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独立は一冊のノートから始まる。起業家精神で切り拓く自分らしい人生を創るために必要なものとは

フランチャイズ

さる9/27~9/28の2日間にわたり、「見て、触れて、選べる!独立体感イベント アントレフェア2016」が開催されました。このイベントでは、独立や開業を考えている人をサポートする、様々なコンテンツが盛りだくさん。

中でも人気の高かったのが「ゲスト講演コーナー」。今回は(株)MMコンサルティング 代表取締役・起業支援コンサルタントの上野光夫さんがお話された「独立は一冊のノートから始めなさい」の講演をご紹介します。

独立への不安や、どうしても腹を括れない人はノートを作ってみる。独立したい気持ちと、失敗への不安に揺れている人は特に必見です。

<上野光夫さんプロフィール>
日本政策金融公庫に26年間勤め、おもに小規模企業への融資の審査業務に携わる。出会った経営者は3万人を超え、融資総額は2000億円超。1年以内に貸し倒れとなる率は0.3%以下に抑える。2011年、経営コンサルタントとして独立し、資金調達支援、起業支援を行うほか、研修、講演、執筆などで活躍。著書に『3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』(日本実業出版社)、『起業は1冊のノートから始めなさい』(ダイヤモンド社)などがある。

「アイデア・マインド・行動力」。起業家精神で壁を乗り越える

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2011年、私は26年間勤めた日本政策金融公庫を退職し、独立開業を果たしました。『なぜ公庫をやめて独立したのか?』とよく尋ねられますが、自らの能力で道を切り拓いていく経営者や起業家のようになりたいと思ったからでした。

そして46歳の誕生日を迎えたとき、突然「早く独立しないと夢が夢で終わってしまう」と思い立って、行動に移しました。おかげさまで現在6年目を迎え、起業を考える方のアドバイスや資金調達のサポートを中心に、1,000名以上の方のお手伝いをさせていただいています。

さて、独立開業や起業といっても様々な業種・形態がありますが、どんな小さな事業においても「アントレプレナーシップ(起業家精神)」が必要になります。誰かの指示ではなく、自分で全てを決めて行動する意識がなければ、独立はうまくいきません。

逆にいえば、アントレプレナーシップを念頭に行動を重ねていけば、楽しみながら経済活動を行えるということです。

しかしながら、起業から1年以内でその半分が、3年以内には9割が廃業あるいは倒産するといわれています。その原因のほとんどは資金繰りの破綻。そこには、独立後に直面する3つの壁があります。

1つ目は「アイデアの壁」。
起業前は様々なアイデアがあっても、いざ開業すると目先の作業に忙殺されて、アイデアを出すことが疎かになってしまう。するとそこがネックになって経営が悪くなります。一方で、優れた経営者は例外なくアイデアマンが多いです。

2つ目は「マインドの壁」。
やる気、モチベーション、あるいはメンタルの強さです。経営が破綻する原因の多くは、平たくいうと図に乗ってしまうこと。あいまいな経営判断や行動が引き金になることがあります。常に高いマインドを持ち続けることが大切です。

3つ目は「行動力の壁」。
何かをしようとすればお金もかかるし、悩みも増えます。しかし、即断・即決・即実行ができる経営者はビジネスをすごく伸ばすことができます。

起業や独立することがゴールではなく、あくまでそこがスタートです。アイデア、マインド、行動を駆使してビジネスを展開していくことが、事業を成功させるには必要なのです。

ゆるがぬ動機と綿密な準備。マネジメント能力向上に成功の秘訣あり

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これまでにたくさんの経営者の方とお会いしてきましたが、数年で廃業される方もいれば、数十年続く方もいらっしゃいます。ビジネスプランの差異も当然ありますが、それ以外にも何か違いがあるのではないかとずっと考えていました。

そしてあるとき「独立前に綿密な準備をしたのではないか?」という仮説にたどり着きました。

その仮説をもとに、10年以上経営を続けている方に話を伺ってみると、相当綿密に準備をしていたことがわかりました。逆に、廃業された方の多くが、準備が足りていない傾向にありました。

しかし、綿密な準備といっても期間が長ければいいということではありません。例えば半年、1年など、ある程度時間を区切ることが大切です。私は2年ほど準備しましたが、平均すると1年ほどの準備期間が多いように思います。

では、具体的に何を準備すればいいのか。

まずは、ぶれない独立の動機を決意してください。そして次に時期。何年何月、できれば何日まで決めてください。お金が貯まったら、周囲が賛成したら…などと考えていると、いつまでたっても独立はできません。

次のステップは大きく2つ。1つは、企業セミナーなどでも重点的に指導される「ビジネスを固める準備」です。“何を、どうやるのか”、ビジネスモデルを考えること。そのためには、経営資源といわれるヒト、モノ、カネ、情報をきちんと整えることが必要になります。

もう1つは「経営者になるための準備」。これは、人間関係、お金、メンタルの強さなど、経営者に求められる様々なマネジメント能力を向上させる準備のことです。使う立場と使われる立場はまったく異なります。いままでの自分を変えるくらいの勢いで心を切り替えて準備をしなければ、いくらビジネスを固めてもうまくいきません。

決断のときに向けて、熱い想いを一冊のノートに

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独立の準備には、ぜひ手書きのノートを活用してください。PCやiPadなどで独立ログ(記録)をつくる方も多いと思いますが、手書きがオススメです。

なぜなら、書くスピードが速いこと、手で書くという作業によって体と頭がつながり思考の整理ができること、そして、書いたときの気持ちをいつでも思い出せるからです。

まずは、先ほどの「ビジネスを固める準備」と「経営者になる準備」を意識しながら、人に聞いた話や、ネット上で知り得た情報、アイデアなどを時系列でどんどん書いていきましょう。

オススメしたいメモは、自分の心理状態をコントロールする能力「メンタルタフネス」についてです。経営はどうしても山あり谷ありです。しかしそこで一喜一憂せずに、難題を解決していける精神的な支えを記録しておくと、経営にいい効果があると思います。

そしてある程度の記録が蓄積してきたら、次は行動に移すために、ビジネスモデル、マーケティング、スキルアップ、資金調達など、エッセンスを少しずつ別のノートにまとめていきます。その際は、行動とリンクさせていくと効果的です。

いよいよ独立の日が迫ってきたら、独立ログを記したノートをもとに事業計画書をまとめ、経営資源を整えてください。そして最後は、腹をくくって邁進することです。

現在、独立を明確に決めている方もいれば、まだという方もいらっしゃると思います。まずは一度、自分の人生の最期を想像してみてください。「独立した自分と、そうではない自分」。そのときどちらが充実しているかは、独立を決意する判断基準になると思います。

私は46歳のとき、独立していない自分を想像して絶対後悔すると思い、48歳で独立しました。確かに失敗するリスクもあります。しかし決断したからこそ、いまの私があります。思い立ったとき、それが決断のときではないかと思います。

<事業計画書の作り方>ワンポイントアドバイス

事業計画書には目的によって種類が異なります。1つは自分自身のシナリオとしてつくる事業計画書。もう1つは、資金調達やスタッフ獲得のために、人に見せる事業計画書。それぞれの目的に応じた形で、説得力のある事業計画書を作成しましょう。

一例として、資金調達における事業計画書のポイントを示します。

■ベンチャーキャピタルの場合
「どんなビジネスで、何をやりたいのか」が重要。一目瞭然のプレゼン資料という意識が必要です。堅実さよりも、斬新なビジネスモデルや急成長を感じさせる書き方がポイントです。

■創業補助金の場合
募集要項の審査基準に準じた書き方で、その分野に明るくない人が理解できて、かつ驚きもあることがポイント。補助金を使って堅実にやっていけるストーリー展開が求められます。

■創業融資の場合
創業計画書一枚にまとめるのが基本です。ポイントは、経営者としての資質、財政状態などを意識しながら、堅実なビジネスの展開や収支見込みの根拠を示す書き方になります。

ぜひ、参考にしてみてください。

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アントレスタイルマガジン編集部

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