「カーリペアのフランチャイズに加盟したい」という意思はあるものの、独立後の収入が安定するかという不安があり、どうしても一歩を踏み出せない林原さん。定年退職という現在の会社でのゴールもせまり、本当にこの選択は正しいのか迷いも出てきました。これまで何度も考えてきたことですが、不安を乗り越え、独立を踏み出すために、必要なものは何なのか。今日も探ってみたいと思います。
定年を見据えた独立・開業の理想と現実 年間密着取材Ⅱ~林原さん編第9回~
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社に入社。現在57歳で、1年半後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生と高校生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討している。お父さまが経営していた表装業や、趣味だったカヤックを取り扱うアウトドアショップ経営も選択肢としてあげていたが、自身の経歴と趣味を生かし、カーリペアのフランチャイズ加盟を検討中。現在まだ定職についているため加盟は見送り中。
――カーリペアのフランチャイズに加盟しているオーナーさんに、話を聞いてみたいとおっしゃっていましたが、状況はいかがですか?
――自信というのは具体的にいうと? お金などの問題でしょうか。
――そうですか。開業準備は少しでも何か動いていれば、悩む時間も少なくなるのではと思います。林原さんは無店舗経営をお考えなので、今から準備できることとして、例えばネット集客の勉強などがあると思うのですが、そういったことは何か考えていらっしゃいますか。
――それはいい考えですね! 林原さんが行動を起こせば、開業の意思表明をご家族にしたときに、より本気度が伝わるでしょうし、ご自身も自信を持って話せるようになるのではないでしょうか。
――ちなみにご家族へのお話は何かされましたか? 独立の意思表明まで行かなくても退職後のことなどでも。
――今はとても不安が強いようですね。林原さんと同じように現在会社員で独立を検討中の方にとっても、今後の林原さんの動向はとても興味深いものになると思います。私たちとしては、応援したいところです。
――会社員にも、確実はないですもんね。早めに情報収集をし、じっくり検討して「これならやっていける!」と思えたら、踏み出せるのかもしれないですね。がんばってください。
今回の取材を終えて
独立が現実にせまってくると、どうしても収入面や本当にやっていけるのか不安に感じてしまうようです。カーリペアのフランチャイズに加盟しているオーナーに話を聞いたり、少しでも情報を集めて、じっくり検討したいと考えていらっしゃるのがとても伝わりました。林原さんのような悩みは、誰にでもあるものだと思います。だからこそ、そこを乗り越えて開業できたら、今後の自信にもつながるでしょう。簡単に言えることではないですが、林原さんの最初の決意を信じて、私たちも負けずに応援し続けたいと思います。
「-SeasonⅡ-長期密着取材! 独立開業への道365日」シリーズ
次回の更新は、2017年9月22日(金)。
2017年4月、理想の託児所を開業した菊地さん編(第9回)予定。
市の認可申請作業は想像以上に時間が必要? 次回お楽しみに!
更新日:2017/9/15文:篠原舞 撮影:吉原朱美
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