【この記事でわかること】
- フランチャイズで開業できる“インスタ映え”スイーツとは
- フランチャイズで開業できる“インスタ映え”スイーツ店のメリット/デメリット
- インスタ映えスイーツ店をフランチャイズで開業した先輩オーナーの声
- インスタ映えスイーツ店を開業できるフランチャイズの一例
スイーツを販売するにあたり、近年よく耳にする「インスタ映え」は必要なのでしょうか。そもそもインスタ映えするスイーツとはどのようなものなのでしょうか。自身でメニュー開発をするハードルの高いインスタ映えするスイーツの販売は、フランチャイズに加盟して開業するのがおすすめです。フランチャイズに加盟してインスタ映えするスイーツ販売で開業するメリットとデメリットをまとめてお伝えしていきます。
※2024年3月時点の情報です。最新情報については各企業のホームページで確認してください。
今、スイーツを売るには“インスタ映え”が必要?
数年前から耳にするようになった「インスタ映え」。今や飲食店、雑貨店、レジャー施設などさまざまなスポットでインスタ映えは意識されるようになってきました。
特にスイーツは若い女性人気が高いことから、インスタ映えを意識して開発されているものが多いです。インスタ映えはスイーツを販売するうえで必ずしも必要な要素ではありませんが、ターゲットや商品によっては意識したほうが売り上げにつながるものもあるでしょう。
下記記事では、ファストフードの市場や、フランチャイズで開業するメリット・デメリットをまとめています。
https://entrenet.jp/magazine/43495/
そもそも“インスタ映え”とは?
そもそも「インスタ映え」とはどのようなものなのでしょうか。
インスタ映えとは、InstagramなどのSNSに投稿したときに見栄えが良いことを意味します。そのため、いわゆる「映え」はインスタ映えに限ったものではなく、SNS映えといわれることもあるのです。
特に画像中心で投稿するInstagramの普及はさまざまなものに影響を与え、ニュースでも若者の間でインスタ映え/SNS映えするスイーツが次々に流行していることが報道されるほどです。
インスタ映え/SNS映えする物の特徴は、スイーツに限らず「見た目がかわいい」「カラフル」「おしゃれな雑誌に載っていそう」「非日常的」「意外性/ミスマッチ」「規格外」「ストーリー性」などがあげられます。これがインスタ映えと一概にいえるものはないため、自己流のインスタ映えを探っていくのも面白いかもしれません。
近年のスイーツ市場と“インスタ映え”の関係性
2022年度における和洋菓子・デザート類の市場規模は1兆5,987億円(前年比104.1%)でした。なお2023年の見込みは1兆6,332億円と前年比2.2%増を予測しています。大幅ではないものの市場の成長がみられるため、今後も安定した売り上げを立てられる市場といえるでしょう。
また、Instagramの成長も衰えを知らず、インスタ映えは若者を中心に注目され続けています。行ってみたいお店や食べてみたいものをInstagramで調べる人も多く、口コミ的な役割を果たすInstagramの存在は、スイーツ販売に限らず事業を経営するのであれば無視できないでしょう。
飲食フランチャイズにおけるロイヤリティの相場や、支払うことで受けられるメリットを知りたい方は下記記事を参考にしてください。
https://entrenet.jp/magazine/43907/
フランチャイズで開業できる“インスタ映え”スイーツとは
インスタ映えするスイーツのお店をフランチャイズで開業しようと思ったらどのようなコストがかかるのでしょうか。初期費用やランニングコストの内訳をお伝えします。
まずはフランチャイズの仕組みを知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
https://entrenet.jp/magazine/25755/
フランチャイズで開業できる“インスタ映え”スイーツ店のメリット
フランチャイズに加盟してインスタ映えするスイーツ店を開業するのには、どのようなメリットがあるのでしょうか。下記は、インスタ映えするスイーツ店に限らずフランチャイズに加盟することで得られるメリットです。
フランチャイズに加盟して開業すると、自力では手がけられないような大掛かりな集客の恩恵が受けられるなど、さまざまなメリットがあります。
次に、インスタ映えするスイーツ店ならではのフランチャイズに加盟するメリットをみていきましょう。
流行の最先端で集客が可能
スイーツは季節性はもちろん、トレンドを押さえ売り時を見極めて販売するのが重要です。インスタ映えの特徴を紹介しましたが、これらにもトレンドがあります。そのため、最先端のインスタ映えスイーツをいち早く販売することでより集客力がアップし、売り上げにつながります。
本部の事業規模が大きいフランチャイズは、トレンドのキャッチアップだけでなく商品開発のスピード感が個人よりも早いケースも多いです。そのため、インスタ映えの戦略を本部から提供してもらうことで、売り上げアップが期待できます。
下記記事では、フランチャイズで宅配ピザを開業するメリットとデメリットや、成功のためのポイントなどをまとめています!
https://entrenet.jp/magazine/43157/
シンプルなオペレーション
インスタ映えを狙おうとすると、どうしても豊富な種類のメニューを取り揃えないといけないと思ってしまう人も多いかもしれません。
しかし、インスタ映えするスイーツを取り扱うフランチャイズの多くは、利益を最大化するためにあえて種類を増やしすぎないようにしている傾向があります。
販売するスイーツの種類を少なく抑えることでシンプルなオペレーションが可能となったり、特別な技術を要さなかったりするため運営しやすいというメリットがあります。
計算された見栄えのスイーツを提供できる
個人でインスタ映えするスイーツの商品開発をしようと思うと時間がかかってしまうことはもちろん、コストの問題で思った通りの見栄えにできなかったり、再現性が低かったりとハードルがとにかく高いです。
それに対してフランチャイズであれば、見栄えのデザインから味を保証する商品開発まで、それぞれの分野のプロが一丸となってインスタ映えするメニューの考案を行います。そのため、見栄えが良いことはもちろん、味が良く、品質の高いスイーツの提供が可能となります。
下記記事では、イタリアンレストランをフランチャイズで開業する方法や、メリット・向いている人の特徴などを解説しています。
https://entrenet.jp/magazine/43669/
フランチャイズで開業できる“インスタ映え”スイーツ店のデメリット
フランチャイズに加盟してインスタ映えするスイーツを提供するためには、以下のようなデメリットがあることを理解しておかなくてはいけません。スイーツ店の開業に限らず、フランチャイズに加盟している限りは以下のデメリットとうまく付き合っていく必要があります。
インスタ映えするスイーツ店だからこそ注意しなくてはいけない最大のデメリットは「契約年数」です。スイーツブームもインスタ映えのトレンドも、どちらも流行り廃りのスピードが著しいです。
そのため、「流行っているから」と参入してしまうと、初期投資費用を回収する前にブームが去ってしまうリスクがあります。資金回収ができるよう、フランチャイズ本部自体が次の流行りに乗っていけるだけの実力があるかどうかは、加盟する前に見極めなくてはいけない大きなポイントとなるでしょう。
1つのスイーツのみを扱うフランチャイズだとブームが去った後の巻き返しが大変です。そのため「スイーツ以外にも別のメニューを扱っているか」「別の商材に切り替えたりすることは可能か」なども確認したいポイントです。
下記記事では、フランチャイズと代理店の違いや、それぞれの特徴を解説しています!
https://entrenet.jp/magazine/26940/
“インスタ映え”スイーツ店をフランチャイズで開業する際の注意点
フランチャイズに加盟してインスタ映えするスイーツ店を開業する際、以下の2点に注意する必要があります。
特にインスタ映えするスイーツの流行り廃りは早いです。そのため、本部がいち早く流行をキャッチアップしてメニューの開発をスピーディーに着手できるか、競合店が出てきた際の対処方法を適切にリードしてくれるかが重要になります。
本部との関係構築ができているかも、サポートを手厚く受けられるかに関わってくる重要なポイントです。
フランチャイズ本部が話すビジネスモデルや将来性、黒字化の平均が気になる方は、下記記事を参考にしてください!
https://entrenet.jp/magazine/44516/
“インスタ映え”スイーツ店をフランチャイズで開業した先輩オーナーの声
フランチャイズに加盟してインスタ映えするスイーツ店を開業してきた先輩オーナーを紹介します。先輩オーナーの生の声を聞いてみることはフランチャイズ本部を選ぶ際にも、インスタ映えするスイーツの業界で事業を経営していくかを決める際にも役立つでしょう。
美容系フランチャイズの成功者の声を知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
https://entrenet.jp/magazine/43718/
開業初月の月収は100万円。毎日30分で売り切れているという安井 丈晴さん
商売にもともと興味があった安井さんは、営業職として20年勤務していたたばこメーカーを早期退職し、退職金を活用して独立しました。
正直、「短時間で売り切れる」コンセプトに半信半疑だったという安井さんですが、実際にオープンしてみて毎日30分で売り切れる光景を目の当たりにし、やはり誇大広告ではなかったと実感しているそうです。
“インスタ映え”スイーツ店を開業できるフランチャイズの一例
ここからは、フランチャイズに加盟して開業できるインスタ映えするスイーツ店を2つご紹介していきます。気になるところがあれば、ぜひチェックしてみてください。
纏matoi
纏とは、インスタ映え間違いなしのフルーツたっぷりの断面が美しいフルーツサンドのフランチャイズです。フルーツの入れ方やカットする方向次第でさまざまな表情になるフルーツサンド作りは、自分で試行錯誤できる楽しさがあります。
原材料や販売するメニューに縛りの多いフランチャイズ本部が多い中、纏では原材料に縛りが無く、フルーツサンド以外にフルーツジュースやプリンなども販売できるため、経営の自由度が高めなのが特徴です。
シャトレーゼ
シャトレーゼは全国に直営店を含め500店舗以上を展開するスイーツ販売のフランチャイズです。20年に渡りスイーツショップを牽引してきた業界大手のため、そのブランド力や商品開発力は凄まじいものです。
店長トレーニングのようなさまざまな教育制度が充実しているため、経験者はもちろん業界・経営未経験者でも安心して事業を運営できる安心の本部といっても過言ではないでしょう。
まとめ
インスタ映えは、今やスイーツを販売するうえで意識せざるを得ないといっても過言ではない重要なポイントになりました。流行り廃りの早いスイーツブームにトレンドのキャッチアップが重要なインスタ映えを掛け合わせたこの業界は、個人で商品開発から販売までを担うにはハードルが高いといえます。フランチャイズに加盟して、本部の力を利用しない手はないでしょう。
<文/ちはる>