あらゆる仕事に欠かせない、ノート。
ノートは、仕事のタスクや、アイデアを保存しておくのに欠かせないツールです。
今回お話を伺ったのは、ハンドメイド作家のまほめさん。
Twitterで話題となり、まほめさんの代表作でもある「絵の具ブローチ」も、ノートから生まれたと、まほめさんは語ります。
今回は「絵の具ブローチ」を生み出したノート術はもちろん、独立に至る経緯、そして「好きを仕事にすること」について、お聞きしました。
まほめ(MaHome)・ハンドメイド作家
小学生の頃から趣味でアクセサリーやミニチュアの制作活動を行う。
2015年に7年務めた一般企業を退職し、作家としての活動を本格的にスタート。
2016年「minneハンドメイド大賞」にて2万点の応募作品の中から話題賞を受賞。以後、TOYOTA自動車株式会社、株式会社エポック社などの企業コラボや作品の販売などを行う。
・MaHome(まほめ) WEB 絵の具ブローチ&ハンドメイド作品
http://yuzupanda.com/
・Twitterアカウント
絵の具から、宇宙を絞り出す。まほめさんがハンドメイド作家として独立するまで
―まほめさんは、ハンドメイド作家に至るまで、どのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?
もともと専業だったわけではなく、学生時代は学業の傍ら、アクセサリーやミニチュアを作ったりといった創作活動をしてきました。
大学では理系の大学に通っていたので、卒業後は大学で得たスキルを活かして、貴金属関係の仕事に就きました。
社会人になってからも創作活動を続け、7年間会社に勤めた後、退社してハンドメイド作家として独立を果たしました。
―ハンドメイド作家として独立されたきっかけは何でしょう?
絵の具から“宇宙の色”が飛び出す「絵の具ブローチ・Cosmic色」が、Twitterで大きな反響を呼び、話題となったのがきっかけです。
出典:MaHouより
http://yuzupanda.com/product/enogu/utyu
学生時代からずっと、自分が作ったものをイベント会場や通販で売っていたのですが、このTwitterでの反響を受けて、イベントでもネットでも、注文が殺到するようになったんです。
そのうち仕事との両立に悩むようになりました。でも「どうせやるなら、どちらかを全力で!」という思いが強くなり、会社を退職しました。
そして2016年の初頭に「minne」というハンドメイドマーケットが主催するコンテストに自分の作品を出典して「話題賞」をいただきました。
コンテストで賞をいただけたことで、さらにたくさんの依頼がくるようになったんです。お陰さまで、仕事として続けていくための足場を整えることができました。
そして、現在に至ります。
―会社をお辞めになった時、不安は感じなかったですか?
不安はありましたよ。
これまで小中高大社会人と、ストレートでキャリアを積んできたので、そこから「辞める」という決断をしたのは今回が初めてでした。
会社を「辞める」という概念がなかったというか(笑)。
とにかく自分の中でハードルが高すぎて、最初はなかなか踏み出せずにいたんです。
―どうやって踏ん切りをつけたのですか?
単純に注文が増えすぎて、今まで制作時間として充てていた時間では足りなくなってしまったので、もうやめるしかないなと(笑)。
ただ、辞めるにあたって何か足場が欲しいと思い、コンテストに全力で挑むため思い切って、独立に踏み切ったんです。
今思うと、ハードルが高いと言いつつ、なかなかの見切り発車でしたね(笑)。