カテゴリー

税理士ドットコム

起業

「自己成長できそう」「やりがいがありそう」などの理由から、スタートアップで働いてみたいと考えている人は多いでしょう。少人数体制であることの多いスタートアップには、一人ひとりの裁量が大きく、より幅広い業務を経験できるという特長があります。いずれは自分で事業を起こすために、スタートアップで経験を積みたいという人もいるのではないでしょうか。本記事では、スタートアップで働く方法とメリット、混同しがちなベンチャー企業との違いについて解説します。 (さらに…)
出会い。 友人や学校、趣味、そして今の職場や仕事まで、人生は様々な人やモノ・コトとの出会いの連続です。 たくさんの「ステキな出会いやきっかけ」があれば、それだけ人生が豊かになる。そう言っても過言ではないのかもしれません。 今回お話を伺ったのは、アニめし料理研究家の坂本星美さん。 (さらに…)
個人事業主として1人で独立するか、法人を立ち上げ起業するか。 業種によっても異なりますが、開業そのものにお金がかからないこと、従業員を雇うことでの固定費が発生しないことから、まずは試しに1人で開業する人も少なくありません。 今回お話を伺った荒木雄志さんもその1人。荒木さんは株式会社ミライトオンの代表取締役で、主にVTuberのプロデュース業や楽曲制作などを手掛けています。 (さらに…)
起業したくても、「いったいいくらかかるんだろう」「そんなに大きなお金は準備できない」「だけど借金するのはやっぱり怖い」と考え、ためらう人は多いのではないでしょうか。 しかし、さまざまな制度や手法を活用すれば少額投資からスタートすることはできます。 クラウドファンディングを活用して、自己資金「0円」で独立して現在はうまく商売を回している…というような体験談をネットニュースで見たことはありませんか? 周りには、“イマドキ”の方法で起業をされた方もたくさんいらっしゃいます。 「できない」ではなく「どうしたらできるのか」を、この機会にちょっとだけ想像してみるのもいいかもしれません。 (さらに…)
30歳。 お金、夢、彼氏、全部なし。 「ないない」だらけの人生からたった4年で、今や年商1億円を超える女性経営者への道を駆け上がっていったのが、今回お話を伺った鈴木実歩さんです。 「普通のOLが年商1億超えの女性経営者になる」 一見、華々しいイメージがありますが、実は全くそんなことはありません。 (さらに…)
PROFILE
荒井潤一さん(61歳)
(株)とことん/福島県郡山市
大学卒業後、バーチャルリアリティの開発を経て、2001年にNテクノロジーを設立するも倒産。12年、「とことん」を創業し、再起。現在は画像処理系の機械学習ソフトの受託開発や、写真の第一印象をよくする「みちがえ~る」などを展開している。 (さらに…)
声優一筋、20年。 今回お話を伺った、立花慎之介さん(トップ画像左)と福山潤さん(トップ画像右)は、誰もが知るアニメやゲームに出演する、超人気声優です。 声優として20年のキャリアを持つ彼らが、この春から新たに挑戦したのは、なんと起業。 (さらに…)

2018年12月29日

PROFILE
金谷宏さん(63歳)
(株)KDP/大阪市港区
高校卒業後、大阪で電車との接触事故を起こす。運送会社で働きながら賠償金を完済。別の運送会社を経て、「家族を養うため」物流関係の仕事で1991年に起業。その後、物流人材の派遣サービスに進出、現在に至る。自身は2009年に会長職についた。 (さらに…)

2018年12月11日

PROFILE
竹内志朗さん(84歳)
(株)シュプール/大阪市中央区
1933年生まれ。中学3年生の時にシェイクスピアの舞台を見たのをきっかけに、舞台装置家を志す。高校卒業後は、舞台装置の仕事と並行してテレビのタイトル字やテロップを担当。「探偵!ナイトスクープ」「剣客商売」など多くの人気番組を手がけた。現在も、時代劇映画のタイトル字や舞台装置のデザインで多忙。 (さらに…)

2018年10月30日

9月14日(金)・15日(土)の2日間にわたり、東京ドームシティ内のプリズムホールにて「アントレフェア2018」が開催されました。 「アントレフェア」とは多くのフランチャイズ本部や代理店本部がブースを出展し、加盟についての詳細を直接会話することができる年に1度のイベント。さまざまな業界のブースがあるので、1度に多くの情報を集めることができます。 さらに、資金調達や会社設立、起業の税務相談など、各分野に特化した専門家ブースもあるので、その場で相談することも可能。自分で探してあちこち足を運ぶことなく、業界市場や最新トレンド、経営に必要な知識についても効率よく収集できるイベントなのです。 今回は、そんな2日間の「アントレフェア」を体験取材! 本気で独立・起業を考える人で大盛況だったイベントの様子をお届けします。 「知らなかった」「残念ながら参加することができなかった」という方は、次回の予習も兼ねてご一読ください。

アントレ編集長が会場のまわり方を教えてくれる!? 企業ブースを訪問する「比較ツアー」に密着

受付では、講演のタイムスケジュールや会場マップが入ったバックを受け取ります。 講演は何時から? どんな企業がブースを出しているの? と迷っていると、会場の回り方やコツを説明してくれる入口スタッフが来場者を誘導してくれました。 どのようにフェアを回るかは個人の自由ですが、このような説明があるだけで、会場内で行われている各種イベントをある程度把握することができます。 会場に入って最初に目に留まったのは、「比較ツアータイムスケジュール」の看板。 「比較ツアー」とは、「副業」や「自宅で開業」など、参加者の希望のテーマに沿った企業をツアー形式で周り、比較しながら検討できるというもの。 複数人のグループを作って出展ブース(3〜5社)を回る、予約制のイベントです。 1時間ほどで効率的に情報収集することができるので「どの企業に話を聞けばいいのか分からない」「広い会場内を探し回るのは大変」という方にはおすすめのツアーです。 今回は、ツアーテーマの1つにある「編集長と行く!アントレフェア」に参加してみることにしました! こちらがアントレ編集長・菊池保人さん。 菊池編集長が各企業ブースに直接案内してくれるので、初めての参加で右も左も分からない方にとっては心強いですよね。また、3人程度のグループでまわるので、「1人で話を聞くのは不安」という方にとっても安心です。 それでは菊池編集長、よろしくお願いします! ブースに着くと、各フランチャイズ本部の担当者から開業資金や業界、市場について、分かりやすく丁寧に教えていただけます。 説明を聞いている途中で少しでも疑問に思ったことがあれば、「これ、どういうことですか?」と気軽に質問・相談することも可能。何か不明な点があればその場で確かめ、疑問を解消することができました。 もちろん、「自分のペースでゆっくりと話を聞きたい」「お目当ての企業の話のみを聞きたい」という方は個別で企業ブースを訪問できるので、積極的に会場内を回ることをオススメします。 素敵な笑顔で丁寧に案内してくださった菊池編集長、ありがとうございました!

魅力たっぷりの企業ブースを紹介!

ここではツアーで回った企業ブースをご紹介します! まずは、今年で80周年を迎える工具の高級ブランド「マックツールズ」の日本国内事業を展開するマックメカニクスツールズ株式会社。 企業ブースに着いた時は、大きな車が乗り入れてあってビックリしました(笑)。 株式会社サンライズのフランチャイズ加盟店である、完全テイクアウト型メロンパン専門店「Melon de melon(メロン・デ・メロン)」のブースでは、メロンパンの陳列もありました。 車からメロンパンまで、様々な企業がブース出展しているのも「アントレフェア」の魅力のひとつです。 また企業ブースの中には、こうして商品を購入して試食・試飲できたり、その企業ならではのさまざまサービスを体験することができるので、全てのブースを回ってみたくなりますね!

開業資金の融資ノウハウを、専門家に無料で相談できる!【独立開業無料相談コーナー】

会場の奥には、「独立開業無料相談コーナー」があります。 ここでは日本政策金融公庫など、融資や会社設立の専門家から直接アドバイスを受けることができます。 名前の通り、いくら話を聞いても無料なので、資金調達、会社設立、税務相談について少しでも疑問に思っていること、悩みがあれば気軽にどんどん聞いてみましょう!

【企業・ゲスト講演】日替わりで杉村太蔵氏や、藤原和博氏ら豪華ゲストが登壇! 開業時に取り組むべき重要課題を学ぶ

講演スペースでは、2日間で合計10社の企業公演と、8名の方々による豪華なゲスト講演のコーナーも設けられています。 その中でも特に大盛況だったのが、9月14日(金)に行われた、元衆議院議員で、現在はタレントとしてもご活躍されている杉村太蔵氏によるスペシャル講演です。 「バカは活きる」をテーマに、プライドを捨てた男の人生から学ぶ自分らしさが活きるキャリア論を熱弁。杉村氏の実体験を元にした貴重なお話を語ってくださいました。 企業講演では、会場にブースを出展している各企業担当者が、各々掲げる経営理念やビジネス戦略、開業資金などを、画像や映像を使ってわかりやすく説明してくれました。 また、9月15日(土)には、藤原和博氏のスペシャル講演が大盛況!『戦略的「モードチェンジ」のすすめ』をテーマに、ホワイトボードを使って「100万人に1人の人材」になるためのキャリアアップ論を解説。ご自身の経験もふまえ、迷える世代に向けてアドバイスを送ってくれました。 こうした講演は、普段ならなかなか聞く機会のない著名人の実体験に基づく話を聞ける貴重なチャンスでもあります。 加えて、独立開業の専門家からお金の借り方、副業のはじめ方、フランチャイズの開業資金といった起業ノウハウを一気に聞くことができるので、独立・開業を考える方にはぜひ参加していただきたいイベントですね!

シールを集めて豪華プレゼントをゲット!

この「アントレフェア」は、講演を聞いたり、企業ブースを回るだけではありません。参加者なら誰でもチャレンジできる「シールラリー」というものが常時開催されているのです。 こちらは、来場時にもらえる上記画像のカードに、企業を1社訪問する、もしくは企業講演に参加するごとにシールが1つもらえます。 最終的にこのカードに3つ以上のシールを集めることができれば、会場出口にある特典ブースで豪華なプレゼントをもらうことができます。 シール3〜4枚で「独立関連書籍」、シール5枚で「クオカード500円+独立関連書籍」がゲットできちゃいます! こちらがシールを3枚以上集めると貰える独立関連書籍一覧です。 講演した方の書籍も用意しているので、ぜひいろいろな企業を訪問したり講演を視聴してシール集めにもチャレンジしてみてください。このような本を読むだけでも、これからの独立準備に向けて大いに前進することができそうですね。

独立・開業を考える人は必見! 起業家マインドとノウハウを得て、新たな1歩を踏み出そう!

各企業ブースや相談コーナーでは「開業に必要なノウハウ」、起業家や著名な方々の講演では「起業家マインド」を学んだ2日間。これから独立・開業といった新たなビジネスの世界に挑戦するにあたって、欠かせない要素が全て集まったイベントでした。 「独立・開業について考え始めたばかり」「起業するにはどんな知識が必要で、どんなスキルを磨くべきなのか分からない」という方でも基礎からしっかりと教えてくれるので、今回参加できなかった人は、次回の「アントレフェア」へぜひお越しください! アントレ公式キャラクターの「アントラ」くんも待ってますよ! また、メルマガ会員になれば常に有益な情報がもらえるので、登録しておくと便利です。LINE公式アカウントもあるので、そちらもチェックしてみてくださいね!
※また「アントレフェア」の小規模バージョンの「アントレアカデミー」も随時開催しています。 10/23(土)@大阪 10/27(土)@東京 11/10(土)@愛知
お電話での受付はコチラから 0120-854-080
(取材・文=佐藤主祥 https://twitter.com/kazu_vks

2018年10月19日

「起業したいけど、何から手をつけていいか分からない…」 「起業するには、いったいいくら必要なの?」 独立・起業に関してさまざまな悩みがありますが、1番頭を抱えるのはやっぱり「お金」に関する悩みではないでしょうか。 今回からスタートする「税理士が教えるお金と起業」シリーズ。 (さらに…)

2018年10月16日

「将来をあらかじめ見据えて、点と点を繋ぎ合わせることはできない。できるのは、後から繋ぎ合わせることだけだ。」 Apple創設者であるスティーブ・ジョブズの名言にある通り、一見するとバラバラに思えることが思わぬ形で繋がった、という経験をした人は少なくないのではないでしょうか。 今回お話を伺ったのは、株式会社wwwaap(ワープ)の代表取締役である、中川元太さん。 中川さんは株式会社wwwarpの代表として、SNSで活躍する漫画家のマネジメント・キャスティング事業に取り組んでいます。 中川さんは、まさにスティーブ・ジョブズのこの言葉のように、自分の人生のあらゆる経験をつなぎ合わせたからこそ、現在の株式会社wwwaapがある、と語ります。 今回は、中川さんが歩んできた道のり、そして「経験の点を線で結ぶこと」について、お伺いしました。
<プロフィール> 中川元太(なかがわ・げんた)30歳 株式会社wwwaap(ワープ)・代表取締役 2010年に新卒でインターネット広告代理店の株式会社セプテーニに入社。札幌営業所で所長を経験後、2013年より同グループの新規事業で、漫画アプリ『GANMA!』を運営するコミックスマート株式会社の立ち上げメンバーに選ばれる。 『GANMA!』が軌道に乗った後、自分でゼロから事業を立ち上げたいという思いを胸に、2016年に独立を決意。 SNSでフォロワーを持ち、有数の才能がありながらも仕事が無く、漫画家を本業にしたくても出来ない、悪条件な仕事に苦労する漫画家が多い現状に疑問を持ち、「クリエイターとして生きる選択肢を増やす」ことをミッションとして、株式会社wwwaapを立ち上げる。 漫画・イラスト制作及び漫画家を中心としたSNSマーケティング事業の他、キャラクターやアニメの開発及び海外展開するIP事業など、漫画家が活躍できる独自の事業を展開。

自分にしかない価値を生み出す。「キャリアを掛け合わせる」という発想

ー現在、SNSで人気の漫画家のマネジメント・キャスティング事業を展開されている中川さん。起業に至るまでの経緯を教えてください。
中川さん 私は、新卒でインターネット広告代理店の株式会社セプテーニに入社し、最初の3年間は、北海道の営業所に勤めていました。3年目から所長となり、営業戦略を任されるようになりました。 4年目になる時に、セプテーニの新規事業で、漫画アプリ『GANMA!』を運営するコミックスマート株式会社の立ち上げメンバーに選ばれました。
ー「GANMA!』といえば、多くの人にダウンロードされている漫画アプリで、大きな人気を博しています。
中川さん 漫画業界のコネも経験も一切ない事業をゼロから立ち上げて、一定の形まで作り上げられたのは面白かったですし、とても良い経験をさせてもらいました。
ーしかし中川さんは『GANMA!』から離れ、会社を退職するという道を選ばれました。なぜでしょうか?
中川さん 立ち上げから携わってきたサービスではありましたし、今でも強く愛着をもっていますが、やればやるほどに『GANMA!』がここまで育てられているのは、セプテーニグループという土台があるから、と感じるようになりました。 大成功して、週刊少年ジャンプを超える世界一の漫画サービスになった瞬間を毎晩のようにイメージしていましたが、どうしても心の底から喜ぶことができない自分がいることに気が付きました。 その気持ちに気づいた時、自分自身がリスクと責任を持って事業をつくり、納得できる手段で仕事をしたいと思うようになり、退職を決意しました。 また、セプテーニ社長の佐藤さんに強い影響を受けていて。佐藤さんは、セプテーニを広告代理事業で数百億規模の会社に育て、その上で新規事業として、本人が大好きでもある漫画領域の事業にビジネスチャンスを見出し、自らが社長となり舵取りをしていました。 自分の好きなことで成功をするためには、その前に得意なことで結果を出さなければならないと痛烈に感じましたね。なので、退職を決めた後はどうすれば最も結果を出すことができるのかばかり考えていました。
ー退職して何をする、というのは決まっていたのでしょうか?
中川さん 具体的に何をするかをすぐに決められなかったので、1年という期限を設けて、戦略的にフリーランスとして働いてみることにしました。
ー戦略的にフリーランスとして働く、ですか?
中川さん はい。僕は天才ではないので、仮説と考察でやるべきことを見つけられないと感じました。 だからこそビジネスの中からビジネスの種を探すしかないと思い、起業という選択肢も含めて、「いつ・誰と・どこで・何をする」を見定めるために、異なる成長産業のベンチャー6社ほどで毎日交代で働く生活を、1年限定ですることにしました。
ーその活動の結果、最終的にはどのような発見があったのでしょう?
中川さん 関わり方も出来る限り同一職種にしないように、色々やるようにしていました。 採用企画やアライアンス交渉、新規事業案出し等をやっていましたが、結局1番武器になったものは、前職で培ったWebマーケティングのスキルでした。グロースハックや、広告メニュー開発と販売、営業メンバーの教育等が最も提供できた価値が大きかった気がします。 そしてもう1つ、武器になりそうなものがありました。それはSNSで活躍する漫画家たちとの繋がりです。
ー『GANMA!』時代にお知り合いになった方ですね。
中川さん はい。『GANMA!』立ち上げ当時は人も少なかったので、アプリのマーケターもやりつつ、漫画家たちと作品を作り上げていく編集の仕事もやっていたんです。 そこで漫画家たちとの接点が生まれました。 退職してフリーランスとして働いていた時に、ふとインフルエンサー市場の盛り上がりと広告費相場を見て、気がついたんです。 「広告主がインフルエンサーにこれだけ高い金額を払っている一方で、漫画家は数十万フォロワーいる上に一般的なインフルエンサーよりはるかに拡散力があるのに、それにふさわしい収入を得ている漫画家はほとんどいないんじゃないか」って。 そこで試しに某大手飲料メーカーさんからご発注をもらって納品したところ、キャスティングした3名の作家全員が、人気女優の12倍以上のリツイートを叩き出し、広告主から大変評価頂きました。そして、漫画業界の相場の10倍の原稿料を支払う事ができ、漫画家からも感謝の言葉をいただきました。 そのときに「この事業は、広告主・漫画家・自分の三方良しを実現できる」。そう実感し、会社を立ち上げることにしました。
ー前職のWebマーケティングの知識、漫画の編集のノウハウにコネクション、そして漫画家たちの課題…。全ての点と点が線で繋がったんですね。
中川さん そうですね。私にとっての過去の経験のいくつかが線で結ばれた瞬間でした。 インフルエンサーの広告市場は伸びており、さらに漫画は世界に対して日本が優位性を持つ数少ない産業の1つであることから、今の私が価値を生み出せる最大の方法は、【Web広告】と【漫画の編集】という2つのキャリアを掛け合わせることだと考えました。

経験の数が必ずキャリアの役に立つ。起業後も新たな可能性を模索し続けているワケ

ー「キャリアの掛け合わせ」とは、とても興味深い発想です。詳しく教えていただけますか?
中川さん 自分が経験したキャリア、もしくは経験の数を、そのまま「自分の人生における点の数」とします。 ある経験がある経験と繋がり、新たな線が生まれ、場合によっては価値が生まれます。 社会人になってからのキャリア、学生時、人によっては幼少期の頃の経験が、自分の中の別の経験と結びつき、価値を生み出すことだってあるでしょう。 いつ、なにが、どういう形で役に立つのかは、予測がすごく難しいです。 「どのようなキャリアや経験が、自分に活きるのか」を予測することももちろん重要ですが、「過去に経験したキャリアや経験を、どのように活かすのか」からのほうが考えやすいと思っています。
ーそれが「キャリアの掛け合わせ」である、と。
中川さん 漫画家は営業やマーケティングを得意としない人が多く、自身の市場価値を把握し的確に自分を売ることが出来ていない人がほとんどです。そもそも漫画業界自体が「(漫画雑誌で)連載し書籍を売ること」が第1に考えられ、広告も含めたその他のビジネスの優先度が低く捉えられているように感じます。 一方で広告業界に漫画家のつながりを持つ人は、ほとんどいないと思います。 私も『GANMA!』に携わるまで漫画業界に1人の知り合いもいなかったため、立ち上げ当初は本当に大変でした(笑)。 漫画編集経験がある人も少ないため、いざ企業が漫画を活用しようと思っても誰に相談してよいかわからない、あるいは理解不足によるトラブルだらけ、というケースをよく目にしました。 漫画業界と広告業界、その2つのスキルを併せ持つ人間は世界規模でもそんなに多くはないはずで、私がそれぞれの分野で1流ではなくても、掛け合わせることで私だから生み出せる価値があると感じました。
ーとても良く分かりました。それでは、株式会社wwwaapの事業について教えていただけますか?
中川さん 「クリエイターとして生きる選択肢を増やす」ことをファースト・ミッションとして、SNSで人気の漫画家・イラストレーターを中心とした クリエイターのマネジメント・キャスティング業を行っています。 具体的には、企業の商品やサービスを紹介する漫画を制作し、作家の拡散力を生かしウェブ上で認知の拡大を図る 「インスタグラマーやYoutuberの漫画家版」サービスを展開しています。 また、漫画やイラストの制作だけではなく、キャラクターやスタンプ制作、アニメーションなど、クリエイターの「おもしろい」「やりたい」「やれる」をビジネスに結びつける、企画から生み出す仕事が増えています。
<株式会社wwwaapとゆかりのあるマンガ家さんのイラスト>

「何もしない」のは1番良くない

ーそれでは、これからどのような事業に挑戦しようとお考えですか。
中川さん 広告事業のみならず、彼らの生み出す作品のプロデュース業を行いたいです。もちろん広告の仕事が好きなクリエイターもいますが、それだけでは多くのクリエイターの本当の幸福に寄り添うことができないと、この事業をやって感じているためです。 自由な創造から、もっと面白いものが生まれると思いますし、それを収益としてクリエイターに還元出来るようにしたいです。 直近では『カエル王子といもむしヘンリー』というオリジナルキャラによるアニメをTOKYO MXにて2018年7月より放映開始致しました。中国など海外での展開も予定しています。   SNSで人気のクリエイターとは「拡散力がある」だけではなく「人の心をつかむクリエイティブ制作能力がフォロワー数により実証されている」存在だと考えています。 実際彼らが創り出すものは本当に面白くクリエイティブなものばかりで、仕事ながらいつも提出を楽しみにしています。 現状はIP事業からですが、今後はそんな彼らの創る作品そのものを売るアート事業を、特に海外展開を中心にしていきたいと考えています。 目指す方向性として、「MoMA(ニューヨーク近代美術館)に展示されるクリエイティブを排出する」をセカンドミッションと考えています。
ーこれから起業や独立を目指す方へ、アドバイスをいただけますか?
中川さん あくまで私の考えですが、話してきたとおり一部の天才以外は自分のキャリアや特技が、どの市場でどう活用することで最も市場価値が出るのか見極めることは重要だと思っています。 例えばWeb業界では一般的な知識でも、地元の不動産屋さんにとっては誰も教えてくれない貴重なノウハウであることは多々あります。 ただそれ以上に、その事業をすることが自分のエゴイスティック(利己的)な欲求に沿っているのかも、事業を成長させるために重要な要素だと思っています。 なぜなら基本的には人間は自身の欲求を叶えるときが最もパワーが出るものであり、個人のエゴを叶えるための活動で、結果多くの他人の幸福に貢献することが、事業をすることだと思っているからです。 僕の当初持ち合わせていたエゴは、「ビジネスマンとして絶対的な結果を出すこと」でした。それが結果、クリエイターへの貢献につながったことが、僕の1番の幸運だったと思っています。 そして、自分が客観的に価値を見極めることと、やりたいことを見つけるためには、経験の量(=点の数)を増やすしかないと思います。 自分が選べる選択肢も、そして欲求も過去の原体験からしか生まれないからです。クリケットをやったこともないのに「クリケットの審判になりたい」とは思わないですよね。 でも、自分がコレ! と思う原体験は狙って作れるものではないので、とにかく動くしかないと思っています。それは必ずしも転職することや社外で挑戦することだけではなく、今、目の前の仕事によりコミットすることで経験を深めることも手段の1つだと思います。
ー行動して得た経験の先に、道が開かれるんですね。
中川さん その通りです。 独立・起業をする人としない人の差は、能力や資金の有無、勇気ではなく、その決断をするための情報をもっているかだと思います。 起業は一般的にはリスクと捉えられがちですが、私はあまりそう感じていませんでした。周りに起業家が多かったことと、複数の会社で働いたことで失敗しても働き口が数多くあることを実感していたからだと思います。 数兆円規模のM&Aだとか、エベレストに登るだとか、一般的には無謀と思える挑戦も、当人にとっては経験と情報からその決断に足りうる勝ち筋が見えているはずです。 人は知らないことは怖いです。だから死も怖い。情報を持ち、数多くの視点と視野を持っていれば、独立・起業をすること、もしくはしないことのリスクに対して客観的になれるはずです。 本やネットで調べることももちろん良いと思いますが、1番は自分で体験することだと思います。私も本当にまだまだなので自戒も込めてですが、とにかく動き続けることでしか自分の欲しい未来は切り開けないんだと思ってます。
声優一筋、20年。 今回お話を伺った、立花慎之介さん(トップ画像左)と福山潤さん(トップ画像右)は、誰もが知るアニメやゲームに出演する、超人気声優です。 声優として20年のキャリアを持つ彼らが、この春から新たに挑戦したのは、なんと起業。 (さらに…)
次の20件を表示 
1 2 5
税理士ドットコム
税理士ドットコム
Line

月間アクセスランキング

注目先輩レポート一覧

カテゴリー

注目のキーワード

アントレ

独立、開業、起業をご検討のみなさまへ
アントレは、これから独立を目指している方に、フランチャイズや代理店の募集情報をはじめ、
さまざまな情報と機会を提供する日本最大級の独立・開業・起業・フランチャイズ・代理店募集情報サイトです。

会員登録はコチラ

アントレ公式ページ