フランチャイズと聞くと、まずコンビニを思い浮かべる方は多いでしょう。
今や私たちの生活に欠かせないインフラとなったコンビニは、独立開業を目指す方にとって有力な選択肢の一つです。
しかし、その一方でコンビニ経営は「本当に儲かるのか?」「24時間営業は大変ではないか?」といった不安もつきまといます。
本記事では、コンビニの収益性や仕事の実態を深く掘り下げ、フランチャイズに加盟するメリット・デメリットを徹底解説します。
コンビニ経営での成功を目指す方は、ぜひ最後までご覧ください。
コンビニのフランチャイズで独立・開業すると
コンビニのフランチャイズは、他業種のフランチャイズと異なる特徴がいくつかあります。
ここでは、コンビニのフランチャイズに加盟する際のポイントや強みについて解説します。
コンビニのフランチャイズに加盟して独立・開業する際のポイントは?
コンビニ経営の根幹は、24時間営業を支える人材マネジメントにあります。
レベルの高いスタッフを確保し、適切なシフトを組むことができれば、オーナーは経営に専念できますが、人材確保が難航すれば、オーナー自身や家族がシフトの穴を埋める必要に迫られ、負担が増大します。
また、弁当や総菜といったデイリー商品の廃棄ロス管理も重要な課題です。廃棄をいかに減らし利益を確保するか、発注精度の向上が求められます。
コンビニフランチャイズの強み
コンビニの最大の強みは、圧倒的なブランド力と集客力です。オープン直後から安定した集客が見込めるのは、他の個人店にはない大きなアドバンテージです。
加えて、本部が提供する充実したサポート体制も魅力です。商品開発や仕入れ、マーケティング戦略まで本部が主導するため、未経験者でも事業を始めやすい環境が整っています。
ただし、これは経営の自由度が低いことの裏返しでもあります。マニュアルや運営方針が厳格に定められているため、加盟前には本部の理念に共感できるかを十分に検討しましょう。
関連記事:フランチャイズの仕組みを解説|メリット・デメリットや事例から学ぶ成功の秘訣
コンビニのフランチャイズに加盟するメリット4選
ここでは、フランチャイズでコンビニを開業するメリットを4つ紹介していきます。
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
コンビニの経営は流行に左右されない
コンビニが扱うのは、食品や日用品といった生活必需品です。
そのため、飲食業や専門小売店のように流行り廃りの影響を受けにくく、景気に左右されない安定した需要が見込めます。
人々の生活がある限り必要とされ続ける、極めて安定性の高いビジネスモデルと言えます。
どんどん便利になることで成長するコンビニの市場規模
コンビニは、単なる小売店から社会インフラへと進化を続けています。
高品質なプライベートブランド商品の開発はもちろん、公共料金の支払いや宅配便の取り扱い、行政サービスまで、その役割は拡大の一途を辿っています。
市場のニーズを的確に捉え、常に新しい価値を提供し続けることで、今後も安定した成長が期待できます。
コンビニ経営は地域の人との交流ができる
コンビニは地域に根差したコミュニティ拠点としての役割も担っています。
日々の接客を通じて生まれる顧客との交流は、店のファンを増やし、安定した経営基盤を築きます。
特に、高齢者向けの宅配サービスは、売上貢献だけでなく、安否確認といった地域貢献にもつながり、ビジネスを通じた社会貢献を実感できる点も大きな魅力です。
コンビニエンスストア経営は多店舗展開しやすい
コンビニ経営のノウハウは標準化されているため、一度軌道に乗れば、多店舗展開を目指しやすいのもメリットです。
1店舗目の成功モデルを2店舗目、3店舗目へと水平展開できます。
信頼できる店長を育成し、経営者としての手腕を発揮することで、事業規模の拡大と収入の増加を実現することも夢ではありません。
関連記事:フランチャイズの仕組みを解説|メリット・デメリットや事例から学ぶ成功の秘訣
コンビニのフランチャイズに加盟するデメリット3選
コンビニのフランチャイズ加盟には多くのメリットがある一方、厳しい側面も存在します。
加盟してから後悔しないよう、デメリットも正しく理解しておきましょう。
スタッフが採用できなくても営業を止めることはできない
24時間365日の営業を維持する責任は、すべてオーナーが負います。
スタッフが急に休んだり、人手不足が深刻化したりしても、店を閉めることは原則できません。
結果として、オーナー自身や家族が長時間労働を強いられるケースも少なくなく、心身ともに大きな負担となる可能性があります。
ブランド力が衰える可能性がある
コンビニフランチャイズの絶大なブランド力はメリットである一方、常にレピュテーションリスクと隣り合わせです。
自店に全く非がなくても、他の加盟店で不祥事やアルバイトによる不適切行為が起これば、ブランド全体のイメージが低下し、全店舗の売上に影響を及ぼす可能性があります。
自分の努力だけではコントロールできないリスクがあることは覚悟しておく必要があります。
長期契約で経営をしなくてはいけないケースが多い
コンビニのフランチャイズ契約は、10年〜15年といった長期契約が一般的です。
一度契約すると、「想定と違った」と感じても簡単に撤退することはできません。
多額の違約金が発生するケースも多く、始める時以上に辞める時のハードルは高いのが実情なので、長期的な視点で契約を考える必要があります。
コンビニのフランチャイズで成功するための3つのポイント
厳しい競争環境の中でも成功を掴むオーナーには、いくつかの共通点があります。
ここでは、コンビニ経営を成功に導く経営者の共通点を、経営のポイントとして3つ紹介します。
感じの良い店舗作りを目指す
コンビニ経営を成功に導くポイントは、顧客に「また来たい」と思わせる感じの良い店舗を作ることです。
清潔な店内、気持ちの良い挨拶、丁寧な接客といった基本を徹底することが、リピーター獲得につながります。
常連客の顔と好みを覚え、一言二言の会話を交わすといった心配りが、地域一番店への道を開きます。
積極的に商品を売り出す
コンビニ経営は、本部の指示を待つだけでなく、オーナー主導で販売促進を仕掛ける姿勢が売上を左右します。
例えば、おすすめ商品に手書きのPOPを添えるだけでも、顧客の購買意欲を刺激できます。
また、季節のイベントやキャンペーンに合わせて関連商品をまとめて陳列したり、レジ前の最も目立つ場所に新商品を配置したりと、顧客の視線を意識した売場作りも重要です。
与えられた商品をただ並べるのではなく、自店の客層に合わせて「どうすれば売れるか」を考え、試行錯誤を繰り返すことが成功の鍵です。
フランチャイズ本部と良好な関係を築く
フランチャイズ本部は単なる「指示を出す側」ではなく、経営を成功に導いてくれるパートナーです。
なので、本部のブランド力や商品開発力、経営ノウハウを最大限に活用しない手はありません。また、日々の運営で感じる課題や改善点は、担当のSV(スーパーバイザー)に積極的に相談することも可能です。
主体的に改善提案を行うオーナーは本部からも信頼され、より手厚いサポートを受けやすくなるでしょう。
コンビニのフランチャイズチェーン3社
次に、コンビニの主要なフランチャイズチェーンを3つ紹介していきます。
セブンイレブン
業界最大手であり、圧倒的な商品開発力が強みです。
「セブンプレミアム」に代表される高品質なプライベートブランド商品を次々と生み出し、顧客の高い支持を得ています。
盤石なブランド力と商品力を背景に、安定した経営を目指すオーナーに向いています。
参照:セブンイレブン
ファミリーマート
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のキャッチフレーズ通り、地域密着型の店舗運営と独自のサービス展開が特徴です。
ファミペイ(独自決済)の導入や、異業種とのコラボレーションにも積極的で、常に新しい顧客体験の創出に挑戦しています。
参照:ファミリーマート
ローソン
「マチのほっとステーション」を掲げ、健康志向の「ナチュラルローソン」や「ローソンストア100」など、多様な店舗フォーマットを展開しています。
環境問題や社会貢献活動にも力を入れているので、企業の理念やビジョンに共感して経営したいと考えるオーナーに適しています。
参照:ローソン
大手3社で比較!コンビニをフランチャイズで開業する際の開業資金は

ここでは、コンビニのフランチャイズ大手3社の開業資金を比較してみていきましょう。
同じ本部でも、土地を自分で用意するかフランチャイズ側に用意してもらうかでは、必要な開業資金も異なります。
セブンイレブン
自分で土地を用意する契約【Aタイプ】:315万円
- 研修費:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 開業準備手数料:110万円(消費税額等10万円を含む)
- 開業時出資金:150万円
※別途工事費・賃料等の負担があります。
本部で土地を用意する契約【Cタイプ】:260万円
- 研修費:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 開業準備手数料:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 開業時出資金:150万円
※別途引越し代、生活費の予備として150万円程度の資金の準備が必要になります。
ファミリーマート
自分で土地を用意する契約【1FC-A/1FC-B】:150万円
※詳しい内訳については直接本部にお問い合わせください。
本部で土地を用意する契約【1FC-C/2FC-N】:150万円
※詳しい内訳については直接本部にお問い合わせください。
ローソン
自分で土地を用意する契約【FC−Bn 契約】:210万円
- 研修費:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 開店準備手数料:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 店舗運営必要資金:100万円
※別途営業許認可費用・釣銭等が必要です。
本部で土地を用意する契約【FC-Cn 契約/FC-5Cn 契約】:310万円
- 研修費:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 開店準備手数料:55万円(消費税額等5万円を含む)
- 出資金:100万円
- 店舗運営必要資金:100万円
※別途営業許認可費用・釣銭等が必要です。
参考:Aタイプの加盟条件・契約タイプ・加盟資金について|フランチャイズで独立開業ならセブン-イレブン
Cタイプの加盟条件・契約タイプ・加盟資金について|フランチャイズで独立開業ならセブン-イレブン
契約内容・開店までの流れ|フランチャイズ加盟店募集|ファミリーマート
フランチャイズ契約 | フランチャイズオーナー募集 | 株式会社ローソン
下記記事ではフランチャイズの仕組みを解説しています。参考にしてください。
フランチャイズの仕組みを解説|メリット・デメリットや事例から学ぶ成功の秘訣
大手3社で比較!コンビニをフランチャイズで開業する際のランニングコストは

毎月本部に支払うロイヤリティ(チャージ)は、コンビニ経営における最大のランニングコストです。
ロイヤリティは収益を大きく左右するため、契約前に仕組みを正確に理解しておく必要があります。
セブンイレブン
自分で土地を用意する契約【Aタイプ】
売上総利益に45%の率を乗じた金額から、以下の条件にて減額を行う。
売上総利益 | 550万円超/月の店舗 | 550万円以下/月の店舗 |
---|---|---|
24時間営業店 | ①24時間営業 ▲2% | ▲月額200,000円 |
② 特別減額 ▲1% | ||
③ ▲月額35,000円 | ||
非24時間営業店 | ① 特別減額 ▲1% | ▲月額70,000円 |
② ▲月額15,000円 |
上記セブン-イレブン・チャージ減額に加え、満5年経過した開店月の翌月から最大3%チャージを減額
本部で土地を用意する契約【Cタイプ】
セブン-イレブン・チャージとして売上総利益にスライドチャージ率を乗じた金額から、以下の条件にて減額を行う。
売上総利益 | 550万円超/月の店舗 | 550万円以下/月の店舗 |
---|---|---|
24時間営業店 | ①24時間営業 ▲2% | ▲月額200,000円 |
② 特別減額 ▲1% | ||
③ ▲月額35,000円 | ||
非24時間営業店 | ① 特別減額 ▲1% | ▲月額70,000円 |
② ▲月額15,000円 |
上記セブン-イレブン・チャージ減額に加え、満5年経過した開店月の翌月から最大3%チャージを減額
ファミリーマート
本部フィーとして、月額営業総利益のうち以下の割合の金額を支払うことになります。
自分で土地を用意する契約【1FC-A】
250万1円以上 350万円以下の部分:39%
350万1円以上の部分:36%
自分で土地を用意する契約【1FC-B】
250万1円以上 350万円以下の部分:42%
350万1円以上の部分:39%
本部で土地を用意する契約【1FC-C】
300万1円以上、450万円以下の部分:52%
450万1円以上の部分:49%
本部で土地を用意する契約【2FC-N】
300万1円以上、550万円以下の部分:63%
550万1円以上の部分:69%
ローソン
本部チャージとして、総荒利益高に対して次の率/スライドチャージを乗じた金額を支払うことになります。
自分で土地を用意する契約【FC−Bn 契約】
300万円を超え、450万円以下の部分:36%
450万円を超え、600万円以下の部分:31%
600万円を超えた部分:21%
※営業時間が24時間に満たない店舗は、上記各チャージ率に3%加算
本部で土地を用意する契約【FC-Cn 契約】
300万円を超え、450万円以下の部分:70%
450万円を超えた部分:60%
※営業時間が24時間に満たない店舗は、上記各チャージ率に3%加算
本部で土地を用意する契約【FC-5Cn 契約】
300万円を超え、450万円以下の部分:71%
450万円を超えた部分:61%
※営業時間が24時間に満たない店舗は、上記各チャージ率に3%加算
参考:Aタイプの加盟条件・契約タイプ・加盟資金について|フランチャイズで独立開業ならセブン-イレブン
Cタイプの加盟条件・契約タイプ・加盟資金について|フランチャイズで独立開業ならセブン-イレブン
契約内容・開店までの流れ|フランチャイズ加盟店募集|ファミリーマート
フランチャイズ契約 | フランチャイズオーナー募集 | 株式会社ローソン
まずはフランチャイズの仕組みを知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
フランチャイズの仕組みを解説|メリット・デメリットや事例から学ぶ成功の秘訣
【収益モデル解説】コンビニオーナーの年収・手取りはいくら?
ここでは、コンビニの利益構造と年収のモデルケースを解説します。
コンビニの利益構造を理解しよう
オーナーの収入を理解するには、まず利益の計算方法を知る必要があります。
- 売上: 顧客が商品を購入した合計金額
- 売上総利益(粗利): 売上から売上原価(仕入れ値)を引いた金額。
- ロイヤリティ: 売上総利益から、契約に基づいた割合の金額を本部に支払う
- 営業利益: ロイヤリティを支払った残りの金額から、人件費、水道光熱費、廃棄ロス費などの「営業経費」を差し引いたもの
上記の「営業利益」が、オーナー自身の収入となります。
年収シミュレーション(モデルケース)
仮に、1日の平均売上(日販)が50万円、粗利率が30%の店舗の場合を考えてみましょう。
- 月間売上: 50万円 × 30日 = 1,500万円
- 月間売上総利益: 1,500万円 × 30% = 450万円
- 本部へのロイヤリティ(仮に40%): 450万円 × 40% = 180万円
- オーナー側の粗利: 450万円 – 180万円 = 270万円
- 営業経費: 約180万円~220万円
- 最終的なオーナー利益: 270万円 – 200万円(経費の中間値) = 約70万円
- 年収換算: 70万円 × 12ヶ月 = 約840万円
これはあくまで一例です。実際には立地や経営努力によって売上は大きく変動し、経費のコントロール次第で利益も変わります。
知っておくべき「最低保証制度」とは
多くのフランチャイズ本部では、オーナーの収入が一定額を下回った場合に、その差額を本部が補填する「最低保証制度」を設けています。
これは、開業初期の不安定な時期でも安心して経営に専念できるようにするためのセーフティネットです。
ただし、適用には条件があるため、契約時に詳細を確認することが重要です。
コンビニの開業資金を抑えるコツ

フランチャイズに加盟してコンビニを開業する際、なるべく開業資金を抑えるためには以下の点に注意してみましょう。
少しでも自己負担を減らせれば余裕をもって開業できます。詳しく見ていきましょう。
損害保険料を見直す
店舗運営に必須の損害保険ですが、保険会社やプランによって料金は様々です。
本部からの指定がない場合は、複数の保険会社から見積もりを取り、補償内容と保険料のバランスが最適なプランを選びましょう。
電気代を削減する
24時間営業のコンビニにとって、電気代は大きな負担です。
空調の温度設定や照明の管理を徹底するだけでなく、電力会社の契約プランを見直すことで、固定費を大幅に削減できる可能性があります。
人件費を計算する
人件費は経営を圧迫する最大の変動費です。
ここを抑えるためには、曜日や時間帯ごとの来客数を分析し、無駄のない最適なシフトを組むことが求められます。
学生や主婦、フリーターなど多様な人材をバランス良く採用し、柔軟な人員配置を心がけましょう。
社員として働きながら開業資金を貯める
大手コンビニチェーンの多くは、社員として経験を積みながら独立を目指せる制度を設けています。
現場の仕事を学びながら安定した収入を得て開業資金を貯められるだけでなく、加盟金が一部免除される優遇措置を受けられる場合もあるので、リスクを抑えて独立したい方には有効な選択肢です。
コンビニエンスストアの開業で適用できる助成金

国や自治体は、雇用創出や地域活性化を目的とした様々な助成金制度を用意しています。
これらは返済不要の資金であるため、活用できれば経営の大きな助けとなるでしょう。
コンビニ経営で活用できる可能性のある助成金の例としては、以下のようなものがあります。
これらの助成金は、申請期間や対象者の要件が細かく定められています。適用できるかどうかの判断が難しい場合は、本部の担当者や社会保険労務士などの専門家に相談することをおすすめします。
これからのコンビニエンスストアのフランチャイズ
コンビニは、もはや単に商品を売るだけの場所ではありません。宅配サービスの拠点、行政手続きの窓口、地域の見守り役など、その役割は「社会インフラ」そのものへと進化しています。
今後は、高齢化社会に対応したヘルスケアサービスの提供や、環境に配慮したサステナブルな店舗運営など、新たな価値創造が求められるでしょう。
このような変化に対応し、地域社会に不可欠な存在であり続ける限り、コンビニフランチャイズの市場は今後も成長していくでしょう。
コンビニフランチャイズに関するよくある質問
最後に、コンビニフランチャイズに関して多くの方が抱える共通の疑問にお答えします。
Q1. 夫婦や家族での経営は必須ですか?
A1. 必須ではありませんが、推奨している本部が多いのが実情です。
24時間営業を支える上で、信頼できる家族の協力は大きな力になります。ただし、近年は人材派遣サービスなども充実しているので、オーナー1人で経営しているケースも増えています。
Q2. 本部のSV(スーパーバイザー)は本当に頼りになりますか?
A2. 多くのSVは親身に相談に乗ってくれます。
しかし、担当者によって経験や能力に差があるのも事実です。良好な関係を築き、良きパートナーとして活用する姿勢が大切です。
Q3. 未経験からでも成功できますか?
A3. 成功できる可能性は十分にあります。
本部の充実した研修やマニュアルがあるため、業界未経験であることは大きなハンデになりません。重要なのは、本記事で解説したような「オーナーとしての主体性」や「学び続ける姿勢」です。
コンビニの圧倒的なサポート体制を利用して独立
本記事では、コンビニフランチャイズの基本知識や年収のシミュレーション、開業資金にいたるまでを解説しました。
フランチャイズの高いブランド力と充実したサポート体制は大きな魅力です。しかし、その裏には24時間経営の責任や本部との共存といった、厳しい現実も存在します。
コンビニのフランチャイズ加盟で成功したい場合は、本部の力を最大限に活用しつつもそれに依存しすぎず、自分の店をどうしたいのか、地域のために何ができるのかを常に考え、行動し続けていきましょう。
アントレでは、コンビニをはじめとする様々な小売業のフランチャイズ情報を掲載しています。複数の企業を比較検討し、あなたの理念に合う最適なパートナーを見つけてください。
小売・コンビニのフランチャイズ・独立・開業情報一覧|【アントレ】
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