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「自分はオワコンなのか?」プレッシャーを乗り越えられたラジオの存在|安居楽業〜ゲストkinoko.さん(前編)

生ボイス
この記事は、アントレのPodcast番組「安居楽業」にご出演いただいた方のお話を記事として書き起こしているものです。これまでの仕事やプライベートのこと、苦難を乗り越えたエピソード等、”楽業”を手に入れるまでを語ってくださっています。

働き方やライフスタイルのヒントをお届けするポッドキャスト番組『安居楽業 ライフとワークを整える』。今回のゲストは、YouTubeやInstagramなどを中心に活躍するファッションインフルエンサーのkinoko.さん。

ファッションに無縁だった学生時代から一転、ブライダルモデルの経験をきっかけに、自分を変えてくれたファッションの楽しさを多くの人に届けたいとSNSでの発信をスタート。現在は、ブランドとのコラボやライブ配信、ポッドキャストなど、さまざまなスタイルで“着ることの楽しさ”を発信し続けています。

壁にぶつかりながらも、自分らしいスタイルを模索し続けてきた8年間。発信を続ける原動力や、ファッションを通じて届けたい想い、そして“素の自分”を見せられる場所としての音声配信の魅力まで、じっくりお話を伺いました。

西川あやの
『安居楽業 ライフとワークを整える』

番組のタイトル「安居楽業」というのは、満足して心穏やかに楽しんで仕事をすることを意味します。この番組では、楽しく自分らしく仕事をしている人をゲストにお招きして、働き方やライフスタイルについて伺っています。今日のお話が、みなさんのライフとワークを整える時間になれば嬉しいです。

今回からのゲストは、ファッションインフルエンサーのkinoko.さん。ファッションについてさまざまな発信をされている方です。私も以前はラジオ局に勤めていて、どんな服を着てもよかったというか、見えないことをいいことに自分にとって楽な服を選んでいたのですが、フリーランスになってからは衣装選びに悩む日々が続いていて。最近では音声コンテンツにも写真が載ることがあるので、毎週同じ服はまずいかな……と思ったりもして。洋服って毎日着なくてはいけないものなので、TPOや仕事に合わせた服選びに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。今日はそのあたり、kinoko.さんに服選びのヒントを伺えたらと思っています。

“好き”を仕事に。ファッションと生きるkinoko.の働き方

西川
ファッションインフルエンサーのkinoko.さんです。よろしくお願いします。

kinoko.
よろしくお願いします。

西川
この番組のタイトル「安居楽業」は、満足して心穏やかに楽しんで仕事をするという意味なんですが、ご存知でしたか?

kinoko.
もともと言葉自体は見たことがあったのですが、意味までは知らなくて。今回お誘いいただいてから、1から調べ直しました。

西川
ありがとうございます。何て書いてありましたか?

kinoko.
仕事関係や政治関係、あとは中国の歴史などでよく使われる言葉だと書いてありました。

西川
私より詳しいですね(笑)。

kinoko.
いやいや、そんなに大したことは調べてないんですが、「そうなんだ」と思って。「これはなかなか触れる機会がないな」と感じながら見ていました。

西川
この番組では、自分のやりたいことを仕事にしている方々にお話を伺っているのですが、kinoko.さんはまさに趣味が仕事につながっている方だと感じています。ぜひ今週と来週でそのあたり、たっぷりお聞かせください。

kinoko.
お願いいたします。

西川
それではkinoko.さんのプロフィールをご紹介します。
1994年、大阪府出身。ファッションインフルエンサーとして、YouTubeやInstagramなどSNSで情報発信をされています。モデルやブランドとのコラボ商品のプロデュースなど幅広く活躍中。プライベートでは2023年にご結婚され、現在は兵庫と東京の2拠点で生活されています。

今日も兵庫から来てくださって。

kinoko.
そうなんですよ。

西川
来てくださってありがとうございます。

kinoko.
参りました。ありがとうございます。

西川
ファッションインフルエンサーという肩書き、最近はよく耳にしますが、実際にはどんな活動をされているのですか?

kinoko.
色々なタイプがあると思うんですけど、私個人としては、先ほどご紹介いただいたように、YouTubeやInstagramなどSNSを通じて、ファッションの楽しさや着こなし、そして私のおすすめアイテムなどを動画で紹介するというのが1つの軸です。

また、ブランドさんとのコラボ商品のプロデュースをさせていただくこともありますし、雑誌でコラムを書かせていただいたりもしています。今は終了してしまったのですが、TBSラジオの『金曜ボイスログ』という番組では、今年の3月まで「kinoko.のファッションログ」として、毎週10分程度ファッションの話をさせていただいていました。

基本的にはファッションが中心ですが、服にまつわる情報発信もしますし、フォロワーさんや応援してくださる方からの質問にお答えすることもあります。

あとは「ショップクルーズ」と呼ばれる仕事もあります。

西川
ショップクルーズ?

kinoko.
たとえば春夏シーズンの新作が出た際に、ブランドさんから「新しいお洋服を紹介してください」とお声がけいただき、いち早くお店に行って紹介させていただくという仕事です。ファッションを通して本当に色々なことをさせていただいています。

西川
お仕事の内容は毎回違うというか、すごく幅広いですね。

kinoko.
そうなんです。本当にさまざまな形があります。あと最近では「ライブコマース」という言葉をよく耳にされると思うんですけど、たとえばお店に伺って、紹介したいアイテムをライブ配信しながら視聴者さんに紹介するお仕事もしています。

西川
すごい、さまざまな形で発信されていますね。

kinoko.
ありがたいことですね。本当にありがたいお話です。

西川
ファッションに関する発信というと、紙やデジタル、動画といったイメージが強いですが、ポッドキャストやラジオでの発信など、言葉でファッションを伝えるというお仕事もされているんですね。

kinoko.
そうなんです。最初は本当に苦戦しました。YouTubeなどでは映像があるので、視覚情報で伝えられるのですが、画がない音声だけで物を紹介するのはなかなか難しい。でもその分、ラジオで鍛えていただいたなと感じています。

西川
そうなんですね。今日もkinoko.さんは、ブルーの英字Tシャツに秋らしいオーバーサイズのブラウンのジャケットを着ていらっしゃって。襟元にバッジも付いていて、すごく可愛くてオシャレです。やっぱり秋を意識されているんですか?

kinoko.
そうなんです。気温的にもかなり寒くなってきていますし、今年はブラウンがトレンドカラーなんですよ。

西川
メモメモ。

kinoko.
ありがとうございます(笑)。昨年あたりからさまざまなブランドさんがブラウンのアイテムを出されていたんですけど、これまでのベーシックカラーといえば「黒」のイメージが強かったんですよね。冠婚葬祭もそうですし。

西川
黒って楽ですもんね。

kinoko.
そうなんです。黒はその人の人柄や雰囲気にマッチして、きれいに見せてくれる色だと思うんですけど、第2のベーシックとして提案されているのが実はブラウンなんです。今年はそのトレンドがより強くなっていて、さまざまなショップでアウターやトップス、ボトムスにもブラウンのアイテムが多く並んでいます。

西川
たしかに、ブラウンって今日の青やピンクのような華やかな色とも相性が良さそうですね。

kinoko.
そうなんです。黒だと全体がかっこよく決まりがちですが、ブラウンは明るい色味のものも多くて、キャメルに近いものやチョコレート系、黒に近いものなど種類も豊富です。そこに赤や黄色、ブルーといった色を足すと雰囲気が一気に変わるので、1枚持っておくととても便利ですよ。私も買いました。

西川
良い情報ありがとうございます!ちなみに、ブラウンのアイテムを1つだけ取り入れるとしたら、何が一番ラクですか?

kinoko.
そうですね。普段あまり色物を使わず、黒ばかり着ているという方には、まずは小物から取り入れるのがベストです。

西川
靴とかバッグとか?

kinoko.
そうです。時計やアクセサリーでもいいと思います。あとは、お仕事などでスーツを着る機会がある方なら、黒に近いダークブラウンから取り入れていただくと、ビジネスでも日常でも使いやすいですし、幅広く楽しめると思います。

西川
うわー、すごく参考になります。私もラジオの世界にいたので、ファッションに遊び心を入れづらくて。クローゼットや靴箱も気づけば黒と白ばかりになっちゃうんですよね。ラクすぎて(笑)。

kinoko.
たしかに悩まないですよね。

西川
じゃあ今年はブラウンを取り入れよう。みなさん、今年のキーカラーはブラウンだそうですよ!

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