10月1日から「インボイス制度」がスタートしました!
国税庁:インボイス特設ページ
実際に制度が始まり、税務署や税理士の元に“ある質問”が殺到しています。
それはインボイス未登録事業者との取引に関することです。
特にある一定の条件が揃うと「インボイス未登録事業者と取引すると損をする可能性がある」というデメリットの衝撃は大きく、制度開始以降もインボイス未登録事業者から「やっぱりインボイスに登録した方が良いかな」という相談が増えています。
一方、インボイスに登録した事業者からも、インボイス未登録事業者と取引するにあたっての実務上の問題点についての相談が急増しています。
11月13日付で国税庁のホームページにも、お問い合わせが多い質問TOP10が公表されました。
その中でも未登録事業者との取引関連の質問が含まれています。
今回は、税理士の私に実際に多い問い合わせ(未登録事業者との取引関連)ベスト3について、Q&A形式でお伝えします!
質問① 未登録事業者との取引、いくら損する?
Q:当社は、インボイス登録事業者です。しかし、仕事の発注先がインボイス未登録の事業者です。そのため、当社がインボイス未登録の事業者と取引すると消費税分の損をしてしまうと聞きました。実際どれくらい損しますか?
A:当社(あなた)の消費税の税務ポジション、すなわち「原則課税(=本則課税)」「簡易課税」「2割特例」のどれを採用しているかにより、結論は異なります。