1年半後に迎える定年退職までに開業準備をし、退職後は家族を養うため、開業して働き続けたいという林原さん。これまでの経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズに加盟したいと考えているが、実際に加盟しているオーナーさん数名に、直接、経営についての話を聞いてから判断したいと考えている。
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、1年半後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生と高校生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討している。お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヌーやカヤックを取り扱うアウトドアショップ店の開業も選択肢としてあげていたが、自身の経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズ加盟の方向で検討中。現在まだ定職についているため加盟は見送っている。
―加盟検討中のフランチャイズで開業したオーナーへ話を聞きに行きたいとおっしゃっていましたが、情報収集の状況はいかがでしょうか。
以前お話ししたカーセキュリティーシステムのフランチャイズについても、まだ気になっている状態のままです。大手量販店で販売しているようなカーセキュリティーシステムではなく、車種を限定したものを取り扱うのであれば、ニッチな市場ではあるものの、ニーズはあると考えています。そういうフランチャイズがあったら、検討したいですね。
―前回、10月中には開業準備のスケジュールをたてるとおっしゃっていましたが、こちらはどうですか?
―2019年4月の定年退職後に独立したいとお伺いしていますが、来年の今ごろはどのような状況になっているのがベストだと考えていますか?
―起業したら、どのような点に気を付けて会社を経営していきたいですか? こんな会社にしたい! などの思いがあればお聞かせください。
―独立までのカウントダウンは、会社員生活の締めくくりまでのカウントダウンとなりますが、今までの会社員人生を一言で表すとどのように言えますか?
ただ、自分ひとりで編集・著作したムックを3冊作ったことは良い思い出です。
―年間密着取材も早いもので終わりを迎えますが、この1年間を振り返るといかがでしたか?
とはいえ、この取材中に独立を宣言することで少なからず物事を前に進めたので、今後は家族・フランチャイズ本部とも積極的に話し合いながら徐々に進めていきたいですね。
カーセキュリティシステムを扱うフランチャイズも気になるので、なんとか働きながらそちらも調べていきたいと思っています。
今回の取材を終えて
林原さんのように、本業が忙しい方は開業準備期間に余裕をもたせるというのも1つの手段。余裕を持ったスケジュールを持っていれば、忙しさにかまけて開業時期を先延ばしにしてしまうということもなくなるでしょう。
まずは無理なスケジュールを立てず、現実的にどこまでならやり切れるかを決めることから始めてみると良いかもしれませんね。
「-SeasonⅡ-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年11月17日(金)。
2017年4月、理想の託児所を開業した菊地さん編(第12回・最終回)予定。
赤字に悩んだ時期を経て順調に黒字化! 次回お楽しみに!
更新日:2017/11/10文:篠原舞 撮影:吉原朱美
過去の記事を一気読み
- 第1回 サラリーマンなら誰しもが経験する終着点。”定年”を機にした起業!
- 第2回 従兄と同様、アフターマーケットでの開業を検討するが現状を聞くと…
- 第3回 3年後に”定年”を控えて起業を検討!既に開業している従兄に相談
- 第4回 カーリペア、表装業と検討を重ね、次はアウトドアショップ経営へ
- 第5回 「まだ定年まで2年ある」と思って甘えている部分も…。
- 第6回 説明会に出席し、カーリペアのフランチャイズへ再び心が動く。
- 第7回 フランチャイズイベント出席も、カーリペア業界での起業へ!?
- 第8回 紆余曲折もいよいよカーリペア業界へまい進!?
- 第9回 定年を見据えた独立・開業の理想と現実
- 第10回 独立に必要なのは踏み出す勇気と…?
- 第11回 独立は勢いではなく納得のいく判断材料をもって
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