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子育て終了後、第二の人生を楽しむには|指針について男女別に解説

独立ノウハウ・お役立ち

子育てが終了し、自分の時間が増えることを「第二の人生」と呼称することがあります。

第二の人生の捉え方には男女で差があり、自分の時間を大切にしたいか、夫婦での時間を大切にしたいかなどのズレが発生しやすいと言われています。充実した第二の人生を過ごすには、このすれ違いをできるだけなくさなければなりません。

本記事では、子育て終了後の第二の人生を歩むためコツを紹介するので、今後の指針に迷われている方はぜひ最後までご覧ください。

第二の人生について考える前に

第二の人生を考える前に、まずは「子育て」に関する棚卸をしておきましょう。

本項目では、子育てが終了するタイミングの考え方について解説します。

20歳は節目の年齢

子供を大人と判断する要素の1つに「20歳」があります。

2022年から成人年齢は20歳から18歳へと引き下げられましたが、18歳はまだ高校卒業直後なので、まだまだ心配事が多い年齢です。20歳になれば、ある程度のことは自己責任でおこなえるようになり、親が手を放しやすい年齢だと言えるのではないでしょうか。

子育てに明確な終了はありませんが、子どもが20歳を迎えた際は、一度「子育ての終了」と捉え、第二の人生を考え始めても良いかもしれません。

【男女別】子育て終了後の人生に望むもの

子育てが終了した後、どんな時間を過ごしたいかには男女差があると言われています。

本項目では、一般的に言われている男女別の「第二の人生に求めるもの」について解説します。

女性が大切にしたいのは“自分の時間”

博報堂の調査結果によると、40~60代の子育て終了世帯のうち4割ほどの女性が「自分の時間を楽しみたい」と考えているようです。

育児や家事に追われ、自分の時間を確保できなかった女性は少なくありません。

「やっと自分の時間ができる」と考える方も多いかもしれないので、男性はまず女性に「お疲れ様」と言ってあげるといいかもしれません。

「新大人研レポート No.28 新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる その①」(博報堂 新しい大人文化研究所)

男性が大切にしたいのは「夫婦の時間」

同じく博報堂の調査によると、男性の34%が「子育て終了後は夫婦の時間を大切にしたい」と考えているようです。

日本では仕事一筋の男性もまだまだ多く、家族との時間をあまり取ってこなかった人もいるでしょう。

子育て終了を機に、これまであまり接してこなかった妻との時間を増やしたいと感じるのかもしれません。

「新大人研レポート No.28 新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる その①」(博報堂 新しい大人文化研究所)

大切なのは、お互いの気持ちを尊重すること

このように、男性と女性は第二の人生に求めるものが違う場合があります。

そんな時に大切なのが「対話」です。

相手の話を遮らずに最後まで聞き、自分がどう解釈したか確認し、自分の気持ちを伝え、お互いがお互いを尊重することから、第二の人生は始まります。

まずはそれぞれが望む人生を送るにはどうすればいいのか、夫婦で話し合い、協力できる方法を探してみましょう。

子育て終了後、お互いを理解するために大切な考え方

【男女別】子育て終了後の第二の人生を明るくするには?子離れし、夫婦として生きるための指針

こちらでは、子育て終了後、改めて夫婦間でお互いを理解しあうためのコツについて解説します。

“女だから、男だから”の考え方は捨てよう

第二の人生について話し合う時は「男だから」「女だから」というジェンダー的な考え方を捨て、個人として相手を尊重するようにしましょう。

「男ならこうしたいだろう」
「女だから〇〇を望むんじゃないか」

このようなジェンダーに縛られた考え方では、相手が本当に望むものを理解しきれない可能性があります。長年連れ添ったパートナーだからこそ、一人の人間として接することを心がけましょう。

働き続けたい気持ちは尊重しよう

昨今は再雇用制度が一般的になったことにより、子育てが終わって定年を迎えても働きたいという人が増えています。

「これからはもっと仕事に打ち込める」と考える人もいるかもしれないので、一概に「あとはゆっくりしたいだろう」と決めつけず、働き続けたい意思がある場合は尊重してあげましょう。

寂しい気持ちは夫婦の時間を増やして乗り越えよう

子育てが終了したタイミングで、子供が一人暮らしを始めるケースも少なくありません。

家族と話す時間がこれまで以上に少なくなり、寂しさを感じる機会も増える場合は、しっかりとその旨をパートナーに伝えるようにしましょう。

夫婦の時間を増やせば、自然と家庭内での会話も増え、寂しさも消えていくでしょう。

【女性向け】子育てが終わった後の「第二の人生」の指針

ここからは、子育てが終わった女性の「第二の人生の指針」について紹介します。

子育てに追われて自分の時間を持てなかったという方は、ぜひここで示す指針を参考にしてみてください。

途絶えていた交友関係が蘇ることも多い

女性は結婚や出産、育児や介護などによるライフステージの変化が大きいとされており、そこで人との縁が切れてしまうことも多いと言われています。

ただ、子育てが終了した途端、同じく子育てが終わった同級生から連絡が来て交友関係が復活することも多々あるようです。

一度手が空いたなら、疎遠になっていた人に連絡を取り、交友関係をもう一度復活させてみても良いのではないでしょうか。

母という役割が一旦落ち着いたら

これまでは“母”としての役割を優先し、自分がしたいことに蓋をしていたという方は、一度その蓋を開けてみて、自分がしたかったことに挑戦してみるのも良いでしょう。

何かを始めるのに、遅いということはありません。特に昨今は起業もパソコン1台でできる時代です。これまで挑戦したかったけれどできなかったことがある場合は、思い切って初めてみましょう。

起業であれば、未経験からでも始めやすい方法として「フランチャイズ」が考えられます。

アントレは様々な業種のフランチャイズや代理店募集の情報を掲載しているので、気になる方は一度チェックしてみましょう。

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【男性向け】子育てが終わった後の「第二の人生」の指針

続いて、男性向けの第二の人生の指針を紹介します。

特にこれまで仕事一筋でやってきた方は、第二の人生と聞いてもピンと来ないかもしれません。いつか来る定年退職に備えて、今のうちから第二の人生のついて考えておきましょう。

退職後も熱中できる仕事を探しておく

これまでの人生を仕事に捧げてきたなら、子育て終了後や定年退職後も、働き続けたいと考えるかもしれません。

しかし、再雇用や嘱託職員では給与が一気に減ってしまう可能性があります。定年後もバリバリ稼ぎたいという方は、この機会に起業や開業を考えてみてはいかがでしょうか。

独立・開業支援サイト「アントレ」では、新しいキャリアを築くためのヒントを数多く掲載しています。フランチャイズを活用してオーナーになる道なども紹介しているので、まだまだ熱中できる仕事を探したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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妻と一緒に過ごす時間を考える

反対に、これまで働き詰めで「今度は夫婦の時間を大切にしたい」と考えている方は、奥さんと話し合い、一緒に過ごす時間についてすり合わせましょう。

「一緒に出掛ける回数を増やしたい」「家でのんびりしたい」など、夫婦の趣味や特性によって楽しめることは様々です。

自分だけの意見を押し付けるのではなく、お互いに楽しめることは何なのかを考えていくと、第二の人生にも楽しい時間が増えるかもしれません。

子育て終了後にみんながしていること

【男女別】子育て終了後の第二の人生を明るくするには?子離れし、夫婦として生きるための指針

こちらでは、子育て終了後に多くの方がおこなっていることを紹介します。

「何をすればいいか見当もつかない」という方は、ここで紹介したことを順番に試してみてはいかがでしょうか。

自分について見つめなおす

第二の人生について考える前に、まずは「夫・妻」「親」といった役割を意識的に忘れ、自分自身の原点を見つめなおそうとする方が多いようです。

役割を取り払った「本当の自分」を思い出すために、昔の友人と話したり、学生時代のアルバムを見返すと、今後に関する発見があるかもしれません。

人と話す・本を読む

人と話したり本を読むことで、第二の人生でやりたいことの手掛かりを探す方も多いようです。

友人と話すだけでなく、すでに第二の人生を歩んでいる先輩に話を聞いたり、ハウツー本や小説を読んで「理想の人生モデル」を模索するのも良いでしょう。

家事は夫婦で協力、分担する

子育て終了を機に、再び働きたいと考える女性は多いです。

男女共同参画局の調査では、共働き世帯の家事・育児時間は、男性が1時間57分に対し、女性は4時間38分と大きな差があると判明しています。

子育てが終了した後も同じ家事分担にしていると、男性に比べて女性が自由な時間を持ちにくいことも考えられるので、第二の人生では家事の分担を再考し、お互いに自由な時間を持てるようにしましょう。

「共同参画 2020年9月号」(内閣府男女共同参画局)

夫婦で趣味を楽しむ

それぞれに趣味がある場合は、お互いの趣味を二人で経験する方も多いようです。

これまでパートナーが何をしていたのか、何に打ち込んでいたのかを知るきっかけにもなり、もし相手もハマれば今後は二人で共通の趣味としても楽しめるので、夫婦の時間も自然に増やせるでしょう。

夫婦でビジネスを始める

「自分たちの店を持つことが夢だった」
「まだまだ精力的に働いていたい」

このような考えから、子育て終了後に脱サラしてカフェを始めたり、コンビニのオーナーになるという夫婦も少なくありません。

ただし、いくら子どもの手が離れたとしても二人の老後資金は必要なので、できるだけリスクは背負いたくないですよね。

そんな方は、フランチャイズに加盟して低コストで開業する道を検討してみましょう。フランチャイズなら、ブランドや仕入れルートを利用できるだけでなく、すでに確立されている成功ノウハウも本部から共有してもらえるので、起業のリスクを軽減できます。

フランチャイズや自分のビジネスを立ち上げることに興味のある方は「アントレ」を使ってみてください。全国各地、さまざまな業界でどんなビジネスモデルがあるのか、独立・起業に関する情報が毎週、更新されています。

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第二の人生は、夫婦そろって楽しめることを考えよう

本記事では、子育てが終了した後の第二の人生について、男女別の違いや歩み寄りのコツなどを紹介しました。

第二の人生は、これまで子育てに必死だった時期を抜け、もう一度夫婦での時間を大切にできる貴重な機会です。

それぞれにしたいことがあれば、お互いに一人で人生のやり残しを清算するのも良いかもしれません。ただ、もし二人で実現したいことがある場合は、夫婦でしっかりと話し合ったうえで、お互いが楽しいと思える時間を作ってみましょう。

<文/赤塚元基>

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