エス・エム・エス(東証一部上場)創業者の諸藤氏が率いるベンチャービルダー
REAPRA Venturesの川野真太郎氏と、
先日投資が決まったWILLFU STARTUP ACADEMY33期卒業生の宮入宇秀さん(慶應義塾大学3年)とのトークイベントを開催。
REAPRA Venturesの川野真太郎氏が、学生起業家にとって最初のハードルである”事業領域の選び方”について語ってくれました。
この記事はWILLFU LABに掲載されていたものを転載しています。起業の学校WILLFUは「アントレ独立開業スクール」に統合されました。最新のスクール情報はアントレ独立開業スクールをご確認ください。
「やりたいこと」なんて見つからない
期限を切ったら取り組むべき領域が見つかるかというと、そうではない。
「自分のやりたいこと」を考えていくと、迷子になりやすい。そうではなく、単純に「寝ても覚めてもやっていられることは何か」と考える。
「情熱」とかは、幻想であって、「行動」こそが現実。
「行動」のあとにコミットメントが生まれる。
「情熱」や「やる気」は、一連の「行動」にラベルを貼ったものにすぎない。
結果に関わらず、やり続けられることができることがいい。没頭していて、気が付いたらすごい時間が経過していたよ、という感じ。
また、誰もに共通する答えはなく、起業家自身が自分を知ることが大事。過去を振り返って、没頭してしまっていた行動は何か、そこに共通するものは何かを言語化すること。
その内容の正誤は大きな問題ではない。納得感さえもって始めることさえできれば、また原点に立ち戻ることもできる。また、事業を進めていく中で学習が進んでいくし、情報量に比例して興味も深まっていく。