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東京に疲れたら、地方で働く選択肢も|場所に縛られない働き方のススメ

東京に疲れたら、地方で働く選択肢も|場所に縛られない働き方のススメ

「就職で東京に出てきた」という人も多いのではないでしょうか。特に大手企業やIT企業などは、都心に一極集中していることが多く、東京勤務になるパターンは多いです。しかし、東京は人も多く、その分優秀な人も多いため、地方よりも競争が激しいと感じるでしょう。暮らすのも家賃が高いなど、生活するのに疲れるという人もいるかもしれません。東京が疲れたと感じる人向けに新たな選択肢を提示していきたいと思います。

「東京に疲れた…」5つの原因

東京に疲れたと感じるのには、仕事や経済的な問題などさまざまな要因があります。東京に疲れた原因をまずは探っていきましょう。主な5つの原因をあげていきます。

1.人混みに疲れた

東京に疲れたら、地方で働く選択肢も|場所に縛られない働き方のススメ

東京で働くことになって始めに感じるのは、人の多さでしょう。特に通勤電車の満員電車はストレスや疲れに直結します。東京では、通勤時間の乗車率が100%を超える路線も多く、出勤や登校時間に間に合わせるため、人を押し込んで乗らないと乗れない場面があるほどです。

新宿や渋谷などビジネスと遊び両方の機能を持つ街では、昼夜問わず人が多く、外を歩くだけで疲れてしまうこともあります。人混みの中では待ち合わせにも一苦労。カフェに入ってからも注文の列に並んだり、席が密集していたりするなど、人混みに疲れることが多いです。

2.仕事に疲れた

東京に疲れる原因として、東京での『仕事に疲れた』という人は多いでしょう。日本の最先端である東京のビジネスの意識は高く、ホワイトカラーの人は、地方よりも対応のスピードや質の高さを求められることが多いのではないでしょうか。東京にはベンチャー企業も多く、成果を求められる環境にいると疲れてしまいます。

3.競争に疲れた

東京には人が多い分、キャリアや稼ぎ、外見の格好良さ、美しさなど、上を見ればいくらでもいます。

芸能や音楽業界など、業界によっては「他人よりも上にいかないと生き残れない」という職業もあるでしょう。会社員であっても、常に上司や人事の評価を気にして働かなければならない環境の人もいるかもしれません。地方よりも待遇が良い反面、競争社会に飲み込まれ、疲れやすいのも東京の特徴です。

4.お金のやりくりに疲れた

東京での暮らしが疲れる理由の筆頭に、お金がかかる、というのがあります。

地方とのもっとも大きな違いといっても過言ではないかもしれません。まずは、家賃。同じ広さでも地方と東京では、賃料が随分と違います。また、車に乗りたいと思っても駐車場代は高く、月極駐車場の料金は23区の平均で約34,000~37,000円というデータがあります。地方の賃料と同じくらいの駐車場代を支払うことになってしまいます。

またスーパーに買い物に行っても、生鮮食品などは地方で購入するよりも高いと感じるのではないでしょうか。公共料金などに大きな違いはなくとも、もっとも大きな固定費である家賃が高いと「家賃を払うために働いているのではないか...」と思って疲れてしまいますよね。

参考:日本駐車場検索『東京都の月極駐車場

5.家の狭さに疲れた

地方に比べ、人口密度が高く、建物も密集しているのが東京です。比例して、マンションの部屋も狭いのが東京です。

参考:国土交通省『令和2年度 住宅経済関連データ

東京に疲れた人に、今すぐ試してほしいこと

ここからは東京に疲れた人にぜひ試していただきたいことを紹介していきます。ストレスは大敵です。疲れ切って何もしたくなくなる前に、簡単にできることから始めてみましょう。

1.電車に乗らない生活をしてみる

多くの人が都会暮らしの疲れを感じる理由に『満員電車』があります。通勤や通学などで電車に乗るだけで、人の多さや車内のギスギスした空気に疲れてしまいます。最近では、リモートワークが許可されている企業も多いので「絶対に電車に乗らなければならない」ということが以前より少なくなったかもしれません。

家の外に出て気分転換をすることは大切です。買い物に行く際などは、交通手段を電車ではなく、自転車や徒歩に変えてみると、人に接触するストレスは減らせるでしょう。

2.規則正しく生活する

東京は地方に比べて眠らない街です。飲食店の閉店時間も遅く、電車も日付が変わるころまで動いています。

働き方改革により、終業時間になると電気が消える企業も増えてきましたが、やはり地方に比べると遅くまで仕事をしている人が多いです。そんな環境だと、どうしても夜型の生活になりがちです。

都会のペースで生活をしていると、寝る時間が深夜になり、疲れたまま翌日仕事する繰り返しになってはいないでしょうか。生活習慣が乱れると、健康にも影響してきます。周囲が夜型の場合、自分だけ早く寝るのは難しいかもしれませんが、思い切って携帯の電源を切るなどして早く眠って早く起きる生活をしてみてはいかがでしょうか。健康的な生活をすることによって、疲れは溜まりにくくなるでしょう。

3.なぜ東京なのか?を考えてみる

東京に疲れたら「そもそもなぜ東京で暮らし、東京で働いているのか」を考えてみましょう。

「仕事があるから東京にいる」という理由は東京で暮らす当然の理由になりますが、疲れてしまっている以上「本当に自分の生活において東京にいることが重要なのか」今一度考えてみましょう。実は「東京にいなくてもやりたいことができる」かもしれません。理想の生活とはどういう生活なのか、考えてみてください。そこに東京が絶対条件でないのであれば、無理に東京で生きていく必要はありません。

東京に疲れた人に考えてほしい、地方で働く選択肢

すぐ試してみて欲しいことを紹介しましたが、ここからはもっと視野を広げて、人生レベルでのお話をしてみたいと思います。

最近では、感染症の影響もあり、多くの企業がリモートワーク制度を取り入れています。緊急事態宣言中で通勤の必要がなくなり、地元に帰って実家で働いているという人もいるのではないでしょうか。そうすると、会社が許可するかどうかは別として、意外とどこにいても同じ仕事ができることに気づいたのではないでしょうか。ここからは、東京に縛られない生活の提案をしていきます。

1.地方でリモートワークをする

東京に疲れたら、地方で働く選択肢も|場所に縛られない働き方のススメ

東京に疲れたのであれば、一度都会を離れてワーケーションをしてみるのはいかがでしょう。地方には、ワーケーション需要を受け、コワーキングスペース付きの宿が増えています。Wi-FiとPCさえあればできる仕事であれば、地方に行っても仕事はできます。特にIT系の仕事の場合は、その2つさえあれば、ほとんど不便を感じないでしょう。東京を少し離れて伸び伸び働いてみると、肩の力が抜け、いつもより良いアウトプットが出せるかもしれません。

2.地方で働く

以前より、地元に戻って働く『Uターン』や出身地ではない地方で働く『Iターン』という働き方はありました。

しかし、それらはマイノリティな生き方という位置付けでしたが、組織に属さなくても稼げる選択肢の増えた今では、これまで以上に「場所に囚われず、自分の好きな場所で働きやすくなっている」といえます。オンラインで仕事をするのもよし、地方でやりたかったお店を開業するのもよし、東京に疲れたのであれば、好きな場所で働くことを考えてみても良いのではないでしょうか。

3.地方で独立する

地方に転職するとなると、就職する企業が限られていたり、働き手としての需要も限られていたりして、やりたいことができないという場合もあるでしょう。そのような場合は、地方で伸び伸び暮らしながら独立するのもアリです。

自分のやりたい事業が地方でニーズのあるものであれば、その分野の第一人者となり、成功しやすいかもしれません。オフィスを必要とする場合でも地方の方が賃料は安いので、費用も東京よりも抑えられるでしょう。フランチャイズで独立するのであれば、地方でも多くの選択肢があるでしょう。

転職だけでなく、独立や開業の道も選択肢に入れてみてください。

東京にはない、地方の魅力

これまで、東京に比べて地方は「仕事が少ない、給料が少ない」などマイナスイメージが勝ってしまっていました。しかし、インターネットやSaaSと呼ばれるオンラインツールの普及で、あらゆる業種の仕事がパソコンとインターネット環境さえあればできる時代になってきました。『東京じゃないとできない仕事』というのは、意外と少ないものです。特にリモートワークがOKの企業も増えてきたので、地方で働くことも可能になってきました。

ここからは東京が疲れた、と感じている方のために、地方の魅力をお伝えします。

1.安い家賃で広い家に住める

なんといっても、東京よりも安い家賃で、広い部屋に住めます。県によって相場は異なりますが、確実に都心に比べると安いので、同じ金額を出せば広い部屋に住めるでしょう。部屋が広いと、のびのびと暮らせるかもしれません。

2.広い土地と低い人口密度

地方の人口密度の低さを「良い」と感じることはこれまではあまりなかったかもしれません。しかし、感染予防の観点では、地方の人と人との距離が取れることには安心感を覚えます。地方は移動手段が車になることが多く、少人数での移動になるので、人との距離を気にしてストレスが溜まることは少ないでしょう。

3.競合が少ない

仕事における地方のメリットはなんといっても『競合が少ないこと』です。特にIT分野の仕事では、まだまだ地方は開拓の余地があり、東京では当たり前のことも、地方で展開すると伸びる事業もあるでしょう。飲食分野であっても、東京には何店舗もあったとしても地方に1店舗もなければ、とても有利です。場所を変えるだけでヒットする、そんなサービスや仕事をみつけてみるのもいいかもしれません。

東京に疲れたら、地方で暮らしてみませんか?

東京に疲れたら、地方で働く選択肢も|場所に縛られない働き方のススメ

東京に疲れた人向けに、疲れ解消の方法や、地方で生活するメリットについてお伝えしました。少しでも脱却するヒントがあればぜひ実践してみてください。特にリモートワークが一般化している現代においては、場所に捉われずに働く、ことが以前よりも容易になっています。

また『転職』という選択肢の他に『独立や開業』という選択もあります。
独立や開業にも興味がある、という方はアントレを覗いてみてください。都道府県で検索すると、全国の案件をチェックできます。

選択肢を多く持つだけでも気持ちが楽になるかもしれません。ぜひご活用ください。

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PROFILE

中西 由貴

株式会社papapa marketing代表取締役。コンサルタント兼ライターとして、HR(働き方、転職、独立など)分野、SaaS分野を中心に記事を始めとするWEBコンテンツを多数制作。

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