誰にも『合う仕事』『合わない仕事』があります。しかし、仕事で思うような結果が出なかったり、つらいなと思ったりした際に、自分を責めてしまうのはよくありません。
とはいっても、仕事がうまくいかないとストレスが溜まってしまいますよね。自分に合わない仕事を続けていると何が起きてしまうのでしょうか。ストレスになる仕事を続けたときに起こりうる問題やその原因について解説していきます。
仕事が合わないと感じる原因は?
仕事が合わないと感じる原因は人それぞれです。同じ仕事や環境で働いていても、合うと感じる人もいれば、合わないと感じる人もいます。さらに、合わないと実感している人の中でもストレスを感じやすいかそうでないかで、ストレスを感じる人と感じない人がそれぞれいます。ストレスを感じてしまうほど、今の仕事が合わないと感じるのにはどのような原因があるのでしょうか。代表的な原因を3つ紹介していきます。
1.労働環境が合わない
合わない労働環境で働くと、人はストレスを感じます。合わない労働環境も人によってさまざまです。過酷すぎる環境はもちろん、緩すぎる環境でもストレスを感じる人はいるでしょう。自分にとって適切な厳しさのある仕事でないと、自分の市場価値に不安を抱き、ストレスとなってしまう人が多いのです。
さらに「営業場所までの移動時間が長く、仕事にあてられる時間が少ない」という物理的な要因でも、ストレスを感じる場合があります。
2.考え方・やり方が合わない
仕事場では、たくさんの人と関わらなくてはいけないため、仕事の考え方・やり方が違う人とも仕事を進めなければなりません。そのため「どうしてもこの人とは合わない」と感じてしまうこともあるでしょう。
また、人間関係だけでなく、会社によって仕事のやり方や考え方があるため、これが自身の価値観や良いとする方法に反するものだと、働くことにつらさを感じるようになってしまいます。どうしてもソリが合わない場合には、価値観が合わなかったり、理念を否定されたりする気分になってしまい、ストレスフルな仕事生活を送ることになってしまうでしょう。
3.そもそも適性がない
そもそも適性のない仕事は、成果が出しづらく、強くストレスを感じてしまうでしょう。例えば、人見知りの人に営業職をさせてしまったり、商談が得意な人に事務だけをさせてしまったりすると、仕事がストレスになってしまうことがあります。
もちろん「自分では気づけない才能に気づくためにも、さまざまなことに挑戦する」のは良いことです。しかし「やりたいことではないことを、無理に仕事としてする」のはストレスになるだけでなく、なりたい理想像に近づかないので、時間がもったいないと感じるでしょう。勇気を出して、仕事のキリが良いタイミングで異動もしくは、転職できるように行動することが望ましいです。
仕事が合わないと、こんなストレスが溜まる!
仕事が合わないと感じても「周囲に相談するのはハードルが高い」と感じてしまう人もいるでしょう。人に相談して解決策を見つけるのもいいですが、根本的な解決をするには、原因をしっかりと見つめ直す必要があります。合わない仕事をしていると、自分でも気づかないうちにストレスが溜まってしまいます。ここからはストレスの原因にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。当てはまるものがあるかどうかチェックしながら読んでみてください。
1.努力しても成果が出ないストレス
合わない仕事をしていると「人よりも努力をしているのに、なかなか結果が出ない」なんてことが起こります。
適性のある人とない人では、同じ仕事を同じだけ頑張っても、同じ結果が出にくいことがあります。そのため、適性のない人が人一倍努力をする必要があるものの、適性のある人ほどうまく結果が出せずにストレスを感じてしまうでしょう。すると「自分はなんでこんなに頑張っているのに結果が出せないのか」「仕事ができない人間なのだろうか」とマイナス思考になってしまいます。
2.職場で肩身がせまく感じるストレス
仕事ができなかったり、やり方が人と少し違ったりすると、職場で肩身がせまく感じてしまうことがあります。職場には、長年受け継がれてきたやり方や考え方があります。そのため、型にうまくハマれないと、居心地の悪さを感じてしまうことがあるでしょう。
職場で肩身がせまいと感じると、仕事自体は嫌じゃないのに、仕事に行くことが億劫になってしまったり、居心地が悪くなってしまったりするストレスを感じるようになってしまいます。
3.やりたい仕事を我慢するストレス
「他にやりたい仕事があるのにも関わらず、今の仕事に縛られている」ということに対してストレスを感じることもあるでしょう。仮に、今の仕事がやりたい仕事をするための踏み台になるのであれば、頑張れるかもしれません。しかし、全く関係のないものになってしまうと「自分はこれがしたのではない」と強いストレスを感じるようになっていってしまう可能性があります。
合わない仕事を無理して続けると?
どんな人にも適性があり『合う仕事』や『合わない仕事』があります。では、合わない仕事を無理に続けてしまうと、どのようなことが起こりうるのでしょうか。『ストレスを感じながら、合わない仕事を続けてしまっている人が陥りやすいこと』を3つ紹介していきます。ストレスを感じ続けてしまうのは、精神衛生上よくありません。当てはまるものが多い人は、思い切って転職を考えてみても良いでしょう。
1.周りとの差が埋まらなくなる
適性のない仕事を続けていても、周りの人との差は開く一方です。苦手なことをしていると周囲に追い抜かれてしまったり、差を広げられてしまったりします。
ずっと「周りと肩を並べよう」と努力をするようであれば、自分に合っている仕事をして成果をあげたほうが成果を残せますし、有意義な時間を過ごせます。差が埋まらないと、自己否定にも発展しかねないので、早急に仕事を変えることをおすすめします。
2.身体を壊して働けなくなる
合わない仕事を無理に続けていると、ストレスで体調を崩してしまうこともあります。身体を壊してしまったら、治るまで一時的に働けなくなり、収入がなくなってしまうこともあります。
仕事において、身体は資本です。「睡眠を十分にとり、健康的な食事をする」など、いかなるときも、身体を第一に行動することを心がけましょう。社会復帰できるまで長い時間を過ごしてしまうと、さらなるストレスを背負うことになってしまうかもしれません。
3.心が壊れて何もできなくなる
合わない仕事をしていてストレスを感じている中で、一番怖いのが『心を壊してしまうこと』です。心が壊れてしまうと、そもそも仕事ができなくなってしまうことがあります。
「身体の不調すらもメンタルからきている」というケースは往々にしてあります。心がやられてしまう場合は、単純に身体を壊してしまうときとは違い、復活するのに時間がかかります。ストレスがトラウマになって再起不能になってしまうこともあります。
無理をせずに自分のメンタルケアを最優先すべきでしょう。
仕事の合う/合わないは、ストレスのタイプで判断しよう
では『合う仕事』『合わない仕事』はどのように判断すれば良いのでしょうか。なかなか自分で判断しづらいこともあるかもしれません。その仕事が自分に合っているのか、合わないのかを判断するためには、感じているストレスのタイプを分析してみることをおすすめします。ストレスの種類に応じて、仕事が自分に合っているのか・合っていないのかを判断していきましょう。
悪いストレスを感じる仕事は、合わない仕事
仕事をしていて、体調が悪くなってしまったり、気持ちが辛くなってしまったりするのは、悪いストレスがかかっている証拠です。何のために仕事をしているのかわからなくなってしまったり、モチベーションが上がらなくなってしまったりするのも、悪いストレスがかかってることを示しています。
自分の信念や価値観を否定されるような仕事も、あまり気にしていないつもりでも、心には響いていることがあります。自分ではなかなか気づけないという方は、定期的に誰かに話を聞いてもらう場を設けたり、自分を見つめ直す時間を捻出したりすることをおすすめします。悪いストレスがかかっているのであれば、思い切って自分に合う仕事ができるよう、行動をしてみましょう。
良いストレスを感じる仕事は、自分に合った仕事
『ストレス』と聞くと悪い印象を受けがちですが、悪いストレスばかりではありません。中には適度な緊張感の中でスキルアップするために必要なストレスもあります。
「将来やりたいことがあるが、まだ自分にはそのスキルがない」という場合、できないうちはストレスを感じるかもしれません。しかし『できなくて悔しいときに感じるストレス』は、成長の証でもあります。
やりたいことで食べていくためには、苦労も伴います。しかし、その場合のストレスや苦労は、理想に近くためのストレスであるため、他責にせずに取り組んでいくうちに、できるようになりいつの日かストレスを感じなくなっていることでしょう。
合わない仕事のストレスに、押しつぶされる前に…
仕事に「合う」「合わない」を感じてしまうのは誰にもあることです。自分が悪いと責めてしまう人もいるかもしれませんが、単に適性と合っていないだけのことです。ストレスを感じながら仕事をしていても良い結果は出ません。思い切って転職をしてみたり、そもそも会社員が合っていないと感じるのであれば、独立を考えてみたりしても良いかもしれません。
特に、自分の理念がしっかりあり、どうしてもやりたいことがある方は、独立の方が向いているかもしれません。
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<文/ちはる>