働き方やライフスタイルのヒントをお届けするポッドキャスト番組『安居楽業 ライフとワークを整える』。今回も引き続き、プロ麻雀チーム『セガサミーフェニックス』所属で、現在は選手兼監督としても活躍されている茅森早香さんをゲストにお迎えします。
後編では、子育てと仕事の両立、YouTubeチャンネルの立ち上げ秘話、さらにはオーナーを務めるクレープ店についてなど、多彩な活動の裏側に迫ります。自分らしいペースでキャリアを重ねながら、家族との時間も大切にする茅森さんの暮らしには、“等身大の幸せ”と“自分らしい働き方”のヒントが詰まっています。
選手兼監督だからこそ、言える・話せるチームづくり|安居楽業〜ゲスト茅森早香さん(前編)
西川あやの:
『安居楽業 ライフとワークを整える』
独立の味方、アントレがお送りする『安居楽行 ライフとワークを整える』
番組のタイトル「安居楽業」というのは、満足して心穏やかに楽しんで仕事をすることを言います。この番組では、楽しく自分らしく仕事をしている人をゲストにお招きして、働き方やライフスタイルについて伺っています。先週と今週は、プロ麻雀チーム『セガサミーフェニックス』所属の茅森早香さんにお話を伺っています。茅森さん、今週もよろしくお願いします。
茅森早香:
よろしくお願いします。
子育てとMリーグ、そしてYouTube。2018年からの変化

先週は麻雀にまつわるお話を伺いましたが、今回は2018年にご結婚とご出産を発表された茅森さんの、ライフスタイルの変化について聞いていきます。
西川:
2018年にご結婚とご出産を発表されたということで、今は子育てをしながらお仕事をされている状況ですよね。
茅森:
そうですね。
西川:
スケジュール的な面では、いかがですか?
茅森:
Mリーグなどの仕事があるときは、夫や母に任せているので、結構協力してもらっていますね。
西川:
2018年にご結婚とご出産を発表されて、その数ヶ月後にMリーグが始まったんですよね。
茅森:
出産して、数ヶ月ぐらいでMリーグ、みたいな感じでした。
西川:
すごい年ですね。
茅森:
そうですね。色々とびっくりしました。
西川:
その年のことを思い出すと、やっぱり大変でしたか?
茅森:
そうですね。子供が小さいときの方が大変でしたね。
西川:
それまでの生活と比べて、変わったなと感じることはありますか?
茅森:
子供が大きくなったので、だいぶ手がかからなくなって楽になりました。
西川:
Mリーグも結構、対局の時間が遅いですよね。
茅森:
そうですね。
西川:
そうなると、お子さんと一緒に過ごせる時間はいつなんですか?
茅森:
やっぱり土日ですかね。Mリーグがない日は家にほぼいるので、夕方から寝るまで。子供が学校から帰ってきてからの時間ですね。
西川:
普段はどういうお話をされたり、どんな遊びをされるんですか?
YouTubeを拝見していると、お子さんも大きくて、色々なコミュニケーションがとれる年齢なのかなと思ったのですが。
茅森:
そうですね。うちの子は自閉症と知的障害があって、まだ精神年齢が4歳ぐらいなんです。なので、遊びもシンプルなものですね。自分で遊びを見つけるのが得意なので、たまに「これやって」と言われたことをやるぐらいです。
西川:
YouTubeではおままごとみたいな遊びもされていましたよね。
茅森:
おままごともしますけど、何でもやりますよ。自分で紙を持ってきて絵を描いて、それを貼っつけて…みたいな、工作っぽいこともするんです。放っておいても1人で遊んでいるので、(笑)結構楽ですね。
西川:
お子さんも、茅森さんのYouTubeチャンネルに登場されていて、おふたりの可愛いやり取りに本当に癒されます。2019年からチャンネルを始められたとのことですが、開設のきっかけは何だったんですか?
茅森:
きっかけはなんだろう…「やってみたいな」と思って、周りにいた友達に声をかけたって感じですね。
西川:
どういうものを発信してみようとか、最初に構想はあったんですか?
茅森:
何も考えていなかったですね。
西川:
初期は、YouTuberっぽい企画もされていましたよね?
茅森:
そうですね。今はほとんど動画を撮っていなくて、ライブしかしてないんですけど。当時は、YouTuberっぽい企画とか、麻雀を絡めた動画をやってみたくて始めました。
西川:
今までで、特に楽しかった企画や印象に残っているものはありますか?
茅森:
いっぱいあるんですけど…「目隠しをした状態で、指示されながらマリオをやる」という『目隠しマリオ』が楽しかったですね。メンバーが4人いるんですけど、みんな大爆笑してました。
西川:
そういうことも、茅森さんはやってみたかったんですね。
茅森:
やってみたかったです。結構みんなでワイワイするのが好きなんで。あと、みんなお酒好きっていうのもあって。
西川:
茅森さん、ハイボールがお好きですもんね。
茅森:
そうですね。誘ったメンバーは、女流最高位戦の打ち上げの2次会にいたメンツだったんですけど、お酒好きっていうのもポイントにして声をかけました。
西川:
それがきっかけで、YouTubeが始まったんですね。
茅森:
そうです。
西川:
チャンネルを開設して、いろいろな企画をやってみて、ファンの方からはどんな声が届きましたか?
茅森:
「イメージと違った」って、よく言われますね。でも、実際に会っても同じように言われるので、一緒ですね。
西川:
素の姿を見られる機会があまりない分、驚いた方もいれば、それで新たにファンになったという方もいるでしょうね。
茅森:
「ギャップがすごい」っていうのは、よく言われます。
西川:
最近はライブ配信の方が多いんですか?
茅森:
そうですね。今はライブしかしてないですね。また何か撮ろうかな、みたいな感じにはなっているんですけど、忙しくてなかなか撮れていません。
西川:
今後、やってみたい企画はありますか?
茅森:
以前に「駅に立って声をかけられるか」っていう企画があったんですけど、今だったら多分、声をかけられると思うんです。なので、ちょっと「あれから何年後の今なら…」というのをやってみたいですね。
西川:
そのときはユニフォーム姿だったんですよね?
茅森:
ユニフォームではなかったんですよ。当時は、ユニフォーム柄のジャージみたいなものがあって、それを着ていました。最初は見せなかったんですけど、途中で脱いで見せるようにして。でも実は、タクシー運転手さんに気づかれていたんです。何ヶ月か後にその運転手さんのタクシーに乗ったとき、「僕、見てたんですよ」って言われました。
西川:
えっ、それで発覚したんですか?
茅森:
「行きたかったんですけど、仕事中で行けなかったんです」って。
西川:
それはもう、運転してもらわないと(笑)
でも今同じ企画をやったら、人が群がっちゃうかもしれませんね。
茅森:
群がりはしないと思うんですけど(笑)、今はその辺を歩いていても話しかけられることがあるので、今だったらバレるかなとは思いますね。
「子どもの未来の居場所をつくりたい」 麻雀プロ×YouTuber×クレープ店オーナーという生き方

西川:
今、「ちょっと忙しくなってきて」とおっしゃっていましたが、2023年からジラフクレープ新宿店をオープンされて、今は代官山も含めて2店舗のオーナーさんですよね。これはなぜ始めようと思ったんですか?










