2020年、突如私たちの生活を激変させた、新型コロナウイルス。
おそらく世界中のビジネスパーソンが多かれ少なかれ、このコロナ禍をどう生き抜くのかが喫緊の課題となっているのではないでしょうか。
今回お話を伺ったのは、大竹洋平さん。
現在、プロサッカー選手としてV・ファーレン長崎に所属し活躍中の大竹選手。幼少期からサッカー一筋という大竹さんですが、プロ入り後はケガをはじめ様々な困難に直面したそうです。
結果が思うように出ない中、大竹選手は困難にどう向き合い、どう乗り越えてきたのでしょうか。
コロナ禍において、あらゆる「結果」が出しづらくなっている昨今。スポーツ選手はもちろん、ビジネスパーソンも必見の内容です。
大竹洋平さん
プロサッカー選手
Jリーグ・V・ファーレン長崎所属
幼少期からサッカーを始める。
中学時代にFC東京のジュニアユースに所属。高校時代はそのままユースへと上がり、2008年にトップチームに昇格。
その後、セレッソ大阪や湘南ベルマーレなど移籍を経験し、現在はV・ファーレン長崎に所属。
プロサッカー選手として活動する傍ら、自身のYouTubeチャンネル『YOTAKE HOUSE』を運営。サッカーの練習法から現役プロサッカー選手のインタビュー動画など、様々なコンテンツを配信中。
プロデビュー後、2度のケガを経験。決して順風満帆ではなかったプロサッカー選手としての半生
——現在、V・ファーレン長崎に所属し活躍中の大竹さん。まずはこれまでの経歴について伺っていきたいのですが、いつ頃からボールを触るようになったのでしょうか?
物心つく前からですね。たしか3歳とか4歳頃だったかな。サッカーを見て「これをやりたい」と言っていたらしいです。
そこから小学校時代に地元のサッカーチームに入ってからは、もうずっとサッカー漬けでしたね。
中学時代にFC東京のジュニアユースに所属して、高校はそのままユースに。この頃にはもうプロサッカー選手になることしか考えていなくて。
そして高校3年の夏頃に、チームの方からトップチームへの昇格(プロ入り)を打診されたんです。
——その後はプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせたんですね。
はい。プロに入って1年目は特に「試合に出ないと」という意識が強かったですね。
プロ入りの年、3月の開幕戦から途中出場させてもらえることになって。その後4月に行われた試合で初ゴールを決めることができました。
初年度は比較的好調だったのですが、2年目からは少しずつ試合に出られない時期が多くなっていって。
フィジカルを強くするために体重を増やしたりと自分なりにいろいろ試してみたんですが、あんまり思うようにいかなかったんです。
——体づくりの面でいろいろと苦悩があったんですね。
今思えば科学的に正しいやり方で、というよりは「とにかくたくさん食べて体重を増やして」という感じで体重を増やしてしまって。
小学校の頃から、海外の選手のプレーを見て意識していたところがあったんで、とにかくフィジカルを強くしないとという思いが焦りになってしまっていたんです。
僕は「動きのキレの良さ」を評価していただいていたのに、体重が増えたことで、そのキレの良さをだんだんと活かせなくなってしまっていたんですね。
——その後、2度のケガも経験されたと伺いました。
そうですね。移籍して、もう一度FC東京に帰ってきたんですが、そこで膝をケガしてしまって8カ月離脱。
ようやく治った頃に湘南ベルマーレに移籍して、初めてJ1リーグでコンスタントに試合に出させていただいたのですが、そこでもまたケガをしてしまって。
なんとか復調して試合に戻ってくることができた後に、湘南ベルマーレからファジアーノ岡山へ移籍し、2年間プレーさせていただきました。
——そして2019年から現所属のV・ファーレン長崎で活躍されているのですよね。
はい。ベルマーレ時代まではケガで試合に出られない時期もありましたし、岡山では大きなケガなどはなかったものの、自分の中でいろいろと課題感を抱くことも多かったんです。
そして去年から現在のチームでプレーさせてもらっていますが、ようやく試合にも出続けることができるようになりました。
本当はこれを20代前半くらいの年齢で経験したかったんですけどね……(笑)。
でもかなりいい状態で2020年のシーズンを迎えることができて、とても嬉しいです。