです。
未経験の分野でいきなり独立するのは無謀なので、まずは副業として始め、実際に収益を上げられるか、顧客から評価されるスキルがあるかを試しましょう。
ここで得た実績は、独立後の信頼にも直結します。
具体的な事業計画を立てる
起業には情熱だけでなく、数字に基づいた冷静な計画が不可欠です。
売上や利益の見込みはもちろん、資金がショートしないよう、少なくとも半年分の運転資金と生活費を含めた詳細な資金計画を立てましょう。
「ここまで赤字が続いたら撤退する」という損切りラインを決めておくことも、リスク管理のうえでは重要です。
会社を辞めるベストなタイミングとは?
脱サラを決意した人が最も悩むのが「いつ会社を辞めるか」です。
焦って退職すると後悔につながってしまうので、以下の2つを目安にして冷静に判断するようにしましょう。
目安1:副業収入が生活費を上回ったとき
もし副業から事業を始めている場合、「副業での月収が最低限必要な生活費を超えること」が一つの基準です。
これは、独立後も「これまで通りの生活ができる」という精神的な安定材料となり、事業に集中するための土台にもなります。
一か月の結果ではなく、数か月はこの基準を達成できていればなお安心です。
目安2:開業資金と当面の生活費の目処が立ったとき
事業がすぐに軌道に乗るとは限りません。
売上がゼロでも事業を継続できる運転資金と自身の生活費を、最低でも半年分、理想は1年分確保できたタイミングがもう一つの目安です。
補足:会社員のうちにやっておくべきこと
独立すると、会社員時代に比べて社会的信用度が低くなります。そのため、クレジットカードの作成や、住宅・自動車などのローン契約は、信用度の高い会社員のうちに済ませておくことを強く推奨します。
脱サラで成功するために、職種は慎重に選ぼう

脱サラで成功を掴むためには、自分に合った職種選びが大切です。
自身のスキルや経験、そして理想のライフスタイルを冷静に分析し、最も成功確率の高いフィールドを選びましょう。
「自分の強みや弱みがわからない」という人には、独立・起業に役立つツール・コンテンツが無料で使い放題の「アントレ」がおすすめです。
本記事で紹介した職種も含め、全国各地、さまざまな業界・業種のフランチャイズ募集の掲載も多数あるので、脱サラに興味や迷いのある人は、是非覗いてみてください。
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<文/赤塚元基>










