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【開業】キッチンカーで成功するポイント|脱サラ時の注意点も解説

独立ノウハウ・お役立ち

「低コストで飲食店を始めたい」
「自分のペースで自由に働きたい」

そんな願いを叶える手段として、近年注目を集めているのがキッチンカー(移動販売車)での開業です。

キッチンカーは固定店舗に比べて初期費用も抑えられ、働く場所・時間にも縛られないので、自分のペースでリスクを抑えながら飲食を携わりたい人にはうってつけの選択肢だと言えます。

本記事では、脱サラしてキッチンカー事業を始めるメリット・デメリット、リアルな収支シミュレーション、必要な準備や手続き、失敗しないためのポイントまで徹底解説します。

これからは、開業して自由に飲食業に携わりたい」と考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 飲食店の開業資金
  2. 脱サラして独立・開業しやすいキッチンカー
    1. 初期費用は融資いらず!低コストで開業可能
    2. 日々の失敗は、すぐ改善できる
    3. 人件費が1人分(数人分)で済む
    4. 開業費用は数ヵ月の運転資金を見込む
  3. キッチンカーはどれくらい稼げる?リアルな収支シミュレーション
    1. 平日ランチ出店の収支モデル(会社員ターゲット)
    2. 土日イベント出店の収支モデル(ファミリー層ターゲット)
  4. 移動販売(キッチンカー)の開業に必要な費用
    1. キッチンカーの購入費用
    2. 調理器具やその他の費用
    3. 開業時の広告宣伝費
  5. 移動販売スタートまでの流れ:営業許可・資格編
    1. 食材の仕込みやストック場所を決める
    2. 保健所から営業許可をもらう
    3. 食品衛生責任者の資格を取得する
    4. PL保険(生産物賠償責任保険)に加入する
  6. 移動販売スタートまでの流れ:メニュー・機材編
    1. 販売するメニューを決める
    2. キッチンカー(移動販売車)を購入する
  7. 移動販売スタートまでの流れ:出店場所探し編
    1. 開業前に出店場所の目星をつける
    2. 土日・祝日のイベントカレンダーを作る
  8. 「出店場所がない」を防ぐ|場所探しの具体的な3つの方法
    1. マッチングサービス・アプリを活用する
    2. 地域の商工会議所や観光協会とつながる
    3. SNSやHPで出店依頼を募集する
  9. 脱サラをして移動販売で独立するも、失敗した事例6選
    1. キッチンカーの購入費が高い
    2. 営業許可が下りない
    3. LPガスが買えない
    4. フランチャイズ加盟の問題
    5. 出店場所が確保できない
    6. 想定ほど売り上げられない
  10. キッチンカーを始める際に利用できる融資や補助金制度
    1. 移動販売の初期費用を調達するためのローン
    2. 新規事業で費用の補填ができる補助金や助成金
  11. まとめ

飲食店の開業資金

飲食店を開業するには、物件取得費や内装工事費など、1,000万円近い開業資金が必要になることも珍しくありません。

そこから「屋台や車での移動販売なら開業資金が少なくて済むし、自由に自分の時間が持てそうだ」として、キッチンカーでの開業を選ぶ方が増えています。

実際に、「移動販売」や「キッチンカー」というキーワードの検索数は2020年頃から急増しており、東京都などの都市部を中心に移動販売車の営業許可件数も右肩上がりで推移しています。

【検索数】
脱サラ後に移動販売(キッチンカー)を始めるときの注意点
脱サラ後に移動販売(キッチンカー)を始めるときの注意点

【営業許可数】
脱サラ後に移動販売(キッチンカー)を始めるときの注意点
脱サラ後に移動販売(キッチンカー)を始めるときの注意点

これは、テイクアウト需要の定着や、副業・独立の選択肢としてキッチンカーが市民権を得てきた証拠と言えるでしょう。

参考:「2020年土地白書」(東京都福祉保健局/食品衛生関係事業報告)

脱サラして独立・開業しやすいキッチンカー

2020年以降、東京都における飲食店営業施設数が伸び悩む一方で、移動販売車を含む「自動車関係営業許可」の数は増加傾向にあります。
脱サラ後に移動販売(キッチンカー)を始めるときの注意点

固定店舗は立地選びに失敗するとリカバリーが難しいですが、キッチンカーは「人がいる場所に店ごと移動できる」という柔軟性があります。この特性が、脱サラ後の初めての独立において、リスクを抑えたいと考える人々に支持されている大きな理由です。

「図a)東京都の飲食店営業施設数と「自動車」施設数の推移」(J-Net21)

初期費用は融資いらず!低コストで開業可能

キッチンカーの最大のメリットは、圧倒的な初期費用の安さです。

自宅を事務所や駐車場として活用する場合、車両購入費・設備・手続き費用などを合わせても、300万〜500万円程度の資金で開業が可能です。

脱サラした時点での貯蓄や退職金の範囲内でスタートできるケースも多いため、数千万円の融資(借金)を背負って開業する固定店舗に比べ、精神的なプレッシャーも少なく済みます。

日々の失敗は、すぐ改善できる

キッチンカーは、その場で調理・提供するシンプルなビジネスモデルです。

販売場所で売上が振るわなければ別の場所へ移動でき、メニューの評判が悪ければ、すぐに味付けを変えたり、新商品を投入することも可能です。

固定店舗では不可能な「改善スピードの速さ(PDCAサイクルの速さ)」こそがキッチンカーの最大の強みであり、失敗を成功に変えやすい理由といえるでしょう。

人件費が1人分(数人分)で済む

多くのキッチンカーは、オーナー1人、もしくは夫婦やパートナーと2人といった少人数で運営されています。

飲食店経営で最も重い固定費となる「人件費」を最小限に抑えられるため、売上が少ない日があっても赤字になりにくい構造です。

提供スピードを上げるための事前の仕込みや、効率的な動線の確保など、少人数でも回せるオペレーションを構築することが、利益率を高めるカギとなります。

開業費用は数ヵ月の運転資金を見込む

開業費用を計算する際は、車両や設備の代金だけでなく「運転資金」を必ず組み込む必要があります。

開業直後は順調に売れる保証もなく、雨天が続けば売上が立たない月が出ることも考えられます。精神的な余裕を持って経営に取り組むためにも、向こう6ヵ月〜1年分の生活費を含めた運転資金を手元に残しておくことを強くおすすめします。

キッチンカーはどれくらい稼げる?リアルな収支シミュレーション

キッチンカーでは大体どれくらい稼げるのか」を知らないままでは、迂闊に開業はできません。

ここでは、平日や土日イベント出店など、2つのパターンでの収支モデルを紹介します。

平日ランチ出店の収支モデル(会社員ターゲット)

まずは、オフィス街などでランチタイム(11:30〜13:30)に弁当を販売するケースをみていきましょう。

  • 売上:40,000円(単価800円×50食)
  • 原価:14,000円(原価率35%)
  • 出店料:6,000円(売上の15%想定)
  • その他経費:2,000円(ガソリン代、消耗品など)
  • 【1日の利益】:18,000円

これを月20日稼働した場合、月間の営業利益は約36万円となります。

ここから、車両の保険料や通信費などを引いた額が手取りとなります。

土日イベント出店の収支モデル(ファミリー層ターゲット)

週末のフェスやマルシェに出店し、回転率を重視して販売するケースも確認してみましょう。

  • 売上:100,000円(単価600円×166食)
  • 原価:30,000円(原価率30%)
  • 出店料:15,000円(固定または売上歩合)
  • その他経費:5,000円(遠征費など)
  • 【1日の利益】:50,000円

イベントは当たり外れや天候リスクがありますが、一度に大きな売上を作れるのが魅力です。

平日のランチ出店でベースを作り、週末のイベントで利益を積み上げるのが王道のスタイルです。

移動販売(キッチンカー)の開業に必要な費用

店舗型よりも安価とはいえ、キッチンカー特有の費用が発生します。

ここでは、具体的な内訳を見ていきましょう。

キッチンカーの購入費用

キッチンカーは、車種や入手方法によって費用が大きく異なります。

 

軽トラック型
軽バン型
新 車:200万〜300万円
中古車:100万〜200万円
普通車1トン型新 車:300万〜500万円
中古車:150万〜400万円
普通車1.5トン型新 車:350〜600万円
中古車:200〜500万円
荷台の箱部分のみ車載型:30〜100万円
車両持込み改造軽トラック型:50万〜100万円

 

上記はあくまで目安であり、購入先や仕様や経過年数などによって変動します。

キッチンカーの調達方法は購入だけでなく、1日ごとにレンタルするプランや、1ヵ月や半年・1年契約のリースを利用することも可能です。

高額な資金を投入して購入する前に、レンタルやリースのキッチンカーを利用して移動販売の腕試しをしてみるのもよいでしょう。

調理器具やその他の費用

車両以外に必要な設備費用の目安は、50万〜60万円です。

  • 発電機またはポータブル電源
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 調理機材(ガスコンロ、フライヤー、鉄板など)
  • シンク・給排水タンク

特に注意が必要なのが、給排水タンクの容量です。40L、80L、200Lなど、タンクの容量によって保健所から許可される「扱えるメニュー」や「仕込み作業の可否」が変わります。必ず管轄の保健所で基準を確認してから購入しましょう。

開業時の広告宣伝費

「美味しいものを作っていれば自然にお客さまが来る」というのは、甘い考えです。

特にキッチンカーは販売場所が常に変わるため、SNSの活用が不可欠です。「今日はどこにいるか」「今日のおすすめは何か」をリアルタイムで発信し、ファンを獲得しましょう。

また、看板やタペストリーのデザインも重要です。遠目から見ても「何を売っている車なのか」が一目でわかるデザインに投資することで、集客率が大きく変わります。

移動販売スタートまでの流れ:営業許可・資格編

ここからは、移動販売をスタートさせるまでに必要な、準備や手続きについて解説します。

食材の仕込みやストック場所を決める

キッチンカー開業の最大のハードルは、仕込み場所の確保です。

原則として、キッチンカーの車内では「加熱」や「盛り付け」などの簡易な調理しか認められません。野菜を切る、肉に下味をつけるといった「仕込み行為」は、保健所の許可を受けた施設でおこなう必要があります。

自宅のキッチンは許可が下りないことが多いため、以下の対策を考えましょう。

  1. 知り合いの飲食店の厨房を借りる
  2. シェアキッチンを契約する
  3. 車内で仕込みまで完結できるような設備(200L以上の給排水タンク等)を搭載する

保健所から営業許可をもらう

営業許可は「出店する地域ごと」に必要です。

たとえば、東京都と神奈川県の両方で出店したい場合、それぞれの管轄保健所での許可が必要です(※一部、広域許可の制度もあり)。

また、取り扱うメニューによって必要な設備基準(シンクの数や大きさなど)が異なるため、車両製作の契約をする前に、必ず出店予定エリアの保健所へ図面を持って事前相談に行きましょう。

食品衛生責任者の資格を取得する

キッチンカーで飲食物を販売する場合、各車両に1名「食品衛生責任者」を置く必要があります。

調理師や栄養士の免許があれば申請のみで取得できますが、資格がない場合は各都道府県の食品衛生協会が開催する講習会(1日/計6時間程度)を受講する必要があります。

「会場集合型養成講習会」(一般社団法人東京都食品衛生協会)

PL保険(生産物賠償責任保険)に加入する

万が一の食中毒や、提供時にお客様に火傷をさせてしまう等の事故に備え、PL保険(生産物賠償責任保険)に加入しておきましょう。

多くの出店場所で、契約時にPL保険の加入証明書の提出が求められます。日本食品衛生協会や商工会議所経由で加入すると、比較的安価に加入できるケースがあります。

移動販売スタートまでの流れ:メニュー・機材編

開業資金や営業許可の目途が立ったら、販売するメニューを決めてキッチンカーの取得に向けて動きます。

販売するメニューを決める

キッチンカーの運営で最も大切なのは、商品のラインナップです。

「何でも屋」は一見珍しそうに見えますが、実際には選ばれる可能性は低くなります。しっかり売上を立てたいなら、ターゲットと利用シーンを明確にしましょう。

  • ターゲット:ランチ難民の会社員か、イベントのファミリー層か
  • 提供スピード:ランチなら注文から1分以内の提供が求められる
  • 差別化:競合が多い「唐揚げ」「カレー」で勝負するなら、独自の強みが必要

キッチンカー(移動販売車)を購入する

メニューが決まって初めて、必要な設備(鉄板の大きさ、冷蔵庫の容量など)が決まるため、車両が選べます。

キッチンカー事業では車自体が「動く看板」となるため、遠くからでも目立ち、食欲をそそる外観に仕上げましょう。

移動販売スタートまでの流れ:出店場所探し編

開業資金・営業許可・販売メニュー・キッチンカーの入手方法が決まったら、次は出店場所の選定をおこないましょう。

開業前に出店場所の目星をつける

車両が完成してから場所を探すのでは、動き出しが遅すぎます。

必ず事前に「平日ランチ」「土日のイベント」「スーパーの軒先」など、曜日ごとに稼働できる場所を確保しておきましょう。

実際に現地に足を運び、人通りや競合店の状況、客層(男女比や年齢層)をリサーチすることが大切です。

土日・祝日のイベントカレンダーを作る

平日はオフィス街や商業施設などで手堅く稼ぎ、土日はイベントで大きく売上を作るのが理想的なモデルです。地域のイベント、マルシェ、フェスなどの開催情報を収集し、年間カレンダーを作成してエントリー漏れがないようにしましょう。

大規模フェスだけでなく、地域の小規模な祭りや催し物こそ、競合が少なく利益が出しやすい狙い目です。

「出店場所がない」を防ぐ|場所探しの具体的な3つの方法

キッチンカーを作ったけれど、出店できる場所がない」というのが、最も多い失敗パターンです。

ここでは、これを防ぐための3つの方法について解説します。

マッチングサービス・アプリを活用する

ウェブ上には、オフィス街やマンション、商業施設などの空きスペースとキッチンカーを仲介してくれる「マッチングプラットフォーム」というものが存在します。

登録しておけば、条件に合う出店場所のエントリー情報が届くので、活用しましょう。

売上に応じた手数料がかかる場合が多いですが、営業の手間が省けるため、初心者はまず登録すべきサービスだと言えます。

地域の商工会議所や観光協会とつながる

地元の商工会議所や観光協会に入会・相談すると、地域のお祭りやイベントの出店情報をいち早く教えてもらえることがあります。

地域密着での営業を目指すなら、こうしたリアルなネットワーク作りが非常に有効です。

SNSやHPで出店依頼を募集する

営業のために、自身のInstagramやホームページに「出店依頼募集」の案内を掲載しましょう。

これをしておくだけで、「会社の駐車場に来てほしい」「地域のイベントを盛り上げてほしい」といった依頼が直接舞い込むこともあります。

連絡先や対応可能エリアを分かりやすく明記しておくことがポイントです。

脱サラをして移動販売で独立するも、失敗した事例6選

ここからは、脱サラしてキッチンカー事業で開業した方の失敗事例を見てみましょう。

失敗事例から学べることも、きっとあります。

キッチンカーの購入費が高い

キッチンカーの見た目は重要ですが、必要以上に高額なものを購入してしまうと、回収しきれないケースがあります。

キッチンカーの客単価は、おおよそ1,000円程度です。初期投資を抑えなければ、どれだけ売上を伸ばしてもなかなか黒字にはなりません。気合いを入れすぎて、初期投資額が膨らみすぎないように気をつけましょう。脱サラ後に移動販売(キッチンカー)を始めるときの注意点

「6.移動販売の利用にかける金額」(市場調査データ移動販売)

営業許可が下りない

2021年6月の食品衛生法の改正によって、各都道府県の保健所の許可要件はおおむね統一されました。

しかし、細かい部分は地域ごとで多少異なるため、当該地域の基準を確認せずに憶測でキッチンカーや設備を準備してしまうと、許可が得られないケースがあります。

また、営業許可には「キッチンカー内で調理した料理を提供できる許可」と「調理済みの商品を販売する許可」の2種類があります。この2つを取り違えないように注意しましょう。

LPガスが買えない

キッチンカー内で加熱調理をおこなう場合、LPガスの使用が一般的です。

LPガスは販売事業者と契約をして充填できる先を確保するだけなのですが、昨今は行政指導が厳しくなったため、新規の契約を断られることもあります。

あらかじめガス会社に問い合わせをして、必ず事前にLPガスの契約が可能か確認しておきましょう。

フランチャイズ加盟の問題

フランチャイズのキッチンカーの場合は、フランチャイズ本部が販売ノウハウのない加盟者へ移動販売業のサポートをしてくれます。

加盟時には加盟金や保証金が必要な場合がありますが、移動販売車や調理器具をリースしてくれることもあるため、メリットは十分でしょう。

しかし、サポートの対価として売り上げに応じたロイヤリティを支払わなければならないため、加盟店の手元に残る利益は独立して営業するよりも少なくなります。 加盟前に自分の必要なサポートとその対価が見合っているか確認するようにしましょう。

出店場所が確保できない

効率的に売上をあげられる出店場所は人気が高く、競合と取り合いになるため、早めに押さえましょう。

決まった場所を継続して利用していれば、売上の傾向がわかりるため、常連や固定客を増やしていけるでしょう。

場所の確保に困る場合は、前述のマッチングサイトなどを活用することをおすすめします。

想定ほど売り上げられない

思うように売り上げが立てられないときは、下記を参考に見直すとよいでしょう。

• 出店場所・出店時間・ターゲット層を見直す
• 仕入れ先や稼働時間を見直して原価率を下げる
• 提供スピードを上げて販売数を増やす
• セットやサイドオーダーなどで客単価を上げる
• 集客に繋がる人気メニューを開発する

安易に価格を下げるだけでは、売上が一時的に伸びても利益にはつながりません。時にはこだわりを捨てて顧客ニーズに寄せる柔軟さも必要でしょう。

キッチンカーを始める際に利用できる融資や補助金制度

自己資金だけで開業資金を賄えない場合は、公的な支援制度をフル活用しましょう。

移動販売の初期費用を調達するためのローン

一般的なのは、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」です。

新創業融資制度は、無担保・無保証人で利用でき、金利も低めに設定されています。審査にはしっかりとした「創業計画書」の作成が必要ですが、これは自身のビジネスモデルを見直す良い機会にもなります。

新規事業で費用の補填ができる補助金や助成金

返済不要の「補助金・助成金」も、必ず検討しましょう。

  • 小規模事業者持続化補助金:販路開拓のためのチラシ作成、WEB制作、車両の改装費などに使える
  • 事業再構築補助金:事業転換などの大規模な投資向け

※車両本体の購入費は対象外となるケースが多いため、公募要領をよく確認するか、商工会議所や税理士などの専門家に相談しましょう。

「よろず支援拠点」(中小機構)

まとめ

キッチンカーは「自由な働き方」と「低リスクな開業」を両立できる、現代に合った魅力的なビジネスです。

しかし、決して「楽して儲かる」商売ではありません。成功のためには、徹底した事前準備と、経営者の視点での運営が不可欠です。

まずは「どんな人に、どんな料理を届けたいか」を具体的にイメージし、本記事で紹介したステップを一つひとつクリアしていきましょう。

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<文/柴田敏雄>

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