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「忙しい」を言い訳にせず、働きながら開業準備を進めたい 年間密着取材Ⅱ ~林原さん編 第12回・最終回~

2017年11月10日

1年半後に迎える定年退職までに開業準備をし、退職後は家族を養うため、開業して働き続けたいという林原さん。これまでの経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズに加盟したいと考えているが、実際に加盟しているオーナーさん数名に、直接、経営についての話を聞いてから判断したいと考えている。

林原雄大(仮名)さんプロフィール
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、1年半後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生と高校生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討している。お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヌーやカヤックを取り扱うアウトドアショップ店の開業も選択肢としてあげていたが、自身の経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズ加盟の方向で検討中。現在まだ定職についているため加盟は見送っている。

―加盟検討中のフランチャイズで開業したオーナーへ話を聞きに行きたいとおっしゃっていましたが、情報収集の状況はいかがでしょうか。

残念ながら、進捗は思わしくないですね。アタックリストもまだ作れていません。本業も多忙で、休日も動けませんでした。
以前お話ししたカーセキュリティーシステムのフランチャイズについても、まだ気になっている状態のままです。大手量販店で販売しているようなカーセキュリティーシステムではなく、車種を限定したものを取り扱うのであれば、ニッチな市場ではあるものの、ニーズはあると考えています。そういうフランチャイズがあったら、検討したいですね。

hayashibara

―前回、10月中には開業準備のスケジュールをたてるとおっしゃっていましたが、こちらはどうですか?

こちらも、何も着手できない状況でした。

hayashibara

―2019年4月の定年退職後に独立したいとお伺いしていますが、来年の今ごろはどのような状況になっているのがベストだと考えていますか?

契約の一歩か二歩前には近づいていないといけないと思います。歩幅は狭いですが確実に前に進んでいると思うので、あとは、どのタイミングでアクセルを踏むかですね。

hayashibara

―起業したら、どのような点に気を付けて会社を経営していきたいですか? こんな会社にしたい! などの思いがあればお聞かせください。

赤字を出さないようにしたいです。これだけは最低限守りたいと思います。 その見極めは必要でしょうね。あとは、従業員が雇えるくらいの規模に成長させていきたいと思います。

hayashibara

―独立までのカウントダウンは、会社員生活の締めくくりまでのカウントダウンとなりますが、今までの会社員人生を一言で表すとどのように言えますか?

正直、充実していたとは言えない会社員生活でした。出版業は、本を売ることが全てで、作ることではないと思います。会社は読者のニーズにマッチしていない本や売れるはずのない本を無理やり売ろうとしていて、本当に読者に届けたい本・読者が求めている本を作ることができませんでした。それだけが心残りです。
ただ、自分ひとりで編集・著作したムックを3冊作ったことは良い思い出です。

hayashibara

―年間密着取材も早いもので終わりを迎えますが、この1年間を振り返るといかがでしたか?

本業が忙しいと言い訳をしていて、あまり状況が変わりませんでした。それでも来年の今頃にはフランチャイズ契約の一歩手前くらいの状態にならないといけない! という焦りはあります。
とはいえ、この取材中に独立を宣言することで少なからず物事を前に進めたので、今後は家族・フランチャイズ本部とも積極的に話し合いながら徐々に進めていきたいですね。
カーセキュリティシステムを扱うフランチャイズも気になるので、なんとか働きながらそちらも調べていきたいと思っています。

hayashibara

今回の取材を終えて

林原さんのように、本業が忙しい方は開業準備期間に余裕をもたせるというのも1つの手段。余裕を持ったスケジュールを持っていれば、忙しさにかまけて開業時期を先延ばしにしてしまうということもなくなるでしょう。
まずは無理なスケジュールを立てず、現実的にどこまでならやり切れるかを決めることから始めてみると良いかもしれませんね。

「-SeasonⅡ-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年11月17日(金)。
2017年4月、理想の託児所を開業した菊地さん編(第12回・最終回)予定。
赤字に悩んだ時期を経て順調に黒字化! 次回お楽しみに!

更新日:2017/11/10文:篠原舞 撮影:吉原朱美




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